2017年6月29日木曜日

6月30日のツーリング予告

久々の晴れ予報

5月よりも夏日の少なかった今年の6月

CB1100はシーズン開始からまだ848キロしか走行しておらず

TW225でも1772キロしか走っていない

まだ2620キロしか走行してないというのか…


明日は、、、CB1100で出動

メインルートを走りたい

じっくりと、ゆっくりと

2017年6月27日火曜日

走れオザキ その7

昨日ストーブのスイッチを入れたと言ったら、誰が信じるだろう。

せっかくの休日は低温と共に終わった。



前回のツーリングの時、色々な違和感があったTW。
今日はそのテストを兼ねてちょっとそこまで。


蘭島セコマ 18時24分

スピードの感覚と加速の感覚がおかしい。

メーターに表示されている速度よりも遅く感じるし、フル加速してもまるで止まっているかのような感覚しか得られない。

計器の故障なのか自分の感覚の故障なのか。

はっきりさせる方法は簡単だ。
今は便利な時代。
スマートフォンで速度が測れる時代だ。


ハッピーメーター。

知っていると思うが、車でもバイクでもメーターに表示されている速度は実際の速度よりも遅い。

TWは古い設計のバイクで、速度計は機械式。
ケーブルの中のワイヤーがものすごい勢いで回転して速度を計測している。

所謂メーター戻しが簡単に出来てしまう方式。
スーパーカブなんかが採用しているのもこの計測方式だ。


構造が単純でコストが安い反面、正確性に欠ける。

TWの場合、実測(GPS位置計測方式)からマイナス4~5キロほどだった。
つまり、60キロで走っていても実際は55キロほどしか出ていないことになる。

70キロで走ってみても誤差はほぼ同じだった。


この誤差は恐らく既定値だろう。
となれば自分の感覚がおかしくなってしまったという事で間違いないだろう。

念のためチェーンは入念にメンテをして、車体の各部分も点検してみたが、異常は見当たらなかった。


いつもよりかなり加速しているはずなのに、そうとは感じられず

それなりに出ているスピードなのに、止まっているんじゃないかと思う


ツーリングの時はこれにプラスして乗れていない感じもしたが、今日は乗れている日だった。
ただ、すごく乗れているというわけではない。

原因は不明のままだ。
夏至ツーが近いので、少し困る。



行きは雲に遮られていて、今日は沈む姿を見れないと思っていてが、帰りはちょうどよかったらしい。

塩屋海岸より 18時38分

週末はまた雨予報。


6月に初夏は訪れることなく、7月を迎えそうな予感。

2017年6月25日日曜日

6月23日のツーリング その2

洞爺湖をいつも右回り(時計回り)で走っている。

自分のツーリングルート(メインルート)は、全体的に見ると左回り(反時計回り)のルートになっているのだけど、洞爺湖は周遊する都合から一時的にそれが崩れる。

湖岸を右手側に走る。
もう何周したのか覚えていないほど走った。
いつも難しいことはなかった。

それが今日、湖岸を左手側にして走ると、とても難しいと思った。


洞爺湖 烏帽子岩 15時12分

こんな岩があることも知らなかった。


走るのが難しいのはここでも同じだった。
湖岸が近い、崖下落下という現実がつきまとう左回りが、さらに難しくさせていた。


ギクシャクしたリズムで走り続け、洞爺湖を後にするとかなりの時間が経過している。
遅い速度と停車回数ですっかり時間を消費していた。

日が長さに助けられた。
あとは北上して帰路につくべきだろう。

いつもの自分ならそう考える。
この時もそう考えたが、日が長い、その現実が判断を変えた。


r97で北上しよう
r97へはどうやっていくか
一番手っ取り早いのは伏見線を走行するやつだ


走るのが難しいというのに、林道を走っているときだけいつものように走れた。
だからもうちょっとだけ林道を、そういうことだった。

伏見線 15時55分

多分台風のあとに来たことはなかっただろう。
ここにもその名残があった。

