2017年9月13日水曜日

9月7日のツーリング 神恵内を訪ねて その2

今回はめずらしく事前に情報を収集した。
というより、先送りし続けた作業を行っただけでもある。


すでにかなり古い情報になってしまっているが、こちらのサイトに詳しい状況は全て記載されている。



今日はその記載内容と現在の状況がどれほど違うのか、また、自分自身の記憶の確認なども行う予定とした。

立入り調査は行わない。
サイトの情報はそれほど詳しい内容であり、同じ事をするのであれば車と自転車が必須だからだ。




定刻よりも早く出発したというのに、R229は多数の鈍行車両により渋滞が発生。
r998の入口、古平のセコマに到着した時点で相当疲れていた。

古平セコマ 9時43分

休憩を取るつもりはなかったのだが、気分転換の必要を感じたため。

空に薄い雲がたなびいているが、気温は結構高い。
このため走っていて気持ちがいい。もちろん鈍行車がいなければ、だが。


いつ、どの時間、どんな理由で訪れても空いているトーマル峠。
古平と神恵内を結ぶ以外の理由は何もなく、観光であれば誰もが積丹半島を周遊するだろうし、海岸線沿いの集落に住んでいる人達も基本的に国道を走る。

だからいつも空いているトーマル峠。
今日も当然空いていた。

トーマル峠 大雪崩大橋

トーマル峠は地図で確認すると多数のコーナーで構成されているバイク向きの道に見えるが、縦溝舗装によって何もかもが台無しになっている。
また、これは個人的な感想だが雰囲気がよくない。
普段山の中の道路を走っている時のよい感じがしないのだ。
このため、トーマル峠はあまり走ることもなく、感想もよいものにならない。

今日もそれは変わらなかった。

また、今日は工事が行われており、あまりにも車通りが少ないため交通誘導の人間が仕事を半分放り出しているような状況にも遭遇した。
気持ちはわかる。だが行っていいのかダメなのかわからないのはちょっと困る。


一応道路探索もやっており、新しい発見もあった。
砂防ダムの発見だ。

トーマル川第2号砂防ダム 10時22分

砂防ダム自体は何も珍しいものではないが、複雑な魚道が整備されていてそちらはちょっと珍しいかと思った。


砂防ダムと魚道

遡上するサケの魚影はまだない。
気温が高く虫の襲撃にあいながらの撮影。
当然メットは脱がないままだ。


r998を神恵内村に入るちょっと手前。
古宇川にかかっている赤い橋を見て思い出した。



神恵内村 古宇川と巻渕橋

シャケオヤジだ。
かつてこの橋のところで写真を撮影して、今まさにバイクを発進させようとしたその時、自転車で前に立ちふさがり『シャケいるだろ!シャケ!』と叫ぶオヤジに遭遇したのがこの場所だった。
シャケオヤジの存在は自分の中で忘れがたいものになっているが、どこで遭ったのかはすっかり忘れていた。

そう、忘れていたのだ。
この場所を。


シャケオヤジ遭遇地点

この景色、そして橋が良くて撮影していた。
今も昔も。
遡上するサケを見ていたわけではない。

もうこの場所はシャケオヤジ地点、橋はシャケオヤジ橋、川は…もうやめよう。



人には忘れ去りたい記憶があって然るべきだ。
忘れ去りたい、シャケオヤジ。

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