2020年6月30日火曜日

夕焼けダッシュ 六回目

6月の天気についての罵詈雑言はどこか他の所で書く事にしておく
書き出してしまったので書いておこう。

去年の6月はダメだと重ね重ね書いていたけどそれは間違いで、正確には2019年の間は正しかったけど2020年になってからは間違いだということ。

2018年の6月は日照時間の平均が139時間くらいしかなかった。
去年は、2019年は200時間を超えているけど5月が記録的な数値を叩き出したので霞んでいる。
7月と8月がダメだったのも影響しているけど。

今年の6月は史上最低を記録しそうな始末。

梅雨ないはずなのに… 北海道で記録的日照


その6月最終日は時折晴れ間が覗きながらちょっと雨も降ったりした一日で、日照時間は合計で2.8hほどだった。
これにより2018年よりも日照時間が短いのは確定。

あまり6月の悪口を書くと毎年6月がダメな印象になりかねない。
というよりもすでに刷り込みに近い形でダメになっているので来年の6月には是非とも汚名返上をしてもらいたいと思っている。

きっと自分は6月に予定は立てないだろうけど。




そんな天気がころころと変わる空を眺めて、仕事終わりに晴れていたら走り出そうとぼんやり考えていた。
ばんやりだ。
激しく期待すると雨が降って乗れなくなったら口汚く罵ることになり、あまりにも期待しないと走りたいという願望そのものが消滅してしまう。
本来の6月に相応しい緩い空気みたいな期待で丁度イイのだ。

青い空を見たのも久々だし走り出したのも久々。
オートバイの走らせ方は前回のままで変わっていない。
車体の調子は前回よりちょっとイイ。
オイル交換で調子が良くなったので原因がオイルなのは間違いないだろう。
ただオイルの銘柄を変えてしまいゾイルを入れてしまったので、オイルなのかゾイルなのかわからない。
粘度も激しく変更され、外気温の差も激しいのでさらなる特定は難しい。
ただ、TW225には15W-50みたいな硬いオイルは真夏でもない限り入れないほうが良さそう。
もうちょっと柔らかいオイルのほうが潤滑がうまくいっている。

まあまあな感じで冷水峠を上り定位置で撮影。


羊蹄山よりも外輪山の緑の濃さに見入る。
もう春の香りはなく、山は濃い夏の匂いに変わっていた。

冷水峠を下りて赤井川村へと入っていく。


赤井川のセコマでコーヒーを飲んでふと、目の前の道路を走ってみたくなる。
目の前の道路っていうのは役場とか学校の前を通る道路だ。

自分は赤井川村に数多く訪れているが、村内の西の方に入った事がない。
理由も簡単で西側はどこにも抜ける道が存在しないから。
赤井川村字池田のあたりは一度も入った事のない未走破の道ばかり。
そんな道にこの時間(もう18時を過ぎている)から入るのはどうかと思ったが、回りはまだ十分に明るかった。
西に向かって走るというのもあったし、とりあえず道もわかる(地理院地図で調べた)ので。


中学校を過ぎると辺りは道路と畑だけになった。



ちょうど山の間に太陽が落ちていってるらしい。
2枚目の写真は道を振り返って撮ったものだ。

さらに進むと周囲は外輪山の麓というか、山の中という表現の方が近い道になる。




防災無線のスピーカー電柱に無線のアンテナが付いていて文字通り『無線』なんだなぁ…と思ってしまう。
何を言ってるんだと思うだろうけど、こういう物は有線接続しているという認識があったのだ。

3枚目の白樺の樹はやたら枝が捻れていたので撮ったもの。
道路脇と山の奥の植生が明らかに異なっているし、赤井川村の付近の山は木の切り出しも行われているので自然の植生が残っている部分は実は少ないと思われる。
2枚目の写真は道路の右側は植林で左側は伐採後に白樺が生えたのだろう。

