2015年4月15日水曜日

CB1100初ユーザー車検

雨の降りしきる中本日で車検満了となるCB1100を札幌運輸支局まで運転してユーザー車検(継続検査)を受けてきました。
今日はなぜユーザー車検を受けることにしたのか、そして札幌で二輪のユーザー車検を受けるとどういうふうな流れで始まり、終わるのかという事を書いていきたいと思います。

まず、ユーザー車検を受けようと思った経緯なのですが、CB1100の以前の車検の時に購入元のショップであるホンダドリームに依頼したのですがそこの対応があまりにも酷かったためです。
ディーラーの悪口は書くことが山盛りになるので割愛しますが、高額な費用よりも対応の酷さでユーザー車検を選んだという事になります。


ユーザー車検事前準備
自分が事前におこなった準備になります。
何しろ初めてのユーザー車検でしたので準備の悪さが露呈しました。
今後のためにも要点をおさえておきたいと思います。
事前に用意する書類は3つ

・車検証(本紙)
・自動車税納税証明書
・自動車損害賠償責任保険証明書

よく点検整備記録簿は必要ですかという話がありますが札幌では必要ありませんでした。
納税証明書は運輸支局内で再発行できるなどの話もありますが札幌運輸支局のQ&Aでは再交付してもらってから来いと書いてあるので事前に用意しなくてはなりません。
二輪であれば市町村の役場で再発行手続きが可能です。
用意ができたら次のことを確実に実行して下さい。

必要書類を用意したらその書類を確認せよ!

用意しただけで安心してしまうと手間が増える事になります。
例えば自分は車検証の満了日を確認せずすっかり車検が切れていると思い込んでいたので仮ナンバーの申請を無駄におこなってしまいました。
こういうミスを減らすためにも用意する書類は一通り目を通す事をお勧めします。
特に車検の満了日と自賠責の満了日は忘れずに確認して下さい。
そしてもう一つが印鑑です。
署名でもいけますがともかく持っていれば役に立ちます。
カバンに一つ入れておきましょう。

書類の用意ができて確認したら次は車検の予約を行います。
今はネットで簡単に予約が出来るようになっているのでそちらを使うとよろしいでしょう。
自動車検査独立行政法人の自動車検査予約サイトをご利用下さい
自分はここでもトラブルがありまして、アカウント登録後にサーバの不具合で予約が取れなくなり、そのエラーがPC側でよくあるエラーだったので対応に追われ、土日をはさんだので月曜にサーバの不調でしたという通知が発表されるまでえらい苦労させられました。
なお4月は激混みなので予約を取るのも一苦労です。

あとは車検場で印紙等を購入するのに必要な現金を用意すれば事前準備は終了になります。
小型二輪はたいていの合計5530円で済むのですが、13年経過・18年経過の車両は重量税が上がります。
3800円→4400円→5000円というふうに600円ずつアップするので自分の車両が何年経過しているのかを確認しておくとよろしいでしょう。


ユーザー車検当日の行動
特に車両に問題がなければそのまま車検場に持ち込んで検査を受ければいいわけですが、ユーザー車検の鬼門とも言うべき光軸調整に絶大な自自信を持っていない諸兄は悪い事は言わないので事前に予備検査場で調整をおこなってください。
ここ以外にも恐らくテスター屋と呼ばれるところやショップなどでもやってくれるのですが、光軸調整はなるべく直前に同じ状態でおこなうのが肝です。
自分はまったく光軸に自信がありませんでしたので迷うことなく利用することにしておきました。
利用方法ですが難しいことは何も有りません。
札幌の予備検の場合施設に入場して車両を邪魔にならない場所に停めたあと、受付で光軸調整お願いしますと言って代金を支払うとあとは初心者だろうが上級者だろうが係りの人が誘導してくれます。
誘導にしたがって車両を進め、テスターの前で停止してハイビームにして検査開始となります。
自分のCB1100は左右も上下も狂っておりましてドライバーで調整ネジをぐりぐりして左右の光軸を調整したあとに上下をばんばん叩かれて手荒く修正されました。
光量はまったく問題がなかったようで何も言われませんでした。
ちなみにバルブは購入時から付いている普通のH4バルブです。
検査と調整にかかった時間は3分くらいで、お値段は1730円で相当ぼろい商売だと思いました。
まあネイキッドバイクは調整が非常に簡単なのでこう思っても仕方ないのですが、これがフルカウルのバイクだと・・・考えただけで恐ろしいですね。
以前ZZR1100に乗っていた時のことを思い出してしまいました。

無事に光軸調整が終了したらいよいよ車検場(札幌運輸支局)に向かいます。
広大な駐車スペースがあるはずなのですが滅茶苦茶に混んでいたので二輪用のスペースを探すのにも手間取りました。
二輪用駐車スペースは運輸支局の建物入口のすぐ近くにあります。

建物に入る前にやることがあります。

走行距離を記録して下さい!

