2017年4月29日土曜日

4月24日のツーリング その3

国道5号線をゆっくりと流して、r32へ。


真夏であれば頭の中でおめでたいファンファーレが鳴り響き、アクセルをぐいっと捻り、RPGの中ボスあたりのBGMを口ずさみながら走り抜けるわけだが、今日はどう走ったのか記憶がない。

強くもないが弱くもない走り。

それを第二ツーリング速度と言う。

バイクが変わっても自分が走りやすい速度は変わらないのだ。
TWとCBはそのことを教えてくれた。



r32からr914へ。

r32の未舗装路部分に入る、という気分ではなかった。
まだが残っている気がしたから遠慮しておいたとも言える。

新富と上泉のコーナーを、ほどほどに攻めたてる。

どうもリアブレーキペダルの位置が下すぎて、ブレーキのかかりが弱い。
それとリアショックはもうダメだ。今年のシーズンオフに必ずテクニクスさんに送ってオーバーホールだと心に誓う。


そんな自分の目にまだ新しい林道の看板が飛び込んでくる。

森林管理道 上泉線

森林管理道、つまり伐採用の林道というわけだ。
延長が記載されていないところを見ると、まだ作っている最中なのだろうか?

気になる。
この奥が、その先が。

12%の傾斜なんてまったく何の問題もない。

問題はリアサスのダンパーが死にそうなことだけだ。

え?
さっきとか言ってなかったかって?

豊浦町の春は早い。
雪なんてあるはずもない。

上泉線 14時12分

位置はこのあたり。



市街地図にしたら道がないタイプの林道。

それより写真の奥側のの説明をしてみろという感じですが、大丈夫。
自分のTWはブロックタイヤなので、この程度の積雪ならまるで問題なし!




3分後




新しい看板を発見

どうやら自分が入った入口のだいぶ手前に、本線の入口があるらしいです。
写真左手側の雪に埋まっているのが本線になります

さすがにこれじゃ進めないという積雪具合だったので、本線の入口方向へと走ってみたのですが


上泉線 14時20分

コーナーの先がもう完全に無理という次第で終了。

今日は完走できない林道アタックばかりだなと思いましたが、そもそも4月に林道走行を楽しむほうが間違っていると思い直しました。

逆にこの時期でもう林道を楽しんでいるというのは、素晴らしいことだとも。

赤井川で林道を楽しむには6月の末まで待たなければならないので。



林道から道道に戻り、豊浦のセコマで休憩。

豊浦セコマ 15時4分

さすがに林道を楽しみすぎた。

この時間では洞爺湖を回って日没までに帰るのは不可能。

r695を走りたかったのだが…と思うも、温泉街でショートカットしてもちょっと時間的に厳しい。

また今度にしよう。
そうしよう。

こういうふうなことができるから、ツーリングは一人がいいと思う。


となるとr97で北上のルート一択。

こないだ走ったので農道は走らず、そのままr97で羊蹄山を楽しむルートにする。

そうなると給油をどうするかと考えたが、トリップの数字はガス欠まで遙か先。
戻ってから給油しても大丈夫な感じだ。

そういう数字だった。
見間違いではなかった。

なのに168キロ走行でリザーブ行きになってしまった。

全開走行を続けても180キロという数字が今までで最速リザーブ記録だったのだが、更新してしまった。

原因はr604での4速多用と林道走行。

定速走行ならリッターあたり48キロをマークするというのに、168キロだとリッターあたり33キロしか走っていない計算になる(TWはタンク容量7リッター、5リッター消費でリザーブ行き)。



この記事よりも前に、羊蹄山 お前は美しいというタイトルで書いたのですが、今日の羊蹄山は本当に綺麗でした。

r97 真狩村 15時37分

青い空に真っ白な雪冠。
一枚も写真に残しませんでしたが、雪冠だけが見えている状態の方が素晴らしかったです。

特に南側。
滑らかな白い傾斜が、周囲から浮き上がっている様。

林道から撮影したものが近い感じですが、今日は間近で見るより遠くからのほうがよかった。

いつも見惚れてしまうわけですが、今日はまた一段と見惚れていたというわけです。


写真は突き詰めていくと、撮るための走りになってしまいそうでやめております。

携行性や金銭のことを考えると、それなりのカメラ機能を備えたスマートフォンが自分には一番かなと。



尿意の強襲によりふきだし公園のトイレを利用。
回りからはチャイナ語しか聞こえてきません。

観光するなら中国国内のほうがよほど見所があると思うのは自分だけでしょうか。

観光というものから縁遠い人間なので、どうにも理解し難いものがありますが、ツアーであればまあ仕方ないのでしょうかね。




どう計算しても燃料は持ちそうもなかったので、倶知安のホクレンセルフで今日2回目の給油を行いました。
地元よりも高いので持たせたかった。
でもそうなるとR393を気持ちよく走れそうもないという判断に従ったので、致し方ありません。

国道の架替工事完了に伴い、復旧した町道の調査もして、R393を走り抜けて赤井川のセコマにダイブ。

赤井川セコマ 17時3分

よく考えたら訪れたのは今年初でした。
何か微妙に変わったなと思っていましたが、外にあったゴミ箱が中に設置されていました。
いつもゴミが溢れていたので致し方ないとは思いますが、車と違ってバイクはゴミの持ち帰りが厳しいです。

自分はそういう事態になっても問題がないように、ゴミ袋をトップケースに忍ばせてますが、積載に余裕がないバイクだとかなり困ったことになるでしょう。

最悪の場合、そこら辺に捨ててしまうということになりかねません。

だからコンビニにはゴミ箱があるというはずなのですが、そこに車内にあるありったけのゴミを放り込むのはどうだろうかと。

そのうちコンビニ内に置いてあるゴミ箱が、今度は撤去されることになるんじゃないかと思ってます。
捨てるやつはゴミ箱が中にあっても平気で捨てていく。

何か言えるほどの人間ではないので、自分はやらないというスタイルだけは貫いていこうと思います。


ゴミは持ち帰るスタイル

充実した素晴らしいツーリングでした。

2017年4月28日金曜日

4月24日のツーリング その2

r604からr66、ニセコパノラマラインを走らない代替ルートの定番は、岩内町を抜けて国道229号線(ほぼトンネル)を走り、尻別川の河口からr267を走るというもの。

r267 12時11分


対岸のr229じゃダメなのかって?

