2018年12月31日月曜日

スマートフォン初期化作業(ZenFone3・ZE520KL)


急速充電が不可能になり、アプリの自動更新をOFFに設定しているにも関わらず一部のアプリで更新してしまう。
設定や制御アプリで誤魔化しながら使っていたものの、とうとう位置情報を正確に受信できなくなったので初期化作業へと踏み切った。
オートバイシーズン中ではなくて本当に良かったと思いながら。


前回の初期化は2018年の5月18日。
AndroidのVerを8.0にしたのがきっかけ。
この時は準備不足が災いして、初期化してから実際の使用に用いれるようにするまでかなり苦労したけど、今回はそれを覚えていたので入念に準備をした。

バックアップは設定→システムから出来るAndroid標準搭載のバックアップ機能の他に、JS Backupというアプリを使用。
バックアップで出来る事は限界がある。
具体的には設定の細かい部分、UIの設定、アプリごとの設定など。
これらはスクリーンショットで記録を残す古典的な方法に頼るしか無い。
しかしこの方法でさえふっかつのじゅもんを手書きして記録するよりはずっとマシだ。


撮影されたスクリーンショット(以下SS)は全てグーグルフォトに保管される仕組みにした。
最初に書き忘れたが自分の初期化は目の前にPCがあることが前提だ。
特にアカウントの設定で2段階認証を用いている事や、保存したSSを参照しながら設定を行うため必須となる。


初期化の方法は設定→システム→リセットから行う。
SIMカードは挿入したままで問題がなかった。
SDカードは抜いた。
SDカードも初期化するつもりだったため。

初期化を開始すると本体の暗号化が始まるわけだが、ここから先に進まない。
数十分経過しても進まないので止む無く再起動したが、それでも進まなかった。
どうやら異常らしい。
仕方なかったのでさらに再起動してボリュームボタンの下を長押し。
なんという画面下は忘れたが、この画面からも初期化が出来るので再初期化を実行。
するとすぐに暗号化の画面は終わり、本体は初期化された。


初期化後の入力画面でグーグルのアカウントの登録、そしてそこから標準バックアップ機能を使ってシステムを復旧させるかどうかを設定できるので、復旧させてみた。
するとわりと多くの設定が初期化前まで戻ったものの、肝心の不具合の部分まで再現されてしまい、またしても初期化した

不具合の部分が設定のどこかであることは確認できたので、今度はバックアップアプリで復旧し、復旧させるのもインストールしていたアプリだけに留めた。


アプリをインストールして各種の設定をSSを見ながらやり直し、アプリを一つずつ起動してアプリの権限を設定し直し、バックアップ保存していたデータを読み込ませる。
自分はスマホでゲームもやらないしSNSもほとんどやらない。
しかしそれでも元通りに使えるようにするまで8時間ほど必要とした。
使うだけならすぐなのだが、設定と確認に要する時間はかなりかかる。
しかし少し昔と違ってわりと重要な情報はクラウドに保存されていて、それらはアカウントと紐づけされていて簡単に失わないようになっている。
便利な半面困ったことにもなりそうだけど。


ひとまずスマホは不具合が直り、いくつか動作が怪しかったアプリも動きが良くなった。
あまりやりたい作業ではないけど、やるとすっきり出来る作業でもある。
もちろん成功すれば…というお話。
事前のバックアップにしくじると、すごく困ったことになるので、初期化する際は入念な準備をしましょう。

というので今年の更新は最後になります。

2018年12月24日月曜日

2018年シーズンまとめ その9

交換してみた部品の中で特に印象に残った物がTWのタイヤとCB/TWのエンジンオイル。

タイヤはそれまで履いていたブロックタイヤのトレイルウイング31/34の組み合わせから、初期装着以来となるトレイルウイング203/204の組み合わせへ変更。
理由は色々あるけど要はオンロードが主体になったって事が大きい。
なんてったってオンロードトレイルタイヤなんだから。

トレイルウイング203/204(/←の斜め棒、スラッシュ、斜線、ななめの変換で出る)は誰もが想像するTWというバイクに対する印象を裏切るような性能を備えている。

柔らかく優れたショック吸収性能
ドライ路面でのグリップとレイン路面でのグリップを両立
ブロックタイヤに対して遥かに短い制動距離
ロードノイズが静か

ちなみに自分のTW225は初期装着タイヤがトレイルウイング203/204で、そこから…
ダンロップ K180(前後)
ブリヂストン トレイルウイング31/34
同上
トレイルウイング203/204となっている。
全て前後同時交換でこれで5組目のタイヤ。

特筆している制動距離は、よくTWのブレーキが効かないって話の反論として。
整備の問題もあったけど、止まらないTWの原因はブロックタイヤにあったんじゃないかと。
ブロックタイヤで下り坂でハードブレーキするとぐんにゃり曲がる感触で確かに止まらないという経験があったので。



オイルは今年からカストロールのPOWER1 4T 15W-50へ。
その前はUTCの10W-40だった。
たまに違うのも入れてたけど。
数万キロUTCで走りましたっていうのは間違いない。
エンジンのどこも故障してない。CBはヘッドから、TWはシリンダーベースからオイルが漏れたけど、これはオイルのせいじゃない。

オイルに関しては話したり書いたりすると泥沼に引きずり込まれるので、オススメのオイルのお話はご遠慮願いたい。
ベストな交換サイクルは走行毎だってことは理解しているけど、そんな事したら激安オイルでも毎月オイル代が万単位になるので無理な相談だ。

