2018年4月27日金曜日

TW225の修理計画 その34

仕事終わりにパーツリストをかかえてバイク屋へ。

症状を確認。
シリンダーとクランクケースの間からのオイル漏れで間違いなし。
ガスケットの交換だようひょー!と相成りました。


とりあえず工賃だけでどれくらいになるか、という話をメカニックの方としてみますと…

ざっくり計算してお値段3万~4万円くらい

ちなみに作業内容は事前に把握していてこんな感じ。

そもそもこのTW225の修理計画というタイトルシリーズが、最悪の場合シリンダーの交換を前提にしていたので驚いたりはしませんでした。
整備時間が3.8ですから。

詳細はとりあえず開けてから。
ヘッドを取ってみてからのお楽しみ。
いや、ガスケットとOリング系は交換になるのだけどその他の部品はお楽しみ。
6万キロで予定していた腰上のOHを今やるか今度にするかの瀬戸際。
OHするには同じような作業をするので同じ様な工賃がかかる。つまり3.8。
ピストンとピストンリングの交換をしても5万以下になる…かな~という感じだったのでどうなることやら。

とりあえずはGW明け。
部品発注は何しろ開けてからになるので長期入院の予定。
もう一台バイクがあってよかったね。
さすがにもう一台も右ステップをへし折りまくりで凹んでてって話はしませんでしたが。

金額にも注目が集まるTW225腰上OH(仮)を乞うご期待!

2018年4月26日木曜日

4月26日のツーリング

前日の夜から雨。
午前中も雨予報だけどその後は晴れの予報。

目覚ましをかけていつもの時間に起きれない。
また、起き上がれない。
今日はそれでもいいかと思ってしまう。
結局起き上がれたのは2時間近く先のこととなった。


道路はまだ濡れている。
空には少しだけ雲。
予想通り昼頃から走り出せるだろう。

でも何処へ?
とりあえず南へ。

国道5号線を走って倶知安へ。
自衛隊駐屯地近くのセコマで昼食を食べてとりあえず洞爺湖まで足を伸ばしてみようかと思っている最中、それを見つける。

漏れてる

画像中央、シリンダーとクランクケースの間からオイル漏れを起こしているのを発見してしまう。
ツイてない時はとことんツイてない。底だと思ったら落とし穴でさらに底がある。
天を仰いだ、おもわず。
Son of a bitchとか言ってみた。
お前はカ◯サキか!とは言わなかったな。

CB1100はヘッドカバーからのオイル漏れが持病みたいなものなのだが、TW225(200含む)はシリンダーエンドからのオイル漏れが持病らしい。
TWはこの他ヘッドのタペットカバーからのオイル漏れもあった気がする。

原因はガスケットの損傷で修理方法はそれの交換。
シリンダーとクランクケースの間のガスケットを交換。
症状を見た瞬間にそれがわかったのでSon of a bitchと言ってみたのだ。
自分で出来る作業の領域を超えてしまっているので当然ショップに依頼することになる。
作業自体はもしかしたら成功するかもしれないけど、クランクケースの中に物を落とした瞬間に自走不可能な鉄の塊をショップに持っていく方法が見当たらないので止めておく。

あー…おいくら万円飛んでいきますかね?

固形石鹸をゴリゴリして一時的に漏れを止めるクラシックかつ緊急避難的方法も考えたけど、クリアランスがなさすぎて不可能。
現在の走行距離は4万キロ未満で、6万キロで腰上のOHを検討していたのでどうしたものかと。
この段階でOHをかけるか、今回はガスケットの交換だけにするか。
シリンダー外したら色々他にもダメな箇所がありそうで怖い。
そしてただガスケットを交換するだけではなく、シリンダーを外すとなるとそれにともなった消耗品の交換も発生するということ。
ついでにリアサスも交換してもらおうとは考えた。


とりあえず今は見なかったことにして走り出すしかない。
明日バイク屋に行って相談しましょうというやつだ。
GWは自分にはないが、世間には確かに存在するので修理はどのみち明けてからになるだろう。
左手に見える羊蹄山が嫌になるほど澄んでいて、自分の存在が塵以下に思えてくる。

その途中、目に入った看板を見て左折した。
羊蹄山の麓にある半月湖。
以前から訪れようと目論んでいてずっと通り過ぎていたところだ。
今日、ようやくその日が来た。

事前情報は持ち合わせていない。
毎回これでひどい目に遭っている気がする。
その事に気づきながらも進んでみる。

倒木のため散策路危険有

危険有りってレベルじゃなかったですよ。


引き返せ!