もしかしたら真狩の強風の時の影響かもしれないが、倒木やがけ崩れは珍しいものではない。
どこの山でも修復している。


r97に入り、あとはこのままと思ったが、地図上にループ状の道を見つけてしまい探索を開始。





見事なループ橋だった。
朝里峠の大ループ橋には及ばないが、とても農道のものとは思えない。

ここを走ってしまったのでr914へと出ることになり、そうであるならばこのままr914のダート区間も走ろうかということに。

途中まで見事に舗装されている道道914号線だが、この看板の先は度肝を抜かれる展開になる。



この看板は何かの冗談じゃないかというほど素晴らしい舗装なのだが、、、



どうしてこうなるのかと誰かに訊ねたくてたまらない。

特にr914は南側の砂利道区間が始まってすぐに廃屋があって、相当不気味な感じがする。

ここは三桁道道なのでまだ理解できるが、r32やr70なんかは二桁道道で位置付けは主要道道だ。
それが砂利道あっはーんなのはどうしたものかと思うのだが、個人的にはありがたい。
もちろんTWじゃなければお断りしたいが。



一日を通して難しかったツーリングは、このあと羊蹄山の山麓を走り、終わりを告げる。
写真は無い。
撮ることが出来ないほどの状況だった。

疲れを自覚した。
それは連勤による疲労であり、年齢による疲労でもあった。

病んでいるというのもあるが、これから先何もかも難しくなるのだろうかと考えると、底なしに嫌になるので、否定してみた。

意味があるかはわからない。

今月残り2回の休日がある。
仕事の間隔は短い。
疲労は抜けるだろう。

そこで試してみよう。
まだ、走り続けられるかを。

6月23日のツーリング その1

前日は大雨で、1日で6月の平均降水量以上の降雨があった。

そのへんのことはTwitterで書いたのでここでは書かない。




今回のツーリングも天気予報が二転三転。
前日最終の予報で 終日くもり 最高気温19度 というものだった。


またか、、、
というのが率直な感想。

今月のツーリングは晴れ予報が一度もない。




起床に成功し、窓の外を見るまでもなく曇っているのがわかった。

外に出てみると曇っているというより、白い。
霧が出ているようだ。

しかし路面は乾いている。
気温もまあまあ。




ほぼ定刻通りの出発。

今日のルートは逆ルート。
小樽市朝里峠が出発地点。



ループ橋手前のうきうきサイン会は、道路工事の都合で開催されていなかった。
同じ都合で自分の写真撮影も行えなかった。
なので今日はちょっと先のPAから撮影。


朝里峠 朝里ダム

今日は乗れていない。
とても乗れていない。

バイクの感覚が何だかいつもと違う気がしてならない。
計器類は正しく動いている。
異常があるわけでもない。
しかし、何かが違う感じがする。

ライディングポジションがしっくりこない。
加速感が微妙に違う。

そんなところだろうか。



天気の方は標高が高くなるに連れて霧が晴れ、札幌湖では快晴となる。

札幌湖 10時41分

乗れていない時のツーリングはきついものがある。
過去、それを体験している。


あの時はどうだっただろう。
振り返ると答えは思い出せたが、今日はそれでもダメらしい。


朝里峠から定山渓。
R230を走る。

今日は小金湯温泉のところから市道には入らない。
うきうきサイン会を期待したのだ。
だが、そういう時に限っていないものだ。


R230から平岸通りに入り、そこから石山緑地を経由してR453、支笏湖方面へとスイッチする。

奥側のセコマで早い昼食をとる。

昼食 11時29分

今日は0カロリーのモンエナにしてみたが、これは失敗だった。
いつもより早く腹が減り、途中で補給することになったからだ。

角砂糖何個分だかは忘れたが、結構カロリーは消費しているらしい。



R453を支笏湖へ。

幸運に恵まれなかった自分は、いつものように鈍速車の後塵を拝することとなる。
前走車はこれまたいつものようにr730とのT字路で一時停止をしない。

丸駒温泉に向かうところの交差点だ。
一時停止の標識があるのだが見えないのだろうか?



