天気予報は二転三転。
前日は深夜まで雨が降り、当日も雲が広がる後志地方。
気温も低い。
最高気温の予報が12度だっただろうか。
それでも道路の路面は乾いており、向かう先の胆振地方の天気予報は悪くない。
前日B勤にもかかわらず、起床予定時刻よりも早めに目を覚まし、体調も悪くない。
定刻に出発した。
ルートは予定ではショート2。
しかし天候次第でざくざくカットする方向で考えていた。
ともかく洞爺湖を目指し、あとは日没までに帰ってくる。
10月下旬なみの気温との予報だったので、防寒装備にはずいぶん気を使った。
もはやキルトインナーツナギを装着し、貼付けタイプのカイロ、ハクキンカイロも使用。
早々に雨が降り出したので、以後レインスーツをツーリング終了まで着用。
つまり、晩秋仕様の第一種防寒装備となった。
この装備なら外気温が2度の状態で札幌から旭川まで夜間走行することも可能だ。
冷水峠で雨雲の動向を探る。
赤井川 冷水峠 10時5分 |
ちょっとダメっぽい。
いや、すごくダメっぽいだろう。
霞んでる部分は所謂降雨状態。
羊蹄山麓の南側はどうなっているのかわからないが、雨雲レーダーでは降っていないということになっていた。
冷水峠展望所はちょっとした晴れ間になっている。
同地点 同時刻 |
お気づきかと思われるが、冷水峠は色付いている。
赤、黄、橙、茶、緑
今年の紅葉は大当たりするのがわかっていた。
今年の夏は暑かったから。
アイスを冷たい飲み物で流し込むような暑さを楽しめたなら、秋の彩りも楽しめるようになっている。
去年はまったくダメだった紅葉。
だから今年は楽しみにしていた。
小用のために赤井川の道の駅へ。
赤井川 道の駅 10時31分 |
曇天のため撮影が難しい。
晴れていなくても景色だけで十分に楽しめるのだが、写真からそういうイメージは湧いてこない。
紅葉の見所はいくつもあるが、R393メープル街道もそのひとつだ。
R393 轟橋 10時39分 |
R393の紅葉は今が一番の見頃だろう。
昨日は風も強かったのだが散ってはいない。
とりあえず曇天下での写真撮影はかなり練習する必要性がありそうだ。
倶知安までの道程で、十分以上に堪能できた。
素晴らしい紅葉。
途中、雨がポツポツ。
まだ路面は大丈夫だが、降ったり止んだりを繰り返す。
羊蹄山は山頂に雲の冠。
倶知安 羊蹄山 10時57分 |
いつもの脇道から。
ニセコパノラマラインはどうやっても無理そうだ。
いつものように倶知安のセコマにて昼食を取りながら、そう考える。
ホットシェフの新製品、豚肉&きくらげ玉子丼を頬張りながらそう考える。
アツアツかと思ったら意外に冷めている。
味は濃い目。次があれば温めて貰おう。
ニセコパノラマラインを走らないのであれば、羊蹄山東側を回って南下するルートでいい。
京極町で道道、農道、国道のどれかを選択し、実は一度も訪れたことのなかったサイロ展望台に寄って洞爺湖へ。
倶知安をたって早々に雨となり、難しく考えることのない国道ルートを選択。
ルスツの道の駅で一度休憩を取る。
ルスツ 道の駅 12時11分 |
路面は濡れているが空は晴れてきている。
平日だが道の駅はどこもそこそこに混んでいる。
時間がないわけではないが、時間の余裕はあったほうがありがたいので先を急ぐ。
R276からR230へスイッチ。
雲は少なくなり、路面は乾いてきたが、風が強く冷たい。
サイロ展望台は、強風と言っていいような状況だった。
メットを脱ぐと、かなり寒い。
しかし、来てよかった。
R230 サイロ展望台 12時44分 |
場所的に壮瞥公園の対岸ということになる。
どちらの景色が好みかはちょっと甲乙つけがたい。
洞爺湖西岸にはもう一箇所ビューポイントの探索地点があるのだが、そこは次回にしたいと思う。