などと考えながら山の中を走るのは楽しい。


風のV7の樹生さんは赤井川村の『西の丘』をよく走り撮られている。
同じ場所に訪れても感じ方や楽しみ方に違いが出るのが面白いし嬉しい。
同じでもいいし、異なってもイイ。
自分はそう思ってる。


貴様はいつも山ばかりだ、そうじゃなきゃ谷だ。

という自分が山谷さんと化しているのを自覚しつつあるので、他者の楽しみ方に興味津々なのだ。

おお。
そう言えば赤井川村で風が強かった印象というのは確かにない。
外輪山を越えて霧というか雲が音もなく流れ込んでくる事はあるけど。



帰りも冷水峠へ。
その途中、桃色に染まる空を見つける。


ぼくは急いだ。

r753の開けた場所からも見える。


ぼくはさらに急いだ。

あたりは桃色劇場とでも表するほどにピンク色に染まっている。
間に合うかもしれないという淡い期待。
焦燥感が身を焦がしていく。
ヤツは、太陽は驚きの速さで沈んでいくからだ。




ギャラリーは対向車線側に出来ていたけど、こちら側は自分一人。
時は2020年6月30日 19時33分。

自分のライディングはグリップに指を回さないという発見をしたのは、帰り道の何処かでだった。
これは左コーナーで上半身の荷重をステップに問題なく掛けれるのに、右はあと一歩うまくいかない原因を追求し続けて出した答え。

左手はクラッチレバーに指をかけてグリップに指を回していない状態だったのに対し
右手はアクセル操作の必要からグリップに指を回し、これが原因で肘の曲げ角度を阻害していて、そのため右コーナーの時に上半身のレイダウンとリーンインがうまくいかなくなっていた。

ちょっと教本を見てみたら写真のライダーも指をレバーにかけたままだった。
グリップを握る位置から不調になり、さらにグリップの握り方の矯正まで至るとは。。。
なんだか荷重の掛け方も変わってきている気がして、自分のフォームがいいのか悪いのかもわからなくなってきた。
良し悪しよりも乗れている感を最優先にしているので、基本から外れていても問題はないけど、結局基本からそう外れたところにはいないはずだと思っている。
外れたところにいるとまず乗れてない感が大きから。



明日から7月。
シーズンの後半戦が始まる。

2020年6月29日月曜日

CB1100タイヤ交換四発目 リアタイヤはショップへGo

軽トラの荷台に廃棄タイヤ4本と組みかけのタイヤを積み込んでしごおわダッシュをする。

タイヤチェンジャーにセットされた半分組みかけの140/70-18サイズのダンロップ・ロードスマート3は、チェンジャーの突起をぶち込まれ人外の力でビードをリムの向こう側に押し込まれたのである。





もちろん完で間違いではないけど、圧縮空気もぶち込んでビードをパンパンしてもらった。
5分くらいで作業は終了。
お値段は約千円でどう考えても適正な価格だ。
結局の所支払いは現金が一番喜ばれるのでタイヤ廃棄料と共にキャッシュで支払いを済ませる。
ブラックアウトしたらキャッシュじゃなきゃ食うものも買えやしないので。


あとはハンターカブの話とTWの修理計画の話を少し。
TWのシフトチェンジの症状は最悪の場合クラッチの交換では直らずクランクケースを割らなくちゃならないかもねってお話だった。

タイヤの車体への組付けは後日の予定。

2020年6月28日日曜日

液晶保護シートを貼る

一瞬で2枚ダメにして3枚目でようやく納得の出来。。。



左は多分ダイソーで買ったもの。
真ん中と右はセリアで買ったもの。

ガラスタイプの保護シートはラウンドエッジ形状の液晶に貼るのは自分には無理。
ロースマ3を手組みするのと同じくらい無理だ。
なので基本的に自分で貼る場合はフィルムタイプの保護シートになる。


うまく貼るコツはここで書くまでもないだろうけど念の為。

  • 作業場所の清掃
  • マスク装着
  • ヘッドライト装着
  • セロハンテープではなく養生テープを使用
あとは貼る時に息を止めるくらいだ。
何か良い秘訣みたいなのがあればご教授願いたい。

CB1100タイヤ交換三発目 リアタイヤ交換

リアタイヤは去年交換しようと思って購入したけど結局持ってしまったロードスマート3。
ガレージで1年寝かせておいたロードスマート3を履く。
製造は2019年製なのでちょっと古いけど、今年買ったミシュランパイロットロード3も製造年が19年だったのでちょうどいいだろう。
おのれウェビック…在庫品放出しやがりましたね?



