2017年3月6日月曜日

TW225の修理計画 その14

なんということだろうか。
すでに3月が始まって6日も経過している現実。
まだ完治していない風邪。
衰えた身体。
こんな状態で4月に走り出せるのだろうか?
走り出す以前に起き上がれる気力と体力が足りてない。

しかし、何とか捻り出して本日は作業をしてみました。
春はもうすぐそこですからね。



まずはその13で書いた症状をどうにかしなければなりません。
作業をしないあいだに色々と考えてみましたが、基本の中に答えを求めてみました。
・燃料
・電気
・空気
ガスと火花と圧縮とも言いますが、エンジントラブルの原因を見つけるための基本です。

今回のトラブルはアイドリングの不調。
エンジン自体は動く。
アクセルの反応は良好。
となると、高回転時に何かが不足しているわけではないらしい…と仮定。

燃料の観点からキャブに何か不具合があるか
電気だと交換したバッテリーが怪しい
空気だと修理したマフラーが原因だろうか
もしくは複数の要因が重なっているかもしれない。


結局トライアンドエラー、虱潰し作戦しかないという結論になりまして、まずはバッテリーから始めてみました。


端子の根本から液漏れしているバッテリーを車体に取り付け、セルを回してエンジン始動…始動…始動しません!!!
とうとうエンジンすらかからなくなったのかと焦りました。
エンジンがかからない時は鍵、キルスイッチ、燃料コック、ガソリン残量、電圧という感じでチェックしていきますが、今回はガソリンコックがOFFになっていて前回の作業終了時にきっちりキャブ内のガソリンを消費していたのが原因でした。

トラブル続きで思考が嫌な方にしか向かないのもありますが、あまりにも初心者じみたミスに恥ずかしさを覚えました。

気を取り直してエンジン始動。
バッテリーを交換しても症状は変わらず。
となれば液漏れしているバッテリーに用はないので、リチウムイオンバッテリーに戻しました。

バッテリーではないとすると燃料。
供給に問題はなさそうなので、パイロットスクリューの調整ではなくアイドリングスクリューでの調整を行ってみました。

TW225 アイドリングスクリュー

写真中央の指先のやつがそれなのですが、今まで一度も回したことがありません。
アイドリングが不調になった事が無かったためです。
マフラーを交換した時でさえも調整が必要なかったくらいでした。
なのでこれを回して問題が解決するとは思えなかったのです。

しかし問題は解決してしまいました、そう、あっさりと。


締め方向、つまり右に回してアイドリング回転数を上げると、チョークを引いた時の聞きなれたアイドリングの音がするようになりました。
こういういつもと同じ感じというのはとても重要な判断材料だと自分は思っています。
エンジンが暖まるのを待ってチョークを戻してみてもストールはせず、音も安定しています。

直った。
その事は素直に喜べたのですが、どうしてこうなったかという原因は謎のままになりました。
小人の仕業か、バイク屋の仕業か、ガレージに何者かが侵入してのイタズラか…
何しろ自分で触っていない、身に覚えがないので思い当たるのはそういった類の事になってしまいます。
とりあえず原因の究明は放置する事にして、次の作業に移りました。



アイドリングが安定しないと出来ない作業、オイル交換。
修理の過程で暖気は済んでいるのでドレンとフィラーキャップを外してオイルを抜き、抜いている間にフィルターの交換を行いました。

TW225オイルフィルター

左がモノタロウのヤツで右がNTBの物です。
どちらもフィルター交換の時に必要なパッキンが付属してくるのですが、モノタロウのやつはパッキンのサイズが合わなかったので使用できませんでした。
しかし、フィルター形状はモノタロウの方が優れていると思いました。
NTBのは純正準拠で単なる金網なのですが、モノタロウのものはヒダ状になっておりスラッヂが付きやすくなっています。
ただ、オイルの流れ的には純正形状の方が優れていると思われます。
ベスラやアルバのフィルターも使ったことがあったのですが、形状がどうだったかまでは思い出せません。
そこまで性能差があるわけではないので、好みの問題になってしまいますが。

オイル&フィルター交換時に必要なオイル量は1.1リットル。
入れすぎると抜くのは困難ですが、少ないと足すのは容易です。
なのでウルトラG2を盛大に1リットルだけ投入してアイドリング。
エンジン停止後、少しまってからオイルレベル窓から確認すると足りないことがわかりました。
TWでは稀ですが、CB1100だと抜けが悪いのか多い時があるので油断できません。
100ccほどの追加オイル(これはUTC)を入れてから同じ事をして、オイルレベルを確認して問題がない事を確認。
確認、これがとても大切。

原因がはっきりしなかったものの、問題が解決して作業が進んだ事がとても嬉しい、そんな一日となりました。

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