ポロピナイも青かった。



支笏湖 12時20分

外輪山が雲を阻んでいる。

コーヒーを飲んで休憩。
ゴミ箱を探していると バイクはこの先の駐車場 という看板を見つける。

ポロピナイの駐車場でバイクはいつも売店の奥側に駐車している。
てっきり砂地に駐車するとめり込むからという理由かと思っていたが、そうではなかったらしい。
自分は対砂地用プレートを常備しており、TWのサイドスタンドは元から不整地用なのでどこに停車しようが問題はない。

それより話しかけられるのが嫌なので離れたいのだ。
せっかく日常から離れているわけなので、さらにいろいろなものから離れたいのだ。




支笏湖周辺は昨日相当な雨量を観測。
確か150ミリ近かったはずだが、その影響はないらしい。
以前、通行止めになった時は同じ雨量が短時間に降ったのが原因だっただろうか。

とりあえずその爪痕はいまだ生々しく残っており、台風の影響も加算されている。
いつかは元に戻るかもしれないが、まだまだ長い年月がかかるだろう。



R453からR276へスイッチ。
一瞬r141で苫小牧方面へと向かうか悩んだが、雨雲レーダーを見ると苫小牧は雨だ。

ならば予定通りR276を走るが、ここでアクシデント発生。

横向きのスマホホルダーに注目

追い越しをかけようと加速した瞬間にスマホホルダーが脱落。

このホルダーはハンドルクランプとスマホクランプの分割タイプだが、その結合部分から外れてしまった。

しかし幸運にも脱落したスマホクランプ部分は股の間に落ちて事なきを得る。

以前にタブレットホルダーでも同様の事件が起こり、相当肝を冷やしたことがあった。

そのことからクランプの結合部分はホットボンドで接着処理を施すようにしていたのだが、今回付けているのは新しく買い求めた物ですっかり処理するのを忘れていたのだ。

ちなみに接着処理をしてしまえば林道を100キロくらい走行しようが、転倒しようが脱落することはない。(経験済み)


この現象はホルダーを縦にしている時にだけ発生するので、とりあえず横にしておけば問題はない…
横から衝撃を受けなければ、という前提が出るが。



ただひたすらに走る。

速度が定まらない。
いつものツーリング速度で走れない。

TWは60キロでだらっと走るには向いていない。
ギア比の問題で、5速70キロくらいが一番走りやすい。

60キロは4速の範囲だ。

だから郊外で信号がなく、車の流れが早い道路では本来とても走りやすい。

だけど今日は走れない。

なんというか、難しいのだ。
走ることそのものが難しい。

楽しくないし、とても疲れる。


大滝セコマ 13時45分

リターンポイント2でr695を走って帰ろうかと思ったほどの難しさだったが、今年の走行距離の少なさがそれを許さなかった。

走り続け大滝へ。
空模様も怪しくなってきた。

それでも走るというのだから、もうどうしようもない。
遠くまで その先へ

北湯沢 白絹の床から

埋めていない地図を埋める。

走ったことはないが問題はない。
TWはまさにそういう道を走るためのバイクだから。

ほどなく、想像通りの道となる。



林道走行 14時3分

このあたりの林道は分岐が多い。
どこが優円線なのかはっきりしない。

ただ、優円というのは大滝区優徳⇔円山を結んでいるというのは理解できた。
その先の昭園は走ったことがある。

スマホホルダーが使えないので、何度も止まって場所を確認するのがめんどうくさかった。
方向音痴の自分はしっかり確認しないと山の中で迷子になりかねない。


蟠渓温泉の旧R453あたりから這い出て、国道を迂回する南側の市道へと入る。
相変わらず工事中の幸内の道と言えば、地元の人ならわかるかもしれない。

地元じゃない人はこの20秒しか青くならない信号に恐れおののくといいだろう。

青信号 20秒

この区間を通過するのに結構時間がかかる。
赤信号でいるあいだに通過するのはちょっと難しい。

一度、対向車が来て焦ったことがある。
自分はバイクだったので道をゆずることが出来たが、こちらも車だったらどうだったんだろうか?


