2015年6月20日土曜日

6月11日~12日 えりも岬ツーリング その3

国道235号、通称サラブレッド街道。
おそらく北海道の海岸線の道路で混雑具合が1、2を争う道路です。
少なくとも自分が走った海岸線でもっとも渋滞していた記憶があるのはこの235号と道南は函館方面の森⇔八雲です。
ともに追禁区間が長く鈍足車をパスできないという理由があり、235号のほうはこれに加えて信号が多いという理由でさらに混雑具合が増している感じがあります。
さらに現在JR日高線が災害で運休しており代行のバスが走っておりましてこれがさらなる渋滞の原因ともなっております。
つまり、えりも岬に西側から行くには渋滞を覚悟しなければならないというわけです。
迂回路はないのか?!
ついそう叫びたくなるほどの低速走行を強いられ発狂しそうになるのですが、迂回路はございません。
少し調べると東静内のあたりから道道に入って日高中央広域農道という道があるのですが、最終的に日高幌別の北約6キロほどの地点でまた国道に戻らなければならないのであまり意味はなさそうです。
広尾町に抜ける天馬街道国道236号に抜けるにはいいのですがえりも岬に行くにはちょっと使いにくそうな道路になるでしょう。

長々と書きましたがひたすら我慢を重ねて走り続けました。
休憩を取るとせっかくぶち抜いた鈍足車をまた処理しなければならなかったのでともかく走り続け…
16時30分頃、道道34号にて撮影しました。


写真でおわかりになると思いますが晴れております。
過去に何度かえりも岬に訪れたことがありますが全て晴れておりました。
よく濃霧が発生し何も見えないという状態になるらしいのですがどうやら自分はえりも限定晴れ男のようです。
そういえば以前に訪れた時もずっと雨の中を走り続けえりも岬だけ晴だったなんてこともありました。

写真の撮影場所から岬まではすぐそこで、到着してまずは定番の写真撮影を行いました。
えりも岬駐車場

レンズが汚いorz

この写真、いつも青空

看板も変わりなし

これ、風の館の階段を降りないとダメなんですね

青春☆こんぶ神社
ここまできたなら無敵食堂でえりもラーメンを食べずにはいられません。
じつは自分は何度か訪れておるにもかかわらず青春☆こんぶ神社を見たことがありませんでした。
今回はしっかり見て帰ろうと思っておりましたので無敵マスターに「スクール水着」と申し出て粗品まで頂戴して撮影してきた次第です。

つづく

2015年6月17日水曜日

6月11日~12日 えりも岬ツーリング その2

予定のルートは国道337号から道道(県道)をつないで国道234号に入り苫小牧から日高自動車道(無料)に乗るというものでした。
しかしロスした時間を考えると少し考えただけで時間はあまりにも足りません。
そこでグーグルマップにどうにかしてくれと頼んでみると「近くに手稲インターチェンジがあるのでそこから高速に乗れ」という指示が得られました。
手稲ICは札幌方向にしか入れないマイナーなICだったのですっかり存在を忘れておりました…
本当にすぐそこにICがあり、多分入ったのは初だったのですが気分的に余裕がなかったのでそそくさと通過しました。
なお、万が一高速に乗った時使うかもしれないとハンドルバーに付けておいたクランプが大活躍したのは言うまでもありません。
ETCなどなくとも支払いはクレカ、チケットはクランプでハンドルに付けるとスムーズに料金所を通過できます。

