R230、中山峠ではすでに除雪車が出動したとの話も出ていた。
そんな10月中旬。
後志地方は最高気温12度、最低気温3度。
前日の仕事帰り、吐く息が白かった。
カラリと晴れた19日。
定刻に出発した。
今日を含めると今月の残りの休みは3回。
この時期に終日晴れの予報は珍しく(10月は降水量が多い)、そうであるなら心残りがないようなルートで、悔いのない走りをしておきたい。
これが今シーズンのラストラン、そうであってもよろしいと言えるような。
ルートは南方ルート。
洞爺湖展望箇所の探索が残っていたので、それを含めたルート。
前回と同じ道を走っても楽しいが、違いがあっても楽しいし好ましい。
そうした理由から珍しくR393を走らずに、R5を走って倶知安まで南下してみるが、稲穂峠のトンネル周辺で舗装の張替え工事に捕まってしまう。
片側交互通行で待ち時間も長い。
トンネル内で待機する事になり、これは失敗と思ってしまう。
当然その後の交通の流れは悪い。
稲穂峠の紅葉は進んでいるが、自分の期待よりは進んでいない感じ。
赤味が少ないからそう思うのかもしれない。
稲穂峠 R5 P場 10時33分 |
今日も倶知安のセコマで早い昼食を取る。
ただしいつものセコマではなく、R5の自衛隊の駐屯地近くのセコマ。
ホットシェフに期待したのだけど、時間が早かったのでまだ何も作っていなかった…
いつものセコマはこの時間でも用意されているのだけど、ここのセコマは違うらしい。
パンを2つ、温かいお茶を1つ。
あまり寒くはない。
外気の侵入は完全にカットされているうえに、発熱体(カイロ)を2つ使っているためだ。
余談だが最近の使い捨てカイロは揉む必要はなく、昔より遥かに薄く、暖かく、長時間発熱する。
去年買った物がまだ余っているので使っているが、古いと発熱時間が短くなるのでちょっと注意が必要だ。
新品だと12時間近く、1年落ちでも8時間ほどは発熱するので、秋の短いツーリングなら十分だ。
これまた余談だが、ハクキンカイロの燃料のベンゼンの蓋を緩めたままで、数年分のベンゼンが揮発してしまい残念なことになってしまった。
昼食を済ませて走り出す。
R5で羊蹄山麓西側を駆け抜ける。
写真は撮らない。
半月湖に寄りたい衝動に襲われるが、今はともかく走り続けたかった。
蘭越方面に向かい、そこからr32・r914・r702を走り豊浦へ。
上r32 下r914 |
胆振の秋は後志より遅いとはいえ、このあたりは赤味が少ない。
豊浦発電所付近はもう少し赤味があった。
r702 豊浦発電所 12時33分 |
r604からニセコパノラマラインを経由していないので豊浦着がかなり早い。
R393で倶知安に向かうより、R5を走ったほうが早いというのも今回のツーリングで分かった事実だ。
R393で倶知安はそれなりの速度で走り、R5は鈍速といってもいい速度だったので単純な距離の問題だろう。
急ぐ時はR5。選択肢は多いほどツーリングにはいい。
今日は日差しを受けたかったのでセコマで休憩。
ここから先は道路探索の開始になる。
サミットで有名になったウィンザーホテルに立ち寄ってみたいと考えていた。
道は細い道が複雑に絡んでいて、ナビに全てを任せることにしたらとんでもない道案内をされた。
お陰で走っていなかったr97への連絡道路を走れたり、山の中のよくわからない細い道を走れたりした。
グーグルマップのナビはちょっと使用を控えたほうが良いかもしれない…
さて、ウィンザーホテルに到着したのだが、駐車場より先にバイクを進める勇気はなかった。
ホテルは基本的にスイートルームしか存在しない高級ホテルで、ライダーがくることを想定されていない。
目的の景観はホテルの先にあるのだが、ライディングレインスーツを着込んだ怪しいおっさんが歩き回ると警備員に捕縛されかねない雰囲気しかない。
というわけで諦めてその場を後にしたのだが、あとで調べてみると遊歩道が設置されており、ホテルがあるこの山(ポロモイ山)の一等三角点まで歩いていけるということらしい。
これで次回のツーリングもここへ訪れることがほぼ決定された。
ホテルからはわりと大きい道路を走りR230へスイッチ。
今日は湖畔を周遊しない。
そのままr2でいつもは走らない洞爺湖南岸を抜けて壮瞥町へ。
ホクレンセルフで給油を済ませて、国道を進み壮瞥の道の駅へ入る。
多分…入ったのは初めてではないかと思う。
自分はだいたいホクレンセルフからr519に入るか、そのままR453で北湯沢方面へと抜けてしまう。
休憩はセコマで取ることが多いので、ここの道の駅を利用する機会は少ない。
今日利用するに至った理由は、ホクレンセルフにやたら道の駅を推す表示があったから、という程度の理由。
割りと混雑している道の駅。
トイレがあって自販があってベンチがあり、一階はお土産が売っている。
興味深いのは2階で、有珠山と昭和新山に関する資料室のようになっていること。
ロープウェイに乗った時に見た資料よりも詳しい感じがした。
少し見て道の駅を後にする。
おみやげも購入。
壮瞥りんご 果汁1% |
と、これで今日の目的は達成。
帰路のルートも難しくない。
前回走らなかったルートを選択していけばいいだけだ。
その前にちょっと寄り道。
北湯沢の山神石碑を国道より撮ってみた。
北湯沢 R453 山神石碑 |
鳥居の奥に建物があるのはわかっているが、そこまで調べていない。
当然私有地だとちょっとやっかいなことになるからだ。
気になったのは建物の奥で、赤くなっている部分。
ズームで撮影してみた。
じつに見事に色付いている。
河原と、そして川に落葉がひらりはらりと落ちている。
ここは来年への課題、探索予定地としよう。
今年また訪れるかもしれないが、もう少し日が長くないと厳しい。
R453からR276へ。
今日はr695は走らない。
前は空いている。
いつもそうだが、喜茂別に入ると気温がぐっと低くなる。
羊蹄山ビューポイントで一枚撮影。
R276 15時5分 |
予想よりも日の沈み方が早い。
また日没が早くなっている。
もう休憩は取らないほうがよさそうだ。
温かい飲み物は飲んでいる最中に冷たくなり、飲んだ分はすぐに出るハメになる。
休憩とトイレの繰り返しになり、走るのがきつくなるから。
寒いわけではない。
吸い込んだ空気が冷たく、飲み込んだ唾液が冷えていて喉がいたいのが厳しい。
だけどそういう空気の方がエンジンが良く回る。
これは気筒数が多いほど感じられるだろう。
そして水冷よりも空冷のほうが。
R393を走り赤井川村へ入ったら気温は7度だった。
日が落ちる前に、家に帰ろう。
走行距離:295キロ
— 此先松倉 (@konosakikurai) 2017年10月19日
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