なんでかと申しますとこれから記入する用紙の項目に走行距離を記入しなければならないからです。
これをやっておかないと雨が降るなかバイクの元まで戻ってキーを差し込んで走行距離を確認しなければならないという手間が増える事になりかねません。
書類の記載例というのをしっかりと確認していれば気付いたかもしれないのですが、多分初ユーザー車検の人はわりとこのトラップ(罠でもなんでもない)に引っかかる可能性が高いと思うのですよ。
なお、100キロ未満の距離は切捨てで記入するので38951キロですと38900キロという具合になります。

確認が済んだら建物に入ります。
札幌の場合入ってすぐ左手に陸運協会案内窓口というのがあります。
ここで印紙と書類を購入するのですが、ここでもトラップが(罠でもなんでもない)あるので注意が必要です。
窓口で二輪の継続検査ですと告げると超無愛想な感じで車両の年式を年号で訊かれます。
理由は年式によって重量税が変わるからです。
上記にある13年経過・18年経過のアレです。
自分は初心者なのでテンパってしまいましたが、購入年が2010年で5年前と憶えていたのでわりとすぐに平成22年という数字が出てきました。
正確にわからない場合は13年経過してませんとかで問題ないとおもうのですが、微妙な場合は車検証を確認しましょう。
ええ、今回の事で学びましたがともかく事前に確認することで色々なめんどうが回避できます。

年式を絶叫したりボディーランゲージしたりして無事に印紙と書類を購入したら4番の窓口に向かってください。
ここで書類2枚(無料)をもらうのですが、窓口の目の前に置いてありますので勝手に持っていってかまいません。
自分は初心者なのでどの書類なのかわからず窓口担当の人に訊きましたが、とても無愛想かつめんどくさそうな対応を受けて痺れました。
今時こんな無愛想な対応なんて役所ですら受けることができません。
ある種の感動すら覚えました。
いえ、期待通りの対応だったので気分を害したとかはまったくありません、素直に感動した次第です。
ともかく、ここまでで3枚の書類と自分の場合5530円分の印紙が手に入っています。
これを記載例のあるところまで持っていって記入するのですがその記載例のある場所がわかりゃしません。
説明は受けたのですが「壁の所」という謎の言葉だけでは理解できませんでした。
ですので局内案内図に少々手を入れて画像を作ってみました。
局内案内図改
壁のところには記載例と筆記具がスタンバイされておりますのでそれを駆使して記入していきます。
注意する点がありまして、マークシートの書類と普通の書類がありマークシートは鉛筆で、普通の書類はボールペンで記載する必要があります。
マークシートがわからないという諸兄はいないと思いますし、記載例のところにも注意書きがありますが、それでも?な人の為に一応書いておきます。
印鑑を押す書類がマークシートの書類になります。ピンク色の書類になります。
その書類だけを鉛筆で記入すればOKです。

自分は記載にわりと時間がかかりました。
これにはいくつか理由がありますが、初めてだった・走行距離を確認していなかった・雨がおもな原因でした。
雨だと濡れているので色々気を使うしメットの置き場がないので持ち歩かなければならず苦労しました。

書類が完成したら4番の窓口に車検証と自賠責保険の証書と共に提出します。
ここで点検整備記録簿がない場合「整備はのちほどおこないますか?」と訊かれますので「イエッサー!」とはっきり答えます。
「ではのちほどアンケートを貴様の住所に送付する」という脅し文句を言われますので「サンキューサー!」と答えておいて下さい。
そうすれば汚い字で記入した書類一式を「この順番どおり出せ、さもないと処刑する」と念を押されますので、書類がばらばらにならないよう用心して携行して下さい。

これで局内でおこなう作業は一段落します。
次に外に出てバイクを二輪用検査レーンに移動させるのですが、この日は阿鼻叫喚の混雑具合。
自分が検査レーンに移動する時など入口に駐車場から溢れた車がいるほどでした。
そして目の前には四輪の長い検査待ちの列があります。
まさかこの列の最後尾で待たなければならないのかと一瞬嫌な気分になりましたが、構内案内図は確認していたので車を尻目に二輪検査レーンまでダメ元で進んでみる事にしました。
構内案内図改

斜線のところが渋滞していた部分で、記載してある文字は構内の地面にも白線で記載されています。
しかし混雑していると確認する事ができない場合もあります。
二輪は長蛇になることはないので図を参照して車の動きに注意しながら検査レーンまで進んでください。
なお、このような説明は窓口等で一切ありませんのでご注意を。

