2017年3月29日水曜日

4月4日のツーリング予告

4月最初の休日は4日火曜日。
現在の天気予報は…

ピンポイントくもり予報

胆振地方は3日も終日くもり予報が出ているため、多分雨ではないけど天気は良くない感じになりそうです。
気温は最高気温が10度を超えているので、この時期にしては暖かい方でしょうか。


ツーリングルートはいくつか候補があります。
メインルート系ですと…

この時期特有のルートだとr604を走り岩内町を経由して尻別川沿いのr267を走るルート。
これはr66のニセコパノラマラインが冬期通行止になっているための代替ルートとして春先によく走るルートです。

あとは羊蹄山西回り・東回りの2つのルート。
西回りのR5を走るルートならばr32で豊浦町まで南下するルートも考えられそうです。
東回りの場合はr97(かその脇の町道)を走り・・・


地図を見ていて閃きました。
札幌の小林峠を迂回するトンネルを調査する目的と、昨シーズンほぼ工事中だったR453美笛峠の調査を一気にどうにかできるルート。




自分にとって洞爺湖とr604を諦めるというのは相当珍しいことになります。
r695は外せませんがw

走り慣れないルートだと休憩を取るタイミングが難しくなるでしょう。
日没も早く気温も低い。
ましてやシーズン初のツーリング。
困難だけど楽しい。
そうであればよいツーリングになると思います。

2017年3月28日火曜日

TW225の修理計画 その22

もうバイクシーズンが始まろうとしているというのに、まるで足りていない体力と気力。
なんということだ!
嘆いても仕方ないのです。
とりあえず話だけでも進めましょう。


ワイヤーインジェクターについてはちょっと調べてみました。



アストロプロダクツの公式動画で、自分はまったく同じ物を使っているにも関わらず同じ結果にならない始末
ノズルを突っ込むゴム部分がもうダメなんですかね…まだ数回しか使ってないのですが。
コツがあるとかワイヤーとの相性とか、漏れる! ダメだ! 俺には向いていない! との意見もあります。
慣れが必要とか、偶然うまくいくとかという意見も。
新しいワイヤーを購入して古いので練習したほうが良さそうかもしれません。


チェーンへの給油は見送りました。
こっちは調べてみるとしっとりしていて冬期保管前にやっていたようです。
これ以上給油すると飛び散ってひどい事になるでしょう。

というわけで、TWの乗り出し前のメンテはこれにて終了となりました。
いくつか部品交換をしているのでテスト走行を予定しておりますが、体力と気力の問題があるのでツーリング初日にぶっつけ本番の可能性も高い状態。

あと、バッテリー端子内の板ナットが抜けてしまう問題をちょっと改善してみました。

出てこなければ何でもいいんだ

ビニールテープで覆っていたのですが、すぐに剥がれてしまうので何かないかなーと考えていました。
別に接着剤で固定してもよかったのですが、何かあった時に困る可能性があったのでこういう形になりました。
この板ナットがなくなるとバッテリーケーブルを固定できなくなるので、出先で紛失するとそこで終了となります。

そんな事なんてないだろうと思うのですが、整備中にポロッと落としてバッテリーケース内に落ちてしまい、逆側の端子も外して回収するっていうハメに一度なっているので念のためというわけです。

そういえばシートを固定して大丈夫かどうかもテストしてませんでした。
色々変更しているので不安の尽きないTW。
車検と修理の兼ね合いからまったく手を付けていないCB1100。

4月は忙しくなりそうです。

2017年3月23日木曜日

TW225の修理計画 その21

そろそろ軽トラのタイヤ交換でも、そう考えていたら外が真っ白になりました。
名残雪なんていうレベルではなく、気温がやや高い真冬仕様の降雪です。


気力と体力が戻ってきたのでガレージ作業を再開。
今日はクラッチワイヤーのグリスアップを予定。
時間があればチェーンもやりたいけど、きっとクラッチワイヤーで手こずるので無理だろうなと思っておりました。

そしてまさにその通りの結果となり、まことに残念…

このXT200用純正OPのハンドルカバーがめんどう

多分現在ラインナップされているセロー系エンジン搭載車両のブラッシュガードが同じ物のはずなのですが、在庫があるのかないのかはっきりしない状態。
そろそろ取り付け部分がおかしくなってきているので、新しいのを購入したいのですが、次のウェビックのセールで買ってしまおうかどうか。


