2017年12月28日木曜日

2017年シーズンまとめ その8

道道604号・老古美小沢停車場線(r604)を超える快速路は今年も見つかりませんでした …という話。
r604は
交通量が少なく
路面状況が良く
中・高速コーナーとアップダウンがある、そんな道路。
距離もちょうどいい。
15.1キロという距離は今の自分には十分。過去の自分には物足りなかったけど、低下した今の体力ならちょうどいい。

前後の道もまたいい。
前は国道393号、後は道道66号。
昼食後に走る事が多いため、気力も体力も充実した状態で走行する事も高評価の理由になっている。


特に探し回っているわけではないけど、毎年シーズンを振り返って『r604以上はあったか?』とは考えている。
見つからなければそれはそれでかまわない。
見つかるまで探せばいい。
無かったとしても、それはr604が素晴らしい道だという事を再認識できるので、結局かまわない事になる。


とにかく今年も見つからなかった。
r28も、r86も、中山峠の登坂車線も、メープル街道も及ばなかった。

そんな中でもっとも記憶に残っている快速路は道道141号線(r141)。
樽前山の登山道入口のところから苫小牧方面へ下る区間。
下りでありながら常に後輪のトラクションを感じ続けることが出来る不思議な道路。
下りだけならここが一番楽しめる。そう思ったのはr141。


誰しも一つは持っているだろう、快速路。
来年は見つかるかもしれない。
こうして楽しみは増えていく。

2017年12月16日土曜日

CB1100の修理 リアブレーキキャリパー ニップル部分からのフルード漏れ

以前から発覚していた症状。
リアブレーキのニップル部分からのフルード漏れ。
漏れというより滲む程度の症状。
ニップル先端から漏れているのではなく、根本からキャリパーに滲んでいる感じで、中のパッキンがダメになったのかと思っていました。

2017年 12月15日

ニップル回りが黒くなっているのが確認できます。

まずはパーツリストで必要な部品を検索。

すると…どうもパッキンの類は入っていないらしい。
ゴムキャップがそのままパッキンになっているのか、ニップルの中が詰まっているのか。
とりあえずニップルは交換ということで部品を注文。

リアブレーキキャリパー ニップル

写真は取り外したものでサビが結構出てます。
上から水を入れたら下の穴から盛大に出てきたので詰まっているわけではなさそうです。
うーん…これでダメだったらゴムキャップも交換してみたいと思います。

それと
いままでやってませんでしたがニップルにも締付けトルクが存在ました。

ブリーダーバルブが正式名称

5.4N·m。
これからはしっかり守って締めたいと思います。

2017年12月12日火曜日

2017年シーズンまとめ その7

バイクに乗っていると声をかけられることがある。
走行中も停車中も。

走行中の声掛けは主に拡声器(スピーカー)で行われ、大抵は緊急車両なのであまり問題はない。
内容は命令や指示、それも法令に基づいたものであり、殆どの場合左に寄るとか停車するとかなので問題はない。
切符関係についてはもう諦めて欲しい。自分は次も青色免許の予定だ。


問題は停車中の声掛けだ。
食事中、電話中、撮影中…こちらが何をしていようが話し掛けられることがある。
すいませんや少しよろしいですか等の断りを入れる人は、20人に一人くらいの割合だろうか。

声を掛けてくる、話しかけてくる人の内容は以下の4つに分類される。
・このバイク何cc
・このバイクいくらするの
・どこからきたの
・暑くないの/寒くないの
もちろん例外はある。
シャケいるだろ!シャケ! みたいな例外も当然あるが、それはひとまず置いておこう。

上記の声掛けはオートバイに乗っている人であれば大多数が受けたことがあるのではなかろうか。
特に最初と二つ目の声掛けに関しては、ナンシーやイクラちゃんなどと呼称するほどポピュラーとなっている。
少なくとも北海道の…根室と知床と離島以外の場所では自分は声掛けを受けている。

オートバイに乗っている人間に気軽に声を掛けても問題がない。
そういう認識が世間に広まっている気がしてならない。
同じ事を車に乗っている人にするケースはまずないだろう。
車は声を掛けづらく、オートバイは声をかけやすい。
そうした判断理由があるのかもしれないし、オートバイに乗っている人に声をかけると皆喜ぶと思っている人もいるだろう。
話し好きで社交的で人当たりが良い人だけであればいいのだが、世の中には正反対の人もいる。
そういう人に声を掛けてしまうと、掛けた方も掛けられた方も嫌な思いをする事になる。
空気入れ片手に自転車に空気入らないので入れてくれと声を掛けてきた人に、自転車屋に行けと言う事態が起こることもない。


正直な話として、この話題は書いていて難しいと感じた。
ごく個人的な希望として、自分はこうした声掛けが消滅することを望んでいる。
声を掛けられるのが嫌ならばオートバイに乗らなければいいじゃないか という意見はもっともだが、ボア・ストロークが何かわからない人に排気量を答えるのもどうかと思うのだ。
故・佐藤大輔先生ならば音が聞こえる仕組みがわからなくても問題がないのでいいじゃないかと言いそうだが。


だから、朝の支笏湖へ。2を読んでとても驚いたのだ。
引用しよう。

ゆきかぜの元に戻り、
出発準備をしていたら、
声をかけられた。
上品な60代と思しき男性の方で、
「グッツィ、いいですね。よく走りますか?」
と。
「ええ。とてもよく走ります。」


これが自分にとって一種の憧憬であると理解した。
よく走りますか?
自分がそう問われたら、とても驚いてしまうだろう。
ええ。とてもよく走ります。
そんな答えをするのは難しいだろう。


自分は話すことが好きではないし、ツーリング中に他車の存在を必要としない。
一人でいる事にすでに価値を見出している。
きっとこの先も自分から誰かに声を掛けることはないだろうし、答える事にうんざりしてしまう質問をいくつも投げかけられるだろう。
でも少しだけ期待してみようと思う。
驚きの声掛けが訪れる瞬間を。
あと何年オートバイを走らせるのかはわからないが、その事を期待してみようと思ったのだった。

2017年12月7日木曜日

意外な効果

まだ12月の上旬だというのに連日の真冬日。
札幌では11月に5日も真冬日があり、これは105年ぶりの出来事だとか。

ともかく寒い。
この時期の平均気温を大幅に下回っている。
雪もすごい。
積雪が平年比の264%らしい。札幌は170%。

つまり季節は一月ほど先、1月上旬とほぼ同じくらいの酷さだということになる。
台所の足元は冷気が漂い、風呂場の水道はそろそろ逝きそう。

しかしあまりにも寒い。ちょっと寒すぎじゃないかと感じていたが、勘違いではなかった。
窓に設置していた断熱ボードを、こんな物に効果はないだろうし、もう古くて汚いので捨ててしまおう。そう思ってばらばらにして捨ててしまったのが間違いだった。



これ、あるとないとでは足元の温度がまるで違うということに気が付かされた。
圧倒的なほどの違いがある。
部屋の温度も1度ほどの違いを見せるので、確実に効果はあるらしい。
隙間風が多い窓ほど効果が感じられるらしく、強風にさらされる台所の窓では効果が体感でき、居室の窓ではそこまで感じることはできない。

発泡スチロールじゃだめなのか?
もちろん大丈夫だ。
見た目を気にしない、ちょっとの手間を惜しまない人なら、青い断熱ボードを買ってきてカッター工作に励んでみるのもいいだろう。
窓際の断熱ボードを自作してみるのもいいんじゃないかと。

めんどうだったので見た目を気にせず設置してもそれなりの効果がある。
意外な効果を見せる断熱ボード。
お値段もちょっと意外に高めだが、懐に余裕があれば意外にお勧めの一品だ。

2017年12月6日水曜日

LEDヘッドライト

角型ヘッドライトから丸目ヘッドライト。
異形ヘッドライトからまた丸目ヘッドライトへ。

ヘッドライトのトレンドはまた丸目へと回帰している。
もちろん真っ向からトレンドに対抗している形の物もある。
KTMのDUKEシリーズなどはその筆頭だ。

だが、そのヘッドライトの中身。バルブに関しては概ねLEDが主流となっている。
異径でも丸目でもLED。
それもバルブとリフレクターの組み合わせというより、LEDユニットを組み込んでいると言った方がしっくりくる物となっている。