とりあえず粘度の変化による静粛性は認められた。
エンジン音が静かになったのは間違いない。
それと引き換えにもっさり感が増しましたかと言われるとそうでもない。
始動性能は明らかに悪くなったけど、走り出して暖まるとそんなに違いはないと思う。
CB1100では特にタペット音が明らかに減ったので油膜は厚くなってるんじゃないかと。
究極性能を求めてるわけでもハイコストパフォーマンスを追求してるわけでもない。
妥協を重ねた結果としての物なのでまあいいんじゃなかと。
前よりちょっとマシになった。
お値段も性能も。

お値段はちょっと前にさらに安くなって現在2050円。
消費税が上る前に買いだめしようと思っている。

2018年シーズンまとめ その8

今シーズン見知らぬ人に声をかけられた回数は4回。
その数字は多いのか少ないのかと言われると、平均的な数字と言えるだろう。
多くもなければ少なくもない。

話の内容も特に変わったものもない。
オートバイの排気量、車両購入価格、出発地/目的地、気温の快適さ。
この道はどこだかに繋がってる道ですか? という今時珍しいのもあったのだけど、道路のど真ん中に停車して助手席の窓を開けて叫ぶのはどうかと思った。
その、手にしているケータイ電話か車に搭載しているナビゲーションに訊いてくれと思ったりもした。


オートバイに乗ってる人に声を掛ける前に、もうちょっと考えた方がいいんじゃないか。
一体何の権限でそのような質問に及んだのか、貴様は何者だ? と逆に問い詰めたくなった時期もあったのだけど、今はそんな事は無い。
世の中には話すのが好きで、放っておけばこの世の終わりまで喋り続けることが可能な人が存在する事を理解出来たし、衝動の赴くままに声を掛けなければならない人達がいるというのもわかった。

自分に話しかけた人は残念だけどハズレだったと思っていただきたい。
ちょっとした挨拶どころか言葉を発することすら嫌がるような存在に、間違って遭遇してしまったと思っていただければ。


ところで札幌市の人口は約195.2万人で、この数字は北海道の総人口の3分の1以上を占めている。
なので札幌ナンバーの車両であればほぼ間違いなく札幌から来たという認識で間違いない。
島牧村から来ている可能性は限りなく低い。
赤井川村はそれより少し確率は高いが、そう変わらない。
何より誰に言っても札幌は通じる。
神恵内村と言ってピンとくる人はそこまで多くないはずだが、札幌でピンとこない人は道内にはまずいない。

ありがとう札幌市。
おかげで一つめんどうが減りました。

2018年12月15日土曜日

2018年シーズンまとめ その7

ツーリングルートから抹消された道がいくつかある。


詰んだあああああああ!

というお馴染みのセリフを叫ばなければならない道。


一つ目は国道393号線、毛無峠



今でこそメインルートの始点は赤井川村冷水峠となっているけど、元は小樽市の毛無峠が始点だった。
元のルートの作成者がそう定めているので、これに疑問の余地はない。

その昔は走り屋が跋扈した毛無峠も、現在は交通量の増大と観光・工事車両の大幅な増加で一部の時間帯を除きいつでも渋滞している。
少なくともツーリングを楽しむ時間帯はもう無理だ。
世界一素敵なデザインのビモータ/DB7を思うがままに走らせるには早朝以外不可能なほどに混んでいる。

あまり正確ではないけど、毛無峠を経由して赤井川村に行くより国道を走り余市を経由し方が早く到着したことがあった。
何度もコーナーを徐行する途方もない鈍速車の後塵を拝したあとに試したことがあったのだ。
きっとそんな事はないのだろう。
渋滞に巻き込まれると長く感じるから。



二つ目は国道230号線、中山峠。



喜茂別から定山渓に向かう際の、登坂車線が存在する部分以外は渋滞している中山峠。
登坂車線部分でさえ渋滞している時がある。
おまけにこの区間は取締対象区間でオービスが設置され、速度取締のうきうきサイン会場も設置される。



三つ目は今年追加された国道5号線、稲穂峠。



ここは特に頂上付近のトンネル周辺で渋滞が発生しがち。



ツーリングルートは基本的に多いほどよい。
選択肢が多いほど迂回路が増えることになり、そこからさらに新しいルートを構築できる可能性があるから。
上の3つの道はその可能性がなく、ツーリングルートを作る基本の「信号がない・渋滞がない・変化がない」の原則から弾かれてしまった道になる。

そんな原則が自分の中にあったという事に考えていて気が付いてしまう。
ちょっと忙しくてこの記事も何度も止まって書き直したけど、それでもこういう事に気がつけるのでもう少し続けたいと思ってみる。

2018年11月27日火曜日

2018年シーズンまとめ その6

道道604号線。


正式名称は北海道道604号老古美小沢停車場線。
おいこみこざわていしゃじょうせん と読む。
停車場ってのはだいたいJRの駅だという認識で間違いない。
(停)で略される場合があるが意味は同じ。
駅なんかないぞって場合かつて駅があったというケースになる。

道道604号線(以下r604)は交通量が少なくて、路面状況が良好で、アップダウンしながら曲がりくねっていて、前後の道も素晴らしいっていう道。
単独でこの道路より走行する事を楽しめる道は存在しないんじゃないかってくらいの道だけど、もちろんそんなはずはなかった。

長らく見つけられなかったr604以上に楽しい道は札幌から遥か彼方。
七飯町に存在する城岱スカイライン

中間地点 城岱牧場展望台



どういった意図でこのような曲がりくねった道をお作りになられたのか、ありがとうございます!
中間地点の展望台がサミットなので、どちらの入口から入っても上りも下りも楽しめる作り。
素早くきっちり減速と荷重移動しないと苦しい展開になるコーナー。
素晴らしい景色、良好な路面状況。
最高です