まず道がない。
道は雪で埋まっていてしかも傾斜しているので転んだら崖下に落ちていくしかない。
どうしてこれで通行止の処置がされていないのか不思議なレベルなんだけど、ここは一応羊蹄山への登山道も兼ねているから相応の人が通る道ということからなんだろうなあと。
少なくともちょっと立ち寄ったツーリングライダーがふらっと入り込んだらダメなレベルなのは確か。
恐らく湖畔まで道はあるのだろうけど積雪により断念。

右手の雪の部分が道のようです

足跡と丸く深い穴があったのでストックを持った人がある程度の地点まで入っていたのは確実なんだけど、自分が写真を撮った場所までは来ていなかったらしい。
湖畔の写真も足場を固めてから撮影。滑ったら湖面に一直線間違いなし。





半月湖 14時21分

気温は低かったが陽射しは強く足場が悪いという表現では生温い状態だったので滑落の恐怖と運動による汗をかきました。
良い子と諸兄は雪が解けてから来ましょう…と言いたいのだけど、多分虫がすごそうなので今の時期のほうがいいのかもしれない。

思った以上に時間を食ってしまいこの先のルートにしばし悩む。
後に羊蹄山、前にはニセコ連峰。

半月湖へと至る道より ニセコ連峰 14時45分

もう洞爺湖は時間的に厳しい。
ならば羊蹄山をぐるっと周って帰ろうかと。

R5で倶知安、そこから左折してr66で真狩、r97で京極へ。

r97 尻別岳

うっすらと春霞の中に山は確かに存在している。
自分の存在はまあいい。
ちょっと時間が早かったのでR276へ。
羊蹄山を見るならr478のほうがいいが時間があるならやはりバイクを走らせたい。
遠回りしたいのだ。


再び倶知安に入りそこからR393を走って赤井川へ。
道の駅の裏手に回ってトー◯ス(?)を見ながらコーヒーを一杯。



赤井川 道の駅裏

きっとそのヒゲが大事なんだろうなあと。
アンパ◯マンのかかしは適当にぶっ立ててもいいけど、トー◯スはちょっとやばいのでヒゲを付けて別の何かに仕立て上げたっていう事なのかもしれない。
そこまでしてトー◯スを設置する理由は何だったのか、誰が何のために…とても気になる。
もちろん誰かにそのことを訊ねたりはしない。
川沿いの土手を疾走して車の中から指を差されている自分にはその権利はない。

赤井川 川沿い

今月の休日はこれでお終い。
今、とても仕事が忙しいので更新が滞るかもしれませんが、その時は実況用ツイッターアカウントの方を御覧下さい。
171キロ走行で今日はお終い。



2018年4月25日水曜日

4月24日のツーリング

今日は交換したステップをへし折るところから開始。
まったく同じケースで同じようにへし折れたステップ。


下側の部分だけ折れた

幸い上側の固定部分は残っていたのでそのまま走り出した。
自分自身にこれほどまでに罵詈雑言を心の中で言い放ったことはない。
今日この日より自分は右足を地面につけたままバイクを発進させることはないだろう。
ステップと一緒にハンドガードもステーが曲がってしまったのでお亡くなりになった。
どちらもご注文ありがとうございます。
日本経済にわずかながら貢献したのかもしれないが、これにより我が家の家計は相当逼迫したことになる。
来月が心配だ。



天気は曇天で風が強く寒い。
正直もう帰って布団にもぐりこんで泣きべそかいてたほうがいいんじゃないかと思ったが、心の中の自分に石を投げられそうだったのでそのまま走り出した。
今日のルートはr28を北上する札幌圏では定番のツーリングルート。
当別町の道の駅は寄る予定だったけどこの有様なのでまた次回にしておいた。
そこで止まると帰りそうだったので。

当別のセコマで早い昼食を取ってへし折れたりへし曲がったりした部品をスマホで注文していた。
そんな残念な時に声をかけてくれた人が黙殺いたしました…
口を開いたら心の中の罵詈雑言が飛び出しそうだったので。
マックライオンみたいなことを言って心を落ち着けて再出発。


r28はそれはもう寒かった。
ダム湖はもう解けていて派手に放水していたけどすごく寒かった。
赤井川ですら解け始めている雪がまだもっさりと残っていてここの春はこんなに遅かっただろうかと思ったほど。

r28 望郷橋より 12時30分
道民の森案内所はまだ冬季閉鎖中で自販機すらない。
毎年そうだったろうか?