CB1300SFのヘッドライト

画像はCB1300SFの物。
これは多分ハイビームで全LEDが点灯している状態。
合計で8箇所ほど点灯する部分があるみたい。

車に対してバイクはヘッドライトの数が足りていないので、ヘッドライトが明るくなるのは悪い話ではない。
きっとバレンティーノ・ロッシもそう言うだろう。
消費電力の話はまた別の機会にするとして、ここでは他の問題に対してちょっと書いてみよう。


問題は重量と値段だと思うって話。

ヘッドライトはそもそも重量のあるパーツで、一般的な丸目H4マルチリフレクターのタイプでも結構ずっしり感がある。
今はレンズがガラスから樹脂になり、ハーレーみたいに鉄素材ではなく、それよりもやや計量な金属が使われていると思われるが、ともかく結構重たく作られている。

そんな割りと重たい部品なのに、さらに重量が増えそうなLEDユニットをぶち込んで大丈夫なのかい? と。
車検の光軸検査を問題なく通すためには、H4バルブをサクッとLEDバルブに変えてしまえばいいわけじゃないってのは理解できるけど。
実際はどれくらいの重さなのかはわからない。もってみなければわからない。
でもバイク屋で「ちょっとヘッドライトのボルト外してみていいですかね」とは訊けそうもないので、運良く所有者の方から話が聞けることを願いたい。


重量じゃない方は確実。
お値段はH4バルブ搭載のヘッドライトユニットよりも随分お値段高めの設定になるだろう。
ちょっと立ちゴケして運悪くヘッドライト部分に地面から出っ張った何かが直撃しないとは限らない。
リトルカブでちょっと立ちゴケしたら運悪くヘッドライト下のカウルが、壁の…何ていうのかともかく割れてしまい、ハンドル周りのパーツをほとんど外さないとカウルを交換できない非常に面倒な事態になったという思い出だ。

仮にLEDヘッドライトを直撃してアッセンブリ交換になった場合、そのお値段はおいくら万円になるのだろうか?
考えただけで恐ろしい。
スピードメーターアッセンブリ交換で5万円と言われるのと同じくらい恐ろしい気がする。
TW225のワイヤーが回転してちょっと特殊なメーターバルブが使われている物ですら割りといい値段がするのだ。
昨今のメーターはその中に電子制御部品を搭載しているので、ちょっと青ざめてしまうほどお値段が高い。

LEDヘッドライト。
そのお値段はいか程か?
これはバイク屋に訊けば教えてくれそう。
おもむろにパーツリストを取り出して教えてくれそう。

次回バイク屋に行った時、覚えていたら訊いてみよう。

2017年12月4日月曜日

自分だけのライディングフォームがわかる本

STUDIO TAC CREATIVEの自分だけのライディングフォームがわかる本を予約注文しました。
TW225、CB1100ともにこちらの出版物のお世話になっており、実際に行った出来事を元に内容が書かれている秀逸なものが多いです。

自分は一度ライディングフォームが完全に崩れ去り、適正なライディングポジションを見つけるという所からやり直したほどの下手くそです。
見聞きした知識は実際の走行には役に立たないと言う方もいらっしゃいますが、自分はその意見には否定的です。
何の指標もなくただ走り出して何がダメなのか確かめるより、ある程度知識からダメな箇所を見つけ出し、修正したほうが自分には向いていると思っております。

その知識を得るための書籍といったものを実は買ったことがありませんでした。
読んだことはあるのですが、購入に至ったものとなると2017年のガルル10月号くらいです。

来年の走り始めの指針になればいいかなと、淡い期待を抱いてみたいと思われます。
ちなみにライディングフォームやライディングポジションの修正には、実録動画や写真が手っ取り早く効果的です。
何がダメのかまさに一目瞭然。
これに関しては過去、快速旅団さんに撮って頂いた写真がいまだに効いています。

下手の横好きではありますが、日々精進したいと思います。

2017年12月2日土曜日

2017年シーズンまとめ その6

去年の年末にガンじゃないかと疑われる症状が出たのですが、今年もまた出てしまいました。
12月1日に症状を確認。
元々完治した気がせず、症状は確認されなくなったし、先生もそれほどでもないとの発言だったので安心かと思ってましたが、火曜日に病院へ、そしてやや強い投薬治療の再開となりそうです。

健康な身体が欲しい! と切望した2017年。
来年もシーズンを乗り切れるだけの体力があるかどうか、今から心配です。

2017年11月11日土曜日

2017年シーズンまとめ その5

忘れていた用品ネタの続き。

防水装備について今年は一歩前進。
その昔、長距離ツーリングからの帰路で大雨にヤラれて(業務終了後の)自衛隊に救助されて以来、防水と現在地情報に関しては改善を続けていた。

方角と位置情報に関してはリストタイプの方位磁石とスマホの使用によりほぼ問題は解決。
自分のスマホは防水ではないので、雨天使用時はダイソーの防水袋に突っ込んで使用するか、そもそも使わないという選択になる。



雨具、レインスーツはラフロのRR5232デュアルテックスコンパクトレインスーツを使用。
またラフロ製品かよ! と各方面からツッコミが来そうだけど、他意はない。

レインスーツは防水透湿素材裏地にメッシュを使っていない物が自分には合っている。
厚手の防水素材で非透湿の裏地がメッシュの物を使ったら蒸れた経験があるからだ。
また、メッシュが無いと多少の破れなどは自分で補修することが出来る。

問題はグローブブーツの防水。
自分の車両にはハンドガードが装着されているので、雨天走行時に雨の直撃を受けることはない。
そのためゴアテックスじゃなくても大丈夫だろうとRR8910ラフレイングローブを購入したのだけど、これが大失敗だった。
防水透湿素材にハイポーラを使用しているとのことなのだが、グローブ全体から浸水してきて防水透湿素材を入れ忘れたんじゃないかと思ったほど。
グローブはたとえ完全防水でも脱着を繰り返すたびに濡れる。
これはグローブを脱いで濡れたものを触って履くからで、雨のツーリング中の使用であれば致し方ない。
まあ、それでもレイングローブが普通に走行している状態で浸水してくるのは論外だけれども。

そうした次第でレイングローブは濡れても保温力に優れたネオプレンの物を使うか
濡れてもかまわないしすぐに乾くメッシュ仕様のグローブを使っている

ハイポーラにはもう期待していないので、樹生さんのクシタニ アウトドライレイングローブのインプレッションにすごく期待している。
クシタニにはもう一つ防水グローブがあって、こちらはEXアウトドライグローブ
こちらはレインウェアの扱いにはなっていないので、防水性能に主眼を置いていないかもしれない。
お値段もちょっと高めの設定。ついこないだ購入に踏み切ったウインタースーツが買えてしまうお値段。
アウトドライマテリアルの性能を見せて頂いてから、色々考えてみようと思う。



ブーツの防水はこれまた大失敗を経験している。
コミネのBK-062 ヴェスビオというブーツで、台風の直撃を受けている最中に函館までツーリングに使用。
そして浸水。
右足の爪先から水が入ってくるほか、最終的に生地全てから浸水してきてビジホの部屋でどうやって乾燥させようか悩んだ記憶が蘇ってきた。

ツーリングから帰ってきて右のブーツの中に水を入れてみたら爪先から水がピューッと出る欠陥品。
こちらもゴアテックスを入れ忘れたのか、他のマテリアルを入れたんじゃないかと思った次第。
これ以降コミネのゴアテックス商品は買わないことにしています。

そもそもゴアテックスマテリアルは伸縮しない素材なので、靴やグローブなどの屈曲させまくる物に適合させるのは難しい。
素材に穴を開けるわけにもいかないのでこれまた難しく、耐久性の観点からみてもコストパフォーマンスについて疑問が生じていたわけですが、モンベルタイオガブーツワイドは素晴らしい性能を発揮することが証明されました。