R230を下って洞爺湖へ。
洞爺湖畔 r578 12時58分 |
洞爺湖の紅葉はまだ早かった。
あれだけ強かった風も、湖畔ではそよ風程度。
湖畔の道路をゆっくりと走り、紅葉の進み具合を確かめる。
西岸よりも東岸のほうが進み方が遅い。
r132の写真ポイントはまだかなり先にならないと色付かないようだ。
洞爺湖東岸 r132 14時4分 |
洞爺湖を周遊し終わって14時を少し回った程度だったので、温泉街を回って北上して帰宅するルートを破棄。
壮瞥からr922、R453で北湯沢へ。
以前から気になっていた国道から見える鳥居階段の調査をしてみることに。
北湯沢 鳥居階段 14時37分 |
夏頃に一度探索しようと考えていたが、草がすごすぎて秋頃にしようと思っていた場所だ。
国道からここまでは砂利道で意外に砂利が深い場所がある。
スタンドは砂利の下にめり込んで転倒する危険が大。
自分はめり込み防止プレートを常備しているので問題ないが、普通は持ち歩かないのでこちらも注意が必要だ。
川岸…にかかっていた謎の橋もここからアクセスできる。
向こうまで渡った所でどうなると言ってしまうような橋で、間近で見ても何に使っていたのかはわからなかった。
さて、鳥居だが、この場所から国道をもう少し進むと北湯沢三峯神社がある。
なので旧社か分社だと思っていたが、そうではなかった。
階段は草どころか木が生えてきていて、それらをかき分けながら登らなければならない。
夏はチェーンソーでも持参しない限り登るのは無理だろう。
だが、登ってみたら驚いた。
思わず あっ! と言ってしまうほどに。
鳥居階段の上 14時40分 |
地面は赤色の絨毯だった。
奥には石碑が鎮座していた。
何か由来に関するものは出てこないかと検索してみたが、実地探索をされたものが一つだけ。
日付が2011年5月6日となっている。
植樹されたのか自然に増えたのかはわからないが、6年で周りの木々は随分成長したみたいだ。
中心の山神の石碑の後にも小さな山神の石碑があり、その後ろに大きな木が生えている。
多分松だ。
賽銭箱と鈴がなくなり、周囲は木々に埋もれるようになってきている。
いったいどういったものなのか。
北湯沢に関しても調べてみたが、これとはっきり結びつくようなものは出てこなかった。
ただ、あまりにも鮮烈な赤と緑のコントラストが綺麗だった。
階段の上、顔を上げれば…という次第。
R453からR276へ。
目の前には鈍足の観光バスが走っているが、r695があるので泣くことはない。
今時まだこんなに排気ガスを放出するバスが走っているのかというバスの後でも、r695に入ってしまえば大丈夫。
r695 尻別岳 羊蹄山 15時19分 |
r695もまた紅葉は見頃を迎えていた。
行きはR276だったので、帰りは道道との間の農道を走る。
東側から見る羊蹄山。
農道より 羊蹄山 15時36分 |
畑には種が落ちて咲いたのだろう、可愛らしいヒマワリがいた。
農道からr478に入り、倶知安から再びR393へ。
今日はどこでも給油していなかったので、燃料の残量が怪しい。
少し惜しいが、R393の上りを加速しないで走る。
行きに見た紅葉、帰りはまた違う紅葉。
待っていた景色。
それを存分に楽しんで、今日はお終い。
新しい発見もあり、次の楽しみも得た。
#myalltracks— 此先松倉 (@konosakikurai) 2017年10月13日
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赤井川セコマで今日はお終い
今日のツーリングルート#此先松倉 pic.twitter.com/kcpFs7RubH
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