こんな天気でも走っている奇特なライダーは自分の以外にもいて、中にはマスツーをしている方々も。
早いGWだろうか。
合図を出してくる人はほとんどいないし、それでいいと思う。
走っている最中はただ走ることに集中したほうがいい。
一瞬の油断でステップ(約4100円送料別)は折れるのだから。

r28を北上してR451へのT字路に出る。
どうするべきか少し迷った。
R231かR275か。要は右折か左折だ。

珍しく、本当に珍しく海が見たかった。
理由は言わないで。
ステップ以外の物が折れそうだから。

R451はまた道路が荒れた気がする。
舗装ではなくギャップが。
motoGPではCOTAのギャップがひどいという話だったけど、R451のギャップはえぐれているってレベル。
段差っていう生易しい表現じゃ足りないレベル。

路肩に何かいると思ったらタヌキ。
こちらを向いてフリーズしている。
バッチリ目があった。
キツネもタヌキも珍しいわけじゃないが、止まったまま微動だにしないヤツは初めてだった。

雪でめちゃくちゃになっているソーラー発電設備の哀愁。

R451 ソーラー発電設備の残骸 

暑寒別は北西からやってくる雪雲を受け止める最初の場所なのでそりゃあたくさんの雪が降る。
そんな場所にソーラーパネルを設置するって考えがまずどうかと思ったが、一週間以内にステップを立ちゴケで2本折った自分には何も言う権利はない。
施設は半壊しているがソーラーパネルは光が当たれば勝手に発電するので撤去工事をするのも難しい。
事故ったプリウスから運転手を救助しようとして感電した話を思い出した。

実田あたりになると雪はほとんどなくなり暖かくなる。
浜益温泉の駐車公園でトイレ休憩…ここでスマホが電波を拾っていない状態になっている。
再起動すると直るのだがそれに伴う代償というものが発生するのは言うまでもない。
昔はこれでトラックログが消滅する阿鼻叫喚茫然自失の事態になったりしたけど、今はまあ何とかなるようになりました。
その他の通知は見ることなく消え去ってしまったけど。

不幸に目をつけられて踏み潰されてさらに何度も踏まれている気分。
死んでも踏まれ続けてペラッペラの状態になるまで踏まれ続ける。
そんな真っ暗な先を予想してしまう。

ちょっと素敵な農道を見つけてみたり


実田神社っぽいのは人家の奥にありそう

黄金山がはっきりみえたり

浜益 黄金山 13時27分

浜益のセコマまできたらよく晴れていた。
今日は、山はいいから、海が見たかった。

長いトンネルを抜けて、厚田で海を見ていた。

厚田 夕日の丘 14時57分

浜益から南下すると気温は下がり雲もまた多くなってきた。
それでも山の中ほどではない。
ここの道の駅はまだオープンしていない。
だからこうやって海を見ていられる。
オープンしていたらきっと停めることすらできなかっただろう。
そもそも普段は海を見ない。
だから海を見たいというのは珍しいことだ。