さて、自分ははっきり言ってこれ以上ないほどにワイヤーのグリスアップが苦手です。
ワイヤーインジェクターも持っているのですが、これが派手に漏れるので毎回床に叩きつけて破壊したくなる衝動に駆られます。
こんかいもこの役立たずが!と絶叫してワイヤーからもぎ取りまして、ワイヤーとケーブルの隙間からワコーズのメンテルーブを流し込んでやりました。

画像はなし!
何しろ油まみれの惨事故にご容赦願いたい。

流し込んでも逆側から出てこない…出てこない…
仕方ないから組み付けちゃいますか。
レバーとか古いグリスと何かが混ざっておかしいことになってるし

ラフロさんのラリーショートレバー

パークリかけてウェスで拭き取ってすっきり。
組み込むのは難しくない、手順さえ間違えなければ問題は起きない。

ブラッシュガードの左側のゴムのダストブーツを取り付け忘れる痛恨のミス

全部取らないとダメだし! しかもクラッチワイヤーの根元側からいまさらオイル流れてきてるし!こんちくしょう!本当にコンチクショウだ!

とりあえずもう一度ばらしてワイヤーに注油できる状態で作業を終了しました。
次回までに何か手がないか調べてみます。

2017年3月17日金曜日

TW225の修理計画 その20

今日はフォークシールクリップの清掃。
フォークブーツをめくり上げてメンテ箇所を確認します。

右フォーク側

オーマイガー…
これは予想以上に汚れている、何かまた虫の死骸でも入り込んでいるんじゃないかと思いましたが、クリップを外してウェスで汚れを拭き取ると新品同様の状態になりました。

グッドコンディション

このクリップに錆が発生すると、回り中に錆を撒き散らしてひどい事になりますので、ちょっとでも錆びたら即座に交換したほうがよいです。
自分はまだ大丈夫と言い聞かせて錆被害に遭いました。

その教訓から前回のメンテの時にグリスまみれにした挙句、ベアリングのボール部分にグリスを塗りたくるようにしてみたのですが、これがうまくいったようです。
ただ、使用したグリスがリチウムグリスでシールを侵さないか心配だったのですが、とりあえず大丈夫だったようです。

今回はゴムを侵さないシリコングリスを使用。
シール部分の汚れは綿棒を使って清掃し、メタルラバーを吹いてクリップをグリスまみれにして装着、さらにその上からもグリスを綿棒で塗りたくってやりました。

錆びるより全然マシ

インナーチューブにグリスが付着して汚れを呼び込み動きが悪くなるというお話は間違いではありませんが、錆がインナーチューブにも移ってシールを痛めてオイル漏れをするよりマシという方向でメンテなので問題はありません。

クリップは取付方向があったのですが、毎回忘れてしまい今回も変な方向に付けてしまった恐れがあります。
そこは多めに見て…

今日はもう一つ作業をしました。
サイドバッグを取り付けた時にサイレンサーのヒートガードがバッグと擦れて塗装がはげてしまったので、バッグとの間にガードを付けようと思っていた物です。

なんというひどい…

ひどい見た目なのは説明する必要がありませんね。
接着が微妙でしたので後日確認します。

2017年3月16日木曜日

TW225の修理計画 その19

乗り出し前の点検作業は毎年これのお世話になっています。

はじめてのヤマハTW

サービスマニュアルも持っているのですが、この本は基本的なメンテを抜き出してまとめて書いてるので非常に便利です。
必要なトルクなんかはサービスマニュアルから調べて書き込んでいるので、この本だけである程度は対応できるようになってます。

休日にしては早く起きたものの、寒の戻りらしくさむい。
結局できたのはエアクリーナーエレメントの清掃だけという始末でしたが、やってよかったと思えるメンテでした。


TW225のエアクリーナーエレメントはいまどきめんどうな湿式です。
前回の交換は2013年10月19日となっておりました。
湿式タイプは洗って再利用が可能なのは周知の事実ですが、洗う手間、洗剤やケミカルの用意、作業後の処理を考えると新しいフィルターを買う方がよいと自分は考えます。

で、前回の交換の時にフィルター用オイル(激安2ストオイル)を付けすぎたらしく、しばらくの間エアクリボックスのドレンにオイルが溜まり続ける事態となりました。
そこから今日この日までエアクリボックスを開封しないままでいたのですが、本の開いたページのメンテ内容がエアクリエレメントの清掃、目の前にはすでにシートを外した状態の車体。
これは開けないわけにはいかないなー、というわけで開封。

TW225のエアクリーナーボックス

写真はある程度清掃してからのもので、下の部分にオイルが堆積していました。
ボックスの蓋のほうがよりオイルの付着が多かった感じでした。
そんなことより問題はフィルター。

