2015年4月5日日曜日

TW225のハンドルバーを交換してみて

TW225のハンドル交換後の感想になります。
自分のTW225(以下TW)はこれまでメーカー不明のメッキトラッカーハンドルブレース無しを装着しておりました。
これはショップにハンドル交換を相談しにいった際に見ていたカタログから選んだもので、ケーブル類の交換が一切必要のないハンドルバーでした。
ノーマルハンドルに比べて若干高く手前にきているもので、ハーディーのロードバーで例えると「WIDE」に近いものがありました。
このハンドルバーは長時間走っていると持病の腱板断裂の症状がひどくなるという欠点以外特に不満の無いもので、特にスタンディングで林道を走るときは絶妙な位置に手があるハンドルバーだったのですが、TWを長距離ツーリングマシンとしてしまったためどうしてもそちらの用途を優先するべく変更する事になりました。

交換候補はネットで調べてハーディーのロードバーにしようと決めており、実際に注文していたのですが・・・
何を勘違いしたのかMEDIUMではなくLOWを買ってしまい装着不可能となり断念しました。
LOWではどうしてもブレーキホースの取り回しに無理がありケーブル類も交換しなければ装着はまず不可能です。
無理に取り付けることもできますが、何か不具合が出てもおかしくない取り付けになってしまうでしょう。
というわけで懐も寒くなり、もう一本ハンドルバーを買うような資金もなかったので某通販の激安アルミバーハンドルを注文しました。
取り付けは特に問題は無く、ハンドルバーへの穴あけもケーブル類の取り回しも無理があるようなところはありませんでした。
装着図
ご覧のとおり自分はハンドルバーに色々付けるものが多く、以前のハンドルバーにはブレースもつけておりました(以前のハンドルは全長が長かったので余裕があった)。
このハンドルバーは全長が短くなったのでブレースをつける余裕が無くなり、スクリーンの取り付けにやや余裕がなくなりましたが実走行してみて特に困った点はありませんでした。
それよりも問題はライディングフォームの大幅な変更を余儀なくされたというものでした。
簡単に書くと常時若干の前傾姿勢を強いられるというもので、今まで乗っていたTWのライディングフォームのイメージと実際のフォームのイメージがかけ離れすぎていて混乱してしまったほどです。
今自分が何に乗って走っているのかわからないというほどで、これに乗って役所まで行く途中あたまのなかにずっと「?マーク」があったほどです。

しかし慣れとは恐ろしいもので、赤井川から倶知安へ国道393号を走っている最中には問題なく走らせることが出来るようになっていました。
でもあたまのなかの?マークは依然として消えません。
7年も乗ってきたバイクのポジションがいきなりとんでもなく変更されてしまっては仕方ないかと思ってますが、完全に慣れるにはもう少し時間がかかりそうです。

変更後の効果ですが、まずハンドリングが軽くなりました。
これは実際の重量自体が軽くなったのが一番の影響です。
材質がスチールからアルミになり、長さも短くなったのでかなり大幅な軽量化となりました。
また、今までコーナーではニーグリップよりもハンドルを使って車体を傾けていた傾向にあったのですが、このハンドルバーではしっかりとニーグリップをして体重移動させないと曲がらなくなってしまいました。
バイクとの一体感が増したといえば聞こえはいいのですが、以前のある程度適当で上半身にゆとりがあってばったりと車体が倒れている感が割りと好きだったのでちょっと残念な気分になりました。
例えるなら以前はオートレース的な車体の倒しかただったのが、今はSSバイクみたいな倒しかたになってしまったというわけです、極端な表現ですが。
ですので攻めたてて走るような時はいいですが、だらっとひたすら長距離を走るにはあまり向いていない感じになってしまいました。
ただ、腱板断裂的にはこちらのほうが圧倒的によくて、それなりの距離を走っても左肩が痛すぎて頭痛が止まらなくなり終いには吐くという症状は出なくなりました。
ポジション的にはきつくなったけど長距離を走るときに症状が出ないので楽にはなった、というが総合的な評価になってしまうのでしょうかね。

来年はもう一度ハンドルバーを購入する予定で、そうすればもうちょっとアップなポジションにかわるはずなのでその変化も楽しんでみたいと思っています。

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