リアタイヤの脱着はチェーンカバーを外してアクスルナットを緩めてチェーンアジャスターを全締めしてタイヤを前方に出してスプロケからチェーンを外す。
タイヤを浮かせるか下に何か引いて高さを保持しつつアクスルシャフトを引き抜くとタイヤは外れるけど、そうするとリアのブレーキキャリパーがサポートごと落ちるので先に緊縛しておいたほうがイイだろう。
どのみちホイールを取り付ける時に保持する必要があるので。
自分は落ちた。
見事にブレーキキャリパーは落ちた。
なのでこうして書いている次第だ。


外したタイヤからカラーを外してスプロケットが付いてるパネルも外す。
この時点でベアリングを確認。


ハブダンパーも確認しとく。
ハブダンパーは一度交換済みで写真のやつはおかわりした物。
スプロケパネルはダンパーがやせ細ってなければギュッと入っている。
簡単にパネルは抜けない。
簡単に抜けるならそれはすでにハブダンパーが死んでいるので交換の必要がある。
新品のダンパーは変速時のショックが結構緩和されるのでその感動に慣れるまでお楽しみに頂ける。
わずか数時間で忘れ去ってしまう感動だけど。


今回はベアリングは全て無事。
まだ交換して何年も経っていないはずなので簡単に死んでしまうと泣ける。
とりあえず外したタイヤをビードブレーカーに乗せてビードをギロチンしていく。
今回は簡単にビードが落ちるが、一箇所落としても他の箇所が落ちていかない。
タイヤを回しながら何箇所も落とすハメになり、ロースマ3の嫌な思い出が蘇る。

裏表ビードを落としビードワックスを塗りたくりディスク側のビードを上げていく。
ここは問題がない。
片面のビードが上がったらホイールからタイヤを剥がしにかかる。
ここが問題。

ロースマ3のリアタイヤは問題なくタイヤレバー2本で煽ってやるとボコンという感じで剥がすことが出来た。


ホイールの方はバルブをチョンパしてブルーマジックで内側を磨いていく。

今回はちゃんとバルブインサーターを使ったんだけどCB1100のホイールでは結局テコにするには高さが足りず木の破片を使ってバルブを引っ張り込んだ。
ナットを2枚使って間に穴の空いた棒でも入れて引っ張ったほうが便利イイ気がしてきた。
とりあえず入ればイイんだけど…とりあえずイイかこれで。



タイヤの回転方向を入念にチェックしてホイールを押し込むと、ボコンという感じで片面の取り付けに成功。
そして問題のレバーを使ってビードを入れていく部分だけど、フロントタイヤを組んだ時に使ったスキルでイケるんじゃないかと思っていたけど


全身の力を最大放出しても無理でへたり込む結果となる


レバーでビードをめくると反対方向の部分が浮き上がるので足で踏んで抑える。
同じくめくっているとレバー付近のビードキーパーが吹き飛んでいくので踏んで抑える。
もうこの時点でタイヤの上に乗っている。
レバー2本を両手で使ってビードを力いっぱいめくっているけど、それがリムの中に落ちない。
もう一本手か足があれば~~~~~といつも思うわけだ。
せめてちゃんとして交換台があれば浮かび上がる事はないので成功するかもしれないが。
バイク屋に頼む工賃を考えると20回分くらいの金額になるのでまあ買わないだろう。
結局バイク屋までタイヤの廃棄で行くわけなので、無理だったら頼む方向でイイのだ。
バイク屋が廃業したらその時はチェンジャーでも買おうと思う。