r519から昭和新山を眺め

昭和新山 14時38分

雲の多さからロープウェイは断念する。
多分有珠山ロープウェイに乗るのは8月以降になるだろう。

できれば夏の湿度が低い日がいいが、そうなるとお盆以降、今年は夏が長いらしいとの話だが、ここまで予報が外れるとそれも信用できない。



だってそうだろう、この時壮瞥町は30度を超えていたのだから。

何かの冗談かと思うほど壮瞥町は暑かった。
真夏の蘭越かと思うほど暑かった。

後志地方、今日の最高気温は19度

多分局所的な問題だったのだろう。
とりあえず壮瞥のホクレンで給油して、やってられなくなりセコマへ突撃。
アイスを買い求めた。

壮瞥のセコマ 14時52分

一本じゃ足りない、もう一本いっとくかと思ったほど暑かった。
ジャケットの防風インナーを取り外し、インナーのTシャツを一枚減らそうかと思うほど暑かった。

しかしこの先はそこまで暑くないだろう。
後志はどうせ寒いとか言い出すので、インナーだけ外す。


見知らぬ人に座っていた折りたたみ椅子を指さされ、それ、便利ですねーと突っ込まれる。
自宅から数百キロ離れたコンビニの駐車場で、地面に座り込むことなくアイスを頬張れるくらいには便利だ。



そして洞爺湖へ…

2017年6月20日火曜日

続・6月16日のツーリング

呪いの黄色いテルテルボーズ


6月16日。

この日、北海道は最後の曇天を迎えた。




午前8時半。

鳴り響く目覚まし時計。
鷲掴みにし、ストップボタンを押す。


起床成功とはならず、そのまま布団から出られぬこと小一時間。

前日の予報は終日曇天。
後志より南側は雨予報。

予定していたルートはキャンセルされ、気温も上がらずとなれば、気力が沸かず起き上がれるわけもやむなし。

這いずるようにして布団から出て、何とか出発したのは午前10時半。

北方方面ルート開拓が本日の目的(となった)だが、まったく気が乗らなかった。




自分は北方方面のツーリングルートを一つしか持っていない。
r28(道道28号線)で北上し、R451(国道451号線)とのT字路で西か東かを選ぶ。

西はR231
浜益からオロロンラインを南下することになる。

東はR275
気が向けば滝川まで。
向かなければ新十津川から南下することとなる。


どちらも札幌圏のライダーであれば定番中の定番。
後志人にも定番だ。


昔、と言っても10年は経ってないくらいの昔。
自分の限界が今よりもう少し先にあり、今よりもルートを持たなかった頃は、滝川より北上して帰ってくることもあった。

ただ、今も残っているルートがないので、自分には向いていない道が多かったと思われる。
今日はその確認という意味もある。


思い出したこともある。
滝川より西へと進むルート。
赤平、芦別、R452を壮大に南下して、夕張を経由してr36(万字)を走って帰ってくるルートがある。

きっともう無理だ。
何年も前の暑くてめんどうが少なかったころなら走れたけど。
今はもう無理。



今日は道を間違えず、当別のセコマへと無事にたどり着く。

モンエナが好きだ

最近ツーリング先でモンスターエナジーを飲むことが多くなった。
レッドブルは味が苦手で効果がなかったが、モンエナは確かに効果があって身体に悪そうな感じがする。
味はわりと好きな方。
少なくともリポDとかリアルゴールドよりは好きだ。

昼食のセレクトが絶望的とか、味覚が麻痺しているんじゃないかとか、そういったことはいいのだ。
走っている最中胃から戻りそうにならず、腹持ちが良くて眠くならなければそれでいい。