二輪の検査レーンでは自分の前に4台ほど並んでおりました。
順番を待っている間はとくにすることはありません、エンジンを切って前が空いたらそれなりに詰めてください。
ただし検査官が車両の全体を確認するので前の車両にあまりびったりくっつけると邪魔になりますので適度な距離を開けておくのがよろしいでしょう。

自分の2台前くらいから検査の詳細が目視できるようになるのでビギナーな諸兄と自分は視姦していると疑われかねないほど見ておいて下さい。

前のCB400SFが光軸調整で×が出て発狂して終了し自分の番になりました。
検査官に書類を渡して検査スタートになります。
検査官の立会いのもとエンジンを始動し、フレームナンバーの刻印、ウインカー、ホーン、テールランプ、ハイビームロービーム、ハンドルロック等の確認があります。
この辺は少し調べるとわかると思いますが、重要保安部品回りは検査しているっぽいです。
ぽというのは見ていたらとても検査している雰囲気じゃなかったからなんですが・・・
あとは検査官が検査ハンマーで車両のあちこちをガンガン叩きまわり、車両の全幅を計測して検査機のほうに誘導されます。
少し気になっていた全高の検査はありませんでした。
理由は不明ですが著しい変更がみた瞬間にない車両というのが理由なのかもしれません。
あと、自分のバイクはノーマルマフラーでしたので音量計測もありませんでした。

検査機はバイクに乗っておこないます。
この時ハザードを点けて侵入するか検査官に「自分はチェリーボーイであります!」と申告するとつきっきりで対応してくれますが、そうでない場合は目の前の味気ない電光掲示板の指示に従うハメになります。
ここで一つ注意事項があります。
それはスピード測定を前輪で行っているか後輪で行っているかを検査官に告げなくてはならないということです。
テスターに乗って前輪も後輪もテストすればわかるのですが、事前に申告すればその分めんどうが減ります。
自分の前のCB400SFはわからなかったようでメーターテストで一度×表示を出していました。
自分は事前に後輪にスピードセンサーがあることを調べていたので、検査官の「貴様のバイクの性感帯は?」の問いに「ケツであります!」とはっきりと答えました。

テスターではこのメーターテストのほかにブレーキのテストを行い光軸のテストになります。
テストは基本的に電光掲示板の指示に従うか検査官の指示に従うかで難しいことはないと思います。
多分左右盲の人でも問題はないと思いますが、自分が知っている発達障害の人間には難しいかと思われました。
緊張の光軸調整も一発で合格。
さすがに高い金を払って不合格だと予備検にロケットランチャーを撃ちこみたくなりますからね。

光軸調整が終わったらバイクを少し前に出して排ガス検査をおこないます。
検査官から如何わしい棒のような物(これは事実)を手渡されますので、それをマフラーの中に優しく突っ込んであげてください。
問題ないでしょうが自分は排ガス検査があるので燃料添加剤の類はいれてませんでした。
入れたら引っかかる可能性は多分ないでしょうが、念のためということで。

こうして全ての検査に問題がなければ合格となり、検査官から書類を渡されます。
そしてその書類を持って2コースあたりにある小屋のような建物のところに向かいます。
2コースは上記の構内案内図で確認して下さい。
これはサイトを見てもどこにも記載がなく、構内案内図にも載っておりません。
ちなみに行く場合は先に車両を移動させてからになり、検査中の四輪車を横切りながら向かう事になります。
どうしてこのような仕組みになっているのかわかりませんが、検査官からそう指示されたので従いましょう。
そこで先ほどの書類を提出しおっさんがバーコードリーダーで読み込んでこちらに書類を付き返してきたら受け取ります。
おっさんからまったく何の説明もありませんので今後の事がわからない諸兄は獲物を突きつけて訊ねるか、何も言わず運輸支局のほうに戻って下さい

サイトには5番窓口に合格した書類を出せと書いてありますが、自分は6番の窓口に出せと検査官に言われておりましたのでそのようにしました。
窓口にクリアファイルがありますのでその中に書類を突っこんで受付のむさくるしいおっさんの前のケースに放り込めば完了となります。
あとは名前が呼ばれるまで踊るなり貧乏揺すりするなりスクワットするなりしていて下さい。

自分の名前が呼ばれましたら絶叫で応じて新しい車検証、自賠責、車検シールを受け取ります。
お疲れ様でした、これでユーザー車検の全工程が終了し継続車検完了です。
「ミッションコンプリイイイイイイイイイィィィィツ!これでオレも童貞卒業だぜ!!!!!!」と激しく混みあう運輸支局内に捨て台詞を残して道路が冠水寸前になるような雨の中、バイクを走らせて帰る事になりました。
かかった費用合計