しかし自分はブーツの防水について断念しました。
その理由はパンツの裾部分の問題をどうにもできなかったからです。
ライディングパンツやレザーパンツであれば裾の問題もどうにかできたのかもしれませんが、自分のパンツはジーパン。基本的にジーパン。
ジーパンの裾から始まる浸水はやがて靴下、そして靴の中に至り、最終的に悲惨な結果が待ち受けてます。
バイク用レインパンツはそうならないための工夫もされているわけですが、完璧ではないので諦めました。

結果、靴の外側を完全防水にするか、内側を完全防水にするかの2択になり、どちらも試してみることになった次第。
外側防水はブーツカバーを使用。
効果は完璧で国道が冠水するような土砂降りの雨でも靴の中に水が入ることはなかった。
耐久性能は使い方次第。
自分のように月に何度かのツーリングに使うだけなら数年経っても使えるけど、通勤で毎日となるとちょっとわからない。
ブーツカバーの問題は携行性が絶望的に悪い事。
荷物は少なくを心情の人間には、その携行性の悪さは致命的。
さらに装着に関してもすぐにというわけにもいかず、急な雨ですぐに装着というのも難しかった。

そこで、靴の内側の防水にする方向で話を進めてみた。
具体的にはゴアテックスの靴下でパンツの裾まで突っ込んでしまえ、と。

RR5816 ゴアテックス®ストレッチオーバーソックス

以前はRSタイチでも同じような商品があったのだけど、今はラフロしかない。
商品名にストレッチが入っているが、前述した通りゴアテックス素材は伸縮しない。
ストレッチするのは…はきぐちというのか、足を最初に入れる部分だけで靴下全体が伸び縮みするわけではないので注意が必要。
サイズは大きめを選んでおいたほうが無難。小さいと履けないが大きい場合はこの商品の場合あまり問題にならない。
自分は足のサイズ26.5~27で甲高幅広。LLサイズで問題を感じなかった。
足にジャストフィットする靴の場合は使用に無理が生じるかもしれない。
その時はもう一つ大きいサイズの靴を購入するか、靴紐で調整するか。
自分の靴は寅壱の安全長マジック(通算4足目)なので、靴の中は相当なゆとりがあって問題はなかった。

防水性能は完璧だった。
靴の中が水浸しになってもこのソックスの内側が濡れることはなかった。
蒸れは若干。
防寒ソックスとしても使用できると思ったほどなので、透湿性能もかなり高い。
耐久性能は自分とほぼ同じ使い方をしている人の話では3年ほど。

携行性が高いのが何より嬉しい。
レインスーツとソックスとグローブを一つのカバンに放り込んで、タンデムシートにくくりつけておけば、雨が降っても安心。
ブーツカバーの時はレインスーツとブーツカバーで分けねばならず、携行性に大いに問題があったので、その点を改良できただけでもこの商品には価格以上の価値がある、と自分は思う。


なんだかラフロ製品のステマみたいになってしまったが、別にコミネマンでもタイチマンでも自分はいいと思う。
コミネのAK-085には真冬のカブの走行で大活躍したし、通勤途中に見かけるコミネドーム(AK-103)は今年も立派に建っている。
今日の強風でも吹き飛んだりしない。風速12メートルでも大丈夫。

また、秀逸なインプレッションを書き、引用させていただいた樹生さんにお礼を申し上げます。

2017年11月9日木曜日

2017年シーズンまとめ その4

もうシーズンオフだというのにジャケットを購入してしまった。
ジャケットは2年か3年ほど前から更新しようと思い、予算を計上しては他の物に流用され続けていたので、まあいいじゃないかとは思う。

今まで着ていたジャケットはラフアンドロードのRR7232ライディングジャケット
すでに廃盤で継続モデルはお値段が6千円ほどアップしたので購入は見送った。
インナージャケットとプロテクターの都合から同メーカーの物の購入が望ましく、ライディングジャケットではポケットの数が足りないのでツーリングジャケットが欲しい。
目当てのRR7210デュアルテックストレイルツーリングジャケットを買おうと思い予算を計上して流用。。。

そして今回、たまたまラフロのウェブショップを見てみたら、型落ちのウィンタースーツが処分特価で販売中。
 RR6515エキスパートウインタースーツ
ウインタースーツだけどインナーは脱着式でアウターは夏以外で装着できるでしょう、多分。 という代物。
暑いのと寒いのが混じっている時期に着るとどうなるかは来シーズンお伝えすることになるだろう。
防水仕様で透湿素材じゃないし、開閉式のベンチレーションが無いので茹で上がることになりかねないけど、そこらへんも来シーズンにお伝えしたい。


そして今シーズンに追加・変更された用品について。
グローブ:JRP WTN


1シーズンで甲側はかなり退色し、裏側は汚れました。
元はきれいなブラウンでした。
使い心地は前グローブとまったく同じで、このグローブがダメになったら同じ物を購入する予定。
レディメイドでありながらオーダーメイド。
ウィンターグローブはRR8627プロテクションツアラーウインターグローブを使用。
ラフロ製品ばかりですが、こいつもアウトレット品を半額販売の時に購入。
すでに廃盤で後継モデルがありますが、こちらも随分値上がりしてます。
ウィンターグローブについては操作性と防寒性の妥協点次第になるので、お勧めというものが基本的にありません。
グリップヒーターにハンドルカバーが可能なら、それがお勧めだと思われます。


ニーガード:RSタイチ ステルス CE ニーガード〔ハードタイプ〕

初期使用時はプロテクターの先端部分が脛に突き刺さる感じでしたが、使用しているうちに先端部が広がったようで、後半は装着に問題を感じることはなし。
よほどタイトな作りのパンツでなければ装着可能。
素材が滑りやすいのでパンツの動きに巻き込まれて上下に動くようなことは自分にはなし。
下部分の固定用ベルクロが曲者で、強めに巻くと膝の動きに追従して位置がずれてしまう。
なので弱めに巻いておくのがコツ。もちろん自分は…という前置きが付く。
膝が守られている安心感は強いが、暑い時の使用は熱中症の危険があることが判明した。
これはほとんどのプロテクターに言えることだが、このインナータイプの膝プロテクターはパンツを脱がないと外すことができない。
暑いからといってすぐに外すことが出来ない点は注意が必要だ。
メッシュパンツがあれば全てOKという話もあるが、北海道で上下メッシュで走る日などほとんどないというのが自分の環境なので、そこはご理解願いたい。
多分来年も装着するだろう。暑くなってやってられなくなる以外の日は。
※歩き回ってもずれたりはしませんでした。ただ、歩き難くはなります。


そして今年一番の活躍を見せたのはダイソーで買った携行用ウェットティッシュ
画像はない。
ダイソー ディズニー ウェットティッシュ で検索したらそれっぽいのが出てくるのでそちらを御覧いただきたい。
実店舗が近場にあるなら何かのついでに探してみるのもいいだろう。
ディズニーである必要性はまったくなかったのだが、購入した帯広のダイソーでは携行用のウェットティッシュがそれしかなかった、という話。
ウェットティッシュを何に使うんだ? と言われると 乾拭きでは取れない汚れをどうにかしたい時に使う と答えるだろう。
持っていなくても特別困ることはないが、持っているとすごく便利。
それがウェットティッシュ。
べっとりした汚れから高速衝突で爆発したかのような状態の虫の死骸まで対処可能。
指先の汚れを取るのが多分一番多かったと思うが、ともかく持っていると自分のツーリングを大変豊かなものにしてくれたのは間違いない。
携行必需品として、これから先のツーリングでも活躍するだろう。
高価なものではないので、ちょっと気になった人はお試しあれ。