というわけで片面をはめてショップまで行く前で作業中断。


2020年6月24日水曜日

6月23日のツーリング 洞爺湖

重くもり空の難しい一日。
最高気温に救いはあるのかと言えば、止まれば暑く走ると涼しすぎるという具合。
季節が一ヶ月半も後退した北海道は各地でストーブを点火したという話が飛び交うほどだった。
寒さと雨でニセアカシアの花は落花する前に枯れるあまりにも無残な事態となる。

今日は寝不足で体調も良くなく、いったい走る事にどれだけの意味があったのだろうかと思ってしまうほどだった。


赤井川村からR393で倶知安へ。
ニセコパノラマラインはきっと雲の中だろうと思い、自分にしては大変珍しい道道58号を走った。






この道は途中からセンターラインのない狭隘区間がある。
未舗装路や林道も走るくせに舗装された狭隘な道路を走るのが苦手なのだ。
でもたまに走るのはイイ。
山に挟まれ抜けた先の景色は抜群に素晴らしいから。



r66、r207で南下して蘭越町昆布へ。
そこからr32でさらに南下する。
ほとんどの場合道道を繋いで豊浦まで南下するけど、今日みたいにr32の未改良区間に突入する日もある。




主要道道(二桁道道)でここより酷い未舗装路を備えるのは道道70号芦別美瑛線くらいだと思う。
道道32号は路面状況が良くほぼ全線が締砂利か土で、浮き砂利は新富側の牧場付近くらいしかない。

ダ ン プ

が走行しているのでそれだけは十分注意しよう。
ちなみに突入した理由はただの思い付きで、今日は意味も目的の持ち合わせもなかった。
そういう時でも、そうでない時でも、とりあえず洞爺湖。
洞爺湖目指して走り出せばイイ。

そして洞爺湖へのアクセスもまた思い付きでイイ。

定番は豊浦からr97、r285と走り案内看板に従ってレークヒルファームの横に出るルートだけど、虻田まで国道37号で走りr578でアクセスしても何の問題もない。

寄り道もまたイイ。



虻田漁港付近。
海岸線の道にはベンチが数多く設置されていて飽きるまで噴火湾の光景を見ることが出来る。
海は嫌いだけど。

道なりに走り駅の裏手を抜けてサツドラのある交差点まで。
月浦展望台はちょうど車が入っていったので素通りし、洞爺湖畔の道から月浦地区へと入ってみた。
ポロモイスタジアムで通じるのは一部の人だけだろうから、洞爺湖温泉小のあたりと記載しておく。


きっとこの景色は忘れているだけでいつの日かの自分は見ているはずだ。
思い出せないのか思い出さないのか。
記録としてブログに残っているかもしれないが、この光景を見てよかったと何度も思えるなら忘れてしまってもイイだろう。


今日はオートバイにも乗れてなかったので収穫は少ない。
洞爺湖の光景の他には違和感を感じて立ち寄った山神神社で蔓植物に覆われようとしていたカエデを救出したとか。
小さいけど切れ味抜群のビクトリノックスの十徳ナイフのノコギリを常備しているので伐採した。
伐採に際して軍手では便利悪いって事にも気付いて、メンテでも使っている背抜きグローブも常備している。
正当な理由があって所持しているので職務質問と所持品検査を受けても問題がない。
実際問題はなかった。

山神神社は鳥居右側の電柱も折れて木もかなり伐採されたようで、安全面からこれは致し方ないんだけど、あと数年で立ち入りが不可能になりそうなレベル。
今年の秋も難しそうな感じがするけど、夏の終り頃に訪れて一度草刈りと伐採はしようと思っている。
でかいハサミを背負って。
駐車場の草刈りで使っている枝切りハサミで、自宅から百数十キロくらい離れてる神社の草刈り及び伐採作業を行うために所持していると言っても信じてくれなさそう。