以上です。
クソ長くなり申し訳ございませんでしたω

2015年4月10日金曜日

4月10日 雪により強制ルート変更、そして帰宅したツーリング

前日の天気予報では晴れとなっており、10時半の起床で空は見事に晴れ渡っておりました。
今日はいつものツーリングルートを逆順でする予定を組んでおり、朝里峠から始まり定山渓、簾舞、支笏湖、苫小牧、北湯沢あたりで時間を見てルート帰りのルートを決めようかと思っておりました。

快晴により気温も10℃を軽く超え、リストサーモでは18℃を記録する場面もありました。
朝里ダムの大ループ
さすがに峠は気温も低かったのですが路面は全面ドライコンディション。
ところどころアスファルトに穴が空いている部分がありましたが交通量も少なくこの時期特有の締まった空気の中を走るには最高だったと言えます。

あまりにも調子がよくて凍っていたダム湖の写真を撮ろう撮ろうと思いながら止まるのが惜しかったのでやめてしまうほどでした。
まったく記憶になかったので驚いたのですが、朝里ダムもさっぽろ湖も凍結するのですね。
当別ダムでは見慣れた光景でしたが、この時期にあまり道道1号を走らなかったのでしょうか?
まだまだとける気配はなかったですが、凍っているダム湖と周辺の干上がった景色はバイクしか乗らない人間にはあまりみれない光景ですので、見たい方はお早めに。

そんな調子のよい状態で走り続けていたのですが、札幌の南区に入ったあたりから行く手に雲が見えるようになりました。
その雲は見慣れた雲で、どうみても雪雲にしか見えないやつでした。

いやいやまさか今日の天気予報は晴れで、今だって晴れとしか言えないような天気なんだぜ。
雨なんか降るわけがない、ゴーゴーゴー!

そうして支笏湖へと続く国道453号の途中、セイコーマートで昼食を取っていると小さな霧雨みたいな雨が降ってきました。
この程度ならまったく問題ない、そう判断して昼食をさっさと済ませて走り出したのですが・・・
行く手はどんどん雲が厚くなり霞んでいき、雨の粒も割りと大きくなってきました。
しかしまだ路面はドライ、路面が乾いている内は問題なく走る!
がっ
路面はとうとう濡れてフェンダーに当たった水しぶきが足に当たるようになり引き返すかどうか迷いながら走っていると

雨が雪に変わりました。

即座にUターンして来た道を戻りました。
雨よりも雪のほうが濡れずに走れていいんじゃないかという意見はあると思いますが、猛吹雪の中TWで走ったことがあるのですが、シールドに雪がへばりついて危ないなんてレベルを超え、さらにいつ路面が凍結するかわからないとなればいくらツーリストでアドベンチャーバイクでも引き返します。
引き返さない剛の者たちも知っていますが自分はそこまでの人間ではありませんので。

こうしてとりあえず戻りながらルートの変更案を考えていたのですが、ぐるっと空を見渡しても晴間がまったく見えない状態でした。
来た方向である西側が晴れているのは間違いないのですが、それだと帰るしかないということになります。
支笏湖がダメだといつもなら滝野方面道道341号線へと流れるのですが、そちらも天気の状態が悪そうでこれはもうだめだなと判断。
国道231号線を使って小林峠を通り帰宅しました。

そして予想通り西区の高いところから札幌を見渡してみると、中央区から見て西を除く全ての方角に雲が広がっていました。
帰宅してから天気予報も確認しましたが、石狩地方は夕方から曇り、南部では雨となり、空知地方は昼過ぎから雨の予報でした。
これは早々に帰宅して間違いではなかったという自分の判断の正しさに一応の満足感を得られましたが、ツーリングが望まない形で終了したストレスは速度に変換してみました。

TWのオイル、そろそろUTCでは厳しくなってきたかもしれません。
信号待ちでNが出ない出ない。
次は容量1リットルなので次のオイル交換では合成油を入れてみたいと思います。

2015年4月5日日曜日

TW225のハンドルバーを交換してみて

TW225のハンドル交換後の感想になります。
自分のTW225(以下TW)はこれまでメーカー不明のメッキトラッカーハンドルブレース無しを装着しておりました。
これはショップにハンドル交換を相談しにいった際に見ていたカタログから選んだもので、ケーブル類の交換が一切必要のないハンドルバーでした。
ノーマルハンドルに比べて若干高く手前にきているもので、ハーディーのロードバーで例えると「WIDE」に近いものがありました。
このハンドルバーは長時間走っていると持病の腱板断裂の症状がひどくなるという欠点以外特に不満の無いもので、特にスタンディングで林道を走るときは絶妙な位置に手があるハンドルバーだったのですが、TWを長距離ツーリングマシンとしてしまったためどうしてもそちらの用途を優先するべく変更する事になりました。