難点はそれっぽいお車がやってくる事。
むしろこんな道で走りに来ない方がどうかしている、というくらいの道。
七飯町在住の諸兄は仕事終わりにちょっくら走りますか って事が可能。

漫画に出てきそう(頭文字Dとか)な典型的な峠道の構成で…書いてると走りに行きたくなりました。
七飯町の重要な観光スポットで、しっかり説明がありますので一読してお楽しみ下さい。

2018年シーズンまとめ その5

今日は気分が哀戦士でした。

なんてロックな歌なんだ…

今年のツーリングルートはほぼ南方。
洞爺湖へ訪れる事が非常に多かった。
最後は船に乗って中島へ行くほどに。

洞爺湖畔 10月25日 13時24分

自分自身が持つツーリングルートの中から、洞爺湖へアクセスするルートを特化させてみた。
また洞爺湖かよ! って誰もが言ってしまうほどに。

特に羊蹄山麓東側の国道276号線を走るのが実に楽しいという事に気が付いた。
行きも帰りも良い。

中山峠を走る諸兄にはなかなかむつかしいルートになる。
しかし12月8日に余市ICが出来るので、懐に余裕のある諸兄は中山峠経由で札幌に帰らず、赤井川村を通り余市ICからバヒュンと高速道路でお帰りになるルートをオススメしておきたい。
幾多の山を貫通し、丘を平べったくして、とんでもない場所に橋脚をぶっ立てた後志自動車道を。
道東自動車道も相当やっちまった感がありましたが、こちらもぜひ期待して頂きたい。


きっと来年も羊蹄山麓東側を多く走る事になりそう。
それはr604とニセコパノラマラインを走らない事を意味するのだけど、それだけの価値がこの道にはあると思う。
自分自身にとって、今の自分にとって。

道の話はも少し続く。

2018年11月25日日曜日

2018年シーズンまとめ その4

今日はすごく良く乗れている、という感じの他に、今日はすごくコーナーが長い、と感じる事があった。
不快な感覚じゃない。
オートバイに乗れている状態でのコーナーリングなので、むしろ楽しい。
特に右コーナーで感じる事が多い。
そしてこの感覚は初めてじゃない。
やだ、恥ずかしい…とかではなく、まだ原チャリに乗っていた頃によく感じた懐かしい感覚だ。

自分の知覚がおかしくなった可能性は否定出来ないけど、その前に現状を把握してみる事にした。
右コーナーの度に自分が何をやっているのかを確認する。ついでにおかしくなってないかも確認しておいた。

わかったのはコーナーの外側部分を走っているという事。
コーナー進入はちょっと思い出せないのだけど、イン進入からアウトに振っている可能性が高い。
オートバイとの一体感が高い時、旋回する事に不安を覚えない時のコーナーリングはとても楽しい。
その楽しいを引き伸ばすために、コーナー出口で加速するのではなく、旋回したまま終わらせようとしていたらしいのだ。
らしいというのは考えてやったわけではないから。
気付いたらやっていた類の事で、しかもこれは乗れている状態の時しか自分には出来ない。

あー…と、走りながら考えてみる。
原チャリでこれが出来ていたって事は、あの当時はちゃんとオートバイに乗れていたんだな、と。
何時ぐらいから走らせるのがむつかしいと思うようになったのか定かではないけど、そういった意味から自分はライディングフォームを取り戻したと表するのが正しいのかもしれない。

ライディングフォームは未舗装路用の物も開発(こちらは文字通りの意味)していて、来シーズンもきっと時間が足りないって言いそう。

ツーリングルートの探索と共に、今年はライディングフォームの事もあって濃いシーズンだったなぁと。
願わくば来年も濃くなりますように。

2018年11月24日土曜日

2018年シーズンまとめ その3

コーナーから立ち上がった先には短い直線と先の見えない次のコーナーがある。
右コーナーだ。

画像加工練習

軽くアクセルを開けて短く加速し、オートバイを道のアウト側へと振る。
この加速はコーナーに突入するための調子を合わせるためで、スピードを出すのが目的じゃない。

意識してリアブレーキを踏み、フロントブレーキはレバーをわずかに引く感じ。
パッドがディスクに当たる程度の状態にする。
意識してブレーキ操作を行うのはここまで。
ここから先はコーナーの入口に意識を集中する。

ブレーキングフォームを取って必要なだけ減速する。
減速の衝撃を下半身の踏ん張りと、肩と背中を使って受け流し5速から3速へとシフトダウン。
この間にカウンターアクションを取ってコーナーの突入に備える。

自分のカウンターアクションは腰をアウト側にずらすというもの。
腰だけじゃなくアウト側のステップにも荷重を掛けている。
どうも体重が足りないらしく、大幅な動きをしないと重心が動かないらしい。


ブレーキをリリースしてアウト側に振っている重心をステップからイン側へと移していく。
ステップから腰へ、腰から上半身、そして頭へ。
上半身は伏せ気味にして、旋回している車体の内側に入れて、仕上げに首をひねって鼻を曲がる方向へ向ける。

概ねこのような感じ(画像は参考)


