2016年4月16日土曜日

CB1100 YSS・Z366サスの問題点と改善方法

どこかで書いた記憶はあるのですがどこで書いたのかは覚えていない。
今回はそんなお話です。


自分のCB1100のリアサスはYSSのZ366というサスに変更されています。
性能自体は問題がないのですが取り付けにやや問題があったのを忘れておりました。

車体右側(ブレーキレバー側)のアッパーマウント部分が問題の箇所で、サスを取り付けると1ミリほどのすき間が出来てしまいサスが左右にカタカタと動いてしまうのです。
この問題は以前から認識していましたが、数日前に何かの拍子にサスを触るまで忘れておりました

サスの取り付け部分が左右に動くと何がまずいのか。
実はそこまでまずいというわけではありません。
ツインショックのバイクはそもそも左右完全対称ではなく、部品の精度からしてズレが否定出来ないのでサスが車体に対して完全に平行であるわけがない、という理論が展開できます。

しかし

神経質なタイプの人間にはそのような理論は通用しません。
何とか納得できるレベルで調整したいとアレコレしてしまうわけであります。
まあ動くよりは動かないほうがいいです。それは間違いありません。



マウント部分のすき間を埋めるにはワッシャーが最適で一番簡単な方法です。
断言できるのはウチのリトルカブが最初からそのように出来ているからです。
※カブはリアサスを平行にするためにマウント部分にワッシャーが数枚入っています

マウント部分の外径を計測すると14ミリであることが分かりました。
ということは内径が14ミリ、厚さが1ミリのワッシャーを入れると問題は即座に解決する次第となりましたが、そのようなサイズのワッシャーはなかなか存在しないという事態が判明しました

さらにできればワッシャーの外径が25ミリほどあると非常にピッタリで何もかも素晴らしいというわけだったのですが、そう都合よくいくわけがありません。
そもそも普通によく使われるボルトの径が6・8・10ミリ程度なので14となるとそれだけで特殊というわけになります。
ホムセンにダッシュしようと思いましたが雨だったのでそれも出来ず、何かないかと考えてみるとオイルドレンボルトの径が14ミリだったのではないかと思いつきます。

そうであればドレンワッシャーは内径14ミリのはずだ! と叫びながらオイル交換用のダンボールを漁って出てきたのがこれでした。

ストレート製
目的の数値より外径がやや小さく内径がやや大きく厚さが倍ですが、付けてみると思ったよりもしっかりした感じになりました。
特に内径は14ミリジャストだと入らない恐れがあったのでこれで良かったかもしれません。

ちなみにぴったりサイズのワッシャーをステンレス素材でワンオフ制作した場合、約1000円ほどで1枚作ることが可能だそうです。
今月お財布事情が大変厳しいので見送りましたが、余裕があったら作っていたかもしれません…


ワッシャーですがマウント部分の車体内側に入れるか外側に入れるかで悩んでみたのですが

車体内側

車体外側
要は車体と平行にサスが付くのはどちらなのかというわけなのですが、目視で違いはわかりませんでした。
マウント部分は上下ともに幅が約20ミリで、サス側の取り付け部分も上下ともにほぼ20ミリでした。

では何故にすき間が生じる?正直に申してみよ。

そう誰かに問い詰めたい衝動に駆られましたが、まあ上の部分はベアリングなので精度の問題ではないかと推測されます。
ちなみに左側は上下ともにすき間はなくしっかり取り付けされております。

ああ、今これを書いていて気がついたのですが車体からサスの距離を計測すれば平行かどうかすぐにわかったはずですね。
リアマウントのすぐ横にサイレンサーがあるので定規を入れることが出来ず計測できない、何か方法は…と考えこんでしまったので思いつきませんでした。

まあアレだ、目視で違いが出ないならどっちでも大丈夫だ

ええ…今回は色々考えて外側にワッシャーを入れましたが大丈夫でしょう。
そもそも今までずれてガタガタしていたくらいですから。


固定用ボルトは結構な長さなので2ミリのワッシャーを入れてもまだ余裕があります。
多分問題は出ないでしょう。

これからCB1100にZ366サスを取り付けてみる諸兄がいましたら参考までにどうぞ。

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