2015年7月14日火曜日

6月11日~12日 えりも岬ツーリング その4

すっかり放置プレイを堪能してしまい申し訳ございません。
すでに7月となり北海道はようやく夏らしい気温と晴間が広がる絶好のツーリングシーズンとなっております。
自分も仕事終わりや休日に時間の許す限りバイクに乗り、ツーリングを楽しみ、メンテに明け暮れて気がつけばバイクの乗る以外何もかも後回しにしてしまいましたが、それでいいのでございます。
北海道ですからそれでいいのです!
バイクは雪が降ると乗れないのだから乗れるうちはひたすらに乗り、シーズンが終わってから山積みされた諸々を始末すればよいのです。
毎年そう思っておりますが今年は一層心がけて毎日を過ごしておりますよ。
さて、その結果雨でバイクに乗れない休二輪日がようやく訪れましたので一気に書いていきます。


えりもラーメンを食べ終えおみやげを購入しえりも岬の駐車場で沈みゆく夕日をぼーっと眺めるという贅沢な時間を過ごして心のなかを空にしてから今晩の宿である『晩成の宿』に向けて出発しました。
この時の時刻が17時31分。
目的地までの距離は84.5キロ。
自分のツーリング速度で走り続けるのであれば1時間少々で到着できる距離ですが、途中で夕飯というか夜食というかともかく食べ物を調達しなければならないので市街地(セイコーマート)を経由しなければならない予定がありました。
この時特に調べもせずに走りだしたのですが、えりも岬から東側の地域は基本的に何もありません
黄金道路とトンネルくらいしか存在せず庶野までは本当にそんな感じで、庶野から先は広尾までそんな感じです…
自分がえりも岬に最初に訪れた時は確か帯広から黄金道路を走ってきたのでどうしてもえりも岬まで渋滞はないというイメージがあるのですが走って納得しました、車など通らない。
時間帯的なものとかではなく多分年中こんながらっがらな状態なんだと思います。
理由は色々あるのですがここでは書かず話を先に進めます。

広尾町のセイコマに到着したのは18時50分頃で1時間20分ほどかかっていることになります。
黄金道路はかなり波が高く塩を含んだ飛沫が霧となっていてシールドに付着してかなり大変なことになりました。
バイクも着ているものも全て塩だらけになるという惨事を乗り越え、セイコマで食料と酒を調達してついでにトレイでシールドを洗って出発しました。
洗わなければ見えないってくらい白くなっていたのです。

広尾町でR336は黄金道路からナウマン国道へと名称がかわり、海岸線からやや内陸側を走るルートになります。
日が長い夏至間近の6月中旬ですが、すでに太陽は西の日高山脈の中に沈みなんとも言えない黄昏色の空。
街頭の一つも存在せずランドマークになるようなものは何もない道をやや不安な気持ちで走り続けました。
記録にないのですが多分豊似のGSでこの日最後の給油を行っているか、広尾ですでに給油していたと思います。
北海道の地方のGSは相当早く閉まりますので街が少ない地域では見かけたら給油が基本。

歴舟川の橋を渡ったあたりから本当にまわりに何もなくなり始め、無数の虫を衝突死させながら走り続けていたわけですが…夜のR336は本当にやばいと思いました。
車なら別段と思いますがバイクだと不安にかられて仕方なくなるような何もない感。
実際相当先まで何もないのですが、この焦燥感はひっくりかえせば旅をしているという感じでもありました。

そんな道を暗いTWのヘッドライト(これでもハイワッテージ化している)で走り続け、間違わずにr881に入り晩成の宿へとたどり着きます。
このr881もすごかったですね。
真っ暗な道路を海側に向かって走ることになり途中から大きな波の音がザザーンと聞こえるようになります。
何の音だと思うほどで、到着してもまっくらで海がまったく見えない中でこのザザーンという音はすごく遠くから聞こえる不思議な感じがしました。

到着時刻は20時。
晩成温泉の方で受付を済ませると入浴時間が20時半までと告げられ大慌てで着替えて入浴しました。

つづく

晩成温泉』 『晩成の宿

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