この他…
車載工具を使うことが何度かありました。
車載工具は通常袋に収納されていて外側からどうなっているのか簡単に確認できません。
いざ使おうとした時に袋の中の工具が錆びてダメになっていたり、汚れが入り込んでぐちゃぐちゃになっている、という場合もあります。
年に一度くらいは袋から全て出し、異常がないか確認し、磨いて仕舞うことをおすすめしたいと思います。
以前TWのツールボックスの水抜き穴が塞がって、車載工具がサビだらけになった経験者のお話です。

2017年11月8日水曜日

2017年シーズンまとめ その3

ルートの話をもう少し。

自分にしっくりくるか、
感覚的なものの方がずっと大事なような気がします。
なぜか好きな道、なぜか合わない道って、人ごとにあるように思います。

頂いたコメントから抜粋させて頂きました。樹生さん、ありがとうございます。


どうやら自分は平野部を走行するのが向いていないらしい。
R275だけの話ではなく、R12とR275の間の平野部。石狩平野と呼称される部分。
相当前の話になるけど、十勝平野の道道探索をやった時もあまり向いていないと感じたことから、ほぼ確定の事実といえる。


ある程度アップダウンのある山の中の道を走るのが楽しい。
信号がなく、渋滞しておらず、交通量が少なく、路面状況が良い。海沿いは海が好きじゃないのでちょっと遠慮したい。
アスファルトを再舗装しても縦溝舗装(グルービング工法)されている場合は、路面状況は最低だと叫んでもかまわない。

グーグルマップを航空写真モードにしてメインルートを見てみる。
山の中を走っていない道というのは、白老⇔苫小牧のR36と……くらいしかない。
定山渓から支笏湖へ向かう時にR230を走るので、その区間も違うかと思ったが地図で見ると両サイドが思いっきり山だった。
湖岸の道は正確には山の中ではないが、洞爺湖も支笏湖も山に囲まれている。


ルートの選定・構築は実走してから決めていたが、これと言った基準があったわけではなかった。
今回のまとめでは基準がかなり明確になったのが嬉しい。

平野部は遠慮したい。
しかしあまり心配する必要はない。
北海道に平野部はほぼないから。
石狩平野、十勝平野くらいしかなく、道東はまず訪れることはないし、旭川や富良野のちょっとした平野部もそうだ。

もう一つ。
極力ピストンルートにならない事も基準のひとつになる。
今来た道をそのまま戻らないようなルートを構築するようにしている。
例えどれほど短いツーリングでも。走れオザキでも行きと帰りは違う道を走ることもあった。
来た道を戻るのが悪いというわけではない。自分のルートでも来た道を戻るルートはたくさんある。
それに、逆側から走らないとわからないことがたくさんあるのも知っている。

しかし、やはり周遊して、回って帰ってきたいのだ。
遠回り症候群でも言うのだろうか?
時間が、日没まで時間があれば迂回路を走り続け遠回りをしたい。

来た道を戻る。
潔く奥深く、そして自分には勇気のいる走りになるだろう。
いつか自分も、楽しめる日が来るかもしれない。

2017年11月5日日曜日

2017年シーズンまとめ その2

北上ルートは自分には向いていない…という話。
R12もR231もR275も、ついでに道央自動車道も、札幌圏から北上するルートはどれも自分には合わなかったという話。

r28だけしかルートがなかったので、増やしてみようじゃないか?

そうして始まった北方方面のルート探索は、尽く自分には合いませんでした という結果になった。
しかし気落ちしたとか残念に思ったということはない。
むしろすっきりしてしまった。
これ以上北に向かうルートを探索する事はない。断じてしまった。


モトグッチと銀塩カメラと
こちらではとても素晴らしくR275とR231のことを伝えているのだけれど、自分には向いていませんでした、ごめんなさいという次第。
R231は浜益から増毛までの湿潤トンネル区間が、R275は昔営業をしていたころから苦手だった。
北上し続けるルートというのは、北海道ツーリングをある意味象徴する道路でもあるというのに、それが苦手というのは何とも…

しかしこのお陰で南方方面のルート探索はずいぶん進んだ。
既存のルートをいくつか組み合わせて新しいルートを構築できたし、洞爺湖を展望するいくつものポイントを訪れることも出来た。

R393、羊蹄山、洞爺湖、R453(北湯沢)、R276(r695)。
このあたりはずいぶん走った。

地図を眺める。
羊蹄山を中心にぐるっと大きな円が描けた。



南は室蘭 西は黒松内 北は小樽 東は…千歳
この円の中を、たまに飛び出すこともあるけれど、もう何年も走り続けている。
まだ走り尽くしていない。まだ飽きていない。
どれだけ走っても新しい発見があり、まだまだ先がありそうだ。

メインルートの完成。
毎年その夢を見る。
嗚呼、来年は完成するんじゃないか
考えただけでわくわくする。

今年は完成しなかった。だからまた来年。
また来年、夢を見る。

2017年11月3日金曜日

2017年シーズンまとめ その1

書くことが溜まりきってしまう前に書き出すことにしました。
そうしないといつまでも書かない事になってしまう前例がありましたので。



2017年は総評として 前半はとてもダメだったが 後半はとてもよかった というものになりました。
前半=4月~6月 後半7月~10月

前半がとてもダメだった最大の理由は、6月の降水量が観測史上最高(192ミリ)を記録したからです。
ともかく雨、天候不順。
気温も上がらず、そういえば北海道では6月で氷点下の気温を記録した場所があったほどでした。
4月も5月も天気に恵まれず、体調や諸事情の影響もあり、これまでのバイクシーズンで最低の3ヶ月間だと思われます。

が、しかし
7月の夏至ツー後に天候は回復し、以後充実したツーリング・バイクライフを堪能することができました。
特に今年は9月の天候が素晴らしく、6月に味わえなかった暑さを十分に堪能した形になりました。


走行距離は合計で8743キロ。
CB1100が4672キロ。
TW225が4071キロでした。

史上最低を記録した前年の走行距離8291キロは上回りましたが、8000キロ台での終了は不本意。
前半の天気が…と悔やむ距離になり、また、そうでありながらここまで乗ったのはよかったのではないかという納得感もあります。

2017年10月28日土曜日

10月25日 ラストラン 二周目

台風一過。
よく晴れて、10月下旬とは思えないほどの陽気。
この次の休みは雨予報なので、今日が恐らく、多分(諦めが悪い)ラストランだ。

出発前にちょっとトラブル。
気が付けば最後に走らせたのは8月28日だったTW225。
チョークを引いてセルを回すと頼りない感じ。
しかもエンジンはかからない。
キュルル…キュルル…と何度か挑戦して、これはキック地獄突入か? と思っていた所で無事に始動。
インジェクション車に慣れてしまうと何とももどかしいエンジンの暖気。
張り付いたクラッチを引っぺがすためにレバーを何度か握り、定刻より30分ほど遅れて出発した。

2017年10月21日土曜日

10月19日 ラストラン

続々と届く雪の知らせ。
R230、中山峠ではすでに除雪車が出動したとの話も出ていた。

そんな10月中旬。
後志地方は最高気温12度、最低気温3度。
前日の仕事帰り、吐く息が白かった。
カラリと晴れた19日。
定刻に出発した。


今日を含めると今月の残りの休みは3回。
この時期に終日晴れの予報は珍しく(10月は降水量が多い)、そうであるなら心残りがないようなルートで、悔いのない走りをしておきたい。
これが今シーズンのラストラン、そうであってもよろしいと言えるような。



2017年10月13日金曜日

10月13日のツーリング 錦秋

昨日の自分に今日は良い日だったと言えるような一日。
天気予報は二転三転。
前日は深夜まで雨が降り、当日も雲が広がる後志地方。
気温も低い。
最高気温の予報が12度だっただろうか。
それでも道路の路面は乾いており、向かう先の胆振地方の天気予報は悪くない。
前日B勤にもかかわらず、起床予定時刻よりも早めに目を覚まし、体調も悪くない。
定刻に出発した。