フィルター上部の白い部分が問題

接写は避けました…その白い部分の黒い粒はカメムシの死体です。
うっすらと漂うカメムシ臭…まだ臭いがするってことは死んで間もないのでしょうか?
それとも臭いが染み込んでいるのでしょうか?とりあえずジーザス!と叫んでみました。
死体を処理するのはそう難しくないのですが、オイルが染み込んだ死体のパーツがフィルターとカバーのあちこちにあって…羽がそのままの形で出てきたりとか、耐えきれませんね。まったく。


フィルタースポンジは油まみれにされていただけあって加水分解の進行度はまあまあという感じでした。
個人的な好みとして持ってあと1年くらいかと。
フィルターの下の方に溜まっていたオイルを全体的に塗り広げるようにしてから元に戻しました。

次回はフォーククリップの清掃を予定。こいつも油まみれにした記憶が…

2017年3月15日水曜日

TW225の修理計画 その18

もう修理計画ではなくシーズン前メンテとなっていますが、細かいことは気にせずにいきましょう。


中性洗剤(うちはキュキュットを愛用)で洗ったリザーバータンクキャップとダイヤフラムですが…

キャップの裏側がひどい

ダイヤフラムから漏れたフルードに侵されて塗装がはげています。
しかしこれはかなり前からの事。
TWは大抵の車種には入っているキャップとダイヤフラムの間のプラスチック板がありません
このためフルードが大変漏れやすくなっております。
どうにもなりません。
漏れたフルードに侵されてダイヤフラムは痛む上に、取付用のネジまで侵される始末です。
そのネジもプラスの溝が浅くて高精度のプラスドライバーか最初から舐めたネジを回す用のドライバーを使用しなければならないほどです。

ダイヤフラムは1度新品に交換し、キャップのネジは2回交換しているはずです

現行車は改善していると信じたい部分ですね。
パッキンにもなっているダイヤフラムをしっかりと密閉するべく、ドライバーに体重を乗せて締め込んでやりました。
いつかマスターシリンダーを交換する日が来そうで怖い…



さて、予告していたチェンジペダルラバーの交換ですが、何故交換するのかと申しますと、ラバーの外側のゴムだけがどこかに行ってしまうためなのです。

手前側に注目

輪っかが一つ足りてないのがわかるでしょうか?
純正のゴムもNTBのゴムも何故か一番外側の部分だけちぎれて行方不明になります。
ちなみにこの部分の交換は2回目、レバーは一度交換しているので実質3回目の交換となります。

交換方法ですが…無理矢理ちぎるしか自分には思い浮かびません。
前回どうだったのか忘れましたが、今回はこのように

ズタズタ

ペンチとニッパーでやってやりました。
取るのはかなり苦労しますが入れるのは2秒で終了します。
はい、ゴムの中にシリコンスプレーを吹いて入れればすっぽり入ります。


TWはこれで予定していた部品交換と修理が終了となりました。
次回からは乗り出し前の点検作業を予定しております。

2017年3月14日火曜日

TW225の修理計画 その17

暖かい日が続き融雪が進んでいる後志地方。
歩いているとその暖かさも感じられますが、風邪で失われた体力が戻ってきているのも感じられます。
まだかまだかと待ち焦がれた…わけではなかった大変なオフシーズン。
それもあと半月で終了しようとしております。
ひざの間にボールを挟んでニーグリップに使う筋肉を鍛えつつ、メンテの方も進めております。


今日はブレーキフルードの交換。
最低でも年に1度は交換しましょう。
面倒くさがって後回しにするとピストンが固着してさらに面倒な事になりますので。

いつものスタイルで作業開始します。

容器はウォッシャー液の物です

固定用バンドが錆びていてキャリパー側に差し込んだシリコンチューブを固定できなくなっていたので、グリスをかけて対処。
フルードでやられたようですね…

リザーバータンク内のフルードはあまり汚れておりませんでしたが、ブレーキフルードは定期交換すると決めているので容赦なく交換します。
あと、エア抜きも目的の一つになります。
今回もフルードの抜き始めにエアが混入していました。
転倒してバイクを起こす際にブレーキを握るとほぼ確実にエアが混入します。
今回のは林道ゲートでひっくり返った時に入ったものでしょう。
CB1100のクラッチのようにいつのまにか入り込んでいるケースもありますが…

フルードの交換方法はここに書かなくても情報が溢れているので割愛。
リザーバータンクキャップとダイヤフラムは中性洗剤で洗った後に組み直すので、それまでは以下のようにして放置しておきます。