高速に乗ってしまえばあとはひたすら走るだけです。
あまり高速に乗ることがなく、急いで乗ったのでどこまで乗ればいいのか一瞬わからなくなりましたがよく考えると日高自動車道の終わりまで乗ればいいことに気が付き、念のため千歳を過ぎて少し走った先にある美沢PAで休憩を取るついでにルートを確認。
リゲインで栄養補給
思っていたルートが間違いではない事を確認して出発。
TWは非力な単気筒225ccのエンジンで高速道路の走行はあまり向いていないと言われておりますが自分のTWはそうではありません。
メーターバイザーにハンドガードを装着し受ける風圧は軽減させ、ハンドルは幅広から幅狭のアップタイプに変更、要はツーリングセローと同じコンセプトでカスタムされております(図らずも)。
ですので80キロ程度でひたすら走り続けるには何の問題もありません。
追い越しはハナから諦めており90キロ以上出すとハンドルに細かい振動が発生し長時間運転すると手が痺れるというのもわかりましたので、ともかく80キロ~85キロ程度で走り続ける!
これなら乗っている自分の身体のどこかがおかしくなるかガソリンが尽きるまで走り続けられます。

そうして走り続けて日高門別ICで降りました。
余談ですが現在自分が見ているツーリングマップル北海道2011年度版では日高自動車道は日高富川ICまでしか存在しておりません。延伸したようです。
ここからは国道235号を走り続けえりも岬目指してまっしぐらとなりますが、その前に自分は現金を少額しか所持していなかったので最寄りの郵便局のATMで「金を出せ!」と叫びながらカードを挿入する必要がありました。
郵便局であればどこでもよかったので目についた最初の清鼻郵便局(どうやら建て替えて新しくなったらしい)に突入したのですが、入ってもATMが見当たりません。
どうやらATMが設置されていない郵便局らしい、そう思って次の郵便局に向けて走りだそうとしたのですが、郵便局の中からおばちゃんが出てきて「ATMありますよー」と教えてくれました。
普通というか自分が今まで入った郵便局は入口からATMが見えないところなどなかったのですが、ここは入って曲がらないと見えないところに設置されておりました。
また、外からもATMの場所が見えないという作りで、強盗対策としては有効ですが旅人にはちょっと優しくない作りの郵便局だと思われました。
その分局員の方が優しいというのは上記の対応でわかりますがね。

現金を無事に手に入れたたあとは腹を膨らませなければなりませんでした。
出発前に食パンを2枚食べたきりリゲインしか口にしていなかったのでそろそろ限界に達していました。
ともかくセイコマさえあれば食べ物に関しては何も困ることがないというのが北海道のよいところです。
そしてセイコマはほぼどこにでもあり、えりもツーではよく訪れるセイコマ門別厚賀店に今回も寄りました。
多分位置的と距離的にそういうセイコマなんだと思いながら店内調理(ホットシェフという)のカツ丼を食ってました。

この時点で14時半。
残りの距離はツーリングマップルで2ページと半分くらい。
そしてこの先の道路は交通量が多く鈍足車が多く追禁が長い…
もう1時間早ければと思いながらゴミをダストシュートしてえりもに向けて出発しました。

つづく

2015年6月15日月曜日

6月11日~12日 えりも岬ツーリング その1

7月初旬に計画していた夏至ツーがどうにも無理そうなので今月の謎の連休を利用してTW225でえりも岬ツーリングに行ってきました。
えりも岬は周辺に格安の宿泊施設が存在しないので少々離れた(約90キロ)大樹町の晩成温泉の晩成の宿に事前に予約を入れておきました。


出発当日。
10時ころ起床。
天気予報が2転3転して2日目の胆振日高地方は多分雨だが、初日はどこも晴れているという予報を裏切って雨。
起きて窓を開けて絶望に浸ってみましたが宿の予約をしてしまっているので出発する以外選択肢はありません。
幸い路面は濡れているが現在雨は降っていない状態だったので乾くことを期待しながら準備。
出発時刻の11時(予定よりかなり遅い)には幹線道路は乾いた状態になり気温もそれなりになってきて出発しました。

出発してまだ地元を走っている時に気がついたのですが、重要なものを忘れていました。
肩のサポーターを装着せずに出かけてしまっていたのです。
これがないと回旋腱板が断裂している自分は時間経過によって激しい頭痛に襲われて最終的に痛みで嘔吐までするという笑えない事態になります。
しかしサポーターはダイソーで購入できる代物で、最悪の場合はビニール紐でも代用できるのでルート上のダイソーで購入して走ることにしました。
しかし…
1件目のダイソーで商品自体が存在しないという事態になり、やや離れたダイソーでようやく購入。
このダイソーが本来のルートから離れた場所にありすでに出発から1時間経過してしまっており時間的に何もかもが厳しくなったのでルートの変更を余儀なくされました。