2017年10月10日火曜日

次回ツーリング予告

13日の金曜日
定刻発、メインルート・ショート2の予定。
日没が17時なのでルートを詰めるか思案中

2017年10月7日土曜日

10月7日のツーリング r28

今日は北海道のほとんどの地域は午後から雨予報。
そんななかで後志地方だけが雨予報ではなかった。

後志 天気予報

天気図と雨雲レーダーをにらみ、r28で北上するルートを選ぶ。
というかこのルート以外今日は選択肢がなかった。

起床成功、定刻発。
今日は土曜日。そして巷は3連休。
天気はよろしくないが気温は高い(この時期最高気温は17度前後)。
散々迷ったがジャケットのインナーは冬用にした。
走り出せば涼しいだろうとの判断。

予想以上に混んでいるR5を抜けて、R337に入り、出来たばかりの当別の道の駅を目指す。
さぞや混んでいるだろうと思ったが、駐車場に入れないほどの盛況ぶりだった。

当別 道の駅 10時41分

これは日を改めたほうがよさそうだ。
別に欲しいものや食べたいものがあったわけでもない。
どんなものか見たかっただけなので、わざわざ激混みの中に入り込むことはない。

R275で当別に入り、r28へ。
踏切手前のセコマで昼食をとる。

今日は風が強い。
特に茨戸川を越えたあたりから横風がとても強くなった。
いつもなら昼食を展開して食べるのだがそれもやめておいた。
まだ開けてない缶ジュースが風で倒れるほどだ。


手早く昼食を済ませて走り出す。
国道と違いr28は空いている。
休日であれば多くのライダーが走るr28も、今日の天気予報のせいかほとんど走っていない。
曇り空の写真を撮る。

r28 望郷橋

曇っているという以外何も伝わりそうにない写真だ。
実際はもうちょっと日が差していて走っていると気持ちいい。
何よりまるで期待していなかった景色がよかった。

r28 12時20分

見頃はもう数日先になるだろうが、今の自分には十分だった。
空いている道に走りやすい気温。赤と黄色の景色。


突き当りのR451を西へ。
東の空は曇ったままだったが、西の空は明るい。

R451 黄金富士 12時36分
浜益地区は先の大雨で周辺道路の通行止があった。
R451では一箇所工事中、R231の雄冬のほうへは工事予告の表示があった。

浜益温泉は特に影響はなかったはずで、今日も通常営業。

浜益温泉

平日よりは混んでそうな感じだった。
今日は入らない。風呂道具は持ってきていないし、入って帰るにはちょっと時間が足りない。
下り坂の天気なので早めに帰宅したかった。


普段はめったに寄らない浜益のセコマで休憩を取る。

浜益のセコマより C場

向かいはキャンプ場で海水浴場で今の時期は遡上する鮭釣りの場となっている。
とても混んでいた。
駐車場は二輪には優しい設定になっていると思いきや、キャンプなどで終日駐車すると追加料金が発生する仕様。

空を見ると晴れているのは浜益だけで、R231の北も南も雲が広がっている。
札幌ではすでにちょっとだけ雨が降っているようだ。
うまい具合に避けて走れるか、それとも直撃するか。
直撃するだろうという確信があった。
こういう時は悪い方に当たるものだ。

暑かったので雨具は着たくなかった。
よって、対向車、特に雨具を着たライダーを見ないか降られるまで着ないことにして出発した。

順調に南下したが、厚田の手前で前方が霞んでいるのを視認。
ポツポツと降り出したのでここで雨具を装着。
以降、ほぼ休憩を取ることなく走り続けて出発地点まで戻る。



 走行距離は220キロほど。
10月は多分これくらいの距離がちょうどいい。

スマホのログの取得はアプリを2つ起動させることでほぼ問題解決。
今まではマッピングだけで記録していたログを、GPS Track Recorder (GPS移動記録)でも記録するとバックグラウンドでも取得するようになるようだ。
このへんはもう少し詰めていきたい。
というのもこれでも途切れている箇所が発生していたからだ。

あと、電波の無い場所でツイートを送信すると再送信の処理がエンドレスで発生しケータイの電波を取得できなくなる状態になるというのがわかった。
ケータイを再起動すると直るのだが、そうするとログの記録が分割されてめんどうなことになるので、電波のない場所でのツイートは控えたほうが良いということ。
上記の症状はZenFone3(ZE520KL)でのお話です。


なにはともあれ、久々にバイクで走った休日はとても充実したものでした。

2017年10月6日金曜日

10月3日の軽トラ移動 島牧村 泊川渓谷 その2

道道836号線に突入。
しばらくは舗装路で何かの施設のようなものがある。
その先は未舗装路となり、橋梁部分のみが舗装路の趣のある道となる。


r836 14時56分

r836は仮に開通していれば道内屈指の全長を誇る未舗装路道道になっていたかもしれない。
地図をご覧になればご理解いただけるかと思われるが、今金町側からも建設しており合流する予定だった。

国道の代替道が存在しない島牧村は、津波災害が発生した場合陸の孤島になる確率が非常に高い。
そういった意味からr836は開通させるべきではないか、という意見も多分あっただろう。
いや、川沿いに作ってしまったからあまり意味は無いか…

河鹿トンネルを抜けて、終点へ。


r836 河鹿トンネル 15時6分

すごい雨だった。
トンネル手前はあまり降っていなかったのに、トンネルを抜けたら土砂降りだ。
車から降りることが出来ないような降り方。

川の対岸には秘湯・河鹿の湯が存在するのだが、確認のしようもない。
ご覧の通り紅葉も始まっておらず何のためにここにきたのかすらもわからない。
地図アプリのマス目を埋めるために来たようなものだ。
バイクであればそれもまた楽しめるのだが…もうケツが痛くて軽トラのシートに座りたくないでござるという感じ。


来た道を何の感慨もなく戻り、ナビアプリ通りに運転していたら寿都方面に誘導されてしまう。
意味もなく遠回り。
寿都半島を走る。
前回走った時に通らなかった寿都市内のR229を走れたのはよかったが、お陰で時間を盛大に消費してしまった。

まっかり温泉に到着したのは17時16分。
とても疲れていた、とりあえず本当にケツが痛い。
バイクだとスタンディング走行で一時的にケツの痛さを解消できるが、車だとそんな芸当はできない。
そもそも車のシートでケツが痛くなることなど軽トラ以外ではありえないだろう。

平日の17時という中途半端な時間にもかかわらず、まっかり温泉は盛大に混んでいた。
地元の人と思われる方々ばかりだが、ともかく混んでいる。
いや、混み合ってきた。自分が入ってから続々と人が入ってきている。
洗い場は満員御礼。
そして皆、烏の行水。

自分は垢すりから露天を心ゆくまで堪能。
今日は寒く、露天風呂はぬるく、風が冷たくて最高に気持ちよかった。
そしてサウナ。まっかり温泉は羊蹄山とサウナ。

もう日が沈んだので羊蹄山は見えないが、サウナは関係ない。
小さくシンプルで余計なものは何もない、ザ・サウナ。
砂時計も音楽も流れない。
2段タイプ、ごついストーブ。以上。
全身から汗が流れ出るまで堪能して、脱衣場に戻るとあら大変。

こみあげる嘔吐感。
扇風機の風が当たるだけで気持ちが悪い。
久々の入浴とサウナで当たったらしい。
倒れて救急搬送だけは御免被りたい。
横になれればいいのだが、素っ裸でそれをやるとフロントに通報される。
椅子に座ってじっと待つ。
回復するまでじっと…

しばらくして、急速に回復したので水分と塩分を補給して休憩スペースで横になる。
ここで水分だけ補充すると体内の塩分が足りなくなってまた倒れそうになる。
いや、危なかった。
次回から気をつけよう。
そういえばまともに何も食べていなかったことにも気がつく。
バイクだと休憩をしっかり取るが、車だとだらだらと走り続けてしまう。


帰りは夜の羊蹄山をチラ見して。
島牧村は遠かった。

今日の移動ルート


追記
すっかり忘れておりましたが、本日はGPSのログが途切れることなく保存できました。
車だったためバイクの時より頻繁にスリープモードを解除していたのが原因かもしれませんが、ひとまずこれで様子を見たいと思います。

