2020年5月31日日曜日

夕焼けダッシュ 三回目

快晴。
赤井川村まで。


冷水峠展望所と村内からみた羊蹄山、18時ころ。



前回のツーリングの時にCB1100にまるで乗れてなく、今日はその問題の解決を図る。

車体に対する力の入力箇所は6箇所。
両手と両膝と両足。
グリップとタンクとステップ。
力の入力に問題は無い。

上半身がうまく入らない。
力の入力方法はどうか?

あった…右手のグリップだ。

グリップの外側ではなく内側を握っている。
内側を握ると肘を外側に出せず上半身が車体に入らない。
どこか一箇所でも崩れると全ての事がうまくいかなくなる。
わずか数センチグリップを握る箇所が違うだけで変わってしまう。


取り戻した感覚。
縦横無尽。

疲れ切ったツーリングの途上では難しくても、こうして走り出した時なら見つけられる。



雲一つ無い空に期待していたので、赤井川村を大急ぎで離れる。
シリパ岬に今にも沈んでいきそうな夕日。

今日はイケそうと思っていた。

5月31日 忍路湾 19時2分。
沖の方に雲があって太陽は水平線ではなく雲の中に沈んでいったけど、自分を炙り焼きにするには十分だった。
今日は日曜日だったので三脚にカメラを載せた諸兄数名が陣取っていた。
最近は三脚に電波照射器のセットしか見てなかったので一般人にはカメラのほうが馴染み深いだろうと思い至ってみたのだ。

湾内の水面の色が何色と表すればいいのかわからない不思議な色になり、わずかに満ち引きする波で見事なグラデーションを描く。
写真も動画もいいけどレンズ越しではなく直接見るのもイイ。
太陽は思うよりも急速に沈んでいくので、その沈む様をじっくりと見るのはとてもイイのだ。



帰り際、振り返って一枚。

5月29日のツーリング 青い池

青い池に行きたい。
今年は青い池に行こう。

思い立ったが吉日とばかりに走り出すかと思ったが、今年から有料になった駐車場は閉鎖措置が取られていた。
もちろんコロナの為に。

期間は5月31日まで。
しかし
緊急事態宣言が解除されたため駐車場の閉鎖も解除された。
となれば人が押し寄せる前にGoするしかない。





唐突に暑くなる北海道。
今年は春を忘れてしまい寒の戻りから一気に夏へ。
当別道の駅 10時55分

R337で江別まで。
江別からR12で岩見沢まで走りそこからr116桂沢湖経由でR452、r135と繋いで富良野に入った。


何処も寄り道はしない。
多分もったいない事をしてるんだろうと思うし、一時期ちょっと悩んで考えてみたが自分はこれでイイ。
オートバイを走らせる。
止まるのは尿意と便意と空腹と椎間板ヘルニアの時だけで十分。

そう言いながら千望峠には寄る。
上富良野町 千望峠

富良野からR38を北上して清里湖の手前の町道で東に抜ける。
r759でまた北上してそこからr581で東へ…という具合。
正直、方向音痴の自分にはキツイ展開で何度も地図を見直して現在地と進行方向を確認した。
ナビは最終手段。
ナビの指示で走ると間違いはないんだけど道は覚えないし風景も記憶されないのであまり使いたくない。
平野部の碁盤の目状の道路を走るのは苦手なのは知っているので、次回の訪問までに違うルートを構築しようと思う。
ついでに、ナビばかり見てると見落とす事になるのだ。

設置、追尾、二輪、四輪と今日は往路も復路も当たりを引いた。

I'm hereとばかりに遠くから完全に視認可能な状態で灼熱の太陽の下、取締りを行なう。
道道353号美沢上富良野線、十勝岳爆発記念碑駐車公園での一コマ。
Pの看板を見たらヤッてると考えておいて間違いはない。
PAでもPSでもPPでもヤッてる。
やり方は違ってもヤッてる事は同じなのでヤラれない方法を考えよう。


上富良野町からr353→r966で青い池に到着。
駐車場は今年(2020年)4月から有料になり二輪は100円と非常に良心的な金額設定になっている。
二輪マークが分かりづらかった

前回来た時は雪の中だった。
その前は駐車場はあったけどただの空き地で未舗装だった。
池までの道は舗装されておらず売店もトイレも無かった。
変わらないのは虫の多さくらいだろうか。