この時重心はイン側のステップに完全に乗っかっていて、アウト側の足はステップから浮いている事もある。

一次旋回中はイン側の足にギューっと力が入り、膝から上が悲鳴を上げる。
ステップを踏み抜く位に力を入れて踏ん張っているためだ。



今日は良く乗れている。
5月の初めに感じた事を形に出来たのは8月の初め。
ステップに荷重を掛けて、太ももに力を入れて踏ん張る。

重要なのはたったこれだけの事で、他の全てはこの延長線上で行われている。
逆を言うと、これが出来なければ何一つうまくいかない。
そしてこれをするためにはとても体力を使うという事。
オートバイに乗れない冬の間は、筋トレに励まなければならない。




今シーズンの残り、来シーズンへの宿題は…次回にしようと思う。

2018年11月21日水曜日

油圧フロアージャッキの修理

TWのワックスがけを始めたら3時間も経過しておりました。
真冬は爪先が冷たくなって作業どころではないので今のうちにやっておきました。
やるまでは腰が重いのですが始めると今度は終りが見えないです。
気の済むまでやったら夜が明けていた…そんな日もありました。


ジャッキの修理の話です。
ジャッキ本体はそこらのホムセンかアストロで購入した安物ジャッキで、以前というか10年以上前くらいにも同じような感じで使おうとしたらいきなりダメになっていたことがありました。
その時はよく確かめもしなかったし、今のようにネットでなんでも調べればわかるわけではなかった時代です。

しかし、今は調べれば出てきます。
油圧ジャッキ 修理とかで出てくるわけです。

油圧フロアージャッキ オイル注入口

画像中央のオレンジの丸の部分のポッチがオイル注入口です。
赤く塗装されてシリンダーの一部みたいな存在ですがこの部分は単なるゴムキャップでした
これには驚きましたね…身近にある物でもまだ知らない事が山盛りなんだと思いました。

キャップを外すとなみなみとオイルが入ってました。
入ってるじゃん…と呟いてしまうほど入ってます。
ということはオイル漏れで使えなくなったわけじゃない。
レバーを操作してみるも反応はスッカスカ。
そもそも油圧で動いてる事は理解していたけどジャッキの構造まで深く考えたり見たりしたことはなかった。
スッカスカのレバーを動かしながらマスターシリンダー部分を見てみると…



画像はもう直してしまったあとの物なんですが、オレンジ丸部分のピストンに溝が切ってあって、赤い金具がハマるような構造になっています。
どういうわけかこの溝から金具が脱落していて、レバーを引き上げてもピストンが戻ってこなくなっていました。
丸の右にうっすら見えてるベータピンを引っこ抜いて逆側の棒を抜いて金具にアクセス。
溝に金具を差し込むと普通に使えるようになりました。
勝手に溝から抜けるような構造をしていないのにどうして抜けてしまったのか非常に謎ですが、使用中に抜けるのだけは止めてほしいと思いました。

ランクルみたいなでかい車を油圧ジャッキで上げて車の下に入り込んで見事に圧死した件を知っているし、スーパーカブを油圧ジャッキで上げていたらだんだん下がってきたこともあるので必ずウマ・パンタで支えるようにしています。
油圧は超強力倍力機構ですが固定機構じゃありません。
ストーブを付けてる部屋でパークリ使うのと同じくらい危ないので、ご注意下さいますようご案内申し上げます。

2018年11月16日金曜日

軽トラックのタイヤ交換

雪の降る地方ではノーマルタイヤからスタッドレスタイヤにする事をタイヤ交換という。
スタッドレスタイヤはホイールごと交換。
つまり北海道では不特定多数のドライバーがホイールとタイヤのセットを2組持っているという事になる。

タイヤ交換の方法は学生の頃バイト先で覚えた。
車関係の会社ではない。
そこの従業員の人達がタイヤ交換を自分でする人達ばかりで、それを手伝っている時に覚えたのだ。


必要なものを軽トラック搭載。
タイヤはもちろん荷台に放り込むだけで済むが、ジャッキなどは助手席の足元に置く。
平たくて地面がしっかりしていて(コンクリ舗装がベスト)屋根があれば言うことなしだけど、のんびり作業ができればまあいい。

イマイチフロント側のジャッキポイントがわからなかったのだけど、今回調べてようやく判明した。



ロアアームの付け根にジャッキポイントがある

デフにかけてしまえばいいのだが、持ってきた油圧のフロアジャッキが死んでいたので諦めたのだ。



多分中のジャッキオイルが抜けてしまっている。
このためパンタジャッキでやったわけだが、前輪はいいとして後輪はデフがけなので上げるのに苦労した。

MTでパートタイムの4WD車はギアをローに入れて2WDから4WDにしてサイドブレーキを引かなければいけない。
そうじゃないと前輪が空転してしまう。
空転してもどうにかなるけど危険度が増すのでお勧めはしない。

ホイールナットを予め緩めておいてジャッキアップ。
ナットを外してタイヤを変えてナットを手で回す。
ジャッキを解除してナットを締める。
これの繰り返し。

最後にトルクレンチでナットを締めて空気圧を確認する。
ヘッドライトの他に照明を持ち込んでみたけどこれは便利だった。
あと、膝付き用のパッドを使うと腰に負担がかからずに済む。
バイク用のメンテ術を流用しているけどタイヤ交換でも役に立った。

フロアジャッキはオートバイでも稀に使うので直す予定。
とりあえずこれで雪が降ってもすぐに使える足が用意できました。

2018年11月10日土曜日

石狩市の探索

長い連勤の果ての休日。
夕方まで寝て過ごす贅沢を捨てて軽トラで外出へ。


今日も暖かい。
ひどくなるという予報通りにはならず、オートバイすら走っている天気となった。
でも別にどうでもよかった。
車の時は天気を気にしたりはしないから。

シーズンオフは休日に本を読んで過ごすことにしている。
出かけた先で中古の文庫本を漁る。
まったく同じ本が並んでいても高さが1センチも違う。
中古の本は縁を研磨するのは知ってるけどこれはさすがにどうかと思ってみる。