これがダメなんですね。
確かr229はバスが走っていて民家が多く、あまり川沿いを走らないので面白くなかった、はず。

ここは上記のようにr66が走れない春先くらいしか走らないので、楽しめる方を選んだほうがいい。

生い茂る草がないので川面がよく見える。

尻別川 12時13分

写真はまだ河口の近くで、川なのに磯臭くて妙な気分。

平日の真昼間。
そうであれば走行している車両など自分くらいのもので、速く走ろうが遅く走ろうが文句はどこからもこない。

そんな感じなの道路、絶好の天気、道路脇に林道の看板。

んんんんん…
通り過ぎて数寸。
Uターンして突入することにした。

淀川線 総延長8546メートルと読める

場所はこちら




入口付近は整備されていて車が入った形跡がある。
ゲートはない。

淀川線 12時24分

スマホのGPSロガーアプリを起動してログ取り開始。
どうして林道に突入する気分になったのかは不明。

TWだと何かあってもどうにかなってしまうのでついつい入ってしまう。
いいのか悪いのか。



5分ほど進んだ所で最初の分岐に遭遇。

淀川線分岐 12時29分

建物は使われなくなってかなり経っている感じ。
左の丸いのはサイロの名残でしょうか。

この分岐を右に入ります。
理由は道が広く良い感じがしたから。
知らない林道を走る場合はこれが結構重要だったりします。


分岐を右の時点でグーグルマップからは道は消え去ってますが、航空写真ではくっきり出ています。

淀川線 12時37分

遠く羊蹄山が見えるなかなかのビュースポット。
この時期ならではでしょう。
もう少ししたら虫だらけで呑気に眺めることなど不可能になります。




場所はもう山の中。
道路に囲われている山の中。
この中を通り抜けるために作られた道路らしいです。

路面は走りやすい引き締まった砂利。
TWで走れてしまうので、フルサイズのオフ車なら何の問題もないでしょう。
自分のTWはリアサスがもうへばっているのでちょっときつい感じ。


先に進むと第二分岐に遭遇。

第二分岐 12時39分

右の道路は廃道チックだったので左に進みました。
これを書いている時点では先がどうなっているかわかりますが、走っている最中は感だけが頼りです。
ちなみに右は採石場へと続く道のようです。


ここから先の道路は、やや曲がりくねった道路になり、林道としては走りやすく楽しめる、そしてある程度の距離のある道路だったのですが、終わりは突然やってきました。

淀川線 12時44分

この間の強風によるものだと思われます。
自分のメインルートの倒木被害は写真のような根から持って行かれているケースが非常に多かったです。
幹の途中からへし折れているのも目にしましたが、それよりも土台ごとひっくり返したが如き、ちゃぶ台バーン!みたいなものがより多かったかと。


自分の知っているジムニスト・コンボイであれば、ここでおもむろにチェーンソーを取り出して切り分けにかかるのですが、手元にあるのは十徳ナイフのノコギリだけ。

まさかそのノコで枝を全部切り落として右側から進むとか、そのような無茶なことは出来兼ねましたので、当然引き返した次第です。


で、戻り戻って第一分岐。
左手の廃墟をちょっと進むと切り出された木材の集積場となってました。

淀川線 第一分岐 奥

これがあったので林道入口は整備されていたようです。

引き返したとはいえ、林道成分を補充。
ついでに結構気温が上がり、防寒装備の自分は茹で上がりそうな状態。


r267に戻ってヘルメットのベンチレーションを全開にして走行。
蘭越中央店のセコマはあまり好きではないので、その先の蘭越店の方で休憩を取りました。

一瞬アイスを食べようかと思うほどだったのですが、この時期は停まれば暑く走ればちょうどいい。
そして脱げば寒いという難しい時季なので、冷たい飲み物でやりすごしました。


実際それで正解でした。
暑いのは蘭越くらいのもので、ここで一番外側の完全防風レインジャケットの上を脱ぐと、走っている時寒いほどでした。


続きます。

2017年4月27日木曜日

4月24日のツーリング その1

晴天に恵まれた24日、月曜日。

不明になっていたルートは、赤井川の道の駅で用事ができたので、そこを起点にいっきに組み上げた。
細かい部分は走りながら組み上げればいい。


起床に成功し、ほぼ定刻通りに出発。

今日は冷水峠には寄らない。

寒い日が続いていたが、赤井川村の雪解けは進んでいた。

赤井川村 10時11分

あと数日で畑も始まるだろう。


自分はあまり利用しない赤井川の道の駅。
午前中に来ることは相当珍しい。
今日は欲しい商品があって訪れた。

見当たらない。


なぜかトレーの上にパンが2つ乗っている。


目的のブツはありました

今年の連休、泊ツーはシーニックバイウェイを巡る予定。
情報を収集していたところ、ドライブマップの販売を目にしたので購入を決意。
マップは道内の道の駅で購入可能だそうです。
ちょっとでかいけど、ツーリングマップルと一緒に持ち歩く予定。