車も人もそれほど多くない。
正確な前年比はわからないがきっと90%くらいダウンだろう。
人出が多ければそもそも訪れようと思わない。
次の予定は立てたけどその時も今日と同じ人出とは限らない。

それなのに…池は青くなかったのだ。
青い池 15時7分

風も出ていたので水面も揺れていた。
自分を含めて今日訪れてしまった人は残念の文字を刻印されたことだろう。
青い池じゃなくて緑の池だったので。

何をどうやっても青く見える場所は無かった。
気温か風か流れ込む水の影響か太陽の位置か。
どれが影響しているかはわからないが、青くはなかった。
川の方は真っ青だったのに。



駐車料金の徴収は帰る時でイイ。
職員の人がわざわざオートバイの側まで着てくれたのでお礼を言って退散し、傾き始めた太陽を見ながら帰路に着いた。
とりあえずガソリンが無かったので給油の必要があり、中富良野のホクレンセルフまでナビを使って移動したはずだ。
本当ならGoogleのタイムラインに記録されているはずなんだけどiPhoneにしてから正確な記録が難しくなった。
ピンポイントで記録したいなら手動で記録するしかないだろう。

中富良野町からr851→r759で西に移動してR38を少し北上。
清里湖の側を抜けるルートを選択して赤平まで走ってしまう。
本当は茂尻r114で歌志内に抜ける予定が台無し。
過去にTWで太い枝を踏んでハイサイド食らったr691で歌志内に入りr1027で砂川まで抜けた。
ここのワインディングはとても楽しめるけど、この時すでに体は限界を迎えていてコーナーをまったく曲がれない。
砂川のセコマでへたり込むほど疲れ果てていた。
折りたたみ椅子に座り矢吹みたいにグロッキー。
自家用オスプレイにオートバイごと乗り込んで自動操縦で家まで帰れたらよかったけど、残念ながら砂川から札幌まで自走して帰るしか無い。

R275を。

砂川で(正確には新十津川で)夕日を見送ってR275で帰ってくる。



410キロ走行で今日はおしまい。
翌日、日常生活が不可能なほど太もも筋肉痛。

2020年5月22日金曜日

TW225のタイヤ交換

5月14日に交換したTWのタイヤの話。

装着されていたタイヤはブリヂストンのトレイルウイング203/204の組み合わせ。
新しいタイヤはシンコーのSR428

今回は、というよりもTWは基本的に前後の溝が同時になくなるので前後同時交換が基本となる。
休日を丸一日消費する予定にして作業を開始した。



大変ありがたい事にタイヤの内側にダンボールを入れる処置がなされている。
こうやってビードを外側に広げておくとリムに入れる時非常に楽になる。


事前準備が8割、残り2割はパワーというのがタイヤ交換という作業(個人的な感想です)。
すでに年イチでカブのタイヤ交換はやってないので経験値は消失済。
交換作業の動画は持っているのでわからなくなったら見ればいいと考えていたが、これはすでに事前準備を怠っている事になる。
後でビードワックスまみれになり疲労困憊すると確認する気力が失せるので必ず事前に確認しよう…




ジャッキをかけてタイヤを浮かせる前にアクスルボルトとブレーキキャリパーのスライドボルトは緩めておく。
前後同時交換だったのでリアにメンテスタンドをかけてエンジンの下にMCジャッキをかけたけど、これだとフロントを上げた時に安定しないので単独でMCジャッキをかけたほうがよさそう。
やるならリアから先にやるほうがいいんだけど、今回はリアブレーキのパネルを風呂場で洗う作業もあったのでフロントから始めた。


外したタイヤはバルブコアを抜いて空気を全抜きしてビードブレイカーへと送られる。
一撃でビードが落ちれば良し。
しかし今まで落ちた試しは無いし、頑張ってもダメな時は無駄に時間と体力が減るだけなので迷うこと無くケミカルを使う。
ビードとリムの間にクレ556を適量かける。
我が家ではクレ556の使い道はこれ以外存在しない。
浸透潤滑剤はワコーズのメンテルーブかラスペネが使用されるためビード落としの時しか使われない。

