2015年11月14日土曜日

2015年シーズンラストランその3

11月12日と13日は連休でした。
天気予報では両日ともに晴れの予定だったのですが、12日は夜に降っていた雨の影響が起床した9時ころまで残っており路面はウェット。
また左肩が尋常じゃないくらい痛く、疲労の溜まりきった身体はともかく睡眠を欲し何度も寝ては起きるという怠惰そのものな1日を過ごす事になりました。

しかし今は本来であればシーズンオフ。
シーズン中は雨でも降らないかぎり休日の予定は全てツーリングで埋め尽くされており、何年か前には5月から9月まですべての休日に雨が降らず、ひたすらにバイクに乗り続けたところとうとう身体の方が悲鳴を上げて強制休養を取ったことがあったほどでした。
なのでかように怠惰な休日を過ごそうともまったく問題ではない、はずなのです。

そう、ツーリングの予定を立てていなければ…

だがその怠惰な1日で体調は完全に元通り。
翌11月13日の金曜日、絶好の晴れ。
前日に雨はなかったが最低気温は0℃を記録したとのことで、路面凍結の心配から出発は10時ころ。
予定は真狩温泉に入浴するという単純なもの。
ルートは当初の予定ではひたすらR5を走りニセコでr66に入り温泉に到着。
帰りは元来たルートをそのまま帰るという選択でしたが、最終的に羊蹄山麓を1周して倶知安からR393を走り赤井川経由で帰ってくる周遊ルートと化しました(全ルートはツイッターで公開)。

出発前に心配だった仁木町大江から始まる稲穂峠の路面凍結はなく、気温もどんどん上昇して10℃を超えるような走りやすい状況でした。
しかしもう11月のしかも平日、この間のツーリングでもそうでしたが走っているバイクは自分くらい。
見かけることもないだろうと思っていましたが倶知安峠でフルカウルのツアラーモデルと思われるバイクとすれ違いました。
普段はまったく挨拶をする事などないのですが、この時はお互い絶妙のタイミングで挨拶を交わしました。

まったくこのクソ寒い中よく走るな(笑)

多分お互いそう思って挨拶を交わしたと思います。
相手はミラーシールドのフルフェイス、自分はクリアシールドですがサングラス着用のフルフェイス。
表情はわかりませんが仕草がそういう感じでした。
嬉しい気持ちもありますが呆れてる感じもある、
馬鹿なことを一緒にやって楽しんでいる、まあそんな感じの気分だった、、、ような気がします。
悪い意味は一つもありません。

そうそう、それともう一つ。
倶知安までの途中、前を走るセダンの車に道を譲られました。
普段であれば追い抜いて引き剥がすという選択でどちらも問題なく済むのですが、追い抜いても速く走る気がない場合に道を譲られた場合はどうすればいいのかと思案しました。
今回は路面凍結とR5のネズミ捕りの都合から追い抜きを拒否したのですが、もっとうまい方法はなかったものかと思った次第です。

そんな事を考えながらセイコマで昼食をとり再び走り出しました。
やはりそれなりに寒いのでトイレ休憩が多いです。
羊蹄山を左に見ながら走っている最中よい撮影ポイントがあったので一枚。

R5、羊蹄山北西側
すでに薄っすらと雪化粧の羊蹄山。
この間のツーリングではまだ山頂のみの冠雪だったのですが、昨日の雨は羊蹄山では雪だったのかもしれません。
今日は空気が澄んでいて山麓のどこでも羊蹄山をよく見ることができました。

ニセコビュープラザの交差点を右折してr66に入り、温泉のほぼ真北にある村道を走り到着しました。
周辺で工事をしておりr230経由で訪れると少し回り道をしなければならなかったのでこれはラッキーでした。

真狩温泉。
驚かされたのはその景色。
駐車場から景色がじつに、じつによかった。

真狩温泉駐車場より
北側と違い南側は雪化粧がありません。
北側の倶知安はいつも風が強いですが、南側の真狩はじつに穏やかです。
温泉もこの景色が楽しめます。
内湯はガラスが曇っているのでまあそこそこなのですが、露天はこの写真のままの羊蹄山を見ながら湯に浸かっていられるという極楽仕様。
刻々と雲が形を変えて流れていく様を眺めながら時間を忘れて湯に浸かる。
浴場も洗い場もいつもいく浜益温泉よりやや狭いですが、この絶景を見られるのであればまるで問題ありません。
客数は平日の昼過ぎであれば割りと入っている方でしょうが、最大で自分を含めて4人で皆様長湯せずに出ていきました。
自分は湯に浸かりながら羊蹄山を見過ぎた挙句、サウナを堪能しすぎて血圧が上昇。
心臓がバクバクしてきたため脱衣場のベンチでひっくり返ってみました。
いやー、ここの露天の景色は危険すぎますね(笑)
サウナも4畳ほどのスペースで狭く、恐らくほとんどの人は特筆に値しないと言うのでしょうが、むき出しのパイプがなんとも言えない味を出していて自分はすごく好きでした。
ただ温度がややぬるい。
90℃よりも低く上段でも汗が出始めるまで時間がかかりました。
泉質は普通…効能もよくあるもので塩化物泉だったような気がします。
その他の設備も市町村で運営(もしくは委託)している他の施設と変わりはない、自分好みの温泉でした。
ちなみにここは源泉100%ですが湯温が33℃ほどなので加熱していたと思います。
ともかく景色!それが全て!見とれてのぼせるレベルの極上の景色!
もうワンチャンスあれば今度はカブで行きたい、それほどの温泉でございました。


して…
長湯の結果温泉を後にしたのが思いの外遅くなりましたが、稲穂峠で凍結がないのであればR393で帰っても問題無いだろうと判断。
それにどちらにしろこの時間であれば日が落ちる時間帯に峠を越える事になり、そうであれば周遊してしまえとなったわけです。
この結果前回のツーリングで走らなかった羊蹄山麓東側のr97を走り、京極から北側のr478を走って倶知安からR393赤井川経由で戻ってきました。

R393の頂上のトンネル、赤井川側の出口の路肩には小さな雪の塊がありました。
路面も終日晴れていたにも関わらず濡れている箇所があり、いよいよバイクで走行する事は困難な季節になったようです。
どうしても走れる状況にあると乗ってしまうわけで、危険もあるので10月ですっぱりと任意保険は切るべきだろうと思った次第です。

無事に帰宅はしましたが、温泉で上がったすべての体温をすっかり奪われての帰宅となりました。
しかし良い走り、よい温泉だったラストラン?
もしかしたらまだ続くのかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 昨日は知られたのですね。
    天気もよく、冬ならではの空の澄んで突き抜けた青がまぶしいです。
    羊蹄山も美しいですね。
    真狩温泉、よさそうですね。温泉巡りの趣味のない私ですが、ちょっといってみようかな…という気になりました。

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    1. 市町村で運営しているような、宿泊施設を伴わない温泉施設を訪れるのは自分のもう一つの楽しみです。
      真狩温泉はよかったです。景色が(笑)
      露天風呂はこの時期であれば虫がいないのもよかったです。自分は車を所有していないのですが持っていれば冬場の真っ白な羊蹄山を眺めながら湯に浸かるというのもじつに良いのではと思いました。

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