パンの感想は差し控えさせていただきたい所存。



ツーリングの方はここから先が本番。

雑な補修工事が施されて、残念な道路になってしまったR393を走り、倶知安のP場にて定番のレーダーパンダを捕捉。

R5 P場 11時28分


今日は絶対にいると思っていた。
この天気ならいる、確信していた。
こいつのレーダーは後方タイプ。
上り坂をウハウハな感じで走ってきたやつを後ろから猛ダッシュして追いかける。
逃げ場はない。
崖下にダイブするなら話は別だが。



お楽しみはこの先のr604。
鈍速車に引率された渋滞の列の中から、バイクが1台、黄色いオープンカーが1台入っていく。

おおう…胸の熱くなるような展開になるのだろうか?
もうそんな歳じゃないし、そんなことになっても困るバイクだ。
こっそり一人で楽しむ分にはかまわないが、一緒にってのはちょっと恥ずかしい。

だから、そうじゃなければ自分が先に行けばいいだろうし、そうであるなら自分より先に行くだろう。

そう思っていた。

まさか一緒になって走るなんて思いもしなかった。

先頭の大型バイクは余裕で、黄色いオープンカーはバンクでサスが伸び切っていて、自分はギア比の都合でトップギアが使えない。

追いつけるけど追い抜けず、離されもしない。

速度的には大したことはない。
路面いっぱいに砂でも撒かれてなければ何の問題もない。

この道を全く知らない車両と即興で走るなんていままでなかったので、ちょっと驚いた。
そういえばある程度の距離を、他の誰かの強い走りについていくというのは久々の経験だった。

ああ、どうしてCB1100を買うに至ったのか、その理由を思い出せる走りだった。

道の終点まで付き合い、彼ら(多分連れ合いだっただろう)はそのままの勢いで岩内の方へと向かっていった。

自分はまだここから長い。

r66、R229という何の変哲もない、しかしこれが一番早いというルートで岩内町を抜けた。

次回!!!ツーリング予告

12時間勤務の翌日、4月最後の休日。

予報は晴れだった。

しかしそれは前日に書き換えられる。


27日の天気予報


わけがわからない…

もう少し詳しく見ると、室蘭と後志地方を直線で繋いで、東側は昼から雨、西側は晴れるらしい。

そんな莫迦げた天気がありえるのか? と予報士を問い詰めたいのですが、どうやら天気が不安定らしくてこの予報もどうなるかわかりません。

予定ではr28を激しく攻め立てるつもりでしたが、そういうわけにはいかなくなりました。

逆ルートの朝里峠~定山渓~支笏湖だと昼頃に雨の直撃を受けそうなので却下。

となると残っている走れそうなルートは、トーマル峠~岩内~r604ルート。
あとはまたメインルート、、、ちょっと変則的なルートを使おうかと思います。

この時期はまだ道道の冬期通行止が多数なので、代替ルートを考えるのに苦労します。

走れるかどうかは明日の天気と体調次第ということで。

2017年4月24日月曜日

羊蹄山 お前は美しい

雲一つない、ただ霞むだけの春の空に、白く、艶やかな雪冠だけが見える。


純白とはこういうものか?


目を奪われる。目を離せない。


倶知安町 16時18分


いったいどれだけの人を振り向かせてきたのだろうか。

どれだけ見続けても飽きることがない。不思議だ。
もちろんそう思わない人もいる。

自分は魅入られたのだろう。



驚くほど鮮明に記憶する。

また会おう。

名残惜しく、懐かしい。そんな気分。

2017年4月23日日曜日

次回:ツーリング予告

24日、月曜日。午前9時30分頃出発の予定。
行き先は不明。

r28、浜益温泉ツーリングか、r604、尻別川沿いツーリングか。

最大瞬間風速推定50メートルらしかった真狩村の調査も捨てがたい。
どこもかしこも調査したいのです。


強風だった18日。
そこから下がり続ける気温。

天気予報には雪マーク

最高気温は一桁です!!!

結局一週間ほど続きましたね。
いまだ雪の下に畑がある後志地方はそうでもないですが、もう始めちゃった農家は大変です。
強風でハウスはぶっ飛んでいったり、ハウスどころか倉庫がぶっ飛んでいったり。

そこに今度は雪ときたもんだ。実際に降ったのは山の方らしいですが。峠はひどいことになったらしいですけど。

しかし月曜日は二桁の気温が予想されてそこそこのツーリング日和らしい。
でも期待したらダメ。
何しろ4月の北海道、前日にいきなり雨予報になるかもしれない。

バイクもまだ整備どころか前回の走行で泥まみれのまま。

支笏湖と洞爺湖の水位の話とか増車したとかまたオレンジ色かよとかあるけれど、とりあえず健康診断が恐ろしくてたまらないのだけど、月曜日は走るつもりです。

他の話もまたそのうちに。

2017年4月18日火曜日

CB1100の車検計画 その3

本日18日は強風。
昼頃に12メートルほどの風速を観測。
どこかの屋根がぶっ飛んでいく音を聞き、目の前の建物の壁が落ちました。

そんな日が休日。
これで4月の休日、6回中3回が天候不良により走りに出ることができませんでした。
なかなかに酷い。
残り2回に期待しますが、ある年は6回全てが雨だったこともあるのでA勤終わりに期待したいところ。
なれど、この先しばらくはB勤続き。



さて、そうであるので放置していたCB1100の車検向け整備を進めました。

とりあえず外したままになっている後輪を装着し、オイルを入れて一度エンジンを始動させて循環させなければなりません。


その前にまだ付けていなかったバッテリーを装着。
テスターで電圧を測ったら12.7ボルトしかありません。
ちょっと不安な数字。
バッテリーは台湾ユアサのTTZ14Sを、2015年の3月31日から使い始めている。
3年目ならこんなもんだろうか? 12.8ボルトくらいは欲しかった。