かけたあと少し待ってからビートブレイカーを使うとビードは無事に落ちる。
かけてから少し待つのが重要。

両面ともビードを落として自作の作業台に載せてビードワックスを狂ったように塗りたくる。

塗る時は専用スポンジを使った方が絶対にイイ。
初心者で未熟者なので便利イイ物に頼る。
コーボーとベテランはタイヤレバー3本で全てに事足りるだろうけど自分には到底不可能。

リムプロテクターは移動させるのがたいぎいので最初からかけれるだけかけておく。
そしてリムプロテクターにもビードワックスを塗りたくる。

タイヤレバーを差し込んで片面を剥がしにかかる。
ここは特に問題はなくタイヤレバーを使ってビードをめくり、このタイヤはチューブタイヤなのでタイヤとリムの間に手を突っ込んでチューブを引きずりだす。
ビードとリムの間に指を挟んで痛え!という事態になるので賢明な諸兄は何か指の身代わりに挟まれる物を用意したほうがイイ。

チューブを抜いたらタイヤをホイールから引き剥がしにかかる。
これが最初の難所(個人的には)。
動画だと4分49秒のあたりからの作業になるんだけどビードダウンキーパーを使って内側から折れ曲がったタイヤレバーを突き刺してビードをモリモリめくりあげていくのは至難の業だったりする。
やろうと思えばいくらでも可能なんだけどホイールが傷だらけになるのでなかなか難しい。
というわけで外側からリムプロテクターとレバー使って剥がしにかかったんだけどなかなかしぶとかった。
横にして寝かしてるタイヤを縦にして左手にホイール、右手でタイヤを持って全力で引っ張る。
普段何かを全力で引っ張るという事があるだろうか?
自分はない。
そして全力で引っ張るというのがどれほど危険な行為かを知っている。
あんまり引っ張ると頚椎の椎間板が飛び出るのだ。
もう一つは引っ張っている物が急に外れた時。
すごい勢いで後ろに倒れるだけなら救いようがあるけど、自分の場合ほぼ腰椎の椎間板が飛び出る。
どちらも経験済みなのでタイヤ交換をする時はヘルニアに注意しよう。
もちろんヘルニアの時はタイヤ交換をしてはならない。
自分はその事を十分に承知しているのでヘルニアの時は無理せずショップに持ち込んでいる。

下半身と上半身で色々な感じでホールドしつつ引っ張ってタイヤは無事に引き剥がし成功。

ホイールは残念な傷が増加。
とりあえずリムが曲がって走れなくなってなければ大丈夫。
オレンジの部分はどうしようもないけど黒い部分はタッチペンで適当に塗っておけばイイ。
リムの内側に致命的な問題がないかチェックしてチューブの方はこの時点で一度空気を入れてみる。
昔知人からタイヤレバーを借りて作業したらレバーの先端が欠けていてチューブが穴だらけになったことがあった。
そうじゃなくても噛んでチューブに穴が開くというのは一般的な話なので(自分はやったことはない)確認しておくのは悪くない。
入れてから空気漏れましただと悲惨な事になるので。

問題がなければチューブとホイールの内側にシリコンスプレーを吹いて拭いたあと新しいタイヤにホイールをはめ込んでいく。
タイヤにホイールではなく、ホイールにタイヤをだ。
動画だと逆でセットしてあるホイールにタイヤをはめてるが自分は逆の方法を使う。
タイヤレバーも使わない。
ビードワックスを塗ったくってホイールを押し込んでいく。
ここが第二の難所。
タイヤによっては難所にならないヤツもあるのだけど。
シンコーのSR428はまずまず苦戦しながらはめ込みに成功。
チューブを入れてもう片側のビードをタイヤレバーを使ってはめ込んでいく。

いやいやいやw
しぶとく残ったはまらない箇所がおわかりいただけるだろうか?
最後のひと押しで逝くっていう状態。
止めだ!ウホッ!!っていうセリフが飛び出してしまう。
実際は写真撮影したので足で踏み込んで終了。
これが第三の難所なんだけどタイヤによっては以下同文。
ロースマⅢはフロントタイヤでも半分から先に進めずバイク屋行きになった過去がある。
次の作業があるので工具はそのままでとりあえず車体に組み付ける。


タイヤのシールを剥がす時は作業が完了した時なので剥がさない。
逆に剥がしてないなら何か作業が残っているという事。
この時はフロントのアクスルボルトを規定トルクで締めていなかったというのが理由。
リアタイヤ浮いてる状態で締めると倒れる危険があったので。

