2020年10月20日火曜日

10月20日のツーリング シーズンラストラン …Lake to Lake…

前日の晩に雨が降り路面を濡らしていく。
朝の予報で雨はなかったはずなのに。
願いは叶わないし、祈りは届かないけど、自分の呪いはよく効くらしい事が最近判明する。
明日晴れろの呪いをかけて早めに寝る。
珍しくツーリングの前日の仕事が早上がりだったので、早起きして走り出そうと思ったのだ。



だが起きれないorz
ご自愛は貴様にこそ必要だと言う訳だ。
結局いつもより1時間程度早いだけの出発となる。

支笏湖へ行こうと思っていたのに走り出したらいつものように交差点を左に曲がってしまい、支笏湖とは違う方向に向かってしまう。
もうこりゃ仕方なし…





赤井川村 冷水峠 9時9分

カルデラ盆地の中に取り残された雲が残っている。
羊蹄山は随分大きな雲に包まれている。

ここまでの道で日陰の路面は濡れていた。
懸念していたTWのタイヤ、シンコーのSR428は少しのウェットでは滑らない。
それでも冷水峠を慎重に駆け上がった。



空は秋晴、山は紅葉。



赤井川村からR393で倶知安まで。
路面はかなり濡れていて、羊蹄山にかかっている雲が雨を降らせたのかもしれない。

久しぶりに倶知安のセコマに寄って、R276で羊蹄山の東山麓を走る。
ゆっくりと。
右手に羊蹄山、左手は色付いた紅葉が続いている。
この景色を見落としたくなかったので、鈍行を決め込んだのだ。
こういう時オートバイはイイ。
後続車に道を譲るのが楽だから。




R276を走り続けて山神神社に行く予定も、『贅沢な』r257を走ってしまった事によって変更される。
R230でルスツの三ノ原を抜けてr66で洞爺湖の北岸へ降りた。
とうや水の駅に寄って裏手の景色をと思っていたけど、あまりの雪虫の多さに閉口してやめた。


湖畔の道も紅葉が始まっていたけど、今日は…色々とキャンセルして辿り着いた滝之上キャンプ場(跡)で、動く気力を根こそぎ奪われる光景に出くわす。




洞爺湖八景 滝之上キャンプ場(跡) 12時44分

ザ・ワールドを喰らって時間が停止したかのようにぼくの動きは停止した。
4枚目の写真の光景を見たまま停止していた。
『動く』という選択肢が意識から消えているので、この場から立ち去ることが出来ない。
「イイじゃないか、このままここで夕日でも…」 という危険な考えさえ浮かぶほどの光景だった。



大当たりした。
この光景について色々説明しようと思ったけど、上記のように一言で片付いてしまった。
いつもよりずっと早い時間に来たのが良かったらしい。
夏ならまた違うんだけど、秋の洞爺湖は早めに来る方がきっとイイんじゃないかと思う。



とても満足して洞爺湖を後にし、壮瞥のセコマで水分を購入。
同じく壮瞥のホクレンセルフで給油して、r519、r922、R453で山神神社へ。

山神神社 大楓 13時27分

橋の上から見る大楓は一段と紅葉が進んでいた。
今日の目的は山神神社の横の小さい階段に繁茂した蔓植物の伐採。
蔓植物だけじゃなく山葡萄も繁茂しているので、それも一緒に伐採する。
伐採前の写真は取り忘れた…
階段の下から生えている蔓植物の元の部分から伐採し、階段に巻き付いてるヤツを部分的に切って引き剥がす。
気温は12度くらいだけど直射日光を浴びているので汗をかいて作業した。
後にこれが原因でひどい寒さにやられるんだけど、雨具を脱いで作業すると色々問題があったので今考えてもどうしようもない。

第2階段 伐採作業完了 14時6分

別にこの階段を使用可能にしたからって何かあるわけじゃないんだけど、蔓植物を放置すると伸び続けて全てを飲み込むので、そうなる前に伐採したというだけ。
手すりからさらに伸びて鳥居→階段→カエデになると、作業が人力で不可能になるのでそうなる前に伐採に踏み切った。

あと、鳥居前にまたゴミが捨てられていたので回収。
そして、地元の人と思われる方がやってきて声をかけられた。
ヒゲモジャの人で何処から来たのかと問われたので、いつも通り札幌と答えておく。
寿都とか神恵内と答えると変な空気になりそうだし、島牧村と言うと通じないケースが多い。
赤井川村も結構微妙だ。
川から温泉が湧いてるって話をちょっとしてお帰りになってくれてヨカッタ。
度々訪れて付近のゴミを回収し、参道を勝手に整備して祭壇を清掃している事を説明せずに済んだのは僥倖だった。
一応私有地の扱い(河原は違うだろうけど)なので、違法性を問われるとどうしようもない。
折りたたみ式のノコギリは刃渡り的に銃刀法違反に当たるんだけど、携行している理由が「蔓植物の伐採」と明確で、かつ過去の行いからそれを証明できるので職務質問を受けるとどうなるかは今のところわからない。
何とも言えない感じだ。


階段の蔓植物を全て伐採した後は大楓に巻き付いている蔓植物の伐採に取り掛かる。
大楓の下は楓の葉で日光が遮られているので基本的にあまり草などが生えていない。
巻き付いている蔓植物も日当たりが悪いので基本的に生育は遅いけど、いずれ伸びると楓の葉が浴びている日光を奪い、覆ってしまう。
そうなるとこの光景が見れなくなるので………








巻き付いてこびりついてる蔓植物を引っ剥がして伐採した。

なお、1枚目の写真だけは鳥居階段を登りきった先にあるカエデ。

もう裏までびっしり赤くなっている。
神社のカエデは参道途中の物は散っていたので、見頃は今日から数日という感じではないだろうか。

ああ、汗水たらして伐採し、川のほとりで木を見上げて涼んでいるのは最高の気分だった。
今日は本当に大当たりだとこの時までは思っていたのだ。





このまま今日はヨカッタでR276で帰ればもっとヨカッタけど、当初の予定通り支笏湖へ足を伸ばしのは失敗だった。
汗をかいて湿ったまま走行して、とてつもない寒さに襲われた。
妖怪ブルブルに取り憑かれたとも言うのだけど。

乾燥させる手段はない。
雨具を脱げばいいんだけど、そうすると今度は外気温の低さで寒い。
雨具は透湿のハズなんだけど、透湿限度を超えたらしくジャケットの内部が湿っている。
まだ時間はあるし走っていれば大丈夫と高をくくったのがダメでしたと。

支笏湖はもうちょい早い時間に訪れたほうがヨカッタけど、この時期にそれを望むのはさすがに欲張り。






夕日は諦めた。
もしかしたら札幌湖で夕日を見れるかもしれないと思ったけど、時間的にどうやっても無理だった。
夕日はこないだの日曜に走り出した諸兄の記事で存分に楽しむことにして、今日を走りきっておしまい。

距離は、、、、記録し忘れ。確か300キロくらい。
ぼくはとても満足して一日を終了させた。
多分、今シーズンも…

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