バラしたリアブレーキを組み立てていたら、いつものようにパッドスプリングが外れる。

7番の部品 パッドスプリング

他に画像にはありませんが、キャリサポ側のパッドを受けるリテーナーという金具もすぐに外れてしまいイライラが頂点に達しました。

リテーナーは取り付け部分を清掃したあとにパッドグリスを薄く塗って接着剤代わりにして固定。
パッドスプリングはやや強めに押し込んで仮固定してからブレーキパッドを付けて何とかしました。

そしてパーツリストを見て気づいたのが、リアブレーキパッドの裏につける断熱パッドのセットが単体部品で出ないということ

1番のA 5750円の方

AAはABSモデルのパッドなんですが、そっちのほうが安いらしいです。
外側のステンレスパッドを左右逆に付けているらしいのも判明しましたが、とりあえずリアブレーキパッドの断熱のアレは絶対に無くしたらダメだとわかりました。



前々回付け忘れていたダストシールを交換。

こいつらを

開封

交換してわかったのですが、5年以上経過しているCB1100は今すぐにダストシールを交換して下さい
ベアリングの外周に錆が発生している原因は、ダストシールの劣化による水の侵入が原因です。
新品のシールはシリコンスプレーで潤滑した状態でもギッチギチのミッチミチで、プラハンで叩いて挿入すなくてはならないほどでした。
多分このシール、3年くらいしか持たないと思われます。

24番と25番がシール

お値段もこのリストよりは高いですが、錆でベアリングが固着するよりはいいでしょう。
交換に関してはシールプーラーの使用が絶対に有効。アレは使ってわかります。ほんとうに便利。


タイヤを無事に装着し、チェーン調整を間違って(あとでやり直し)、オイルを3リットル入れてどうしようかと。

フィルター交換時は必要なオイル量が3.9リットルのCB1100ですが、規定通りの量を入れると多くなってしまうんですね。
というわけで今回も3.7リットル入れて一度暖気して様子をみてみました。

オイルレベル窓から確認しようとしたら、真っ黒で何も見えやしない…
窓にはマイナスドライバーで回すクリーナーが付属しているのですが、内側じゃなくて外側が真っ黒だという始末。
パークリをぶっかけて確認すると、ロアーレベルよりちょっと多いくらい。

多分あと100ミリくらいは入れてもいいけど、もしかしたら70ミリでもいいかもという感じ。
そして神経質にならなければ放置してもいいレベルだったので、そのままにしました。

というのも、この時点で作業開始からかなりの時間が経過しており、まだやるべきことが結構残っていたので焦りが出始めていたのです。
その状態で作業をするとろくでもない事態になるのは理解していたので、作業自体しない方向で事を進めたというわけです。

あとで出来そうなら後回しがこの場では最善。


エンジンを始動してバッテリーの電圧を計測すると、高アイドリング状態で14ボルト以上あったので発電と充電は問題が無さそう。

最後に車検証を確認したら車検は15日で満了とのこと。
4月末まで残っていたら今月中に仕上げようかと思ってましたが、これでGW明けの車検が確定となりそうです。

4月4日 TW探索ツーリング まとめ

バイクを走らせるのが楽しい。

まずはそのことが確認できたのが一番の収穫でした。
心身の問題から、もしかしたらバイクを走らせても楽しむことが出来ないのではないか、そう思っていたからです。

しかし、それは杞憂でした。

自分がバイクを降りる時は、走っても楽しめなくなった時なんだろうな、と。



テスト走行を行わないまま走り出したため、ぶっつけ本番となったTWでしたが、何もかもがうまくいきました。


始めは弱々しかったセルも、ツーリング途中の始動では一度も弱くなることはなく、バッテリーは問題なく電力を供給し、充電に関しても問題がないことを確認できました。
つまり、タフスター リチウムバッテリー102型はTW225で使用することができると証明されたのです。

それはよかった。大変喜ばしいことなのですが…シーズンが開始してからこういった商品が発売されるのは自分らしいことなのかと思いました。


プロセレクトバッテリー Pro Select Battery:オートバイ用バッテリー(商品番号:PSB124

RISE CORPORATION ライズコーポレーション:PLUS (プラス) バッテリー ジェルタイプ(商品番号:C02Z999A013ZZ


今までTWの純正バッテリーであるYB7C-Aには、ジェルやMFの互換品が存在しませんでした。
なので今回のバッテリー交換でリチウムバッテリーへと変更したわけなのですが、上記の商品が最初から選択肢にあったのであればかなり迷ったでしょう。


プロセレクトのバッテリーはわりとまともな会社が販売している商品なので、品質的にはある程度信用できます。
互換品は純正品と微妙にサイズが異なりますので、付くかどうか若干怪しい部分がありますが。
このバッテリーは最近新商品として紹介されたもので、自分がリチウムバッテリーを購入する時は存在しませんでした。

対してライズコーポレーションのプラスバッテリーはかなり怪しい。
過去2回のマキシマバッテリーの異常から疑いを持っても仕方ありません。
サイズも純正品と異なり、ここのバッテリーは一度リトルカブの互換品を購入したらバッテリーボックスに入らないので使えなかったということがありました。
この時は同じバッテリーを使っているリード90には入ったので無駄にはならなかったのですが、バッテリーボックスに余裕がない作りだと入らずに使えませんという事態は起こりえます。
値段は安い。ともかくそれだけは確かですが、この価格でも3年持たないと純正品に対して割高になります
なぜなら純正のYB7C-Aは5年は確実に持つから。GSユアサならまず確実に持つ。


値段に走るか、ほぼ確実に装着できて品質もそこそこのやつにするか、未知のリチウムか

相当迷ったことでしょう。今、この選択肢を突きつけられても迷うほどです。

リチウムバッテリーはとりあえず装着は出来て問題はなさそうですが、どれくらいの耐用年数なのかまだ不明。
これで5年くらい持つのであれば圧倒的に有利ですが、2年で死んだらちょっと考えてしまいます。