ここで昼ごはんを食べるために休憩。


後半のリアタイヤの部。
180/80-14という昔のセドリックのタイヤみたいな分厚くてぶっといTWのリアタイヤ。
バルーンタイヤという通称。
基本的にやる事はフロントもリアもまったく同じ。
今回はタイヤの銘柄も同じなのでサイズの違い、大きい・太いという理由で難易度は上昇。

ビードを落とすのは問題なかった。
片側のビードをリムから剥がすのは問題がなかった。
タイヤが重くなったのでチューブを引きずり出している最中にホイールとタイヤに指を挟んで絶叫アウチ。
難関その一を突破。

マ ジ こ い つ 剥 が れ な い YO!
うわああああああああああああああああああいいいいいいいいいいいって感じで引っ張ってもダメだったのでタイヤレバーでめくりながら剥がしました。
ホイールに付いた傷はタッチアップで見なかった事に。
このホイールはダメにした限定塗装のやつじゃないので心は傷まない。
どのみち次のはめ込み作業も苦戦必須なのでそれどころじゃなかった。

もう白目むいてますよ?
どうやってはめ込んだのか記憶が残ってない。
ウマかゴリラのようなぱわあが欲しい。
力が欲しいかという欲求をいつもタイヤ交換をする時に強く欲する。
腕が3本よりも多くなるとか分身できれば問題はないけど。
使っても減らないような資産を有していても問題はないんだけどどれも自分にはないのでぱわあを振り絞るしか無い。

あとはこのタイヤのビードとサイドが人力で持ち上がるかどうか次第。
ロースマⅢのようにビードキーパーが吹き飛んでいくレベルじゃないのを祈るのみ。
ま、大丈夫でした。

半分の段階でビードキーパーをセットしてそこから非常に狭い間隔でビードを入れていったら成功。
通常のタイヤレバーだと厚くて隙間に入らないという事態になったのでやっぱり薄くて長いレバーをもう一本買おうと思った。

リアブレーキは鳴きが出ていたので外したリアブレーキパネルを風呂場に持ち込んでマジックリン漬けにするため一時離脱。
汗だくだったし…

今回はマジックリン2回で汚れは除去。
ブレーキシューが思ったよりも減っていたのでちょっと注意して乗る前点検に臨みたい。
リアタイヤの組付けも終わり各部を規定トルクで締めて終了。
終了しなかったのはスピードメーターの作動確認だけで、これも後日大丈夫だった。

壁にシールを貼り付けて作業完了。

乗り心地は書いたけど乾燥舗装路では優秀。
雨天と未舗装路、あとはライフがどれくらいなのかはこれから先のお話。
外したタイヤはCB1100のタイヤを交換してからショップに持っていこうと思っている。
来月予定ののCB1100前後タイヤ交換の地獄が終わってから…

2020年5月17日日曜日

5月15日のツーリング TWタイヤテスト

前日一日かけて交換したTWのタイヤ。
タイヤ交換の話は多分明日書く予定。
今日はそのタイヤのテストをするために走り出した。
予定では支笏湖へ。
札幌~支笏湖の国道453号は舗装が悪く曲がりくねっていて波打ってる。
所謂バンピーな道。
足回りのテストをする時は大体いつも訪れている道だ。
今日のルートを確認してみる。

朝里峠を出発して支笏湖へ向かうルート。
今日はまたずいぶんと走ったなというルートでは、ない。

赤井川村冷水峠展望所 10時8分
支笏湖に向かうのは間違いないが、支笏湖到着まで200数十キロという予定になった。

春紅葉がすごい。

赤井川村 冷水峠
暖かさで緑が増して見ごたえが出てる。
晴れて暖かく冬用のインナーを着ているので止まると暑い。
赤井川村の日ノ出、村の東側の方をちょっと探索して村を離れる。


国道393号で倶知安へ。
R5を少し北に走り道道604号、ニセコパノラマラインへと入る。

ニセコパノラマライン 12時24分
景色と記憶が一致する。
今までは早すぎる時期の中を走っていたらしい。
暑さと涼しさが同居しているニセコパノラマライン。


ここまでタイヤに問題は何もなかった。
タイヤは今までがTW225用純正タイヤのブリジストン トレイルウイングTW203/204の組み合わせ。
今回は履いたのはシンコーのSR428
安いものはダメだとかシンコーはダメだとまでは自分は言わないが、過剰な期待も疑いも持ち合わせはしなかった。

