川沿いの道路探索も一応予定してはいたんだけど時間が足りない。
遠回りでも走り続けられる高速道路はやはり早いので帯広・広尾自動車道の最終ICとなっている忠類大樹ICから芽室帯広ICへ高速移動。
帯広は気温がヤバかった。
16時17分で気温29度。
最高気温は31度をマークしたそうだ。
メッシュジャケットで走っていて体に受ける風が温風という状態。
もちろんこの時アイスを頬張ってた。
頬張ってる最中から溶けるので2本買わずに1本食べたらまた買うという禁断の技を使うほどに暑かった。
お前、何本アイス食うんだよ っていう店員の視線が痛い。
R38からr55にスイッチしてR274日勝峠へ。
日勝峠展望台 17時2分
あの遠くに見える雲の塊に追いつかれると日勝峠は真っ白の地獄と化すので
それまでに日高山脈を越えてしまいたい。
もう一つの問題がシカ。
シカは夜行性なので薄暗くなると行動が活発化する。
昼でも見落とすのに夜になると発見するのはもう無理。
道路脇からジャンプして出てこられると回避する術はないので
日没前に市街地に到着したい。
しかし
予想通り無理だった。
もしかしたら日勝峠を単独走行のまま走り切ることが出来るんじゃないか
という淡い期待は鈍行のトラックで打ち砕かれて
さらにその先でさらなる鈍行トラックの出現で絶望的になる。
道東道でこれをやられて悶死しそうになった事が何度もあるけど
ここは一般道なのでそうはならない。
とりあえずP場で休憩を取って鈍行車と距離も取って少し休憩。
すでに膝が限界に達していて、痛みで走れないってレベルになっていた。
体力も体調も万全でTWでこの距離で限界と…
休むとまた走れるほどに回復するし、どうにもならなくなったら強力ロキソニン(120ミリグラム)でドーピングすればよかったので気は楽だった。
さて、、、
緩くて長い左コーナーを走っている最中
自分のライディングフォームが変わった。
長いコーナーの後半部分
背中をコーナーのイン側に向けるフォームへと変更された。
リーンアウトのライディングフォームへ。
意図的に行なったのではない。
自分はただ操作を観ているだけだ。
何度か観ていると感覚的には背中を向けると言うより肩を(外側に)入れると表現したほうがしっくりする。
なんでリーンアウトになる?
そもそもお前リーンアウト出来たのかよ! というツッコミが自分に入れられる始末。
意図的にリーンアウトすると混乱してこんがらがるけど
特に意識しないと勝手に行うらしい。
リーンアウトになる理由はイン付きを回避するためっていうのは理解出来た。
今のままだとコーナーの内側に吸い込まれるので上半身の荷重を逆側に移して対応してるってわけだ。
この時ステップの荷重は両足荷重。
極端なリーンアウトのフォームに移行するのは長い左コーナーの二次旋回の途中などで
通常の二次旋回では……思い出せないか確認してないかのどちらか。
つまりわからないってわけ。
右コーナーもわからない。
左ばかりに注視したのでこの日右コーナーまで確認する余裕がなかった。
ただ
左コーナーは右コーナーよりも荷重移動のパターンが多い気がする、というか多い。
シフト操作が必要な時に外足荷重のリーンウィズで一次旋回を行なっているのでパターンは多い。
帰宅してライテク本を読み返すと
一次旋回が内足荷重のリーンイン+レイダウンの場合
二次旋回はリーンウィズ+レイダウンになるらしいので
リーンアウトのフォームは特殊な状況に対して使用するフォームというのが伺い知れた。
きっとまだ自分が認識してない如何わしい動きをしているに違いない。
自分がいったいどうやってオートバイを思った通りに動かしているのか知りたくて仕方ない。
それは間違いないって事を骨どころか脳の奥深い所までわかったけど
自分が知りたいのはその行動の作用効果の詳細。
ライディングで忙しい時は息を止めてしまっているけど
口から息を吐くと上半身の力みが解消されてコーナーでさらに体を入れれるようになるとか。
日勝峠を無事に越えて平野部まで出たのは良かったけど
今度は走行中ずっと虫のアタックが続いたという悲劇。
ずっとバチバチしてる。
休憩する時にシールドクリーナーを使うんだけど
今までの使用ではメットを脱いで使ってた。
でもそれは便利良くなかったと気が付いた。
シールドクリーナーはメットを被ったまま使うほうがイイ(フルフェイスに限る)。
クリーナーを掛けた後ちょっと待ってからマイクロファイバーのウェスで軽く拭き上げると走行に支障がない程度にキレイになる。
メットを脱がなくてもイイ。
むしろ脱がないほうがイイ。
あまりにも汚れる頻度が高いのでクリーナーはポケットに
ウェスはツーリングネットに挟んだ。
これなら停車するだけで作業が出来る。
虫のアタックは結局北広島の市街地に入るまで続いた。
前に車がいてもおかまいなし。
最後まで下道で走りきろうかと思ってたけど
さすがに札幌の市街地を走る気力はなくて高速道路へ。
泊まりのツーリングでもなかなか味わえないような
走り尽くした一日だった。
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