セコマのホットシェフのカレー、それとサンマ蒲焼重はダメ。
こいつらはツーリング中に食べてはいけない物だと学んだ。


おにぎりの具は梅以外ならとりあえずなんでもいい。
キムチ系もちょっと遠慮したい。

バリバリと食べながら新しく買ったグローブをぼんやりと眺める。

JRP WTN

今までよりもちょっとやわらかい。
変な臭いがしない。
小指球の部分のプロテクションの構造がちょっと違うことに気が付いた。

ただ、全体的なものは同じで今までと変わらないという印象。

恥ずかしくなるほどきれいなブラウンで染められていて、自分の服装でグローブだけ浮いている気がしてならない。
服装に気を使うどころか、蛍光グリーンの反射ベストを装着している時点で、もうどうでもいい。



当別は晴れている…と言ってもいいだろう。

当別川 12時48分

しかし雲は多い。
写真は西方向。

東方向には雲が見当たらない。

林道入口

写真の場所は当別ふくろう湖(以下:当別湖)の東岸へと続く林道の入口。
場所はこちら




座標点から右に進行。
この道はゲートはなし。

工事名の棒

r28に何かあったときの連絡用道路的な位置づけで、同じような道はいくつかのダム湖に見受けられます。
存在は知っていたけど未調査だった道。

ダム湖最大の橋、望郷橋から入るダム湖西岸林道は走破済み。

道路自体はr28からでもちょっとだけ見える。
だから存在だけは知ることが出来ていた道。



当別湖 東岸林道より

路面は普通の砂利道程度なので、TWで何の問題もなく走れる程度。
多分CBでも走れるけど、それはできれば遠慮したい。

道は途中から舗装路となる。


今日のツーリングで一番楽しかった部分。
つまりこの先はダメだったということになるが、当別湖周辺で新しい発見があったのは嬉しい。
既存のルートにまた楽しみが増えた。



R451を東進し、R275で北上する。

記憶はなく、記録は雨竜町のセコマで雨雲を振り切った、とある。

少しだけ雨に降られた気がする。
雨雲を振り切るように走った気がする。

今日はシフトチャンジに苦戦して、信号待ちでNが出ない症状が多発していた。

オイルはウルトラG2で相性バッチリ。
G1とかS9とか入れたらこんな感じでNが出ませんみたいな症状。

クラッチレバーの遊びがちょっと大きいかと思って嫌々車載工具を引っ張り出す。

車載工具を出すってことはつまりめんどうに遭遇していることに他ならない。
使わなければ幸せ、それが車載工具。

不具合の原因

指先のクラッチレバーを固定しているボルトなんですが、裏側にナットがあって取れかけていたのが原因でした。
緩んでいたの一言で済ませられますが、春先に整備したのは自分です。

これ、純正部品で純正オプションのハンドガードですが、レバーを握るとボルトが緩む方向に力がかかるような構造で、ちょっと緩むとレバーを握る度に緩んでいってしまうことになります。

ダブルナットにするなりネジロックするなり対策が必要かと思いました。

このあとは症状は改善しましたが、空模様が怪しい。
胆振地方は予報通り雨となり、その雨雲に追われているのが現状。

振り切ったのをかわさないといけない。


北上を続けてR275の終点まで走り、その先の道道を走るというのは時間的にも天候的にも無理そう。

ならばここで雨雲のない方向へシフトしてしまおうと思い、r94へと入る。

R275→r94

記録に残ってなかったが、記憶には残っていた道。
だいぶ前、2回位は走った記憶がある。

海側の出口にセコマがあり、覚えていたからだ。

ましけのセコマ 15時40分

晴れていた。
セコマのブラインドは全て降り、玄関ドアまでもが遮光されるほど晴れていた。

眩しいと言っても過言ではない。



ここからオロロンラインを南下していくわけだが、多分もうこのルートを使うことはないだろうと思った。

トンネルだらけで、しかもそのほとんどが湿潤注意のトンネルだったからだ。
常時路面が濡れているトンネルってどうなんだろうと思った。
滑って危ないから縦溝切ってやるって安直な方法はどうかと思った。
とりあえず浸水をどうにかするっていう考えはないらしい。