海を見たからといってどうなるわけじゃない。
だけどやってられない時があったのだ。

この夕日はおまけ。



自分は朝日が好きじゃない。
でもたまには朝日が見たい。
そういう時が来るかもしれない。



2018年4月24日火曜日

走れないオザキ

走り出す前にへし折れたCB1100の右ステップ。




原因は自分。

その事に疑いの余地はない。

また、プロスマンのエンジンガードのお世話になった。



これがなきゃ今回の件の前に阿鼻叫喚の事態ですわ。

ステップのお値段は約4000円。

ステップは基本高いので覚悟していたがちょっと予想より高かった。

何しろ次のツーリングに使う予定だったので大慌てで注文したら…



バンクセンサーもひん曲がっている始末。

上に写っているのがステップラバーを取ったステップ本体の画像。

ちなみに材質はアルミ。

幸いだったのはブレーキペダルが無事だったこと。

ブレーキペダルが折れると交換するのが猛烈に面倒なので本当に良かった。

バンクセンサーは追加発注。

その分送料がかかったのだけど、大慌てで頼んだステップはツーリング前日に到着。

予想到着日より1日早く到着。

これで走り出せます。

r28へ。

2018年4月18日水曜日

走れオザキ 12

4月17日 火曜日


昨日までの寒さが嘘のような暖かさ


陽気に釣られたライダー達が走り出す


仕事の前に、仕事の後に







赤井川村 冷水峠 展望所 14時10分


ステップを戻したTWのテスト走行


ちょっとそこまでのつもりだったのに


帰りはちょっとお急ぎで

2018年4月16日月曜日

CB1100のメンテ 乗り出し前の最終メンテ

4月から10月まで、バイクシーズン中の休日は全部で42回しか無い。
今日は3回目の休日だったけど、雨…というより嵐によってツーリングには行けなかった。

何かよくわからないアレコレで時間を使い、夕方あたりからCBの整備に取り掛かった。
今日の整備はブレーキピストンの揉み出し。
CB1100のブレーキは前後ディスクブレーキで前輪はダブルディスクの対向2ポットキャリパー。
もうこの時点でやるのがうんざりな仕様となっている。
シングルディスクで片押し2ポットのTWならこんなめんどうはない。
性能的にシングルディスクで十分だと思うのだが、何しろCB1100は見た目に拘って作られているのでダブルディスクは必然だったのだろう。
効きすぎてびっくりするくらいだ。


いつもは外したキャリパーを紐で吊っているスタイルが定番なのだが、今回は特に理由もなくそこらへんにあった箱を使って作業を行ってみた。

フロントブレーキキャリパー

箱の高さが適切ではなかったので板でかさ増し。
このスタイルは非常に作業効率がよかった。
キャリパーを落としたりぶつけたりする心配がないので揉み出し作業に専念できた。

が、しかし

ヌルヌルでピカピカになるまで磨き上げたピストンがにゅるっと押し込まれた時に悲劇は発生した。
4個ピストンの最後の1個を磨き上げてちょっと押し戻そうとした時に悲劇は発生した。
予想よりも遥かに軽く抵抗というものがまるでない、吸い込まれるようにピストンは押し戻されてしまった。

その代わりに飛び出したピストンがひとつ。

飛び出した。
まさに飛び出した。
キャリパーから飛び出してしまったのだ。
オイルシールを突き抜けたと表現してもいいだろう。
そう、ブレーキフルードは溢れている。

飛び出したピストンは完全に露出している…というわけではなく、かろうじて根元の部分の片側が入っている状態。
穴から全てが出ているってわけではない。
うまいこと押し込めば全ては元通りになるっていう淡い期待を抱いて、溢れるフルードは無視してそっとピストンを押し戻すことに成功した。


パークリで溢れたフルードを除去してピストンにもう一度メタルラバーをかける。
組み上げたら今度は逆側のキャリパーに同様の作業をおこなって、ブレーキフルードの補充とピストンが飛び出したキャリパーは念の為エア抜き作業もおこなった。

ここで止めておけばよかったのだが、今日の予定はまだ完了していないとはりきってしまいリアブレーキに突入してしまった。

リアブレーキキャリパー

ご覧の通りリアブレーキキャリパーを清掃するには後輪を外すしか無い。
リアブレーキもフロント同様に箱スタイルを採用した。

リアブレーキは片押し1ポットなので飛び出す心配はない。
ブレーキペダルを飛び出すまで踏みまくらなければ大丈夫。

メタルラバーをかけてウェスで拭き上げてピストンをぐりぐり回せば完成だ。
書き忘れていたがネジのたぐいは清掃とグリスアップをおこない、ブレーキパッドは残量の確認と清掃・脱脂をおこなっている。
外したボルトは本来なら新品を使わなければならない、ということは理解しているのでご指摘はご遠慮していただきたい。

で、タイヤを組み上げてキャリパーを規定トルクで締めようとしたらトルクレンチのヘッド部分がリアサスのロアエンドに干渉して締めれない事態となる。
この事態はいつものことで、いつも忘れ去っている。
そしていつもトルクレンチアダプターで締めているのだが、そういえばリアサスのマウント部分も清掃するんだったか…と思い出してしまった。
ここからさらに作業を使いするという事態に。