2017年10月4日水曜日

10月3日の軽トラ移動 島牧村 泊川渓谷 その1

10月3日は休日。
10月最初の休日。
前回のツーリング、9月22日から数えて3回目の休日になる。
その間の記事が何もない理由を書こう。

9月26日。
この日、絶好のツーリング日和だったこの日…起床に失敗。
目覚ましを掛けて起きたものの、目も開けられず布団から起き上がることが出来ない始末。
ツーリングから中三日で体力が回復しなかった、蓄積された疲労が限界に達したかと思ったが、後々考えてみると血圧が上がらなかったのが原因なんじゃないかと思われた。
この日は結局意識はあったが昼過ぎまで布団で過ごし、這い出して買い出し、そこからさらに寝て起きて、就寝時刻にまた寝るという、まさに寝て過ごした休日。
就寝時刻の少し前までくらくらする状態が続いていた。
自分は普段から血圧が低い。
上は100台、下は通常で80と70を行ったり来たりという感じ。
寝起き、午前中に計測すると上は100を切ることが多い。
そして、たまに上が80台という時がある。
この時はさすがに起き上がれない。
後々あれは 何だったのだろうと思い返すが、それは血圧が低すぎたんだろうと。
ちなみに血圧は年齢が上がるごとに平常値も上がるようになっているらしい。
高すぎるとよくないのは広く知られているが、低すぎて目も開けられないというのはちょっと珍しい。
低血圧で朝がつらいというレベルを超えてしまっている状態。
せめて目は開けれるくらいには上がって欲しい、自分の血圧。

9月29日。
この日は雨予報。
しかし起きてみて外を見ると地面は乾きかけている。
雨雲レーダーを見るとちょっと微妙。
でも路面が乾いているのなら出るべきだ。
前回の休日、秋晴れを無駄にしてしまったのだから、走れるのなら走るべきだ。
そう決意して身支度を整えてメットを被りガレージからバイクを出そうとしたら、外は雨だった。
容赦なく降っている。路面はすでにフルウェット。
準備したものを逆の手順で元に戻し、部屋に戻って羊蹄山が初冠雪というニュースなどを眺めて寝た…

そして10月3日。
週間予報では晴れの予報だった3日。
前日の予報で雨になり、当日は予報通り雨になった。
また雨だ。
9月26日の自分に「目を覚ませ!」と叫んでやりたい気分だ。
しかし今日は雨でも出かける予定を組んでいた。
紅葉探索と洒落込んでみたのだ。
場所は後志の秘境・島牧村。
泊川渓谷の紅葉を見るというのが第一目的。

第二目的はその道路、渓谷はr836沿いにある。
r836は悪名高き河鹿トンネルが有名だ。

第三目的はスマホのGPS機能のテスト。
自分の使用しているスマホはASUSのZenFone3(ZE520KL)で、ご存知のように最近公開しているツーリングルートは途切れている部分が多い。
これはスリープ状態で位置記録を行っている何らかのアプリが動作していないために発生している現象。
いまのところ取った対処方法は、アプリの最適化の解除・モバイルマネージャーの無効化・省電力設定の解除。
そして今回発見したのがアプリの設定→詳細設定→特別なアクセス→データ通信を制限しないアプリの項目だ。
ここでシステムを含む表示される全てのアプリのボタンをONに設定した。
どうやらこの項目、アプリの最適化設定とも結びついていて、最適化するとデータ通信も制限されるようになっている。
しかし最適化をOFFにしてもデータ通信の制限は解除されないままだ。

要約すると、一つの機能(アプリ)を複数の設定で制御していて、非常にめんどうだということ。

ともかくこれでダメだった場合有料アプリを購入してOS(Android)の基本機能そのものを制御するか無効化しないとダメそうなので、なんとかなっていただきたい。

第四目的は温泉。
道内の市町村で温泉施設が存在しないのは確か2市町村だけで、仁木町ともう一つは忘れてしまった。
島牧村にも温泉はもちろんあるが、多分今日はまっかり温泉に入るだろう。そういう気分で出発した。



出発は定刻よりも遅め。
車はバイクと違って天候も気温もあまり考えなくていい。
雨が降ったらワイパーを動かして、寒かったらヒーターを入れるだけ。
車の運転をまるで楽しめないので、島牧村までのルートもR5をひたすら走って黒松内でr523で入るという最短のルートを選択した。
雨は降ったり止んだり。
途中、羊蹄山を見ると山頂は雲で冠雪は見られない。

R5 羊蹄山 12時50分

同じ道をバイクで走ると楽しいのに、車で走るとまるで何も感じられない。
いや、苦痛は感じられる。
ともかく楽しいことからかけ離れているのは確かだ。
理由はわかっているので黙々と走る。

倶知安のホクレンセルフで給油と相当長い期間確認していなかったタイヤの空気圧をチェック。
燃料は満タンにしない。

トイレ休憩で蘭越の道の駅に着いてタイヤを確認したら異常を発見。
左前のタイヤがどう見てもへこんでいる。
手で押してみるとへこむ。柔らかい。
パンクしている。
他のタイヤは大丈夫そうだ。
しかし前タイヤがパンクとは…あまりないケースだ。
普通は前タイヤで拾い上げた物を後タイヤが踏んでパンクするのだが。

最寄りにGSがあることを確認したので、そこまで自走することにした。
なお、自転車用の空気入れは搭載しているのでスローパンクなら死ぬほどきついが入れながら走ることもできる。

GSに到着して空気を再度入れてみると、盛大にシューっという音がする。
とりあえずスペアタイヤに交換して対処という次第になったが、取り出したスペアタイヤには鳥の巣があった。
卵まである、割れているので孵化しているのだろう。
GSのおっちゃんが親切に裏の草むらに捨ててきてOKと言うので、ありがたくそうさせていただいた。

さて、パンクしているタイヤだが重症だった。
パンクというより、裂けている
タイヤの内側のサイド部分が大きく裂けて空気が漏れていたのだ。
このタイヤは車を買ったときから付いていたタイヤで、製造年月日は確認していないが、あちこちにクラックが入っていた。

別のタイヤの外側サイド クラック有り

どのタイヤも同じような程度で、そういえば買い替えを検討していたのだが忘れていた。
スペアタイヤも同程度の状態。

スペアタイヤ 写真から製造年月が2006年40週(10月くらい)と判明

早急に買い換える必要がありそうな数字なのは間違いない。
いや、間違いないと言う話ではなく、走行するのはやめたほうがいいというレベルだ。
バイクであれば自殺行為に等しい。
今回はどうにもならないので自走させて頂いた。
そう、目的を達するために。
ちなみに帰宅も考えました。あまり楽しいものじゃなかったので。


R5をひたすら走り、r523の月越高原では虹を発見。

r523 14時18分

あの虹の場所は猛烈に雨が降っているのがわかります。
快晴に見える写真も、そこらじゅうに雨雲がある状態。

トイレ休憩のほかは全て移動に費やし、もう運転もうんざりしてきた頃、ようやく島牧村に到着。

島牧村 r836入口 14時47分

長くなったのでその2へ

2017年9月26日火曜日

9月22日のツーリング 有珠山ロープウェイ その2

有珠山ロープウェイに乗ろう。
きっかけはシーニックバイウェイ北海道(支笏洞爺ニセコルート)に載っていた1枚の写真から始まった。
その写真の洞爺湖は素晴らしく、ぜひとも同じ場所から眺めてみたいということになったのだ。
場所がわからずシーニックバイウェイ支援センターに直接メールで伺ってみたところ

支援センター 伊藤様 ありがとうございます

丁寧な返答を頂きました。
この事実が判明したのが6月初旬。
写真はいつ頃撮影されたのか、というのも訊いておけばよかったと後悔したのが今。
ただ、空がずいぶん澄んでいるので6月か9月頃ではないかと思っていた。
真夏の空はもうちょっと霞んでいるからだ。

そういうことで6月からロープウェイに乗る機会を伺っていたわけだが、6月は記録的な雨でバイクに乗るどころではなく、7月は夏至ツーにより一日ツーリングの日が少なく、8月は夏を楽しんでしまった。
9月も天気の調子がよく、走ることに喜びを見出している自分には止まって景色を眺めることが難しかった
しかし、今日この後はもうチャンスがなさそうなことも理解していたので、とうとう実行へと移したわけである。

2017年9月24日日曜日

9月22日のツーリング 有珠山ロープウェイ その1

ああそうだ、結局のところ、バイクを走らせるのが楽しくてたまらないのだ。
走っているバイクの上こそが最高の居場所にほかならないのだ。
止まることなく走り続けることの喜び。
走ることに関しては色々試してみたが、これだけは変わらないままだ。
速く走ろうが遅く走ろうが変わらない。

でも、その事実は止まらなければわからないのだ。

2017年9月20日水曜日

次回!ツーリング予告!!