土曜日の午後。
どこもかしこも混雑していてうんざりする。
わかっていてもうんざり。
R337から一本外れてr225に入ったあと、石狩湾新港のさらに北東を目指す。
石狩灯台の方。
この地域のことを何と呼ぶか自分は知らない。
親船、はまなす、浜の方、などなど。
地形的に興味深い。

時間はちょうどいい感じ。
夕陽が早い。

r225 石狩放水路 15時11分

ここから海沿いの道を走って北上してみた。
石狩川の最終河口付近のここをいつの日か訪れたいと思っていた。
寸詰まりの場所なのでツーリングの途中にはなかなか機会がなかったけど、今日はこの先の温泉に入るという予定を組んで来てみたのだ。


石狩市 親船 15時21分

パラグライダーかと思ったけど違うみたいだ。
今年は船に乗ったので(洞爺湖遊覧船のこと)来年は飛行機に乗ろうかと思っている。
そんな事を思いながらちょっと狭くて車は走っていない道をゆっくりと走る。
左右のいたる所に進入禁止の看板がかかっている。
オフ車系の方々が侵入しているらしい。

地形的な要素から考えられる特徴そのままの風景が広がっていてなんだか安心した。
灯台のところから南下して弁天町の方へ向かう。


石狩八幡神社 15時34分

通りの名前は忘れました

神社前から蛇行したきれいな道がずっと続いていて、名前もついていたのだけど忘れてしまった。
夕陽の直撃を受けながらこれまたゆっくりと走ってみる。
あとで調べてみるとこの地域の歴史は相当古い。
風土館や資料館には興味を惹かれたけど、オフシーズン中に行くかどうかはわからない。
雪が降るともう出かけるのは無理そうだ。

目当ての温泉、番屋の湯へ。

番屋の湯 15時42分

そりゃあもう混んでいてうんざりしてしまう。
自宅の浴槽に重曹ぶち込んで入ったほうがよかったかもしれないと思うほどに。

カピバラを眺めながら次があるなら平日にしようと心に誓った。


ネズミというにはあまりにもでかい。
2匹いるんだけどこの時は片割れが温泉から這い出ている。
なんとも微妙な鳴き声を発して片割れを呼んでいるみたいだったけど、ともかくこれをネズミというのはどうかと思ってしまった。


帰りは埠頭の方を探索して今日はおしまい。


まだ冬タイヤに交換していないので今月中にはやろうかと思われます。

2018年11月8日木曜日

CB1100のリアキャリア取り付け部分の修理

この間交換したウインカーの時にネジ山を舐めさせた部分の修復作業に取り掛かりました。
理由はネジ穴からこんな物騒なものが取り出されてしまったから。

フレーム側の崩壊したネジ山

もう雌ネジはダメ。
完全に死亡しているんじゃなくてゾンビ化して襲いかかってきている状態。
ボルトを突っ込むとボルトのネジ山が破損して一瞬でボルトが使い物にならなくなる。
そんな状態。
もう今シーズンは乗らないので仮固定で凌いでいたけど、ボルトを外して採寸して注文する時に工具と部品を追加発注して直すことにしたのだ。


タップ&ダイスのセット
ボルトとナット


タップとダイスは嫌いな工具。
何しろこいつを使う時はすでによろしくない状態という事だから。
画像は使用中のハンドルとタップだけどセットの物を購入した。
単品で買うと強烈に高い。
今回はゾンビ化しているネジ山を安らかに眠らせるのが目的なのでセットの安物でもかまわない。

特殊サイズと言っていたボルトはそこまで特殊ってものではなかった。
一般には流通している形状だった。
しかしそこらのホムセンで売っている代物でもなかった。

CB1100(10')の純正リアキャリアに付属している取り付けボルトのサイズは内径8ミリ(M8)、ネジピッチ1.25、六角の穴のサイズは6ミリ、長さ75ミリの物
商品名は六角穴付ボルト(ステンレス) 半ねじ
キッチンペーパーの上で錆びまくっているボルトがそれだ。
同じ商品の長さが80ミリの物も注文しておいた。
舐めた部分はボルトが貫通しているけど貫通部分の長さがちょっと微妙だったので少し長いものを用意してみたのだ。


キャリアを外すのにボルトを引き抜くと引き抜いたボルトは殺されていた…
他の無事なボルトは無事に引き抜いてキャリアを外してグラブバーをずらす。
この状態でタップは立てれるようになった。
本当は水平を出すべきなんだけど、今回はもう穴が空いているしネジ山を切るのではなくKillので問題ない。

慎重にタップハンドルを回転させていたわけだが、あと数回ってところでサスペンションが邪魔で回せなくなる。

Son of a bitch!