あと、気になる軽量化の結果ですが、残念ながら自分にはまるで感じることが出来ませんでした


この結果は予想していました。
軽量化、皆が言うような走行に影響が出るような軽量化というのは、単純な重量の軽減ではそうそうあらわれることがないと思っているからです。

ハンドリングの軽快さが上昇するような軽量化とは、回転している物体の重量、それも大きく回転し重いものほど影響がある。
軽量化というよりジャイロ効果の軽減による直進性の低下、相対的な(以下略)…

つまりホイールの軽量化が一番効果があるということです。

バッテリーの軽量化で取り回しや引き起こしの影響も体感できるほどの効果もなしです。
背中に2リットルの水が入ったペットボトルを背負って走っても、走行性能があまり変わらないのと理由は一緒です。




スタッドボルト化された時に外しただろうマフラーはちょっと音がこもり気味?
違和感を感じるのでこれは正しいと思う。
何か詰まっているのか、そういえばサイレンサーの水抜き穴から盛大に水が出てきたことがあったのを思い出す。
走行で解決するかと思ってましたが、そのうち忘れてました。
これはまた調べておきましょう。



ブレーキパッドは問題なし。
冷水峠の下り、雪解け水で路面がフルウェットの時にブレーキを掛けている最中に気づきました。

水がかかっても減速する!!

当然の事なのですが今まではそうじゃなかったわけで。
ただ、取り回しの際にキーキー鳴くのがちょっと問題。
これは、ディスクが歪んでいるタイプの鳴き方。タイヤを回してある地点でキーと鳴く。
鳴きどめグリスは好きじゃないので使わなかったのですが、今回は使ってみようと思います。



吸気と点火はまるで問題なし。




そしてオイル。
ウルトラG2とTW225の相性が良いのは以前から知っていたのですが、これほど合うとは予想以上でした。
小さくなったエンジンのメカニカルノイズは油膜の成形が確かであることの証。
ギアが入りづらいことはなく、エンジンの回転を上げていくと滑らかに回る。
これはCB1100にウルトラS9を入れた時と似たような感覚。

R393ずいぶんと楽しめました。

合わないオイルだとシフトチェンジの時にガツンとなっていたチェンジペダルの動きが、ニュコっという感じで入るのがじつによかったです。



クラッチケーブルの動きもよし。
自分はクラッチレバーの遊びがあまり大きいのが好みではないので、既定値より少しだけ小さくしましたが、これがよかった。
感覚的に使いやすい。
今までより馴染んだ感じがしてうまくいったと思いました。


車体に関しては概ね好意的印象でした。
問題はブレーキの鳴き、サイレンサーの詰まり? くらいでしょうか。



ライダーの方は頚椎ヘルニアを発症しており、症状が緩和するまでやや時間がかかりそう。お勧めはできませんが痛み止めを服用すればまあまあのコンディション。
ただ、ニーグリップにはまるで問題がなかったです。
これは日頃から鍛えておいた成果が出ました。
ブログやネットをしている最中に膝でボールを挟むだけの簡単なトレーニングですが、効果は絶大。
そもそもニーグリップで使う筋肉は普段の生活で使うことはないので、たまにバイクで長距離を走ると翌日は筋肉痛でまともに歩けなくなります。
なので普段から少しでもその筋肉を使うようにしておけば、ちょっと痛いかなという程度の筋肉痛で済むというわけです。



問題は積載、増加した積載方法に出ました。

ラフロの新作バッグ

RR9305 AQA DRY ワンショルダー

雨天時、というかレインスーツ着用するとポケットの類が使用不可能になるので、身につけるタイプのバッグでポケットに収納していたものをどうにかしようと思ったのです。

ちなみに今まで使っていたのはデグナーのこれ。

ホルスターバッグ/HOLSTER BAG(ブラック) [NB-54-BK]

NB-54は防水ではないので雨が降ったら外してトップケース行きになりましたが、RR9305は防水なのでそのまま装着していてもOK。
さらに防水部分ではない収納スペースにスマートフォンの容易な出し入れを期待しての購入だったのですが、まったくの期待はずれとなりました。

いや、防水バッグとしては特に問題はないのです。
しかし自分の目指していた使用とはちょっとかけ離れた作りだったというだけです。
製品自体に問題はありません。

そうですね…ボディーバッグは基本背中側に本体があります。
開ける時はお腹側にずるっと持ってきてジッパーなんかを開くわけですが、この商品、ライディング時の事を考えて作られていてショルダーコードに工夫がなされています。
これは確かにバイクを運転している時はずれにくく、肩に重さが集中しない素晴らしい作りなのですが、ぐるっと回してバッグの中身を取り出せないというデメリットがあります。
つまり、バッグの中に容易にアクセスできないってわけです。