物干し竿用の洗濯バサミ

開放状態のリザーバータンク内にゴミや埃の侵入を防ぐためではありますが、じつはが入るのを防ぐ目的でもあります。
時期的に少し早いですが、5度を超えると奴等は動き出します。まったく油断できません。

次はキャップとダイヤフラムを組み付けてから

チェンジペダルラバー

こいつの交換をしたいと思います。

2017年3月12日日曜日

TW225の修理計画 その16

今回はブレーキパッドの交換とピストンの揉み出し作業です。

交換するパッドはその11で書いたNTBのブレーキパッド。
取り外したパッドと厚さの比較をしてみたのですが…

左NTB 右外したパッド

まったくと言っていいほど減ってませんでした。
ブレーキパッドの交換記録は残っていなかったのですが、純正パッドは2011年の乗り出しに際してエボリューションブレーキパッドに交換していたはず。
そこからこのオレンジのハイグレードに交換。
購入記録を調べれば走行距離も推定できそうなのですが、そこまでするのが面倒だったのでやめておきます
調べてみたところ、2012年9月4日にEV-263Dを注文、ハイグレードのEV-263HDは2013年12月7日の注文でした。
そのため、HDの使用開始は2014年のシーズン開始からと推測され、13847キロ走行したはずなのですが…それだけ走ってこれしか減っておりません。



パッド表面の比較もしました。

材質が結構違うようです

実際の所は走り出してみないとわかりませんね。
溝の本数が少なくなっていますが、本数が多くても水がかかったら効かないんじゃ意味がありません。

取付はまったく問題がありませんでした。

ちゃんと付きます

ちゃんと付くのが当然かと思われますが、そうではない事もあったりするのです。
パッドは向きがありますが、同じ向きのパッドが入っていたり、ラベルに記載されている物とは別物が入っていたりという物もあります。
恐ろしい話ですが事実です…開封してからだと手遅れなんていう事になり高いパッドだと発狂してしまいそうです。

しかし、このパッドの塗装の色は何とかならなかったのだろうか…
地味な上にダサい!
まあキャリパーを付けてしまえばほとんど見えないのでいいのですが。


ピストンの方はやや問題がありました。
TWのフロントディスクブレーキのピストンは異径2ポッド。
大の方のピストンはレバーを握ると出てきましたが、小さい方は出てきません。
これはいつもの事なのですが、この状態を放置すると割りと簡単にピストンが固着します。
メタルラバーを吹いてマイクロファイバーのウェスで磨き、ピストンツールでぐるぐる回して清掃が完了したらピストンを手で押し込む。
手で押し込めるというのが一種の基準である、、、と自分は思っています。
CB1100のリアブレーキのピストンはまた別の話ですが。


揉み出し作業は手が油まみれになるので写真はありません。
次回はブレーキフルードの交換を予定。

2017年3月8日水曜日

TW225の修理計画 その15

今回はエンジンをかけてしまうと熱くて交換不可能なプラグの交換です。
純正プラグはNGKのDR8EAで、今回もこのプラグを使用しました。
以前にイリジウムプラグも使ったことがありましたが、自分にはまるで違いがわからなかったので以降ノーマルのプラグを使い続けています。

プラグコードを引き抜いてエアブローガンでプラグホールの回りのゴミを盛大に吹き飛ばしておきます。
プラグレンチで緩めて後は手で回して抜いていきます。

取り出したプラグと新品のプラグ。

ちょっと黒すぎるかな

最近チョークを引いた状態でのエンジン始動ばかりなので仕方ないかと。
電極は特に異常は見当たりませんでしたが、プラグ側のネジ山にゴミというか何かのカスみたいなのが盛大に付着していました。
カジリ防止に何か塗布したのかもしれませんが…嫌な感じがしました。

プラグを入れる時は必ず指で回して締め込んでいき、回せなくなってからプラグレンチを使用します。
こうしないとネジ山をダメにしてしまう可能性があり、ここのネジ山がダメになるとシリンダーの交換になってしまいます。
すでにネジ山では痛い目にあっております。ネジ山に対しては女性よりも慎重に扱わないといけないと思っております。


交換後にエンジン始動を確認。
セルの回り方が弱々しく、そろそろ走って充電しないとダメかもしれません。
次回はブレーキパッドの交換、ピストンの清掃あたりをやろうかと思っています。

2017年3月6日月曜日

TW225の修理計画 その14

なんということだろうか。
すでに3月が始まって6日も経過している現実。
まだ完治していない風邪。
衰えた身体。
こんな状態で4月に走り出せるのだろうか?
走り出す以前に起き上がれる気力と体力が足りてない。