交換候補はネットで調べてハーディーのロードバーにしようと決めており、実際に注文していたのですが・・・
何を勘違いしたのかMEDIUMではなくLOWを買ってしまい装着不可能となり断念しました。
LOWではどうしてもブレーキホースの取り回しに無理がありケーブル類も交換しなければ装着はまず不可能です。
無理に取り付けることもできますが、何か不具合が出てもおかしくない取り付けになってしまうでしょう。
というわけで懐も寒くなり、もう一本ハンドルバーを買うような資金もなかったので某通販の激安アルミバーハンドルを注文しました。
取り付けは特に問題は無く、ハンドルバーへの穴あけもケーブル類の取り回しも無理があるようなところはありませんでした。
装着図
ご覧のとおり自分はハンドルバーに色々付けるものが多く、以前のハンドルバーにはブレースもつけておりました(以前のハンドルは全長が長かったので余裕があった)。
このハンドルバーは全長が短くなったのでブレースをつける余裕が無くなり、スクリーンの取り付けにやや余裕がなくなりましたが実走行してみて特に困った点はありませんでした。
それよりも問題はライディングフォームの大幅な変更を余儀なくされたというものでした。
簡単に書くと常時若干の前傾姿勢を強いられるというもので、今まで乗っていたTWのライディングフォームのイメージと実際のフォームのイメージがかけ離れすぎていて混乱してしまったほどです。
今自分が何に乗って走っているのかわからないというほどで、これに乗って役所まで行く途中あたまのなかにずっと「?マーク」があったほどです。

しかし慣れとは恐ろしいもので、赤井川から倶知安へ国道393号を走っている最中には問題なく走らせることが出来るようになっていました。
でもあたまのなかの?マークは依然として消えません。
7年も乗ってきたバイクのポジションがいきなりとんでもなく変更されてしまっては仕方ないかと思ってますが、完全に慣れるにはもう少し時間がかかりそうです。

変更後の効果ですが、まずハンドリングが軽くなりました。
これは実際の重量自体が軽くなったのが一番の影響です。
材質がスチールからアルミになり、長さも短くなったのでかなり大幅な軽量化となりました。
また、今までコーナーではニーグリップよりもハンドルを使って車体を傾けていた傾向にあったのですが、このハンドルバーではしっかりとニーグリップをして体重移動させないと曲がらなくなってしまいました。
バイクとの一体感が増したといえば聞こえはいいのですが、以前のある程度適当で上半身にゆとりがあってばったりと車体が倒れている感が割りと好きだったのでちょっと残念な気分になりました。
例えるなら以前はオートレース的な車体の倒しかただったのが、今はSSバイクみたいな倒しかたになってしまったというわけです、極端な表現ですが。
ですので攻めたてて走るような時はいいですが、だらっとひたすら長距離を走るにはあまり向いていない感じになってしまいました。
ただ、腱板断裂的にはこちらのほうが圧倒的によくて、それなりの距離を走っても左肩が痛すぎて頭痛が止まらなくなり終いには吐くという症状は出なくなりました。
ポジション的にはきつくなったけど長距離を走るときに症状が出ないので楽にはなった、というが総合的な評価になってしまうのでしょうかね。

来年はもう一度ハンドルバーを購入する予定で、そうすればもうちょっとアップなポジションにかわるはずなのでその変化も楽しんでみたいと思っています。

続・4月2日 今季初ツーリングと仮ナンバー申請について

ツーリングルート
赤井川からログ取りを開始しました。
赤井川に訪れるのは5ヶ月ぶりでしたがまだまだ雪が多く残ってました。
どれくらいかと申しますと、道路と屋根以外は全て雪というレベルです。

路面はドライでしたが夜間の走行はまだまだ無理そうでした。
国道393号を通り倶知安まで向かう途中にジャガイモ畑が広がっているのですが、そこもまだまだ雪で覆われていました。
久しぶりに見た羊蹄山も真っ白でした。
いつもならば倶知安から裏パノラマラインを使い道道604号に入るのですが、この時期裏パノは高さ2メートル級の雪で完全に通行止なので国道5号を使い道道604号の入口へ。
道道604号は基本的に除雪があまり入らないので路面状況はとてもよかったです。
滑り止めの砂もまかないので基本的にこの時期でも割りと攻めて走ることが可能ですが、思わぬところに砂だまりがあるので清掃車が入るまで我慢したほうが無難です。
道道604号を走り終え、そのままであればニセコパノラマラインに入りますが現在は冬期通行止中。
下の「岩内蘭越線」がパノラマラインにあたるのですが開通は5月29日となっておりました。
雪解け状況次第で早まったり遅くなったりしますが、例年通りですと6月には間違いなく通行できるようになっています。
情報は北海道地区 道路情報で確認できます。