交換は自分でやったので走らせる前にある程度タイヤの情報を得ていた。
今までよりも少し重く硬い。
この印象は最初マイナス方向の印象だったけど、走り出すとプラス方向の感触となった。
舗装路での走行では直進安定性に優れ、コーナーでは軽快感のある。

ショック吸収性能は優秀。
組んだ時にビードとサイドの柔らかさはある程度知っていたけど、走り出すと意外なほどにイイ。
ブレーキをかけても問題はなく、しっかりと路面をグリップして減速してくれる。

おかしい部分はどこもなく、舗装路を走った感触では今まで履いたタイヤの中で一番イイかもしれないと思った。
未舗装路にも入ろうと思ったんだけど、残念ながらまだ通行止だった。


道道32号 大岸方面はまだ通行止
ニセコパノラマラインから道道32・914・702号の、中・高速コーナーで思うがままに旋回させてみたけど、印象が変わることはなかった。
じつはタイヤよりも自分で交換した方に懸念があったので一安心した。
過去に交換作業でリムを曲げてしまいホイールをダメにしたことがあったので、まずはまともに走るかどうかが疑問だったのだ。




休憩をほぼ取らず走ることに専念。
今日はタイヤテスト。
なるべく多くの感触を受けたい。
舗装の良い道だけではなく、悪い道も。
速い時だけでは遅い時の感触も。

洞爺湖を周遊して

洞爺湖 14時35分
壮瞥町から国道脇の道道519・922号で久保内に抜けて、そこから国道453号に入る。
いつものツーリングだとR276とのT字路で帰路につくけど、今日はそこを右折して支笏湖へ向かう。
すでにかなり疲労していて、大滝のきのこ王国でちょっと長い休憩をとった。

コロナ禍の影響でコンビニで休憩をとらなくなり、自販機でジュースを買って日陰で休むようになった。
折りたたみのイスを持ち歩いているので座って休むこともできるし、ゴミを持ち帰る積載もある。
さすがに缶ジュースはゴミ袋が破けると悲惨な事になるのでキャップ付きの物かペットボトルの物を買うようになった。
コンビニと違って不用意に側に人が寄ってくることがなく、とてもあずましい。
代わりに時期的なものもあるけど熱に反応して集ってくる虫がすごくて閉口する。
虫除けスプレーを使ってもこれなので、もう致し方ない。
ツーリングに他者を必要としない自分には、この休憩スタイルの方が合っているようだ。
食べるものがカロリーメイトに固定されてしまったが、ツーリング中の食事なんて消化不良で腹痛が起きなく、空腹を覚えないなら何でもイイ。
落としたりこぼしたりして悲劇が発生しないならさらにイイ、というところまで到達してしまったので、グルメツーリングのレポートとかは今後もありそうにない。


インナーニープロテクターを装着して長時間走ると血行の問題なのか膝が痛くなって仕方ないという状態になる。
きのこ王国のベンチで矢吹みたいになっていたのはそのため。

美笛峠では車列が完成していて果てしない鈍行を強いられ、支笏湖へ到着したのは赤井川村から250キロくらい走ってからだった。

支笏湖 16時47分
16時47分でまだまだ明るい。
これがあるから長い距離を走ってこようと考えていた。
もう時間的に支笏湖が真っ青になる時ではないけど、一日に湖を2つも回って見るのはずいぶん贅沢だと思った。

そしてこの先の道路から今日の本当の目的が始まるわけだけど、すでに力尽きる寸前だった。
札幌から支笏湖までの曲がりくねって波打ってる道を走るのが目的なのに、すでにダメそう。
ポロピナイで休憩もとったけどすぐに疲労、膝の状態は元通り。
それでも走って帰ってくる。
タイヤから受けた印象は最初からここまで変わらない。
ドライの舗装路を走るなら今までで一番の手応えがある。
しかしこれは自分だけの感想。
体重や車重、重量配分でこの印象は大きく変わってしまう。
特に自分はリアボックスが結構大きな影響があって、本来なら前後ほぼ同じように減るはずのタイヤが後輪だけ先に減ってしまうなどの影響が出ていた。
だからシンコーのSR428がここではイイと書くけど、それが他の人にもイイとは限らない。
まだウェットのテストもやってないし。
K180のようにウェット路面ではズル滑りでまったくダメだって事にもなるので。



