2018年1月28日日曜日

軽トラックの車検計画 その4

極寒の北海道。
最高気温がマイナス4.9度、最低気温はマイナス9.2度っていう真冬日。
電話を受けた翌日の土曜日までは暖かい日が続いていたので、呑気にしてたら大寒波。
トーキョーで雪が降ったせいで北海道に物が届かない状況が続いている。
ヘッドライトがこれに巻き込まれていたら車検の完了は当分先になっていただろう。
幸運だったと言える。

そんな冷凍庫のような日に車を引き取りに行った。
駐車場までの運転では今までとあまり違いは感じられなかった。
修正してもらったステアリングセンターは今まで左に傾いていたのが右に傾いている気がしたが、これは後述する。


テスト走行は24日。札幌まで買い出しに行くついでとなった。
この日は最高気温が午前1時のマイナス5.4度で、日中時間帯の方が寒いという息をしてませんというとんでもない日だった。
前日に掘り起こしておいた軽トラは、さすがの寒さでセルを弱々しく回転させて始動。
ギアを四駆に放り込んで強引に駐車場から脱出し、圧雪アイスバーン地獄と化しているR5を走る。

とりあえず走行に関しての問題は何もなくなった気がした。
ステアリングセンターは走っている間に右寄りからセンターになり、清掃とフルード交換されたブレーキは明らかに踏み込み量が減ってよく効いている。
四駆の時に左フロント側から異音がするのだが、点検で異常が出ていなかったようなのでまあ大丈夫だろう…

とりあえず走行に関しては何の問題もなさそうということがわかり、テスト走行の帰りに車検証も出来ていたので受け取ってきた。


金額に関しては以下の写真を参照していただきたい。

総合計金額は12万5千8百円

自賠責保険25070円 重量税8200円 印紙代1100円 合計34370円
ユーザー車検だとこの金額だけで終了することになる。もちろん車検が通ればという前提で。

工賃が39447円もかかっているが、これは基本整備料(24ヶ月点検)の19429円が含まれているので、そこまで高いわけではない。ヘッドライト交換が1個3240円も工賃がかかるのはどうかと思うが。いや、工賃はある程度指定されているので文句はないのだけど。

内訳を載せよう。


整備作業内訳

ちなみにキャリイのヘッドライトはやや力ずくで外す事になる。
一度外したことがあるので知っている。
冬場だと色々折れたりしないか不安になるが、今回だと外すやつは壊れても心配ないものなので折れようが割れようが関係ない。
交換してレンズが透明になったヘッドライトは確かに明るい。
明るというより光がはっきりしていて見やすくなった。
いずれこれも曇るのだろうが、その時にまた莫大な金額がかかるのはどうなのだろう?


ひとまず問題はなさそうでなにより。
年間で2000キロも乗らないので問題は起こりそうもないが、整備保証があるので少し安心だ。
次の車検は素通しで行きたいと思います。

2018年1月19日金曜日

軽トラックの車検計画 その3

電話だ。

電話が鳴っている。

今時の若者もやはり電話は『鳴っている』なのだろうか?
そんな疑問が沸いたが、いまだに慣れないスマホの着信画面にはオートバックスの文字。

嫌な予感しかしないが、電話を取る。
電話を『取る』という表現もどうかと思ったが、今のところこれで通じなかったことはない。


もしもし、追加修理のご案内はご遠慮ください…


一週間ほどかかると言ったのは嘘だ。もう出来上がっているので取りに来い。


要約するとこんな感じになりました。
ちなみに自分の電話は通話が自動録音されるようになっており、最初はちょっと嫌だなと思っていたものの、あとからどんな会話だったのかを確かめることが出来るって素晴らしいという感想に変わりました。

詳しいことは伺いませんでしたが、必要な部品(ヘッドライトアッシー)が多分関西じゃなくて札幌あたりにあったので翌日配送、そして修理完了となったんじゃないかと思われます。
金額が少し安くなっていて、12万8千円から12万5千8百円になりました。
ヘッドライトさえなければ…ヘッドライトさえ…