目的通りの使い方ができなければよい商品でも意味がありません。
こちらは目的にあった使い方を考えており、無駄にはしませんが…

スマホの出し入れについてはこのあとも検討を繰り返し、一応決着をつけました。
その話はまた違う場所で。

2017年4月16日日曜日

走れオザキ その2

もしあなたの次の休みが雨だとしたら。
その休日の予定はツーリングだったとしたら。


ともかくバイクを走らせたい。
少しでも長く、少しでも遠くまで。


そう願っても天気予報は変わらない。

四月の北海道は10月と同じくらい雨が多いから。


だから、もし少しでも乗る事ができるなら、走らせることが出来るなら、乗らない理由を探さずに、迷うことなく乗る方を選べばいい。

17時56分


ちょっとそこのセコマまでのつもりが、気が付けばもう少し先になり、結局ここまで来ることになる。


ああ、そうだ。
知っているのだ、そのことは。

でも残念、其処まではちょっと時間が足りなかった。



今日は丘に沈む夕日を見送る。

やはり海よりも山のほうが好みらしい。

2017年4月14日金曜日

走れオザキ その1

A勤が定時に終わって急いで帰ってバイクに跨り走り出す。

日が長い時は赤井川のセコマまでが定番。

短い時は蘭島のセコマが多いだろうか。

とても短い晩秋などはナイトラン。
この時は札幌方面へと走る。

4月も中旬となれば日は長い。
まだ自転車は買っていないので、早足で。


今日は暖かいが風が強い。
昨日の吹雪は何だったのか。
目の前に砂を巻き上げたつむじ風。


急ぐんだ、日が沈む前に


帰宅する。
ちくしょう、やっぱり自転車は必要だと思う。

ジャケット、ブーツ、グローブ、メットを被って完成だ。
チョークを引き、セルを回して一発始動。

TWはクラッチが張り付いているので、跨って車体を真っ直ぐにして暖気する。
クラッチレバーを何度か握ってチェンジペダルを踏む。

…よし! 大丈夫。

走り出す。

坂を上り、交差点を曲がってトンネルを抜けて




もう少し、あとすこし
間に合いそうだ。

忍路より 17時59分

国道5号線の架替工事は進んでいるようだ。

この景色はそう遠くないうちに見ることができなくなる。
新しい道路はこの写真の左側、山の中のトンネルか山の上の道路になっているからだ。


しかし、見事な夕焼けだった。

スマートフォンのカメラではとても伝えられない。
燃え尽きて沈む様のなんと素晴らしいことだろうか。


しばらく、蘭島のセコマで沈みゆく様をコーヒーを飲みながらぼんやりと眺めていた。

ひどく贅沢な時間の中にいたのだと気付く。
あたりはもう暗くなってきている。


間に合ったのだ。
そう、間に合った。

今年何回間に合うのか、何に間に合うのか。
セリヌンティウスは待っていない。それだけは確かだ。

2017年4月13日木曜日

CB1100の車検計画 その2

4月13日の後志地方は雪。
昼頃に猛吹雪となり景色が白くなりました。
嫌になるぜまったく!



明日からは暖かくなるらしいです。4月下旬並とか。



今日のCB1100の作業はそんなクソ寒いガレージからお届け。
今年一度も始動していないエンジンからオイルを抜き去る作業から開始してみました。

オイルは10%OFFで買い込んだいつも通りのこちら。

未開封6本

開封済みの900mlくらい入っているのがもう一本あります。
自分はこのオイルを人柱的精神でテストしているので、オイルの文句は受け付けておりません。
とりあえずCB1100で3万キロくらいこのオイルで走行してみましたが、オイルが原因と思われる不具合は今のところ出ておりません。
予定では10年経過か10万キロまでテストを継続するつもりです。

ドレンワッシャを用意し

あと3枚しかない

オイルフィルターは今回はN.T.Bを用意しました。

適合車種に入ってませんが大丈夫

フィルターは事前に適合を確認しているのでこれで間違いはありません。
それよりもN.T.BがNippon Tansya Bodyの略だったということに驚かされました。
㈱丸中洋行という会社なのは知っていたのですが…いや、大阪らしいネーミングセンスと言えばそれまでなのですが。

フィルターレンチも用意します。



カップタイプの物も用意しましたが、フィルターレンチは外すときしか使いません。
レンチを使ってフィルターをはめると変形することが多いからです。
手で回して手で締める。加減は感で。これで漏れたことが一度もないので大丈夫。


ドレンボルトを外してフィラーキャップを外してオイルフィルターも外して何もかもが出てくるまで待ちますが、いつまでたってもオイルがたらーっと出続けます。
一日放置コースでもよかったのですが、どうせならばということで他の作業を並行してやることにしました。

リアタイヤを完全に組み立ててはいなかったので再度外しにかかります。
アクスルシャフトは手で抜くことができた!
これで原因がシャフトかカラーだと断定できました。いやー…曲がるか歪むかしてたんですね。

ほぼ宙ぶらりんになっているリアブレーキキャリパーサポートの穴にエクステバーを突っ込みまして

これはこういう使い方をする工具なんだ

ウェスを敷きます

セット完了

あとはブレーキペダルを踏んでピストンをにゅっと出して、メタルラバーを存分にかけて磨き上げればよろしいわけです。
なぜかびっくりするほどピストンが汚れておらず、固着とか錆とか無縁の状態でした。
ブレーキパッドを変更して材質が変わってダストが付きにくくなったのかもしれませんが、綺麗で動作が良好であれば問題はなし。
ピストンを回して磨き上げてオイルの抜け具合を確認すると、とりあえずポタッ、ポタッの状態になったのでフィルターだけ装着。
時間もいい時間だったのでオイルの注入は翌日へと回しました。

2017年4月12日水曜日

4月4日 TW探索ツーリング その7

支笏湖南岸では対向車線で追い越しをかけた車が、こちらに向かってどんどん迫ってくるという事態があり、クラクションを鳴らし続けてこちらが減速して事故を回避するという一幕がありました。
運転していたのは30~40台と思われる女性。
大型トラックの後方から追い越しを開始したのを確認していたのですが、相対速度の認識が甘い、近づく危険(バイク)に対してパニック発症、加速も減速も出来ないまま思考も身体も停止状態で突っ込みますという具合でしょうか。

典型的なパターンと言えるでしょう。
こういう場合こちらがどうすればいいのか、何がベストなのか考えさせられますね。
目の前には突っ込んでくる車、避けようにも隣の車線にも車。
歩道があれば歩道に逃げれますが、縁石の高さがある程度あるならばそれも不可能に近いものがあります。

停止しろという話もありますが、停止しても相手は突っ込んできているのです
急停止してバイクを捨てて路肩か歩道に避難するのが命を最優先にした場合最適な判断かと思いますが、現実的じゃないですね。