浜益まで隧道と覆道が合わせて14ほどあるはずなんだけど、ともかくどこもかしこも湿潤注意だ。

増毛⇔浜益はよろしくないということで。


ここから先も期待に添えない展開ばかり。

前回強風でぶっ倒れていた旧送毛トンネル北側ゲートは復旧しており調査ができずじまい。

復旧されたゲート

ご丁寧に両側南京錠仕様なので簡単にどうにかすることはできません。
両サイドとも車両が通り抜けられるスペースはなし。
軽トラにバイク積んでラダーで下ろせば話は早いですけど、当然今はバイクしかないのでどうにもなりません。
徒歩で調査はもちろん可能ですが、時間的制限があり今日は無理。


結局今日の収穫は、当別湖岸の林道と…

道の駅建設工事 夕日の丘PA向かえ

R337と写真のR231で道の駅の建設工事をやっているのを知ったのが収穫でした。
R337の方は写真はありませんが、当別町の道の駅になり、話自体は2014年頃からあったみたいです。
場所的に大変良いと思われる当別町の道の駅。
比べて厚田の道の駅はちょっと微妙。

作っちゃうとこの夕日の丘PAの立ち位置が微妙になっちゃうから。
売店の人とかどうなっちゃうのか、道の駅に吸収?
キャンプ場もそれなりに近いし、厚田はまたちょっと騒がしくなりそう。



こうして北方方面ルート探索は終了となりました。
自分はやはり滝川から上に行くというのは向いていないというのがわかりました。

6月16日のルート

2017年6月19日月曜日

2017年 夏至ツー 2日目のルート(仮)




休暇の申請は出してしまったのでもうあとには引けません。
宿の手配なども近日中に。
ルートはまだ詰めます。

2017年6月18日日曜日

走れオザキ その6

今日は終日晴れ予報。
途中、濃霧注意報が出る。

昨日は走れなかったが、今日は走る。


降り注ぐ陽光を会社の窓から眺めながら走ると決める。


走るというのに、今日は走るというのに…
走る方向の西の空は真っ白で、ガレージの出口にはよくわからない車が駐車していて出られない。

いつもめんどう。めんどうばかり。

だから、バイクを走らせることにした。
そうであるから、走らせることにした。


赤井川 冷水峠 18時7分

少し肌寒い冷水峠を駆け上がる。

予想よりも良い天気。
予想よりも高い気温。

念のため持ってきたシャツは着なくてもよさそう。


今日はTWで来ている。

ここに来るまで少しわかったことがある。
それを林道で確かめたかった。


仮称:冷水線 18時13分

ニーグリップ。
今年はニーグリップする力が足りていなかったらしい。

何かを絞め殺すような勢いでニーグリップをすると、林道でも舗装路でも車体は安定し、意のままにバイクを操ることが出来る。

所謂乗れている状態だ。

前回苦戦していたすべての箇所をまったく問題なく走りきる。
ただ、筋力の低下は如何ともし難く太ももはパンパンの状態。


しかしコツはわかった。
やはりニーグリップ。
自分のライディングはまずはニーグリップなのだろう。
基本中の基本だが、まさか絞め殺すほどの勢いでやらないとダメとは思わなかった。


クマ臭くて急いで林道をあとにする必要性があったのも一理あるが、ともかくニーグリップだ。
途中でカラフルな紐が落ちてると思ったら、ヘビじゃないか、ヘビだろう、どうしようもないというわけで、轢いてしまってごめんなさい。