予定より早く戻ってくるので、次の休みはテスト走行したいと思われます。

2018年1月18日木曜日

TW225の修理計画 その26

その23で書いたっきりになっていると思われるTWのリアショック。

じつは未使用品を手に入れていてそのままになっている。

TW225 リアショック

どうしたらTWのリアショックの未使用品が単品で手に入ったのかというと、オークションで落札しましたという次第。

それもかなり安く。

正直届くまで未使用だというのは嘘だと思っていた。
部品自体はいまだにTW200がアメリカ向けに販売されているので新品が出るが、それだと値段はとても高い。

だから見た目だけ綺麗にした物だと思っていたし、それでも別によかった。
リアサスはOHの予定があり、その期間中に仮組みしておくためのサスが必要だったからだ。
そうしないとガレージ内で不動状態になり、大変めんどうな状況になってしまうから。

そうした次第で期待しないでいたが、届いたサスはどう見ても未使用品だった。
使ったら絶対に付くはずの汚れや傷が存在しないのだからそう考えるより他ない。

どうしたらこんな良品が出るのか疑問が湧いたので少し調べる前に思い至った事がある。
TW…200ccの方でリアショックのリコールがあったはず。それに起因しているはずだと。


予想は大当たりで手に入れたサスは改善後の鍛造による一体構造の物だった。
TWの中古はこれがある。
中古車を買って純正サスが改善されていなければ新品サスがただで貰えてしまうのだ。
当然古いサスは回収されるわけだが、もうすでにサスを持っているという人間であれば新品サスとして流通させてしまうことも可能。

今回はそういった類の品に見事巡り会えたということ。
これで今付いているサスはOHに出して予備部品として保管。
新しいサスがヘタってきたら交換。
そうしてリアサスは車体が壊れるまで使い続けられることになるだろう。

TW225はまだまだ乗り続ける予定。
少なくとも6万キロまでは乗ってみて、そこでエンジンを、腰上をOHするか考えてみようと思ってます。
クラッチは5万キロくらいで様子を見ようかと。

自分のアガリバイク。まだまだ大事にしていきたいです。

2018年1月17日水曜日

軽トラックの車検計画 その2

大雪が降ったせいで車は長い列で、赤いテールランプも見えないのでハザード点けて走行という吹雪。
そんな雪が降ろうとも動かす予定のなかった軽トラの駐車場には、大量の雪があった。
軽トラは埋まっていると表すのが適切だろう。
数日暖かい日が、というより雨が降ったりもしたので雪はほどよく固まっている。
寒くて新しい雪だとさらさらしていてママさんダンプで除雪するにはちょっと向いていないのだ。


というわけで車検前日の深夜。鉄のスコップで切り出した雪をダンプに搭載して雪捨場を往復すること2時間位。
覚悟していたとはいえ相当疲れた。

翌日。
1月17日は雪も降らず気温も高めで1月とは思えない暖かさ。
スノーブラシでフロントガラスの氷と格闘することなくオートバックスまで移動する。
すでに予約は済ませていたが、追加で見てもらいたい部分があったのでその説明をした。
見積もりは小一時間かかると知っていたし、その旨説明もあったので何かあったらお電話コースを選択した。
よく考えたら特に予定はなかったので見積もりから説明を受けたほうがよかったかもしれない、と思ったが後の祭り。

歩くのが好きな自分は普段歩かない大きな通りから少し外れた道をゆっくりと歩きながら帰宅。
前述の通り暖かく、散策を堪能している最中に電話が鳴る。
もちろんオートバックスからだ。

予想通り整備しなければ車検に通らない箇所があり、まずはその説明から。
・右前側のロアアームがダメになっているので交換とのこと(1万7千円)
・ヘッドライトレンズが曇っていて光量が足りないこと(3万7千円)

Son of a bitch !