果てしなく曇ったまま今日は終わりなのかと思ったら、羊蹄山の北側は晴れ間が広がっていた。
赤井川村まで戻ると沈んでいく夕日。


オートバイの乗り方を思い出したのは自宅に付くほんの少し前。
最後に給油して帰るってくらいのところ。



2020年6月22日月曜日

CB1100タイヤ交換二発目 フロントタイヤバランス調整

まずは前回の記事で書いた部分の修正を。

タイヤにビードワックスを塗りたくりタイヤとホイールの回転方向を入念に確認してはめ込む。
パイロットロード3は片面にしか回転方向の矢印がないので不親切。
もっといっぱい間違いようがないくらい刻み込めばいいのに。


よく見たらたくさんありましたという事実。


サイドには片面しかないけど、所謂アマリング部分にはいっぱいあった。
ビバンダムと一緒にたくさんあったのでお詫びして訂正いたします。



規定値以上の空気を入れて一晩放置したタイヤはエア漏れがなかった。
まずは一安心。
今回のタイヤ交換は買ってから一度も使ってなかったホイールバランサーを使用。

前回の組み付け記事には書かなかったけどミシュランのタイヤには黄色い丸、軽点が存在しない。
通常バルブとタイヤの軽点を合わせて組むけどミシュランタイヤにはそれがない。
理由は不明。

とりあえずホイールにはバルブ付近に15グラムのバランスウェイトが貼ってあってこれは何年か前に札幌のショップで交換した時に貼ってもらったものだ。
いつも行くショップにはバランサーがないのでバランス取りはやってもらえない。


ウェイトをゴムベラでチョンパして残っている両面テープをパークリで溶かしスクレーバーで処理。
ウェイトを貼ってあった時も貼ってなかった時もバランスは狂っている。
同じ箇所でタイヤは止まるのだ。


買ってあったウェイトが大きくて10グラムはホイールに貼れないという事態になったけど、5グラムを4枚、20グラム貼ってホイールを回すと常に同じ位置で止まらなくなったので完成。


軽トラに外したホイールを積んでお店まで持っていけばイイという話もあるんだけど、やってくれる店が近場に存在しないので自分でやるしかないというわけ。
札幌だとリバーランドでやってくれるはずなんだけど。


この後タイヤを車体に組み付けたけどアクスルシャフトの締付けトルクが行方不明になり作業は終了。
次回は締めてから後輪へ。

2020年6月19日金曜日

CB1100タイヤ交換一発目 フロントタイヤ組付け

履いていたタイヤ ダンロップ ロードスマート3
組み付けるタイヤ ミシュラン パイロットロード3


自分の場合は8割がた事前準備で成功するかどうかというのがタイヤ交換なので、TWの時を思い出しながら準備をする。
前回のCBのタイヤ交換の記憶はもうないので…



まずは場所。
タイヤ交換にはタイヤの回りを動き回るだけのスペースが必要。
交換台とかあれば話は別だけど、少なくとも自分には必要だ。

そして獲物。



KTCのタイヤレバーは最高かもしれないが自分にはこのデイトナのクランプタイヤレバーが使いやすいので追加しておいた。
クランプタイヤレバーをメイン、アストロの2本セットのタイヤレバーをサブに。
あとはビードダウンキーパーを5個。
これらをタイヤの側に置く。
手の届く範囲にこれらがなければいざという時に困るので。



アクスルボルトを緩めておきジャッキアップしてフロントを上げてシャフトを引っこ抜く。


アクスルシャフトはグリスが丁寧に塗られていて何の抵抗もなく抜けた。
タイヤは片側のキャリパーを外すとホイールが引っかかることなく外せる。

ベアリングを確認して問題なし。
片側のビートは楽々だったのにもう片側が全然落ちないという事態になるものの、最終的に落とすことに成功。
ビートブレイカーの下にクッションを引いていたのだけどそれがギロチンの高さに影響していたのが落ちない原因だった。
もうちょい深くギロチンしたいなら下に何も引いてはいけない。