道中暑かったり寒かったり(蘭越で夏日・朝里峠で気温一桁)。
長い距離を走り帰ってきても、まだ日は完全に落ちる前だった。
予定していたテストは未舗装路の長距離走行以外は終わって好感触を得た。

今日は387キロ走行でおしまい。

2020年5月13日水曜日

5月12日のツーリング 道路探索

はてなブログのGoogleフォト貼り付け機能がいつまでも復旧しないので一時的にこちらのブログで書く事に。
Googleフォト貼り付け機能があるブログを新規で作ろうかとも考えたけどやめた。
仕事は無いけど時間が有り余って無いので止めておいた。
明日注文したタイヤが届くのでそいつを半日かけて交換する予定が出来てしまったので。
交換翌日は椎間板ヘルニアか筋肉痛で寝込む予定なのでブログを新規で立ち上げる余裕は無さそう。



今日はまずまず晴れて暖かい一日。
初夏と呼ぶにはまだ早いけど前回のツーリングの時より一枚軽装になる。
いつもとだいたい同じような時間に出発。

国道393号 P場 10時59分
今日だけだったのかこの先しばらくなのかわからないが、閉鎖されていたP場は開放されていた。
ここだけではなく今日自分が走ったルート上のP場は全て開放されていた。

喜茂別町 相川ビューポイントパーキング 11時51分

P場の閉鎖は間接的な交通事故誘発の恐れがなどと自分が言うまでもなく、多分トラック協会あたりが申し立てをおこなったんじゃないかと思ってる。
どこのP場でもトラックがおやすみだったので。



今日は未探索だった蟠渓神社横から始まる道路探索が最大の目的。
それならその手前の未探索箇所もついでにヤッちまおうかという次第になる。
主に大滝の方。
機会があればって事で未探索になっていた箇所を巡るこのご時世ならではの罪深いおこないだ。


羊蹄山と尻別岳を見ながらR276を走りr695へ。
赤井川村の土手道で味をしめてしまいr695でも川沿いを探索してしまう始末。

病気だ・・・

草木が生い茂ると自然と治まるので(自分は)今は放っておくしか無い。
ここではまだタイヤの溝が少ないので未舗装路の探索はっていう歯止めがかかっていたんだけど、胆振線の遺構と思われる物を探索しているとそのまま林道探索へと切り替わっていた。





道道695号からオロウエン大滝キャンプ場方向からさらに南下した所

田中工場の沢林道ってなんだよ…というツッコミを3回は言ったと思う。
心の中ではなく口に出して言ったと思う。
元々探索する気があった道ではないので走行が困難だと思ったらすぐに引き返す気でいたけど、路面はよく整備された土ダートで陥没箇所は新しい砂利が敷かれていた。
つまり走りやすい。
このため果てしなく走り続ける事が可能だった。
スタンディングで20~30キロくらいの速度で水たまりをかわしながら走る。

分岐は一箇所だけで(もう一箇所あった)すぐにゲートが設置されていた。
それが田中工場の沢林道第一支線。
じゃあ今まで走ってきたのは・・・という疑問はそばの木に貼り付けられていた禁猟区案内図で解決した。
丁寧にゲートの位置まで書いてあったのでこの先が行き止まりなのもわかったけど、標柱を確認したかったのでゲートまで走った次第。
橋の欄干はサビ落ちてるけどとても走りやすいフラットダートの林道だった。
多分奥の方で何か作業をしているかで交通はある林道なので(だからよく整備されている)走行の際は注意が必要。


以前は行き止まりの道を往復するのは好きではなかったけど、今はそういう風には思わない。
色々な意味からおもしろいと思うようになっている。
興味深いと表したほうが適切なのか、興味があるからおもしろいという方がいいのか。



舗装路に戻り大滝村へ。
水分を補給して道路探索の前に、このへんで有名な桜の木があったのを思い出してちょっと見にいってみた。
桜の名前も場所も忘れていたし、今年はコロナ禍で案内看板の類もなかったのでググってみた。