心の中でそう叫んだのは言うまでもない。
電話口で説明しているのは多分整備士の方なんだろうけど、その人に向かって言っても仕方ないのはこれまた言うまでもない。
ロアアーム、、、というかその回りの部品についての知識は持ち合わせているのでダメだと言われたら納得行かないと返したりしない。
ヘッドライトレンズの曇りは自覚していたのでこれまたゴネたりはしない。
何しろバルブが確認できないほど曇っているのだ。磨いてくれたそうだがダメだったらしい。
自分も磨いてみたがダメだったのであっさり納得したとも言える。まさか曇っていて光量が足りなくなるとは思っていなかったが…
部品代が高いのもアッセンブリ交換でキャリイの場合ヘッドライトがでかいので仕方ない。
中古品を使わなかった理由も簡単で、中古は皆同じ症状を抱えているから。
とはいえこの出費は大きい。

この他ブレーキまわりの清掃に2000円位。
ハンドリングセンターの調整に4300円位。
オイルとエレメントはオイルが全然汚くないと言われたのだが、オイルパン交換の時から交換してないのでお願いした。
ルームランプのスイッチの接触不良はこれまたアッセンブリ交換になり、アッセンブリだとくっついているルームミラーごとの交換になるという話だったので遠慮しておいた。
この他発煙筒の使用期限が切れているとの事だったので、その内電池式のヤツに交換するのでということでお断りした。
古い発煙筒はもちろん火遊び(実用テスト)に使うのだ。

あとは…営業としてマフラーの錆止めとタイヤのハブのサビ取りと錆止めの話があったが、どちらもお断りさせて頂いた。
総額が12万8千円くらいという胃が痛い金額になったが、ギリギリ許容範囲内だったのでやることにした。
これが15万以上だったらオートバックスで買い取り査定を頼んでいただろう。

というよりも今までの修理金額を考えるともうダメな範疇に入っている。
今回の買い物はまさに大外れと言ってもいい。
少なくとも5年程度は軽トラに乗るつもりであれば、信頼できるショップか新車の購入をおすすめする。

修理期間だがヘッドライトの配送で1週間くらいかかると言われたが、今月中に出来上がるなら問題なしと言って本日のやり取りは終了。
月末には(これ以上何もなければ)完成となるだろう。

2018年1月10日水曜日

軽トラックの車検計画 その1

購入してから初の車検を迎えようとしている我がオンボロ軽トラ、スズキ・キャリイ(DA63T)。
購入前はユーザー車検の予定だったが故障が多発しているので業者にやってもらう事にした。

現時点で発覚している症状は
・オイルドレンネジ山損傷→オイルパン交換
・ラジエーターサーモスタット故障→サーモスタット交換
・エアフィルター詰まり→エアフィルター交換
・エアコンフィルターが入ってなかった→エアコンフィルターを入れた
・夏タイヤがバースト→スペアタイヤで対応。来シーズンに購入
ルームランプスイッチの接触不良→簡単に直るのであれば業者に依頼
ステアリングセンターがずれている→タイロッドの調整を依頼予定
オイル+オイルフィルター交換→多分1年は交換していない。距離は3000キロ未満
太字のやつが車検と同時にやって頂きたい作業となる。

この他にデフオイルとミッションオイルの交換を頼もうと思っていたのだけど、この真冬の凍りついている時期に高粘度のオイル交換を依頼するのは気が引けたのでやめておいた。
仮に自分が頼まれた場合仕事なので否応はないのだけど、内心ブチ切れてもおかしくない。
オイル出てこないよあああああああとなりかねないので、夏の暑い時期に頼もうと思う。

もう色々おかしいと言われても不思議じゃないので、ある程度の金額は計上しているので大丈夫の予定。
特に車を使う予定もないので代車も頼まなかった。というより自分の運転技術で代車をまともに運転できるとは思えない。


予定日は1月17日水曜日。
場所はオートバックス。
オートバックスの車検は意外に安心できる。整備も意外に安心できる。
車を所有していた時は基本的にオートバックスの車検で、何も問題なく手放すまで大丈夫だった。
手放した後の車もオートバックス車検で、雪山に突っ込んで廃車になるまで大丈夫だった。
作業で交換部品が発生した場合はしつこいくらい電話で確認してくるのだけど、何も連絡せずに交換して高額請求してくるよりはずっといいと思っている。

とりあえず、見積もりでいったいいくらになるのか見てから考えてみようじゃないか。
合計が20万とかになりそうなら、スクラップにしちゃってもいいんじゃないかと思っている。