右のリアサスはすんなりと外れてキャリパーを規定トルクで締めることに成功した。
問題は左側のサスで発生した。
外すのは簡単だったが取付が出来ない。
サスの長さがマウント部分の長さよりわずかに短いのだ。
ダブルショックのリアサスではよくある話なので詳細は省くが、縮めるか伸ばすかの2択だ。
車体に乗って縮める案は失敗。
そもそもセンスタを使って後輪を浮かせているので乗っても縮むはずがない。
となればサス本体を引っ張って伸ばすしか無い。
ロアマウントに引っ掛けて大根を引っこ抜く感じで引っ張って何とか取り付け完了。

ついでだと思ってチェーン清掃もやってみた。

時計を見ると真夜中を回っている。
自分はいったい何をしているんだろうか、という気分になった。
それとは別にえらい久々に整備に打ち込んだ気がしたのも事実だ。

使い終わった工具を拭き上げて元の場所にしまってガレージをあとにした。
悪くない。
次に走るのが楽しみで仕方ない。

強かった風と雨はようやく止んでいた。
明日からはしばらく晴れが続くらしい。

2018年4月13日金曜日

2018年 4月10日のツーリング

今日は良い一日だった。
走り終えてそう思える一日だった。
そのことを多くの文字で伝えようとしたが、自分には難しかった。

いつもと同じように。


いつもと同じ道を走り同じ山を見る。

羊蹄山 10時58分

いつもの場所で食事を摂りいつものように走り出す。
しかしその景色は毎年違うはずだ。

r604より 岩内町

同じであり違いがある。

尻別川 12時49分

いつの間にか春の尻別川を楽しむのが恒例となっている。
r276を走りながら見る。


昨日は雪だった。
まだ雪が降る北海道。
雨具の上を着てくるのを忘れてしまい、そのことだけが今日の残念。

それ以外は全て良かった。
春なのに空は高かった。
ピンポイント晴れ予報。




洞爺湖 14時51分~15時07分

豊浦町着は13時44分。
まだ日が長いとは言えなかったがやはり洞爺湖を周遊して良かった。
冬は訪れたことがない洞爺湖。
木々に葉がない状態を見るのはいつも春。

止まって景色を見るといつのまにか時間が経過していて危ない。
日が傾いていく様をずっと眺めてしまう。

3月のプレシーズンで走らなかったいくつかの道道を走り、赤井川へと帰ってくる。

赤井川村道の駅 17時10分

今日は車が少ない。
バイクは自分以外いない。
写真をよく見ると自分とバイクの影がにょっきり伸びていて笑ってしまった。


良い一日だった。
また、バイクシーズンが始まる。



2018年4月8日日曜日

次回ツーリング予告!

CB1100のリアブレーキはタイヤを外さないとピストンの揉み出し作業ができないってことに気づいてしまった緒崎です。
なぜあの時やってしまわなかったのかっていうのは忘れてしまっていたから。

というわけで4月10日の火曜日のツーリングはTWで。
ちょっと変更している部品などもあるのでTWで出動。
定刻発で前日の天気次第で行き先は変わる予定。
何しろ昨日の晩に大雪が降って真っ白になったもので。

それではよい週末を。

2018年4月7日土曜日

TW225の修理計画 その33

TWのナンバープレートはもう死にそうって話。
このまま放置したら高確率で走行中に落下するだろうって話。

そもそもは整備中にナンバープレートに服がひっかかってしまう問題を解決するために、キジマのナンバープレートベースを付けるところから始まった話。



商品はただの真っ黒いアルミの板でナンバープレートの裏に入れて共締するだけのものなので法的にも何の問題もない。
そんなのアルミ板買ってきて切り出しちゃえよっていう話は言われるまでもない。
しかしアルミ板を切り出してバリ取りして面取りするのは結構めんどうくさい。
塗装までやるとなるとさらにめんどうくさい。
商品として売っているなら買ったほうがいい。手間も面倒も省けるから。

というわけで届いた商品を取り付けるべくナンバープレートを車体から外したら大変なことになっていたわけだ。

穴が丸くないです

通常空いているはずの丸い穴はいびつなクリオネみたいな形状に変更されていました。
左右ともに。
さらにひび割れが絶賛進行中。
ビキビキのバリバリに広がっている最中。
ちなみに画像の黒い部分は飛び散ったチェーンオイル。
うちの車両はナンバープレートがないとチェーンオイルが飛散する悲惨仕様なので落下してどっか行ってしまうと面倒が増加してしまう。