今月は前半に仕事が集中。7連勤後に6連勤というしんどい状況。
台風と19日の大雨の影響がどれほど出ているか。その被害調査もしたいのですがままなりません。
というのもまだ探索していない箇所がありまして

・冷水峠展望所 展望所周辺で伐採があったらしく良い展望が期待できそう
・落合ダム 少し前にどこかで何かの記事を見て行こうかと。大雨で期待は薄い
・壮瞥町 お前はまだ壮瞥町を何も知らないという事実。R37からR453を走って壮瞥町に入ったことが一度もないらしいということが判明。町内にいくつか探索箇所がありそう。

ここにきて南方方面の調査が浮上してきたのは嬉しい誤算。
天気が良ければ有珠山ロープウェイを狙いたい。

ともかくまずは好天を。

2017年9月15日金曜日

9月7日のツーリング 神恵内を訪ねて その4

寿都、歌棄のセコマで涼を取り国道229号線をまた走り出す。
難しいことは何もない。
道路脇から四足歩行の動物が横断していて、そいつがアライグマだとしてもだ。
実物を見たのは初めてだった。

2017年9月14日木曜日

9月7日のツーリング 神恵内を訪ねて その3

今回は長いです。

神恵内を訪ねているが、神恵内は素通りだ。
目的地は村の南。
サイト・旧道探索では尾根内トンネルが通行可能、新道は建設中という表示になっているが

尾根内トンネル 2017年9月7日 10時34分
現在は立派にコンクリで塞がれて侵入は不可能となっている。
場所はこちら


尾根内トンネル 位置

少々場所がずれているがこれはスマートフォンの性能の影響のためで、崖をよじ登ったり茂みに分け入ったわけではないので悪しからず。
どうにもZenFone3(ZE520KL)のGPSは性能が悪く、位置情報信号のロストや精度の悪さが目立つ。
なので位置情報の機能をメインにスマートフォンを使っている諸兄は、ZenFone3の購入はお勧めできない。

ともかく、本日の探索はここから開始されたわけだ。



2017年9月13日水曜日

9月7日のツーリング 神恵内を訪ねて その2

今回はめずらしく事前に情報を収集した。
というより、先送りし続けた作業を行っただけでもある。


すでにかなり古い情報になってしまっているが、こちらのサイトに詳しい状況は全て記載されている。



今日はその記載内容と現在の状況がどれほど違うのか、また、自分自身の記憶の確認なども行う予定とした。

立入り調査は行わない。
サイトの情報はそれほど詳しい内容であり、同じ事をするのであれば車と自転車が必須だからだ。

2017年9月10日日曜日

9月7日のツーリング 神恵内を訪ねて その1

休日前のある日。

いつものように情報の収集をしていると、弁財澗という単語が飛び込んできた。


弁財澗(べんざいま)と読む。
澗は(かん)とも読む。

ここでの澗は袋澗(ふくろま)を指す。
袋澗というのは簡単に言ってしまうといけすのこと。



弁財澗は神恵内村から泊村に向かうR229の途上にある袋澗のことだ。
このあたりは入江を改造した袋澗が残っており、現在の国道229号線はその入江の上に橋をぶっ建てて通過するようになっている。

どうしてここに橋をぶっ建てることを決意したのか?
実物の橋梁群を見るといつも計画を発案した人間を問い詰めたくなる、そんな場所だ。


旧国道、そして旧旧国道が今でも崖側に確認でき、詳しいことを資料、そして現地で調べつくしたいと常々思っていた場所だ。
そして先送りし続けられていた場所でもある。


今シーズン。
すでに日が短く、北方方面ツーリングルートの開拓も失敗に終わり、雲があれば有珠山ロープウェイに乗れない状態だったので、これ幸いということでr998、トーマル峠を走行して訪れることにしたのだ。

2017年9月4日月曜日

走れオザキ その11

今日は夏日だった


外は良い風が吹いている


走らない理由を、走り出す理由で埋めて


街外れまで、走り出す



行きは太陽が沈み

R5 17時47分


コーヒーを飲みながら眺めていた




辺りは急速に暗くなっていく

リアサスが硬かったので、その調整のために走り出したことをすっかり忘れていた



帰りは昇る月を見ながら



やはり、走って良かった

次は違う街外れまで

2017年9月3日日曜日

9月1日のツーリング

9月最初の休日。
晴天に恵まれた。

赤井川 冷水峠 9時55分

今日は久々にCB1100。
朝食を食べる気力がなく、走り出してから赤井川のセコマで食べる。

空冷1100cc 虫焼きグリル 四気筒

そろそろオイルクーラーに挟まっているこんがりと焼かれて炭になっている虫を除去したほうがいい。
パンを頬張りながらそんなことを考える。


晩夏と言うべきか初秋と言うべきか迷ってしまう天気。

空は高い。

倶知安町 羊蹄山 10時53分

風は北風。
羊蹄山は流れてきた雲を受け止めている。

この場所は国道から農道に入ってすぐの場所。
今日は撮影ポイントに先客がいた。

R393を挟んで反対側の農道

状況撮影用のデジカメで何を撮影していたのだろうか。
別に道警本部にチクったりはしないので、ゆっくり撮影したらいいと思う。
ダッシュで事故処理車まで戻らなくていいと思う。

まあ、それほど今日の羊蹄山は見事だったわけだが…

2017年9月1日金曜日

8月28日のツーリング その2

ともかく走り続けたい気分だった。

難しいこととは無縁の、アクセルを開け続けて走り続けられる道を走りたかった。
よほど遅くなければ車列に埋没してもかまわない。
そういう珍しい気分だった。


だから目の前にあるR37、国道37号線、胆振国道を走り続けた。




 豊浦から先のR37を走るなんていつ以来だろうか?
この道は年に一度走るかどうかという走行頻度だろう。

伊達市など自分の中では存在を忘れ去られていたほどで、この場所にこんな街があっただろうかと思ったほどだ。
大変に失礼な話だが、このへんは観光資源に優れているが走行資源に優れているわけではない。
いや、北海道らしい道路はあるのだが自分に必要な道路はないということだ。
めぼしい道道がないのである。



そんな中でr107の存在は際立っている。
室蘭環状線と言われるr107。
室蘭の北側と東側を走るこの道を、最初に走ったのはもう…何年前だろうか?

白鳥大橋とか地球岬とか測量山などの南側はたくさん情報が入ってくるが、このr107の情報はあまり入ってこない。
個人的にはr341と同じ位置付けをしているが、その意味に気付く人は少ないだろう。


ともかく室蘭と言えばr107。
どうしてここまで来てしまったのかはよくわからないが、他に選択肢はない。

そこそこに混んでいて、追禁区間もあり、見通しもいいわけでもないr107。
ただ、北側は郊外型の道路なので信号がなくスピードを出しやすい。

そうであれば当然期待できる。
対向車の熱いパッシング。
これほどの胸の高鳴りは久々だ!