パノラマラインが通行止の時は岩内市内を抜けて尻別川沿いを走るルートが定番となります。
国道229号の海岸線沿いをいくつものトンネルを抜けて尻別川河口へ、そしてここから蘭越へ抜けるのに2本の道道があるのですが、今回は川の北側の道道229号を走りました。
いつもは南側の道道267号を使うので今回は北側にしたというだけの理由です。
ほとんど川沿いを走る267号と違い229号は一部山を通るルートになり、またバスが走っているらしくバス停が見受けられました。
走るなら267号のほうがおもしろいと感じましたが、これは走る人次第でしょう。
方向音痴の自分はあまり使わない道などを走ると一気に自分の居場所に自信がなくなり、何度も道を確認することがありますが今回もやらかしました。
普段蘭越にくることがあまりないので、蘭越から道道32号にいくのはこっちでよかったかという疑問で何度か停車して確認するという始末。
ただ東にむかって走るだけなのですがねぇ・・・苦笑するしかありません。
結局蘭越と昆布の間にあるセーコマを確認するまで不安は解消しませんでしたが、セーコマを見た後は色々と記憶が蘇りルートが脳内で構築されていきました。

お楽しみの道道32号を走り豊浦へ。
正確には道道32号→道道914号→道道702号→豊浦になります。
このルートは路面コンディショングッド、ノーパンダ・ノーシマウマ、ストレートとタイトコーナーの素晴らしい割合と、32号をそのまま進めば砂利ダートも楽しめる良好なツーリングルートとなっております。
豊浦のセーコマから
向かっている最中の山からどんどん雪が減っていき、豊浦周辺の山にはまったくといっていいほど雪がありませんでした。
気温も上昇し豊浦では14℃ほどだったと記憶しています。
この後は洞爺湖へ向かったのですが、ここですでにもう結構な時間でして普段の自分であればここから道道97号を使い一気に北上して帰宅するルートを選択し日暮れ前までに自宅到着するのですが、フォロワーのけーごさんの洞爺湖の写真がすごくよろしかったのでどうしても湖畔を走る選択を選ばざるを得ませんでした。
あとはこの時の気温も影響していて、暖かいから大丈夫だろうと。

この日は珍しく、本当に珍しく洞爺湖を一周しました。
普段は道道578号から湖畔に入り壮瞥に向かうため道道2号を走らないで終わってしまうからです。
洞爺湖・中島
湖畔は・・・じつによかったです。
しかし路肩は砂だらけで寄せて停車しようとして左足が滑ったときは肝を冷やしました。
CBであればまたしてもエンジンガードのお世話になっていたかもしれません。
洞爺湖畔も雪はほとんど無く、時間的に少し涼しいと感じたくらいで春先のツーリングとしては上々ではないかと思われます。

そしてここからが辛く寒いツーリングの開始となりました。
国道230号線を走り留寿都まできたのはよかったのですが、シーズンオフで鈍った勘と寒さで完全にルートを間違いそのまま国道を走り続け喜茂別の中山峠の分岐まできてしまったのです。
いつもなら留寿都から道道66号を走り道道97号のルートにするか道道257の一番距離が短いルートで京極に入るのですが、鈍っております。
寒さに関してはジッポーオイルの燃料切れとキルティングのインナーツナギの着用をしなかったためという理由もありますが、要諦山麓の日暮れの気温は6℃以下で走るには相当寒かったです。
自分のこの時の装備は氷点下10℃で風がなく、ただ立っているだけなら寒さを感じないような装備だったのですが、いやー、寒かったです。

帰宅時には芯から冷え切っており、軽い低体温症になっている始末でした。
ああ、帰りも倶知安から赤井川を通る国道393号を使ったのですが、夜間は凍結の可能性があります。
どうかライダー諸兄は日暮れ前に帰るようにして下さいませ。

4月2日 今季初ツーリングと仮ナンバー申請について

去る4月2日(木曜)の休日に今季初のツーリングにTW225で行ってきました。
しかし、その前に役所にてCB1100の仮ナンバーの申請をしてきましたので、こちらを先に書いていきます。


仮ナンバーの意味や使いかたについてはこのブログの読者に説明するほどのことではないと判断し割愛させていただきます。
自分はこの仮ナンバーの申請は初めてで、まずは役所のどこで申請すればよいのかもわからなかったので生まれて初めて役所の案内窓口の方に説明していただきました。
その結果、仮ナンバー、自動車等のを連想させるような部署名ではないことがわかりました。
受付の方から役所内の簡易地図をいただいて申請場所を訪れてみると、非常にクローズで入りづらい印象を受けました。
まあ、一般の人があまりくるような場所ではなさそうですし、実際自分が申請している間に来た人はまったくいなかったので間違いないでしょう。