ということで法的に問題が起こらない手段で補強と補修をおこないました。
写真はなし…モザイクアップしても何が何だかわからないので。
方法は裏側にダクトテープを貼り、表側は透明なプラスチック補修用の特殊テープを貼るというもの。
本当なら大きめのワッシャーも入れたいのだけど、そうすると法的に問題が発生する恐れがあるのでボルトと同サイズのワッシャーを使用。

テープの穴あけは市販の1穴パンチですんなりあきました。
とりあえずナンバープレートはこれで様子を見ようじゃないかと。
いよいよやばくなったら再発行したいと思われます。
ちなみに無くした場合だと番号変更になり、番号変更すると自賠責も変更手続きすることになり、もちろん任意保険も変更しなければなりません。




それと
今日TWのチェーン清掃をしていて気がついたこと。
後輪を浮かせてタイヤを手で回しながらチェーンをゴシゴシしていて気がついたこと。
すっごい静かに回るな、と。
まだ清掃も注油もしていないのにずいぶん滑らかに回るもんだな、と。
これがベアリング交換の効果なのかとしみじみと思ってみた。
エンジンの力で後輪を回しても違いは感じられなかったのだけど、手の力だけで回したらその違いは歴然。
死んでいるベアリングとは桁違いの滑らかさだ!

チェーン清掃してもいまいちな回り方の後輪は、一度ベアリングを確認してみたほうがよろしいかと。

2018年4月5日木曜日

CB1100のメンテ クラッチフルード交換

シーズン中にツーリングに行ける機会は42回しか無い。
今日は天気予報が二転三転。
気温が低いのは確定していたが風も強いとなればちょっと無理か。
前日の強風と路面の凍結で走るのを見送ったら外は晴れていた。

走ればよかった。
その気持とやはりやめておいて正解だったという気持ちは半々。
休日をバイクに乗らずやや有意義に過ごせたのが原因。
部屋で腐っていたら後悔していただろう。


CB1100のクラッチフルードはブレーキよりも劣化が早い。
これはスリーブシリンダーがエンジンのすぐ側にあるので熱で劣化が促進されるということから。

クラッチスリーブシリンダー

画像はティシュを紙縒りにしてぶっ刺しているスタイル。
普通ブリーダーバルブは8ミリなのだけどCB1100のクラッチブリーダーバルブは10ミリのボルトが採用されている。
10ミリだとメガネレンチ(ボックスレンチ)が肉厚になりブリーダーに引っ掛けたままにできない。
いや、スパナ(オープンレンチ)を使えばいいじゃないかという意見はもっともなんだけどちょっとした違いが大惨事を招くのでそれはご遠慮したいのだ。
ブレーキフルードの缶のキャップを開けたら必ず閉めるとか。
ちょっと身体があたってひっくり返ったらまさに大惨事。
液体系メンテナンスはちょっとの違いが大惨事になるのでやはりメガネレンチをひっかけるスタイルが望ましい。
この部分、この作業のためだけに薄口の10ミリメガネを探し回ってもそれは問題にはならない。

工具を手に持ったまま作業しないという鉄の掟を遵守し、吸収性に優れたウェスを手放さなければフルードの交換は特に問題がない。
いつもエアが混入しているクラッチのフルードだが、今回は珍しくエアが入っていなかったので様子を見ることにした。
次のシーズン途中のメンテで交換する時まで様子を見ることに。

ついでに、ブレーキのブリーダーバルブは締め付けトルクが5.4N·mだが、クラッチは調べると8N·mだったということ。
8ミリと10ミリのボルトなのできっとトルクも違うんだろうと思っていたらずいぶん違っていた。
じつはリザーバータンクの+ネジも指定トルクが1.5N·mなんだけど、こちらは精度の高いドライバーで回らなくなったところで締めるのをやめておけば問題ない。
どのみちこのクリアランスじゃトルクレンチで締めるのは不可能というものなんだけど…


紙縒りにしたティッシュの上の部分。黒いのがもうエンジンのパーツでクリアランスはソケットひとつ分もなさそう。
トルクレンチの頭の部分は言うまでもなく入らない。
この手の事態は多々あるのでいつもこの工具の世話になる。

トルクアダプターセット
でも取り外しがめんどうな工具なので、そろそろクローフットレンチのセットを購入しようかと思っている。
セール対象になって安くなったら買おうかと。