今回は自分がクラクションと減速、後続車がいなかった、対向車線のトラックが減速してくれたお陰で衝突は回避できました。
判断ミスをした女性ドライバーには盛大に中指を立てるジェスチャーを行いましたが。
これに懲りて二度と追い越しをしないことを祈りたいです。
的確な状況判断と行動を示したトラックの運転手には感謝を。


春先の北海道ではそれまで走っていなかったバイクという存在に対する反応が遅れがちになります。
車は必ずと言っていいほど(右直状態や合流など)飛び出してきます。
我々ライダーは事前予測と危険予測の感が鈍っています。
そうしたことからこの時期は事故率が非常に高いです。
それを見越して警察も交通安全運動を行っている次第なわけで(入学シーズンも兼ねている)、とにもかくにもいつもより慎重に、冷静に運転しなくてはならないと感じました。
年々ひどい運転や頭のおかしい運転をする輩が増加していると感じるならばなおさらです。
自分の幸運にはまったく自信が持てませんので、予測能力に関しては早急に鍛え直したいと思われます。



さて、嫌な気分を味わいましたが何もかもがそうではないと景色が雄弁に語ってくれました。

支笏湖 15時30分

場所的に車では停車して撮影するには無理がありますが、バイクであれば可能。
この日はスマホの積載にもちょっと工夫を凝らしてみたのですが、あまり納得のいかないものとなりました。
やはり肩に重さのかかるバッグは自分には向いていないという判断をしました。


ポロピナイの売店はまだ冬季休業中ですが、手前の駐車スペースには数台の車があり賑わっていました。
自分も脇の方に停めて景色を眺めます。



支笏湖ポロピナイより

少し時間が遅い…
ここにきて洞爺湖を周遊したツケを支払わなければならないらしい。
泥でも土でも沈まないTWのサイドスタンドを跳ね上げて、走り出す。

いくらも進まないr730とのT字路。
ここは右手側の国道に一時停止の看板がある。


右手に車、減速していない、やばい、ブレーキ……
若い女性の運転手で助手席にも同じ年齢くらいの女性。
一時停止の見逃し、看板も停止線もだ。

さっそくさっきの事態が役に立ったということだ。
道も間違えたらしいその運転手は、自分の目の前で止まったまま、手で先に進めと合図してくる。
3年より前の自分だったら、、、と思い、ともかく事故を回避できて十分。あとは間違った善意からくる行動をしているやっかいな奴等に、ちょっと気分が悪くなるサインを出して心の中で呪ってやればOKだ。


そしてそんなことはすぐに忘れるような事態になる。
路肩の雪が解けて路面がフルウェットで猛烈に滑ったからだ。
タイヤに問題がある。
現在履いているTRAIL WING TW31とTW34の組み合わせはレイン性能が悪い。
ただ直進するのであれば問題はないが、コーナーはグリップが極端に悪くなる。
だから次のタイヤは純正のTRAIL WING203と204の組み合わせに戻そうと思っていた…と後悔してもどうしようもない。

30キロ以上でコーナーを処理しようとすると後輪がスライドしそうになるのが嫌になるほどわかるので、まったく無理せずに曲がりくねった地点を走る。
追走車も前走車もいない、大変幸運なシチュエーションだったが楽しむには程遠い路面でありました。


そして本日最後のポイント、小林峠をパスする新しい道路、トンネル。

盤渓北ノ沢トンネル 16時59分 北ノ沢側

まだグーグルマップにも載っていません。



赤い部分の両端がそれぞれトンネルの入口になります。
トンネルはどんなものかといいますと、一言で表すと臭い
どういう理由かわかりませんが、換気扇が作動していなかったためトンネル内は排気ガス臭くてたまりませんでした。
トンネルの換気については走行する車両そのものが一種の換気装置の役割を果たしていることは承知しているのですが、それでも換気が追いつかないことが見込まれるので換気扇を取り付けたはず。
3基あってどれも作動していなかったので、もしかしたら不具合で動かしていなかったのかもしれませんがね。

詳しくはこちらを御覧下さいという感じなのですが、正直交通量は減りました。
しかしそれはトンネル工事をしていた大型車両が減少したのが一番大きな要因じゃないかと。
ダンプ走りすぎてましたよね、実際。
そしてそれでも決して交通量が少ないとは言い難い状況で、車の流れはスムーズすれすれ、もう少し増えると渋滞になるという感じでした。
盤渓側の写真も取りたかったのですが、上記のように交通量が多く停めるのが難しかったので断念。
時間的にも厳しくなって、小林峠のほうがどうなっているのかを確認することができませんでした。
通行止とかにはなっていないと思うのですが、道道から格下げされて市道扱いになると維持費の都合から今後どうなるか難しい感じがします。
元々の道路が第2次緊急輸送道路の指定らしいので、望みはあるのではないかと。

ただ、自分のツーリングルートとしては使えないという判断になりました。
混みすぎてやってられないという理由からです。
これならr341の滝野方面へと走り抜けて、南ICから高速道路に乗ったほうがマシです。
均一料金区間だけ乗ればよし。出口が混みすぎて無理だったらそのまま最終地点まで走ればよしという結論に達しました。

次回まとめて終了の予定。

4月4日 TW探索ツーリング その6

町道の終わりを予定していたR276喜茂別方面ではなく、r97真狩方面へと入る。
R230を走るという案は出ない。ルスツのうきうきサイン会を調べるのは今日じゃなくてもいいからだ。


素晴らしい羊蹄山の眺めに別れを告げてr97で南下する。
走りながら変更した予定のことを考えてみる。
時刻と天気と、気温と体力、だいたいの残り距離を適当に混ぜ合わせてこんなもんだろうという程度で当たりをつける。
深く、詳細にである必要はない。


