2018年5月22日火曜日

走れオザキ 15

3日連続で仕事終わりに走り出す。

10年も昔だったなら話はわかるが、今それが出来るとは思わなかった。
病み衰えた身体を叩き治して、昨日と同じ道を走り出す。


今日は難しかった。
道は混んでいて、
車の流れが速かったり、
横を見ないで車線変更する車がいたり。

殺伐としていた。一番しっくりくる表現がこれだった。

こういう時は一度止まったほうがいいのだけど、どこにも止まる場所が見当たらないときもある。
それも町道へ入り道道へ入るまでのことで、そこから先はいつものように走る。
まだ、夕日というにはあまりにも眩しい太陽を背負う。

赤井川村 冷水峠 18時3分 16度

少し肌寒さを覚えた。
温度は昨日と同じはずなのに。
今日は雲が何処にも見当たらない、そんな一日だった。
今日もここには誰も来ない。
道路脇の草がきれいに刈り取られていた。ありがたい。


今日もここからゆっくりと盆地へと入っていく。
大きなコーナーをへばりつくように曲がるのが楽しみだ。


セコマで一服して、また走り出す。
帰りはトンネルを抜ける。ちょっとした違い。


帰りは写真を撮ろうと思っていた。
立ち止まる決意を固めていた。

r753に入ってすぐのところに、シリパ岬が見える場所がある。

r753 シリパ岬 18時44分

ここだけ木が途切れていて景色を楽しむことが出来る。
実際の景色はこの写真の5倍は美しい。

r753を海に向けて走っていく。
町道との交差点を過ぎた頃、今日も海岸線が薄桃色に染まっていた。
昨日撮らなかった写真を、今日は撮る。


r753と町道交差点 18時53分

シリパ岬へと沈んでいく夕日がとても美しい。
後にはこれまた綺麗な丘があったのだけど、今は高速道路の工事でなくなってしまった。

自分が知らない、憶えていない間に変わってしまった風景もあるし、今まさに変わっていく風景もある。
馴染んだものもあれば馴染まないものもある。
今日はオートバイを走らせるのが少し難しかった。
でも、オートバイに乗っていただけの時とは明確な違いがある。
と、思ってみたりした。

余市町フゴッペより シリパ岬 19時

せめてチェーンを超えて撮らないか?
そう言われそうな一枚だが、まあいいじゃあないか。


この先は走ることに集中。
えげつないUターンでひっそりと背後に忍び寄る、シルバーの個体を見破ってみた。
33-72
ありがとう、連番登録本当にありがとう。
一緒に車線を封鎖してくれたムーブにも感謝したい。
詳しくはこちらをどうぞ。

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