サスはOHに出す予定だったのでまあいいか…という次第でサスも外して作業を続行。
2回ほどタップをねじ込んでみると緩いながらもボルトは普通に入るようになった。
あとは裏側からナット(13ミリじゃない小型12ミリ)で固定してやればいい。
ちなみにキャリア後ろ側の固定は元々裏側から皿ナットの固定でフレームにネジ山は切ってない。

画像はないけどグラブバーを養生テープで仮固定してキャリアを装着。
全てのネジを新品に交換して、前側取り付け部分は左右ともボルトの長さを延長して裏側をナットの固定にしておいた。
締め付けトルクは緩めで…また舐めるのが怖いので来シーズン走り出して具合を見てみようと思う。
ちなみにこのキャリアはセンタースタンドを掛ける時に思いっきり引っ張る部分でもあるので、できればこのような作業はバイク屋でやってもらうことをお勧めする。

2018年11月4日日曜日

2018年シーズンまとめ その2

写真加工練習

撮影した画像そのものよりも色や明るさを編集したものの方が実際に見ているものに近い。
これは特に紅葉を撮影している時に思っていた事で、実際はもっとという言葉を何度か使っている。
補正しようが加工しようが実物に近いならOKというスタイルなので、ちょっと手間が増えるけど来シーズンはそこらへんもやっていきたいと思う。



2018年シーズンは天候には恵まれなかった。
一ヶ月半にも及ぶ梅雨があり、6月中旬から7月下旬まですっきりと晴れた日は少なかった。
気温も低く農作物にも影響が出た。
あっという間に夏は終わって秋になり、台風が来て地震が起きた。
良かったのは9月の途中から。
そして10月。
10月は例年より暖かく穏やかだった。
景色は青から赤へ。


写真加工練習



9月は青く、10月は赤い。


恵まれない天候でも好印象だった2018年。
ライディングフォームの話は次回。

2018年11月2日金曜日

2018年シーズンまとめ その1

写真加工練習より


CB1100 5415キロ
TW225 4598キロ
2018年の走行距離は10013キロでした。(去年、一昨年は8000キロ台)
久々の大台に驚き。

ツーリング回数は多分25回。(記事として記載したもの)
夏至ツーが1回。(3日)
走れオザキが14回。(ショート走行)

TWは今年オイル漏れやステムベアリングの交換で長期入院を繰り返したにも関わらず相当距離を稼ぎました。
未舗装路の走行や道路探索を行うことからTWは時間に対して距離が少ないのが常ですが、今年は計画通り夏至ツーにTWを使っていれば走行距離が逆転していた可能性があります。


台風、地震などの天災。
故障や事故、そして今年は仕事が忙しかった中で本当によく走ったシーズンとなりました。

決して恵まれたとは言えなかったはずだけど、よく走ったと思える理由はこれからまとめていきたいと思います。

2018年10月25日木曜日

10月25日のツーリング シーズンラストラン

今日で10月の休みは最後。
全6回中出走したのは5回という事になる。
雨で走り出せなかった日が一日も無いなんて10月としては相当異例。



結局21日のツーリングの疲労が消えたのは今日、25日だった。
24日まで太ももの筋肉痛は続き日々の仕事に難儀してみた。
さすがにこれはまずい。
問題はシート高、もう少し詳しく書くと膝の曲がり角が狭いのが問題。
CB1100のノーマルシートで足つきの問題は解決したけど、今度はこちらが問題となる。
取り外したK&Hのハイシートを再び装着。
いくつか考えがあったのでラストランにその答えを求めてみたのだ。


赤井川村 冷水峠 10時40分

起床に成功して体調も問題なしだったけど、済ませる用事があり少し時間を食ってしまう。
とても喉が渇いていたので赤井川村の道の駅に寄る。

赤井川村 道の駅 10時58分

日中暖かい日が続いて紅葉は遅れ気味。
早い物はもう枯れていて、遅いものが一斉に色付いている感じがする。
とても賑やかだ。

時間的にいつもの昼食の時間だったので喉の渇きのついでに腹も満たす事にした。

パンが好きだ

チョコチップのパンは焼き立てでまだ暖かかった。
建物の中で食べればいいのにわざわざ外で食べているのはいつもの習慣で、気付いたら外にいたからだ。


シートのテストと言っても特別な事をするわけでもない。
いつも通り走る。
いつもの場所から羊蹄山を見て

羊蹄山 11時41分

京極のセコマで休憩してR276を留産まで走る。
そこからは10月4日のツーリングルートを少し変えてみたルート。
以前は農道を使ってパスしたルスツリゾート前を今回はr257でパスしてみる。
r257は走った事のある道だけどあまり使用頻度は高くない。
すっかり忘れていた。この道の良さを。
今年たくさんのアプローチで洞爺湖を目指したのだけど、まだ走っていない組み合わせがある。
そう、今日も洞爺湖へ走っている。


シートの感触は悪くない。
ハイシートだとTWと同じような感じを受ける。
車体が荷重入力をやわらかく受け止めるような錯覚を覚える。
しかしこれだと停車の手前や低速走行時の安定に欠ける。
そのため走行時でない時はシートの前方、タンク寸前のところに座って足付きを確保してみた。
これはなかなか上手くいって足付に関しては何とかなりそう。
でもノーマルシートよりも腰の位置が高くなる問題は解決しない。
骨盤の重心が低くなるノーマルシートのほうが旋回時の安定性が高い。
けど、300キロちょっとの走行で3日もまともに動けなくなるよりはいいだろう。
一長一短なのは最初から覚悟していたし、違いが明確になったのでやってよかった。



国道をのんびりと走り続けて洞爺湖温泉街へ。
そしてとうとうチケットを購入する。

洞爺湖遊覧船 チケット購入 13時44分

桟橋に到着した時にちょうど出航だったので、湖畔を少し歩いて待ってみる。
平日の温泉街となれば日本人観光客を探すほうが難しい。
周囲は中国語とハングルと英語ではない欧州の言語で満ちていた。