2018年1月9日火曜日

2017年シーズンまとめ その10

なんてことはない。今シーズンのツーリング中の食事は全てコンビニだったという事。
中でも昼食はほぼセコマ。セコマのマークの鳥が不死鳥だったと最近知ったあのセコマだ。
11時を過ぎたあたりからオレンジと白の看板を探し回る必要が無いほど、セコマの位置を把握していると言っても過言ではない。
ここから次のセコマは…などという話をすることさえ可能だ。
北海道は広いうえに道路しか存在しない区間もあるので、20キロ先からセコマの存在を示してくれる看板はありがたい。
まだ20キロもあるのかとうんざりしてしまうかもしれないが。


昔、と言ってもそれほど前ではないが、自分も食事処を利用していた。
ファストフードからちょっと洒落たお店まで。
利用しなくなった理由は単純で、時間が惜しいからだ。
そもそも一番最初にツーリングルートを作り始めた時から『昼食』という概念がスっぽ抜けていた。
ある時友人に「お前のツーリングルートは飯を食う場所がない」と言われて、確かにそうだと思ったほどだ。

とりあえず腹を満たして胃もたれせずにバイクを走らせれる状態になればそれでいいので、パンをエナジードリンクで流し込む事に問題を感じない。
カレーと豆パンは消化不良を起こして食べた後の走行が厳しいので、ツーリング中の摂取はご法度。
これ以外なら今のところどんな物を食べて飲もうがかまわない。
なるべく手早く簡単で、手が汚れない物が理想的だ。
正直味なんてどうでもいい。ロードサイクルを転がしてるエネルギーゼリーしか摂取してない人に比べれば随分マシだろうと思う。

郊外であれば時速60キロ走行で10分で10キロも走れることになるので、昼食に時間を掛けると意外にツーリングの距離が短くなる。
食べることを目的にツーリングルートを構築しているのならそうでいい。グルメツーリングの記事で海鮮丼が出るたびに目を背けることになる自分には無理な相談だが、食事を主目的、または重要な位置に置いているのであればそれもいいのだ。
しかしただバイクを走らせる事に至上の喜びを見出してしまった人間に、それは必要ではない。
道東(阿寒・摩周)まで行ってもほとんどセコマしか利用しなかった人間に、食事処はいらないのだ。


写真に意味はありません



今年は夏至ツーくらいは食事も楽しみたいと思っております。

2018年1月2日火曜日

2017年シーズンまとめ その9

ブレーキレバー、指何本で掛けますか?

教習では4本を推奨しつつも、自分が通っていた所では特に指摘されることはありませんでした。
自分は意識せずにブレーキを掛けている時、本数は2本。人差し指と中指の2本掛け。
CB1100とTW225、どちらも通常2本掛けでした。
そしてどちらの車両もブレーキレバーは純正品ではなく社外品。
TWに至ってはハンドルバーも社外品。
CB1100の方は『へ』の字型のロングタイプで、所謂パワーレバー。TW225はRALLYショートレバーを使用。
以前にどこかで書きましたがCB1100はショートとロング、どちらのレバーも試してみてブレーキレバーはロングを選択。クラッチレバーも同様のテストを行い、ショートレバーを選択しました。
TW225のレバーがどちらもショートなのは林道走行中に転倒した場合のためです。
舗装路であれば自走不可能になればレッカーを呼べば何とかなりますが、林道はそうもいかないので。

さて、前置きが長くなりましたが、たまには掛ける本数を変えてみるのもいいかと思うのです。
自分は何かの拍子にブレーキレバーを3本(人差し指、中指、薬指)で掛けてみたところ、2本とはまるで違う感覚を味わうことが出来ました。
2本よりも3本のほうが繊細な操作が可能で、操作から返ってくる反応を感じやすく、減速からくるノーズダイブの力を受け止めやすくなりました。
難しいと感じていた一連のブレーキ操作がイージーになった…と申しましょうか。
効果としては割りと衝撃を受けるようなもので、こんなに違うのかい!という驚きがあったほどでした。
しかしそれはCB1100だけでの話で、TW225では2本でも3本でも変わりはありませんでした。
これはきっとレバー形状と車重の違いからくるものだろうと思われます。

CB1100はこの形状のレバーを使用

この形状のレバーだと指一本分でも大きな違いがあります。
3本指で操作するのがいいのか、それとも薬指を使うのがいいのかはまだ試していないので、それは次のシーズンの課題にしたいと思っています。