自分の前には2台ほど車がいただろうか。
むろん今日の自分はスピードを出していない。
ダラッとした走行を求めている。
土地勘のない場所を走るのであればなおさらだ。


たまに嘘のパッシングもあるが、今日は真実を告げていた。





r107、16キロ地点だ。

r107 16キロ地点 うきうきサイン会

会場にはサイン用具一式を備えているバンが一台のみ。
サイン会場は狭く、追尾用車両を物理的に配置できないのだろう。
自分がテンションマックスで撮影をしている時に、きっとテンションがどん底のエクストレイル(白)が停まっていた。

草むらをかき分けて至近距離からの撮影を行いたかったが、ちょっと草が生えすぎている。
奴等は虫とマダニの驚異にどのように対応しているのか興味も湧いたが、ここで小一時間撮影に興じているわけにもいかなかったので、適当な所で切り上げて先を急いだ。



急ぐ必要があった。
室蘭を越えて登別の手前、幌別に到着したのが16時14分。
いつもの自分であれば考えられないことだ。

この先いったい何キロ走るつもりなのだ、と。

ここから後志まで帰るルートはいくつもあるわけではない。
日没前に帰るというのはどうやっても無理だ。

しかも困ったことに走るのが苦痛ではないのだ。
頭の中では急いだほうがいいと考えるものの、体はのほうはバイクを走らせるだけで満足している。

とりあえず国道をひたすら走って帰ればいい。

そう決めつけて、走り続けていた。


R36をただひたすらに札幌まで。

そこに何か面白みがあったのかどうか、今考えてもわからない。
ただ、曇り空で夕日もろくに見えないなか、たくさんの車が走る道路、その一部になっているのは悪い感じではなかった。
疲れていたが、もう走りたくないとは思わなかった。


でも札幌市内を走るのはさすがに勘弁してほしかったので、札幌南ICから高速道路へ。

金山PA 19時41分

ここ最近定番になりつつある高速道路の二輪駐車スペース。
走りきった感があった。
充実感に満ち満ちていた。
走行距離は381キロ。

日が短くなってから走る距離じゃあない。
でも、たまにはこういうのも悪くないと思う。




2017年8月31日木曜日

8月28日のツーリング その1

なかなか毎日の疲労が抜けない。
休日に休むのではなく、ツーリングをしているから当然とも言える。

それでも走り出す事をやめたりしない。
最近は特にただ走っているだけで何となく楽しいからなおさらだ。

2017年8月29日火曜日

8月17日のツーリング その2

深川ICで高速道路を降りると、眼の前の道路は探索対象のr79。

調査対象の道路はまずグーグルマップで探し始めることになる。
そのため道路に付帯する情報は必要最低限のものしか取得できない。

要は曲がりくねっているか、そうでないか
周遊できるか、できないか

この2点が可能そうであれば実際に走行してどうなのか、という判断を下す。
ときにはまったく事前情報を取得しなかったため、通行止だったり未舗装路だったりするわけだが、だからこそおもしろかったり、何とかなるTWでまずは探索したりしている。

2017年8月24日木曜日

TW225の修理計画 その25

オイルフィルターカバーのあたりからオイルが滲んでいる。



うっすら砂埃が付着している。

前回オイル交換をしたのは7月15日。
入れたオイルはホンダ純正のウルトラG2、フィルターも交換していて今回は初使用のユニオン産業の物を使用した。

どうやらこのフィルターに付属していたOリング(ゴムパッキン)がダメだったらしい。
破損していたのではなく、単純に形状に問題があったのだろう。
純正パッキンよりも太く、ごつい作りだったのを覚えている。

そうした次第でまだ交換してから1000キロも走っていないのにまた交換する事となった。
今回は全て純正品…オイルはカストロールにしてみた。





TW225用 オイル フィルター パッキン

以前はヤマハ純正オイル(当時エフェロベーシック 現ヤマルーブ)でも粘度が20W-40の鉱物油があったのだが、現在は10W-40のものしか扱っていない。

どのみちヤマルーブのオイルの中身はカストロールと一緒(だと自分は確信している)なのでかまわない。


ちなみに驚いたことが二つある。
純正オイルフィルターの形状がひだ状になっていたことと、純正フィルターとパッキンを買っても、社外品のセットの物と値段がほぼ変わらないことだ。

合計で1306円。
ウェビックで購入したのだが在庫を抱えていたらしく即座に配送された。
多分この先純正以外の物は買わないだろう。
TWのオイルフィルターはあらかた試してみて純正が価格・性能的に一番だと確信した。


オイルの方はさすがに粘度が高くなったので高回転域のもっさり感が増した。
とはいえカストロールGoの20W-40は悪いオイルではない。
TW225のエンジンにはとても良く合っている。
夏場に入れるオイルとしては申し分ない。

ニオイもいいのだ。
カストロールのオイルはどうしていい匂いがするのか不思議だ。


やらかしたこともあった。
オイルドレンボルトを開けたままオイルを投入するという、もう何も言えないような出来事だ。
幸いすぐに気付いたものの、真新しいオイルがドレンから排出されるという光景に衝撃を受けた。

まったく汚れていないオイルがドレンから排出されているんだぜ!

ちょっと救いようがない。
しかしお陰でトラブルを未然に防ぐ事ができた。

オイルが付着したチェンジペダルを拭いているとガタが出ていることに気が付いた。
ちょっと引っ張ってみると抜けそうになる…Oh!?

チェンジペダルを固定しているボルトが緩んでいたのだ。
原因はもちろん振動。

この部分は可動部分でもあるので定期的な増し締めをすることが望ましい。
ボルトの緩みは今シーズンに入って2回目。
前回はクラッチレバー固定ボルトだったはず。

シフトチェンジに違和感を感じていたので、多分これが原因だろうと思ったが

違った

なかなかNが出ない。
特に踏みつけて、2からNに入らない。

クラッチレバーの遊びも調整してみたがこれもダメ。
オイルが合わないかとも思ったが、ウルトラG2でもカストロールGoでも変化はない。


とうとうクラッチプレートかスプリングに問題が出始めるのだろうか?
まだ3万6千キロしか走ってないのに。

リアサスの件もあり、こちらももう少し様子を見たいと思われます。

2017年8月23日水曜日

8月23日 夏の忘れ物

定刻を少し遅れて出発

空いっぱいに広がっている低い雲
衣替えしたレギュラージャケットでちょうどいい気温


赤井川村 冷水峠 道の駅

夏が忘れ物をしたらしい
今日はそれを探しに出たのだ

しかし見つかりそうもない


羊蹄山も見えず、ニセコ連峰も見えない

落胆した
ニセコパノラマラインは雲の中だ


でも、諦めない
R5を走って、羊蹄山の西側を回って南下する



雲が途切れだした
風は西から吹いている

地上はあまり風が強くない
でも、雲の流れはとても早い
上は風が強いのだろう


羊蹄山麓を離れる頃
忘れ物を見つけた



赤色を除く全ての色がそこに在る
と言いたいけれど、手前にはススキがゆっくりと傾こうとしている


その光景がウソのような暑さ
嬉しくなる

空は青く 空気は暑く そして風は涼しい


望む全てがここに在る
メインルートを走る


ジャケットのベンチレーションを全開にして走る
停まれば暑く、走っているとちょうどいい

最高だ


太陽が眩しい


ちょっと寄道をして






洞爺湖へ



今日は波がある




途中、とうとう暑くてやってられなくなり


アイスをジュースで流し込む
これで一気に冷却
たまらない!



北湯沢から一気に空気が変わって、少しひんやりしたものが混じる

それでもまだ十分に暑い

走る
タイヤの溝以外の全てが在る
TWのフロントタイヤはもう厳しい
急に切れ込むのが玉に瑕だ


r695



この道が気に入っている
自分でも気が付かなかった
走るのを楽しみにしている
特に陽が傾きだしたころ

何の変哲もない道だ
コーナーが多いわけでも、高低差があるわけでもない
舗装が一部新しくなっていたことに驚いたが

ともかく気に入っている
何が、と言われても説明はできないが
何となくいい それでいい

ここは、そういう感じでいいと思う



羊蹄山の東山麓を久々にr97で走り



また、赤井川へと帰ってきた



忘れ物は、見つかりました。