井桁にセットしてビードワックスを塗りたくりスタンボイ完了。




からのあっさりと外す所までいく。
ここで難しいのはホイールからタイヤを引き剥がす部分だけど、タイヤによっては簡単に剥がせる物もある。
トレイルウイングはなかなか剥がれずロースマ3は楽々だった。
ちょっとレバーで煽ってあとは手で行けるってぐらい。


ニッパーでバルブをチョンパして



完全に分離していたブルーマジックでホイールの内側を磨いた。
チューブレスタイヤはリムの内側に問題があるとタイヤが密着せずにエア漏れの原因になるので必ず磨いておく。
磨いたら新しいバルブにビードワックスを塗りたくってインサートツールを使ってぶち込めばいいんだけどツールの使い方を毎回忘れている。


これで少なくともリアタイヤの時は正しい使い方が出来るだろう。

タイヤにビードワックスを塗りたくりタイヤとホイールの回転方向を入念に確認してはめ込む。
パイロットロード3は片面にしか回転方向の矢印がないので不親切。
もっといっぱい間違いようがないくらい刻み込めばいいのに。

タイヤにホイールを乗せてギュッと押し込むと簡単に片面が入った。
これは大体いつもこんな感じだったと思う。
ここでCB1100は苦戦しない。

もう片面をタイヤレバーではめ込んでいくわけだけど、前回のパイロットロードの組付けは簡単だったので今回も楽勝だと思っていたらとても苦戦した。
半分から先がまるではまらないやつ。
ロースマ3と一緒じゃないかってやつだ。
そうなるとバイク屋に持ち込むしかないわけだけど、今回は前回成功しているから可能だろうということで頑張ってみた。


ビードが上がらないように付けているはずのビードダウンキーパーが弾け飛ぶ。
タイヤレバーでビードを持ち上げたら対面のホイールが浮き上がる。
じゃあ踏むしか無いよね…というわけでビードダウンキーパーを2個セットして踏む。
踏んだ反対側のホイールも浮き上がらないように足で抑え込む。
タイヤレバーで持ち上げたビードがホイールにはまらないので手で押し込む。
するとちょっとずつはまりだしたので狭い間隔で半分から先に進んでいくものの、絶望的な壁という部分に直面する。
それは人間がひねり出せるパワーの限界を超えた部分。
持ち上げようとするとビードがメリメリ言ってしまうような部分。
多分ロースマ3なら無理な部分で諦めてしまうけどパイロットロードならイケる。
いや、イケるのか?
前回こんなに苦戦しなかったのにどうなってると疑問に思うも、時すでにお寿司。
すごい体勢でタイヤの上にまたがってるのだ。
降りたら色々弾け飛ぶので追加したタイヤレバーを2本ぶち込んでビードを持ち上げると最後の壁がホイールに入り込んでいく。
いやー、タイヤレバー買っておいてよかった。

開始から3時間くらいではまり込んだのが上の画像。
タイヤは入ったけど問題がないかどうかはお楽しみ。

2020年6月18日木曜日

シンコー SR428のウェット性能に疑問

前回のツーリングで湿潤トンネルを真っすぐ走っている時にやや深い水たまりを通過した時に後輪がスピンした。

初期装着と前回装着していたTW203/TW204の組み合わせではそういった事はなかった。
このタイヤは見た目に反して高いウェット性能を持ち合わせていて、雨の日でうんざりしながらも無事に帰宅することが出来たのだ。

雨天時、コーナーで前後のグリップが消失しそうな感覚を支笏湖線で覚えたTW31/TW34の組み合わせ。
これはブロックタイヤなので林道に行くのはいいけどライフは短く4000~5000キロで交換。
ロードノイズもでかい。
でも林道では良い。

そしてライフに全振りしたダンロップのK180。
このタイヤは元々フラットダートトラックを走るためのタイヤなので舗装した路面には弱い。
タイヤのゴムもガッチガチなので林道に持っていくと跳ね回って大変だった。
あと、手組も絶望的に。