林道の出口。
ちょっと休まないと動けないほど足がパンパンだった。


昭和47年なのか41年なのかちょっとわかりにくい。
とりあえず40年位前にこの橋を作ったらしい。

その事実にちょっと驚いた。
40年物の橋とは思えない。


林道出口からセコマへと向かう道路で今日の夕日を眺める。

赤井川村 18時26分

盆地内は暑い。
温度計を見ると20度を超えている。
冷水峠は肌寒かった、気温は16度ほどだった。


出発した時の天気では夕日は見れないと思っていた。
これはツイていた。
自分にしては珍しい幸運。


セコマでコーヒーを飲み干し、いつもより長い休憩を取る。

走りの収穫の多さに満足。
素晴らしいと自画自賛。


そしてこれだ。

風伝おろし

霧が山を越えてくる現象。
正確にはなんと言うのかはわからない。

少し調べると風伝おろしという名が出てくる。
自分は霞駆けと言っているが。

あと小一時間で赤井川村は霧の中だろう。

その霧の中に向かって走らなければならない。
案の定寒い。

チクショウ

いつも最初と最後にめんどうが起こる。




それでも
今日の走りはよかった
今日の走る前のことは忘れることが出来た
また走るだろうと思うことが出来た

また明日、走れるかな?

2017年6月17日土曜日

6月16日のツーリング

天気の話をしよう。

北海道の、とりわけ後志地方と隣接する地域の話。

6月。
後志地方の降水量は一年でもっとも少ない。
1981年~2010年の統計ではそうなっている。

平年値は46ミリくらい。
現在、2017年6月16日までの降水量は80ミリ


過去、80ミリもの降水量を記録したことはなかったのかと言うと、そんなことはもちろんない。

2010年は83.5ミリを記録している。
1998年は82ミリ。

じつは去年も結構降っていて、71.5ミリだったりする。


統計開始からもっとも降ったのは1967年の、160.1ミリ。

計器が故障でもしたんじゃないかと疑ったが、この年は9月も239ミリも降っていて、台風の直撃でも喰らったのだろうと予想される。


余談だが去年の北海道は台風が直撃。
後志地方の8月の降水量は225ミリで平年値の倍くらいは降ったことになる。
その前年、2015年は51ミリと大変少雨だった。



さて、これらの記録は6月の記録で、6月の記録というのは1日~30日までのことを指している。

今月はまだ半分しか経過していない


半月で降水量は平年値の倍近い値をマークし、場所によっては平年値の300%超というところもあったらしい。
気温も上がらないどころか、6月で最低気温が氷点下を記録したところまで出る始末。
日照時間も足りておらず、そろそろ農作物への影響が出始めるかという次第。


自分は6月の公休がすでに2回雨で潰れており、今年はすでに過去最低の総走行距離を記録することが(ほぼ)確定。

考えてみると5月30日から今日(6月16日)までバイクを走らせていない。


雨の予報がなくても一日のどこかで必ず雨が降る。
それが何故か通勤の時間帯を直撃。

昼間晴れていて仕事が終わったら走れるかもと期待しても、天気は午後から下り坂。
会社を出るころには路面はしっとり。

少ない日光をどうにかして浴びようと、イタドリとフキは巨大化。
イタドリはわかる、しかしそこらへんに生えているフキがあんなに巨大化するものだとは思わなかった。



しかし



そんな雨の日も16日まで。
明日からは晴れの日が続く(らしい)。
(最近まるで当たらない予報しかしなかった連中が)みんなそう言ってる。

とりあえず自分は黄色いてるてるぼーずのホコリを払って、呪われたように晴れがひたすら続きますように、と心の中で繰り返した。




ツーリングの話は次回からしよう。
目覚ましで起きたけれど、起き上がれる気力がわかなかったツーリングの話。

2017年6月10日土曜日

新しいグローブ

今まで使っていたのは旅具屋さんのアウトドアグローブ(絶版)。

それ以前はクシタニのステアグローブを使っていたのですが、シーズンが終了してクリーニング屋に出したところ、死亡して戻ってきたので買い換える必要が出てしまったのです。



クシタニのステアグローブは自分がグローブに要求するものをほぼ満たしていました。
サイズ(自分は手がでかいのでLL)
装着感(慣らしがいらないほど手に馴染む)
操作性(1.3ミリの厚さで驚くほどのダイレクト感)
外縫い(内縫いのグローブは嫌いなため)
ベージュの設定がある(グローブは素の色が好き)

