久々にエンジンをかけようとしたらかからなくて焦る。
バッテリーの電圧も低下していたのだけど、アクセルを開けてセルを回さなければエンジンがかからなかった。FI車なのに。
7月にTWが戻ってきて以来となる。
TWで理解したライディングがCB1100でも出来るのか。
答えはすぐに出た。大丈夫。
赤井川村 冷水峠 10時6分 |
台風が来て地震が起きた。
メインルートはどうなっているだろうか。今日はそれを確かめるために。
鍵は無くさないよう処理をした。
音が鳴って光を反射して手首にひっかける |
キーホルダーが好きじゃないのだがキーレス途方に暮れるのはもうご遠慮願いたい。
R393からr604、r66のニセコパノラマラインへと繋いでゆく。
コーナーを駆け上がってくるGSX-R |
観光客は一人もいないガラッガラのニセコパノラマライン。
この駐車場もいつもは車がいるけど今日は自分一人きり。
写真のライダーはたまたま撮影している時に入ってしまった方で、無理のないリーンウィズでコーナーを駆け抜けていった。
r66からr32、r914に入り少しだけ道路探索をする。
上泉橋 12時57分 |
r914からr702、そして豊浦に到着。
豊浦発電所 斜面が崩れている |
倒れた木や崩れた斜面がいくつも見受けられた。
あの大雨やあの強風、あの台風。それらの傷もまだ癒えないままでさらに傷ついていく。
いつの日か元に戻るのだろうか?
洞爺湖を周遊している最中に力尽きる。
へたりこんでしまった。
今のライディングフォームは体力を著しく消耗するのはわかっていた。
TWで300キロちょっと走っただけで帰ったらへたり込むくらいなのだから。
CB1100では200キロ。
その距離で長い休憩を取ってようやく走り出せるくらい。
走り出してもすぐに疲れる。
乗り方は同じで車体重量と出力が増大すれば疲労は増える。道理だ。
それでもこの日はR276を走って帰ってきた。
一番遠回りな道を走って。
羊蹄山を見て赤井川村に帰ってきた。
羊蹄山 赤井川村 道の駅 17時46分 |
だけど、最後の最後にやってしまう。
ガレージ前で停車して左側に傾いた車体を踏ん張って支えることができなかった。
左リアウインカー破損 左ハンドガード破損 |
あとは例によってエンジンガードが傷ついたがそれはどうでもいい。
エンジンガードがなかったらエンジンカバーがえらいことになっていただろう。
燃料満載で車体を起こすのも非常に大変だった。
ある角度から急激に重くなって車体が持ち上がらないのだ。まあ自分が非力だというのもあるが。
ウインカーはレンズだけではなく本体も割れているのでアッセンブリ交換。
ハンドガードはステーが無事だったので以前ダメにした物から外しておいたカバーだけ交換してみた。
車体の引き起こしで全身の筋肉を無理やり使ったので強烈な息切れを起こしてガレージで矢吹みたいな体勢で長いこと座っていた。
なんというか…自分の責任で起こした事もそうでない事も、立て続けに嫌になる事が続いて何もかも嫌になってしまった。
作業しようとしたら20回も呼び戻されてまったく何も進まずに終わってしまったくらいに嫌になった。
つまりその程度で済むことだというわけだ。
まったく後ろを見ないで猛烈にバック駐車してきたプリウスにバイクごとコンビニの壁に挟まれたわけじゃない。
翌日全身筋肉痛に襲われたけど、そんなの3日もすればもとに戻る。
またオートバイを走らせるだろう。
ダメなところは改善して、再び走り出すだろう。
何しろ自分にはそれしかないのだから。
まだ、走ります。
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