雨の日は走り出さないが走り出してから雨が降るのはどうにもならない。
安心して走れないと神経がすり減って大変なので、SR428のウェット性能がダメならTW203/204の組み合わせに戻そうかと思っていたら大変な事実を知ってしまう。

TW203 TW204共に在庫がなくなり次第販売終了


ば、ばかな…と思ったけど事実だった。

タイヤが無くなって乗れなくなる現実が起こりそうで怖い。

2020年6月13日土曜日

6月12日のツーリング

全線が開通したr141を駆け下りて、後は走れるだけ走るというのが今日の予定。
前日の天気予報ではよく晴れると言っていたけど走り出すと微妙な天気。
そして前日とは違って空気がひんやりしていた。
生温く緩い空気の中を走るのが好きなのでがっかりした。


途中で防風インナーを着込んでまずは支笏湖へ。

   支笏湖 12時37分

札幌市は11時から13時までのあいだ日照時間が0を記録してるんだけど、観測員がラリホーされてたか機器の故障じゃないかと思われる。

札幌で24度くらい。
支笏湖畔は19度くらいだったので走っていて寒いと感じたのは間違いではなさそうだった。
平日にしてはやや混んでいたポロピナイを後にしてr141へ。

r141 樽前錦岡線 12時59分


ヒールグリップの謎は解明してないけどオートバイを不足なく走らせる事は出来ていたので存分に楽しませて頂いた。


今日はこの他に予定はない。
ただ、日が長いので走れるだけ走ろうと考えていた。
それもまだ走った事のない道を。

進路を西へ。
苫小牧市内をr781で抜けてr259へ。
そこから多分市道へ入り日高本線沿いを走り勇払へ。

勇払駅 14時21分

国道237号を北上して占冠まで走った事がなかったので、今日はそこを走ってみようじゃないかと。
浜厚真あたりから国道235号に入り、鵡川の市街地は道道575号で抜ける。
日高は未走破の道が多いので多分このへんも走っていないはずだが、何年か前に仕事終わりに唐突にししゃもを食べに走り出した事があったのを覚えているので来ていたかもしれない。

鵡川から先はツーリングマップルでオススメになっていたr74とr59を走りR237へ。

いつか訪れたいと思っていた二風谷ダムへ寄ってみる。


二風谷ダム 15時51分


魚道を撮影中にクラっときた。
高所恐怖症とまではいかないけど高い所は苦手。
太田神社絶壁登攀スペシャルとかよくやったなという話になるが、アレも登ってる途中でフリーズしてる。
子猫が登ってフリーズする気持ちがよく理解できた。


ダムを後にしてそのまま国道を北上。
途中、TW225は走行距離5万キロを達成。
そろそろクラッチがダメそうなので予算を計上して直してやらねばならない。
250cc(TWは正確には223ccだが)の単気筒のオートバイはどれくらいまで走れるのか、という疑問に対して自分なりの答えが出せたと思っている。
答えを出す前に従姉妹車のセローが生産終了になるとは思わなかったけど。
セローを含むヤマハ系250cc単気筒エンジンを搭載したオートバイはだいたい4万キロくらいがいいところじゃないかと。
4万キロから先はやや大規模な修理が待っていると言ってもいい。
自分の場合はステムベアリングやリアサスペンションにクラッチなど。
チェーンやスプロケットはノーマルだとだいたい2万キロ毎で交換となるので、4万キロで2回めの交換をする事になるだろう。
TWは乗り出し価格が購入当時で40万以下(新車です)で、上記のような症状の修理をすると部品代と工賃で10万を軽く超える事になる。
今だと替えがきかないオートバイなのでアレだけど、まだ販売しているなら売ってしまって新しいTWを買った方がよろしいという事になりかねない。