しかし、何とか捻り出して本日は作業をしてみました。
春はもうすぐそこですからね。



まずはその13で書いた症状をどうにかしなければなりません。
作業をしないあいだに色々と考えてみましたが、基本の中に答えを求めてみました。
・燃料
・電気
・空気
ガスと火花と圧縮とも言いますが、エンジントラブルの原因を見つけるための基本です。

今回のトラブルはアイドリングの不調。
エンジン自体は動く。
アクセルの反応は良好。
となると、高回転時に何かが不足しているわけではないらしい…と仮定。

燃料の観点からキャブに何か不具合があるか
電気だと交換したバッテリーが怪しい
空気だと修理したマフラーが原因だろうか
もしくは複数の要因が重なっているかもしれない。


結局トライアンドエラー、虱潰し作戦しかないという結論になりまして、まずはバッテリーから始めてみました。


端子の根本から液漏れしているバッテリーを車体に取り付け、セルを回してエンジン始動…始動…始動しません!!!
とうとうエンジンすらかからなくなったのかと焦りました。
エンジンがかからない時は鍵、キルスイッチ、燃料コック、ガソリン残量、電圧という感じでチェックしていきますが、今回はガソリンコックがOFFになっていて前回の作業終了時にきっちりキャブ内のガソリンを消費していたのが原因でした。

トラブル続きで思考が嫌な方にしか向かないのもありますが、あまりにも初心者じみたミスに恥ずかしさを覚えました。

気を取り直してエンジン始動。
バッテリーを交換しても症状は変わらず。
となれば液漏れしているバッテリーに用はないので、リチウムイオンバッテリーに戻しました。

バッテリーではないとすると燃料。
供給に問題はなさそうなので、パイロットスクリューの調整ではなくアイドリングスクリューでの調整を行ってみました。

TW225 アイドリングスクリュー

写真中央の指先のやつがそれなのですが、今まで一度も回したことがありません。
アイドリングが不調になった事が無かったためです。
マフラーを交換した時でさえも調整が必要なかったくらいでした。
なのでこれを回して問題が解決するとは思えなかったのです。

しかし問題は解決してしまいました、そう、あっさりと。


締め方向、つまり右に回してアイドリング回転数を上げると、チョークを引いた時の聞きなれたアイドリングの音がするようになりました。
こういういつもと同じ感じというのはとても重要な判断材料だと自分は思っています。
エンジンが暖まるのを待ってチョークを戻してみてもストールはせず、音も安定しています。

直った。
その事は素直に喜べたのですが、どうしてこうなったかという原因は謎のままになりました。
小人の仕業か、バイク屋の仕業か、ガレージに何者かが侵入してのイタズラか…
何しろ自分で触っていない、身に覚えがないので思い当たるのはそういった類の事になってしまいます。
とりあえず原因の究明は放置する事にして、次の作業に移りました。



アイドリングが安定しないと出来ない作業、オイル交換。
修理の過程で暖気は済んでいるのでドレンとフィラーキャップを外してオイルを抜き、抜いている間にフィルターの交換を行いました。

TW225オイルフィルター

左がモノタロウのヤツで右がNTBの物です。
どちらもフィルター交換の時に必要なパッキンが付属してくるのですが、モノタロウのやつはパッキンのサイズが合わなかったので使用できませんでした。
しかし、フィルター形状はモノタロウの方が優れていると思いました。
NTBのは純正準拠で単なる金網なのですが、モノタロウのものはヒダ状になっておりスラッヂが付きやすくなっています。
ただ、オイルの流れ的には純正形状の方が優れていると思われます。
ベスラやアルバのフィルターも使ったことがあったのですが、形状がどうだったかまでは思い出せません。
そこまで性能差があるわけではないので、好みの問題になってしまいますが。

オイル&フィルター交換時に必要なオイル量は1.1リットル。
入れすぎると抜くのは困難ですが、少ないと足すのは容易です。
なのでウルトラG2を盛大に1リットルだけ投入してアイドリング。
エンジン停止後、少しまってからオイルレベル窓から確認すると足りないことがわかりました。
TWでは稀ですが、CB1100だと抜けが悪いのか多い時があるので油断できません。
100ccほどの追加オイル(これはUTC)を入れてから同じ事をして、オイルレベルを確認して問題がない事を確認。
確認、これがとても大切。

原因がはっきりしなかったものの、問題が解決して作業が進んだ事がとても嬉しい、そんな一日となりました。