つづく

2015年6月1日月曜日

CB1100で1日に走行できる距離とは

5月27日に自分のメインツーリングルートを洞爺湖を周遊しない形で完走した。
この時の総走行距離はトリップで400キロ、GPSで383キロだった。
GPSは中華製の激安スマホをマイトラックスで記録しているのであまりあてにならない。
なので400キロでまず間違いないとしておく。
洞爺湖を周遊するルートを追加した場合、距離をグーグルマップで調べてみるとおよそ27キロとなった。
壮瞥から蟠渓に抜けるルートで国道を完全に介さない弁慶のルートが通行止になっているため、完全ではないが距離はほぼ同じとして総延長427キロのツーリングルートということになる。

自分は主に午前中のあまり早くない時間から日没まで走るタイプのツーリストで、出発の時間によって多少増減するが1日に走る距離は200キロ以上300キロ未満といったところだ。
TWで林道走行をすると距離はさらに短くなる。
むかし、と言ってもここ5年以内の話になるがCB1100を購入した時などは1日に300キロ以上走ることが多かった気がする。
これは日没後も走っていたためで、さらにそうできるだけの体調と体力があった。
しかし今はとてもじゃないがそれができない。
27日のツーリングは自分の現状の限界というものをはっきりと認識できたツーリングだった。

CB1100というビックネイキッドバイクを自分が1日に運転できる限界、様々な要因があるだろうがとりあえず27日のツーリング内容では350キロが限界だった。
この距離数あたりから両肩から背中が痛くなり運転することが苦痛になってきた。
その状態からさらに運転を続けると左膝に鋭い痛みが走るようになった。
この時は底の薄い靴だったせいもあり足の裏にも痛みが出始めた。
結局相当疲れた状態で帰宅することになり、あまりの疲労で吐きそうになるというところまでいってしまった。
さらにまだある。
ここまで疲労すれば翌日は当然ニーグリップ後遺症でまともに歩ける状態ではなく全身に広がる倦怠感でまともに仕事もできない・・・となるはずがニーグリップ後遺症は日頃の鍛錬であまりひどい状態にはならず、代わりにものすごい疲労感に襲われる始末となる。
さらにその翌日から左足の指が猛烈に痛くなりまともに歩くのが困難な状況になる。
この状態が2日ほど続きようやく今日まともな身体に戻ったところだ。

無理をしすぎたということなのだろう。
(余談だがここまでの状態になってもケツが痛くならないK&Hのハイシートはすごい)
特に痛感したのは靴だ。
このツーリングはタフテック軽半、つまり薄い長靴を履いていったのだが底の薄い靴はステップ上で踏ん張る時に足裏にかかる圧力がもろに疲労として蓄積されていく。
短い距離や挙動をダイレクトに感じたい走行をする時ならいいが、ロングツーリングにはまったく向かないというがよくわかった。
どうしてもゴム長を使用する場合はクッション性のあるインソールを使用しないとダメだろう。

衰えている。
はっきりと自覚できるほどの衰えとは恐ろしいと思った。
それはつまり今までより楽しくバイクに乗れないということだからだ。
同じバイクに乗ってもできることが少なくなっていく。
何より以前より短い時間しか乗り続けることができなくなっているというのは、ツーリストである自分には何よりも耐え難い事実だ。
身体を鍛えることによってこの衰えを何とかすることが可能かもしれない。
しかし自分は左肩の回旋腱板が見事にぶった切れているので、運動自体がそもそもすることが難しい。
何とも困ったと思った。
TWのような軽いバイクであればまだ大丈夫なのだが、CB1100のような重たいバイクに乗れるのはいったいあと何年くらいだろうかと思ってしまった今日この頃でした。