自分が入室するとなぜか室内が妙な緊張感に満ちました。
対応してくれた職員の方もなぜか「すいません」を連呼します。
まったく不思議でしたが申請が終わってガレージにもどって身支度をしているときに鏡を見て気が付きました。
坊主頭で目つきが悪く視線を遮らない程度のサングラスをかけてライディングジャケット(フルプロテクター内蔵)をきた、どう見ても如何わしい人間であればああいう雰囲気で対応にならざるを得ないだろうなぁと・・・
自分のほうはフレンドリーな感じで対応していたのですが見た目に激しく問題があったようで。次回の訪問時には注意したいと思います。

さて、申請作業のほうなのですがこれが意外なほど時間がかかりました。
記入する項目はさほど多くなく難しいものもないのですが、何しろ初めて記入する書類なので職員の方の説明を受けながらになってしまったのが原因です。
また、職員の方の事務作業のスピードもお世辞にも早いとは言えないものがあり、ついでに昨今の仮ナンバーを使用しての違法車両の走行問題などもあり基本的にあまり発行したがらない傾向があるように感じました。
結局のところ発行までに30分以上時間を要してしまい、ツーリングに出発したのは11時もかなり回ってからになってしまいました。

じつは、ツイッターのほうでは書きましたが仮ナンバーは取得できたものの車検の予約がまったく取れずこの仮ナンバーは使われること無く返却される予定になっております。
つまりもう一度申請しなくてはならないのですが、あまりにも時間がかかるので何とか短縮できる方法はないか探してみたところ、やはり自治体のホームページから申請書類がダウンロードできるようになっており事前に記入捺印していくことができるようです。
今回はかなりお気楽な感じで申請したのでまったく事前に調べておらず失敗しました。
やはりこういうことは何事も調べてからのほうがよろしいと痛感した次第です。

長くなりましたのでツーリングのほうは次回へ。

2015年4月1日水曜日

CB1100車検前・乗り出し前メンテその1

一応前書きとして・・・
このブログはツイッターのバイク系フォロワー諸兄のために書いております。
内容はバイクに係わることしか今のところ書く予定はございませんのであらかじめご了承下さいませ。



本日の作業
CB1100のバッテリー交換
CB1100のプラグ交換
CB1100のオイルおよびフィルター交換


まずはバッテリー交換から始めました。
交換前は最初から付いていたバッテリー、GSユアサのYTZ14Sでした。
5年間使用して最終的に電圧が12.4ボルトまでしか上がらなくなりました。
もう少し使うこともできそうだったのですが、ツーリング先でバッテリーの突然死はあまりにも悲惨なので交換となりました。

交換用のバッテリーは台湾ユアサのTTZ14Sです。
前日から補充電をかけ、取り付け直前の電圧は12.84ボルトでした。
ちなみに届いた時の電圧は12.75ボルトです。

CB1100のバッテリーの取り付けに関して。
以前から見るたびに気になっていたマイナスコードの先端のビニールテープの絶縁処理。
杜撰な巻き方をしてくれた挙句バッテリーボックス内に侵入する風と水によりデロデロ状態になっておりました。
別に性能的には問題がないのですが精神衛生上よろしくなかったので処理する事にしました。
マイナスコードはバッテリーボックス内で作業するにはあまりにも短いため、左側のサイドカバーを外して作業を行いました。
自分の使用するビニールテープは経年劣化でデロデロにならない物で、多少高いですが後の処理が格段に楽なので愛用しています。
どこで購入したのか失念してしまいましたが、思い出したらツイッターのほうにでも書き込みたいと思います。

コードと端子の結合部分に適当な長さのテープを巻きつけバッテリーを取り付け。
サイドカバーはせっかく外したので押し込み部分にシリコンスプレーをふいてさっくりと差し込めるようにしました。
あと、サイドカバーを外すとバッテリーの脱着が多少楽になります。
マイナスコードが邪魔で出すのも入れるのも少々めんどうなのですが、写真のようにバッテリーボックス内から出してしまえば楽になります。
また、プラスのコードはシリコンスプレーをふくとバッテリーとボックスの間に入れるのが楽になります。

話がそれました。
バッテリー接続状態で電圧が12.84ボルト。
電源ONにしてみると12.05ボルトまで下がりました。
これは各種ライトが点灯するためですが、正直ここまで下がるとは思いませんでした。
エンジンをかけて電圧を測定すると14.24ボルトを記録・・・?
ツイッターの投稿からデータをひっぱってきているのですが、14ボルトを超えるほどの電圧だったか正直自信がなくなりました。
しかしよく考えてみるとエンジン始動時は回転数が高いので結構な勢いで発電しているのかもしれません。
CB1100は3000回転よりも上じゃないとあまり発電しないようなことをどこかで見たのですが、始動時の発電量は良好なようです。


