前回では原因の一つにクラッチの摩耗を上げていましたが、これは恐らく違うという結論に達しました。
理由は自分が油圧クラッチの構造について理解しきれていなかったことです。
何となくクラッチという物の大まかな構造と動作は理解していたのですが、その詳しい仕組みについてはまったくちんぷんかんぷんな状態でした。
つまり、クラッチレバーを握ると動力の伝達がカットされるのはわかるが、その仕組はわかりませんという状態
わからなくても車もバイクも運転できます。
この部分の整備は通常整備士の方々に任せるので理解していた方がいいですがわからなくても恥ではありません。
が、多少なりとも整備する人間ならという話にはなりますね…
今回よく理解できたのはクラッチレバーを握った時のチカラがどうやってクラッチまで到達するかという事。
そして到達したチカラがどのように作用しているかということです。
上記の事がわかるとクラッチの切れが悪いという症状が理解でき、恐らくそれが自分のCBで発生している症状ではないかと思ったのです。
クラッチレバーを握って発生したチカラは、油圧という握力増強装置で増幅されてホースを伝わってクラッチスレーブに到達します。
そしてスレーブ内のピストンを押し出しエンジンを左右に貫通しているリフターロッドを押してクラッチ内で縮んでいるスプリングを伸ばすことによりエンジンの動力をカットしている。
という事を理解できたのですが、文字だけ読んでも非常にわかりにくいです。
図は残念ながらありません。
掲載すると著作権に違反してしまうのでご理解の程を。
まあこれでわかったのは、スレーブ内のピストンか、リフターロッドか、クラッチスプリングのどれか、または複数がダメになっているためクラッチの切れが悪いのではないかと予想されたわけです。
クラッチスプリングの場合はもう面倒なのでクラッチのOHと一緒のなってしまいますが、他の二つは簡単に交換できるのでまずはリフターロッドから交換してみることにしました。
新品リフターロッド |
お値段は1500円くらいだったかと…
これの先端が摩耗するとクラッチの切れが悪くなるそうなんですが、そうなった場合引っこ抜いて逆側の先端を差し込めばよろしいという情報が出てきて倒れそうになりました。
まあ交換して損はないのでいいのですが。
しかしですね…
今日赤井川まで走行してみて一度もシフトアップに失敗しなかったのですよ。
どうもオイル交換とエア抜きだけで症状が収まってしまったようなんですね。
赤井川までだとシフト操作自体が少ないのであまり参考にならないので、明日は札幌方面に向かってテストしてみようと思います。
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