駅前桟橋1 もちろん2もある 13時47分

湖上の異邦人になる…
もちろん脳内でフル再生されたのは言うまでもない。
スマホで最大音量で再生させるのは遠慮させて頂いた。

乗った船は行きが「エスポアール」、帰りは「羊蹄」。
ほぼ揺れない湖の遊覧船で船酔いを起こすレベルなのだけど、折角乗ったので展望スペースから湖上の眺めを楽しんでみた。
帰りは船内のベンチでぐったりだったので楽しんだのは行きだけ。

洞爺湖 エスポアールより羊蹄山 14時6分

見ろ、虹だ…羊蹄山の東側に綺麗な…虹…?
慌てて雨雲レーダーを確認すると羊蹄山麓は雨。
西から東にかけてやや強い風が吹いていて雲はその風に沿って流れている。
帯状に。
羊蹄山はそれを受け止めている。
帰りは覚悟しなければならないが、今は忘れて楽しむことにした。
天気予報、コンチクショー。

観音島と弁天島 14時17分
饅頭島 14時17分

大島桟橋 14時21分

船は予想よりも遥かに速い。
どんくさそうな見かけによらず結構速い。
でも排気には気を配っていないので排ガス臭くてたまらない。
GPSでログを取っているので遊覧船の航路もばっちり記録している。
水上のログを取ったのは今回が初めてだったので妙な気分になった。

洞爺湖畔→中島への航路

遊覧船は中島で降りなければそのまま乗って帰れるがもちろん自分は降りる。
目的の洞爺湖八景の看板は船上からでも確認できていたのでまずは撮影した。

洞爺湖八景 中島

森林博物館には入らず桟橋周辺の散策を楽しんだ。





洞爺湖 中島 14時48分

ここの木々は植林されたものではなく自生しているものだと聞いてちょっと驚いた。
というのも桟橋周辺は折れたり倒れたりした木々が多数あったからだ。

中島の倒木の一部

ここは国定公園の一部なので勝手に切ったり植えたり出来ない。
基本的に大きな木が多く、きっと古いのだろう。
シカが増えすぎてその食害も酷いと聞いていたけど、島の中の方はどうなのだろうかと思ってしまう。
遊歩道が整備されているはずなのである程度の場所までは踏み込めるようになっているけど、今の自分にはその時間はない。

散策しているとすぐに船の時間になってしまう。


帰路 14時50分

湖畔に戻ってきて羊蹄山を確認する。

洞爺湖より羊蹄山 15時22分

なんだあの帯状のとんでもない雲は…
向こう側が見えない。
あの雲の下どころか下の下まで雲で埋まってる。
羊蹄山の右も左も雲なので雨を避けて帰ることは出来ない。
どこまで晴れたまま走れるだろうか。

帰路は国道を淡々と、オートバイの感触と体の調子を感じながら走る。
ルスツを少し過ぎたところで路面が濡れ始め雨具を着込む。
本格的な雨は京極から始まって赤井川へ向かう途中に大粒の雨が降ってきた。
雲の中に稲妻が光る。
傷と虫の痕がひどかったヘルメットのシールドをヘッドライト磨きで処理したら大変きれいになったけど雨をまったく弾かない事に気が付いた。
シールド表面に水が留まって粒になり光を乱反射させてすごく見づらい。
乱視矯正のメガネを掛けてない時の雨の日の運転と同じだ。


秋は突然の雨に降られることがよくある。
だから雨具を常に持ち歩く。
今年は例外。
今日みたいな日が本当は多いのだ。
だからこの雨に嘆いたりはしなかった。
むしろ自分らしい天気と言えるだろう。
また、洗車を頑張らなくてはならない。



自分のシーズンは、これでおしまい。


2018年10月23日火曜日

10月23日の休日

今日はまた暖かく絶好のツーリング日和でした。
朝から気温は急上昇して最高気温は19度を記録。
晩秋の寒さを味わうことなく強制冷却に踏み切るような一日になっていたでしょう。


走り出したなら。

今日は休日。
いつものように支度をしていつものように走り出す予定でした。
しかし、前々日のツーリングの疲労が抜けず目覚ましで目が覚めたものの起き上がることが出来ません。
前日は太ももの激しい筋肉痛でしゃがむのがひどく大変でした。

最近のツーリング後にはこの症状がよく起こり、回復にほぼ2日費やすことになってました。
なので今日はもしかしたら走り出せないという予感はあったのですが、実際には昼ごろまで起き上がれず起きてからも走り出すことは出来ませんでした。
体力が決定的に不足しているというのが原因ですが、衰えた筋力がまだ戻っていない事も原因のひとつ。
それと現在のライディングフォームは以前と比べて体力の消耗が激しすぎるというのも一因となっています。

常に腰を落とし足に力を入れてシートにはケツを置いているような姿勢は、スキーに近いものがあるのですが、その状態を数時間も維持していると最終的には歩けないほどの状態になります。
ウルトラマンが構えている状態で前後と上下に衝撃があって、コーナーのたびに片足に猛烈な負荷がかかっている…とも言えるのですが。

リアブレーキを踏んでフロントブレーキを当てながら目的とする速度に応じてレバーを引く量を調節。
その間にカウンターアクションとして曲がるのと逆の方向に腰をずらしシフトダウン。
コーナー突入の時にフロントブレーキは使わないのでリリース。
減速が終わったらコーナーの内側のステップに力を入れてカウンターアクションでずらしていた腰、上半身、頭をコーナーの内側に入れて首をひねって鼻を曲がりたい方向に向ける。
一時旋回の時点で曲がれそうも無い時はリアブレーキを使用して調整。
二次旋回は一時旋回のリーンインの体勢をリーンウィズにして加速へと繋げてゆく。
連続コーナーなどの切り返しでは二次旋回のフォームを省いて一時旋回のフォームをそのままカウンターアクションとして次の旋回に使っている…と思う。