南下するに従って景色からみるみる雪が消えてゆく。
胆振地方は後志よりもずっと春の訪れが早い。
元々が温暖な地域で、降雪量も後志に比べてずっと少ない。
気温も上がる。
寒くてダメだと思っていたが、ここではまったく暖かい。


r97からr285へと入り、レイクヴィラファーム脇の道を走ってR230へと入る。
長い下り坂、大きく緩いカーブ。
洞爺湖へとゆっくり降りていくような感覚を味わえるここ部分は、自分のお気に入りの道の一つだ。

R230 洞爺湖へと

春先は木々の葉が全てなくなっているので、洞爺湖がよく見える。
何度か停まって写真を撮ろうと思うのだが、一瞬の躊躇で適した場所は後方へと去る。
走ることを優先したほうがよさそうだ。
そう思い直しゆっくりと洞爺湖の湖岸まで走らせて、周遊コース、r578のいつもの場所で一枚。

r578 洞爺湖 12:52

ここから時計回りに洞爺湖を周遊する。
北岸のとうや水の駅あたりで道路はr132へと変わり、壮瞥町のr2から出ていくことになる。
有名な洞爺湖温泉街は完全にスルー。観光客としては失格だが自分は探索系ツーリングライダーなので問題はない。
極稀に土産の購入を考えている場合は、わかさいもの本店があるので利用することがある。


洞爺湖は晴れていた。
文句の付けようがないほどに。
4月のツーリングとしては最高だ。

洞爺湖西岸 12:56

春は秋よりも湖がよく見える。
雪と風で木に残っていた葉が全てなくなっているためだ。

少し違和感を覚える。
いつもと何かが違う。
どうも、水位が低いみたいだ。

写真はないがいつもは水の下にある部分が出ているのが確認できた。
砂の部分、岩の部分、補強材なんかが見えている。
流入河川については残念ながら知識の持ち合わせがない。
今季は小雪傾向だったのでその影響か、別の原因かはわからない。
そもそも実際に水位が低下しているのかも自分の間違いである可能性があるので、深く考えるのは止めておいた。

それに、景色は最高で難しい考えるのには向いていない。

浮見堂より

追いつく車もなく、追いかけてくる車もない。
道があり、バイクで走り、自分ひとり。
つまり楽園の中にいるというわけだ。まったく素晴らしい。

北岸のセコマで休憩を取る。

セコマ洞爺店より

この時点でまだ時刻は1時30分。
時間の感覚が自分の考えよりもゆっくり進んでいる。
余裕があるのも急いでいるのも悪くない。要は鈍速車がいなければそれで良いのだ。


自分のペースで走り続ける。
東岸ではキャンプ場(C場)のチェック、いくつかの撮影ポイントの下見など。
去年の台風で傷んだ箇所は結構そのままだ。
さすがに大きなものは撤去されているが、無理矢理倒れた木の残骸などは痛々しい。


洞爺湖を後にして壮瞥のホクレンセルフで給油。
ガソリンのお値段は市街地よりも若干高い。

目の前のr519からr922へ入る。

r922 14時2分

毎年のことなのだが、胆振地方はもう畑が始まっている。それどころか山に雪がない
後志に帰りたくないと思うのだ。
雪のある方向に進みたいと思うと心は重くなる。

r922からは町道を走らず素直に国道に入る。
農道は日当たりが悪い、多分まだ雪が残っているだろう。

久保内名物のレーダーパンダ待機地点で待ち構えているだろう古いクラウンの様子にワクワクしていたのだが…

見事にいない

昼休憩の時間ではないので、今日は別の場所でやっているのだろう。
奥側には見事な雪化粧の山々が見える。見えないほうが幸せだが。


R453を走り続ける。
長流川の水量も少ない。
こちらは勘違いではない。春先は増水していたような気がするが。
洞爺湖の件も間違いではなかったのかと考えるが、目の前に調査ポイントが現れたので考察は中止だ。

R453 旧国道との分岐

すでに新しい国道は長流川西側に敷設されて、東側の国道は封鎖措置がされています。
ただ、旧国道から大滝区昭園町へと続く道路があり、そこまでの区間で舗装工事が去年のシーズン末に行われておりました。
この部分は元々砂利道だったのですが、何かのついでに話が出て舗装されたんじゃないかと思います。
完全に地元のための道路。酪農家のためと言っても過言ではありません。
かなり長い区間国道をパスできる山の中の道路ですが、時期的にまだ走るのは早い。
農道を安心して走れるようになるのは5月くらい。赤井川では6月以降。7月でようやく雪が消えるかなーという始末でしょうか。

何しろ大滝の道の駅でこの有様です。

グーグルマップから消えた道の駅フォーレスト276大滝

14時49分です。路面は凍結していませんがかなり寒い。
ホット飲料があっという間にぬるくなる程度には寒い。
アルミ缶は放熱が半端ないのでホット飲料には適していないとコカ・コーラに文句を言ってやりたいのですが、聞く耳持たないのでやめておきます。

道の駅の方は絶賛閉店中で、きのこ王国はやってます。
こちらに来ているのはむこうが混んでいたからなんですが、ちょうどジュースを買おうとしたらコーラの人が補充作業を開始してしまってそそくさと後にしました。
ここからが寒さ本番なので少しゆっくりしたかったのですがね。


R276(R453との重複区間)の美笛峠の大規模工事は終了しており、交通の流れは上々。
ただし路面は濡れていたり傷んでいるので快適とは言い難いものがありました。

しかし、それでもこの時期だからこそ見える景色というものがあり、いつもそれを忘れていて、走ってからそうだったと思い出せるものがあります。
春先のR453、支笏国道とはその代表格で、夏場は見れない木々の間からの支笏湖が堪能できます。