伊達市大滝区 菊子桜 14時9分

まだ咲いてないという事実。
散ったんじゃなくて咲いてない。
5月の中旬ごろに咲くとの案内があり、つぼみの様子からもあと数日で咲くという感じ。
自分は特に桜の花が好きではないので機会があればまたということで。




大滝最大の未探索箇所は圓山神社。
圓山と書いてまるやまと読む。
このあたりの住所は大滝区円山町で、神社の裏の山が丸山という名前の山になっている。

神社が未探索になっていた最大の理由は草が生い茂っていたから・・・



写真の項目を御覧いただければご理解頂けると思うけど、夏場は参道に侵入不可能なほど草が生い茂っているので草刈機でも振り回さなければ行くことが出来なかった。
なのでこの時期しかチャンスはないと思っていたけど、どうやら今回は草刈りが入っていたらしい。



圓山神社 14時27分

明らかにカットされた跡があったけど、すでに伸び始めている草と笹があったのでまた参道は生い茂った草で侵入不可能になると思われる。
神社本体は小屋としか評することができない建物で、ここまで味気ない神社は過去存在しなかったのではないだろうか。
しかし最近参道の木を安全上の理由から(と思われる)伐採に踏み切る神社が多いので、圓山神社のように大きな松が残っている所は珍しくなった。
r257号入口付近の比羅夫神社も伐採していたし、花和神社くらい伐採して残念になった神社もないと思う。

小さな神社は数も多くツーリングルートや道路探索のついでに見ることが多く、ほとんどは通り過ぎるけど中にはこうやって訪れるケースもある。
一番多いのはきっと止まって写真撮影だと思うけど。

余市町 登神社

こんな感じで。
いつの日かGoogleフォトの中身をAIがカテゴライズしてくれて、神社というカテゴリーが出来上がったらまとめて掲載しようかと企んでいる、、、かもしれない。

圓山神社のあとは国道に戻らず昭園の方に抜けようとしていたけど、地図を見てるとまったくよくわからない場所に温泉マークが描かれていた。



道自体も未走破だったので行ってみる。
もしかしたら秘湯か野湯の類でもあるのかと期待したのだけど


漂う硫化水素臭と大量の湯気、そして湯。
でも入浴できるような代物ではなし。
建物があって市の管理施設らしくあるけど、詳細な事は見た感じでは不明。
配管等もないので湯はそのまま川に流れている感じかと。
謎の物件はやや守備範囲から外れるものの、そこに道路が繋がっていれば走る動機に繋がるのでいくらでもウェルカムです。
いずれ機会があればこうして訪れる事があるのでストックはいくらあってもかまわない。
ワールドパンデミックで機会が訪れるのはもう勘弁してほしいけれど。。。



大滝区昭園の方を抜けて蟠渓温泉に入り、すぐに蟠渓神社の横の道に入る。
道は崩れかけた舗装路で、ほぼダート言っても過言ではなかった。
途中、景色は抜群にイイ。


道は上久保内にある牧場のために作られたか、道を作ったので牧場を作ってみたかはわからないが、現状この道のそばには牧場しか存在しない。
道の出口は壮瞥町上久保内の国道453号になり、道自体はグーグルマップにも記載されているけど実際に走らなければわからない事がある。

上久保内牧場への案内標識 15時24分

と思ったら恐ろしい事にストリートビューで見れることが発覚…
見てみると道路が崩壊していないので、だいぶ前に撮影したものかもしれない。

長流川南側の幸内の町道が国道架替工事で通行止が続いているので、この北側町道は貴重な迂回路になる。
このへんは火山の噴火の影響がでかいので、迂回路はいくつあってもイイ。
r132なんかそういった理由からトンネル掘って新しい道を作ったほどなので、壮瞥町の道路事情からはこれからも目が離せないし、もう少し探索してみる必要がある。

町道 蟠渓温泉⇔上久保内

この日は珍しく洞爺湖を左回りで少し周遊して、北岸のr66、そして道道230号から道道97号へと繋ぐ三ノ原ニセコ線を走って帰ってきた。
これも自分にとっては珍しいルート。
いつもルスツかr257で帰ってくるので気分転換に走ってみたけど、真狩村の東側の道は走っていない道が多いと気付いたので、そのうちまとめて探索したいと思う。