唯一の不満点は手首のベルクロで、脱着する際にワンアクションで出来ないということだけでした。
しかしこれはほとんどのミドル丈の3シーズングローブで適用されている仕様であり、そうではない物のほうが珍しいとも言えます。


その珍しい物が目に入ったのはシーズンオフ中のこと。
旅具屋さんがJRPさんのアウトドアグローブ・WTNの別注モデルを販売開始するというニュースを見たのが最初でした。

すでにそのページはないのですが、現行のアウトドアグローブと異なる点は
難燃糸を使用しているということ
色の設定が初期はタン。しばらくしてブラックとベージュが追加されたこと


グローブは必ず買わなければならない予定でした。
当時はそれほど余裕があったわけでもなく、シーズンオフでもあったので急いで買わなくてはならないわけでもなかったのですが、自分は気に入って注文しました。


届いた品はちょっと臭う。
今でもちょっと臭う厚手の革(1.5ミリ)。
しかしクシタニのステアグローブ同様に、手にはめたその瞬間から驚くほど馴染み、そのサイズはオーダーメイドしたかのようにぴったり。

何より気に入ったのは手首の部分。
固定用のベルクロなど一切ないにも関わらず、脱ぎ履きするのに困らない程度の締め付けがあり、転倒しても容易に脱げないように出来ている(実際に転倒して脱げたことはありません)。
ワンアクションで脱着可能でありながら不意の出来事からはしっかり守ってくれる。

唯一ステアグローブに劣っているのは操作性。
これは革の厚みが増した分しかたないと言える。

だがその厚みでカバーした部分もある。

林道で時に枝を切り、草を伐採し、岩を崖下に放り投げる必要がある自分には、その厚さが頼もしかった。

このグローブは、自分のツーリンググローブに必要なものを全て持ち合わせていた。
オーダーメイドでグローブを作ることが可能であれば、このグローブと同じものが出来上がるだろうというほどに完璧だった。



そんな完璧なグローブだが、タンはつまり染めていない革であり、見るも無残に汚れ果て、エマールで2回ほど洗ったりもしてみたが、とうとう左手中指の裏側の革がヤスリみたいになり、クラッチを切る度に指の皮が削られるような状況になったので新しいグローブの購入に踏み切った。


JRP アウトドアグローブ WTN LLサイズ

同じではあるが同じではないグローブ。
驚いたことに洗える革の表示がある。
商品詳細にもまったく記述されていないのでこれは本当に驚いた。
旅具屋さんの別注モデルには洗える表示はなかった(と思う)。

ちなみに鹿革ではなく牛革だ。
エマールで洗うのは止めたほうがいい。

箱に貼ってあるシールの印刷が滲んでいるのは、運んでいる最中に雷がなってとんでもない雨に打たれたからだ。
元はしっかりと印字されているのでご安心を。


古い、というかくたびれ果てた別注モデルと並べてみた。

左手裏側

右手表側

色の指定はブラウン一色だけしかない。
JRPのサイトではずいぶん発色が悪い状態で撮影されたようで、実物はしっとりとした何とも素敵な風合いだ。

御覧頂いているように、裏側の汚れが凄まじい。
染めていないグローブは汚れ、特に油系の汚れに弱く、染み込んでしまい洗ってもとれない。
これはステアグローブでも同じことが起こった。
なので次に購入する時はブラックにしようと思っていたのだが、旅具屋さんでの取扱がなくなってしまい残念に思ったものだ。


装着してみると裏側の感覚が柔らかい。
それに、少し大きく感じる。
古いグローブはいつの間にか、太陽の光を浴び、雨に打たれ、少しだけ縮んでしまったのだろう。
それは痩せてしまったと言えるかもしれないし、薄くなってしまったと言えるかもしれない。

落としたり踏んづけたり、叩いたり握ったり、グローブの環境は過酷そのものだ。


上でも書いたが、このグローブは自分が望むもの全てを有している。
オーダーメイドでグローブを作ったら、これと同じものが出来上がるだろう。

それはとても幸運なこと。

願わくは、いつまでもこのグローブが販売されますように。

Thank you JRP