重要なのはどれも疎かにしないことで、どれかを省くと絶対にうまく曲がらないという事が前回のツーリングでわかっています。
しかし体力は無限にあるわけじゃないので限界があり、その限界はTWよりもCBの方が早いという事になります。
大きくて重たくて出力がでかくて操作が繊細なら当然そうなるのですが、これには異論もあるのですが…


結局は休日に走れなかった愚痴なのかというとそうではなく、頭の中にあったライディングフォームについてちょっと文字にしてみたかったというここ最近の欲望を満たしてみたかったというお話になります。
空いた時間で整理していた考えを文字に。
どうやって走っていたか、思い出して次はこうしてみようかと思うのはちょっとした楽しみです。

オートバイから良い感触がある。 それはどうしてだろう?

考えて走って確かめてみる。
その時間はいくらあっても足りません。
次回の休みが今シーズンラストラン。
最後のテストと、最後は何をしようかな?

2018年10月22日月曜日

10月21日のツーリング

10月に4回もツーリングに出れるなんて相当ツイてる。
今月は土日祝日が休みの日が多い。

季節外れの暖かさに見舞われた北海道。
とてもたくさんのオートバイが走り出したはずだ。
自分は実のところ、今シーズンもう思い残すことはない。
だから今日は渋滞からそっと外れて走る。
いつものツーリングルートを。

赤井川 冷水峠 10時8分

この場所から何枚も写真を撮った。
だいたい自分の書いた物の最初の写真はここの写真になる。
今日は太陽がずいぶん低い。


走り出しても結構暑い。
それもそのはず、今日は防寒インナーツナギを着込んでいる。
最高気温は18度の予報だったけど日が昇り切るまでと落ちた後は寒いだろうと思ったからだ。
しかし気温は予想よりもモリモリと上がっていく。

倶知安からr604を走りニセコパノラマラインへ。

r66 ニセコパノラマライン 神仙沼覆道 12時1分

とても10月のニセコパノラマラインとは思えない。
神仙沼の駐車場は車が溢れかえっていた。
もう少し先のチセヌプリ登山口でオートバイを停める。

チセヌプリ登山口 12時4分

今日はともかくカウル付きのオートバイが多かった。
みんな自分より速く走っていく。


r66→r207→r32→r914→r702と道道を繋いで走る。
今日は日曜日で工事関係の車も走っていないと思ったら新幹線の工事は日曜もやっているらしい。
そこを過ぎてしまえば豊浦までガラ空きの道を走れる。

それにしても暑い。
あまりにも暑い。
蘭越を過ぎてから気温はさらに上昇して、r702に入ったところでインナースーツを脱ぎ捨てた。
それでもまだ暑いくらいだ。

豊浦セコマ 13時37分

国道をこのまま東に進んで善光寺に寄って壮瞥へ抜けるルートを考えていたけど却下した。
今日も洞爺湖を周遊することにしたのだ。
貴様、今年洞爺湖を何周するつもりなのだ? と訊かれても困る。
まるで吸い寄せられるように、引き寄せられるように訪れてしまうのだ。


洞爺湖畔 14時9分

一面に色付いている箇所があったのでUターンしてみた。
落葉が当たってバシッと音をたてるけど、まだまだ洞爺湖畔の道に落葉は積もらない。

あまりの暑さに壮瞥のセコマで強制冷却に踏み切った。

壮瞥セコマ 強制冷却 14時57分

どうもグローブがダメだったらしい。
薄手のレイングローブで使っていたのだけど、風を通さないので手が冷却されず茹で上がってしまった。
まあ仕方ない。
普通ならウインターグローブでちょうどいい季節なのだ。
それにこの先は日も落ちて喜茂別に入る頃には寒くなる。


北湯沢の渓流庵は今日は橋の上から。


渓流庵 15時42分

今年も奥の木が色付いて川に葉を落としている。
鳥居の右側も紅葉しているけど山神石碑の紅葉はもう終わってしまったらしい。

気温は高いけど日は早くも傾いていく。

大滝 15時56分

喜茂別ローソン 16時32分

多くの人がここから中山峠を越えて帰路につく。
自分はここから多くの選択がある。
国道か道道かそれとも農道か…

今日は農道を選択。

夕焼けと羊蹄山 16時44分

国道276号線と道道97号線の間の農道。
そこから久々にr478でふきだし公園の前を通って西進する。
いつも夕陽が目に痛いこの道も、もう沈んだ夕陽を見る道になっている。

急速に…というわけではないけど、喜茂別から徐々に寒くなりここでグローブを冬用に変更する。
倶知安で一度少しだけ暖かくなり赤井川は寒かった。

赤井川 道の駅 17時37分

もうすっかり日が沈んで月が昇っている。
オートバイは自分だけ。
暗くなってもここで今日を振り返る。

残りの体力が少ない。

もうくったくただった。
でもずいぶんマシになった。
ちょっと前はこの100キロ手前でくったくただった。
ちゃんとステップに体重をかけて腰を入れないとオートバイは、CB1100は曲がってくれない。
まだむつかしいコーナーがいくつか残っている。
ちゃんと曲がって帰らなくちゃならない。


帰り着くと歩くこともおぼつかない。
でもこの心地よさ。
今シーズンラストラン。
かもしれない。