少々暖気してからプラグの交換を行いました。
本当は暖気しないでプラグ交換のほうがよいのですが、ガレージ内がまだ寒くプラグコードが硬いためこのような手段をとりました。
シリンダーヘッドやプラグ周りはかなりの高温になるのであまりお勧めはできません。

外側の1番と4番のプラグは比較的簡単に外せるのですが、内側の2番と3番のプラグを外すのに大変苦労しました。
特に2番(左の内側)はネジが完全に焼きついていたようで手で回すのがとても大変でした。
自分はこの交換までに一度もプラグを抜いていないので最初に組み付けたときからグリスは塗ってくれなかったようです。
ディーラーでの車検でも確認してくれなかったのでしょうか?
まあそれはいいとして、引き抜いたプラグと新品のプラグです。
ともかくネジ部分が長いw
もう抜くのも入れるのも本当に大変でしたよ。
電極はそれなりに減っていて5年で38471キロ走ったにしてはまあって感じでした。
相当ひどい事になっていると思っていたに対しての感想で、物としてはとっくに使用限界に達しております。
しかしこのプラグはノーマルプラグですがCB1100専用品でイリジウムプラグと同等の値段が・・・
できれば3000キロとかで交換したいのですが、1回の交換で6000円↑はさすがに出せません。
年1すら怪しいので車検毎には交換したいと考えております。
とりあえず4本とも同じような状態で1本だけおかしいとかがなくてよかったと。
特に1番のプラグはキャップがダメになってリークしていたこともあり心配でしたが大丈夫でした。
ただ、ほとんどのプラグキャップがダメになっているらしく、プラグに差し込むときのカチカチカチという音がしたのは3番だけ。
キャップもウェビックのセールで購入しようとしていたのですが、プラグと変わらない価格だったので断念しました。
これもどうにかしないとまたいつリークするかわかりませんからね・・・

プラグは入れる前にネジ部分にシリコングリスを塗布して差し込みました。
本当はカジリ防止用のスレッドコンパウンドがよろしいのですが行方不明になってました。
モリブデンでもよかったのですが、ともかく何か塗らないとキコキコ鳴って凄まじく渋くて回らなかったのです。
特に2番がひどかったですね。
奥まった位置にあるので回すのも一苦労、一苦労で片付けれるような感じではありませんでした。
どうしても回せない場合はタンクを外すしかないのですが、ご存知の通りCB1100はタンクを外すのも一苦労でして・・・もう頑張って回すしかありません。
取り付け後にエンジン始動で何も問題がなかったのでとりあえず大丈夫そうです。
水がかかってリークしない事を祈っています。


そしてオイル交換。
オイルはいつものUTCオイルを使用しました。
モノタロウで何か買うときに送料無料にならない場合は大抵このオイルで価格を調整しております。
一時期6本くらいまで増えたのですがCB1100は約4リッター使うのでこれで一気になくなります。
オイルフィルターは今回初使用のモノタロウ二輪用オイルフィルターです。
ネジ径と外形のサイズがCB1100用と同じなので問題なく装着できました。
価格は税別569円なのでその昔アストロで売っていたフィルターと同じくらいでしょうか。
自分は年に1回しかフィルター交換しないのですが、この価格なら2回交換でもいいんじゃないかと思ってます。

とりあえず今回のオイル交換は失敗が多かった。
オイル交換セットはいつもの物を使用するべきだと痛感しました。
オイル給油口に漏斗がうまい事入らないのでいつもと違う道具を使ったら派手にオイルが溢れて手が油まみれになりました。
幸いバイクにはかからなかったので手を洗うだけで済みましたが、慣れない物は使うべきじゃないと。
そしてもう一つ、オイルドレンボルトにつけていたアルミワッシャーが見当たらなくて焦った事です。
ドレンボルトを外した後にドレン部分を触ってワッシャがない事を確認したのですが、大抵オイルを抜いている途中に受け皿に落下しているワッシャーがなかったのです。

まさか前回のオイル交換のときに付けなかったのか!?
いやいやそんなはずはない!ドレンボルトに付いていてそこらへんに落ちてるはず・・・ありゃしねえ!!!
じゃあやっぱり前回付けなかったのか!?もうドレンボルト付けちゃってるぜ!!!

こうして数分間右往左往していたのですが、ふと取り付けたドレンボルトを確認してみるとやたらワッシャが厚い気がするんですね。
よーく見るとワッシャに筋があります。
ええ、どうやらドレンに完全にぺしゃんこになってひっついていて手で触った程度では外れなかったようです。
とりあえず一安心しました。
ワッシャを付けずにドレンボルトを回してオイルパンをダメにした話をかなーり聞いているので本当に安心しました。


車検前にまだやる事があるのでぼちぼち進めて書いていこうと思います。
初回という事でとても長くなってしまいました。
次回は短めにしたいと思います。

それでは。