自分の懐事情が大幅に改善されない限り乗り続ける事になると思うので、これからも頑張って欲しいものだ。


占冠村へ到着したあとはもう少し走りトマムまで行ってみた。



トマム 18時16分


初トマム。
トマムには何があるのか。
リゾート施設の他には何があるのかと思ったらリゾート施設の他は何もない。
トマムまで来たのはこの先そうそう道道136号を走ってここまで来る機会がなさそうだったから。
高速道路から見ていたガラ空きのr136を走ってみたかったからだ。

まだその道を走ったことがないからという理由で200数十キロ先まで走り、ただその道を走るだけ。
トイレと空腹と道の確認くらいでしか停車せず、ただただオートバイを走らせるだけ。
理解を得られないのは致し方ないうえに、理解を求めようとも思わないのでますます孤立は進んでいくだろう。

すでに山の向こう側に沈んでいる夕日を追いかけるように道東道に乗り札幌へ帰る。
道東道で後ろの車の迷惑にならないくらいの速度で走ると猛烈に燃費が悪かった。
全容量7リットルのタンクで5リットル使うとリザーブになるのだけど、150キロくらい走った段階でリザーブ行きとなった。
リッター30…
以前夏至ツーで道央道を走った時はリッター50近くまで走ったのだけど。
占冠で給油してこれなのでトマムから東で高速に乗った場合は注意が必要になるだろう。



真っ暗になった景色。
ちょっと肌寒い空気。
それでも少しの休憩だけで走り続ける。
何が楽しいかは本人の胸の内だけ。


2020年6月10日水曜日

夕焼けダッシュ 五回目

唐突に訪れた夏日に狂乱麗舞する。
暑いのが好きだ。
札幌は15時頃に27度をマーク。
晴れていたわけではなく雲が多かったけど暖かい空気が流れ込んだらしい。



全てが長閑に霞んでいる赤井川村。

冷水峠展望所 18時13分


今年はまだかな? と思っていたニセアカシアの花もこの暑さで開花していた。


この花が咲くといよいよ夏が来るという感じ。
風と雨で一瞬で散ってしまうのはあまりにも残念なので一日でも長く咲いていて欲しい。
強く甘く香る花の側をオートバイで走り去る贅沢。




オイルを交換したからか、ゾイルを入れたからか、油温が上がったからか
それとも他の原因なのかエンジンは絶好調。
下から伸びやかに回る。

やはりヒールグリップはせずに左右のステップに荷重をかける。
膝と内ももの一部を使ってグリップしている他はケツぐらいしか接触している部分はない。
競走馬の騎手と似たような感じで、足は八の字に近い。
踵でホールドする替りにステップを踏み抜くほどに下方向に力を入れてる気がする。
これで今日も問題なく冷水峠を駆け上がったわけだ。
どうなっているんだろう…


スタンディングではどうか?


樹生さんから頂いた指摘を試すべくスタンディング以外お断りな道へ突入する。



(仮)冷水線

アップダウンと路面変化に富んだホーム林道(未舗装)。

スタンディングならさすがに踵でホールドしてるだろうと思ったら、してなかった。
ニーグリップも当然していない。
激しく揺れる未舗装路でニーグリップをすると車体と一緒に揺れまくるのでニーグリップはしない。
じゃあどこでグリップしているのかと言うと…どこでしてるんですかねぇ…

コーナーの時はようやく出来るようになった外足荷重のリーンアウトなので、その時は外側の膝周辺が車体と接触してるけど、グリップしているわけじゃない。
衝撃は膝だけじゃなく股関節あたりでも吸収している感じ。
多分未舗装路でもステップに荷重をかけるだけで済ましている可能性が高い。

これで乗れてないなら問題があり、さらなる原因追求となるのだけど乗れてしまっているので始末に負えない。
むしろ外足荷重のリーンアウトが出来るようになっていて驚いた。
ちょっと前まで脳と体が拒絶反応を起こしたように上下の体で逆の動きをしようとしていたので。


まだまだ検証を重ねる必要がありそう。