装備の違いでも感じることが出来たのならば、このライディングフォームは間違いではなさそう。
確信に至る。
今日はさらに良い感触があった。
走り出してすぐに気がついた。
ケツとリアタイヤがダイレクトリンクを通り越し、下半身とオートバイが一体化してるんじゃないかっていうレベル。
停止状態から発進して加速することが朝飯前に感じるレベル。
原因はこれ
SK-690 CEフレックスニーガード |
最近はRSタイチのステルスニーパッドを使っていたのでめっきり出番が減っていたけど、久々に装着したら効果が絶大だった。
プロテクション性能の効果ではなく、ニーグリップの補正効果。
もうちょい骨盤がコンパクトだったらよかったのだけど、自分がCB1100でニーグリップをすると「八の字」状態になってしまう。
ニーガードを装着すると足りない隙間を埋める感じになり、さらに前後に滑りにくくなるためオートバイとの一体感が増す。
一速から二速に入れた時の衝撃で動じない。
腰の動きが車体によく伝わるようになる。
だから、じっくりと走ってみた。
自分は考えて走ると難しくなってしまうので、体がどんな動きをしているのかよく感じながら走ってみた。
今日は自分のカウンターアクションを探していたのだ。
GPレーサーが足をぶらんぶらんさせるアレ。
コーナーの手前で安定しているオートバイを不安定にさせて、コーナー突入のきっかけを作る動作。
以前の自分でも何かしらの動作はしていたはずなのだけど、今となってはまるで思い出せない。
そして今の自分のフォームの中からもめぼしいものが見つからない。
でも、やっているはずなのだ。そうでなければあれほどスムーズに曲がれるはずがない。
50キロくらいでゆっくりと走り、いつもどおりの走り方をしてみる。
コーナーからコーナーへ。
自分がどんな動作をしているか…は難しいので、力の動きを感じてみる。
どこに力が入っているのかを感じるのは難しくない。
コーナーの手前、一瞬曲がる方とは反対側に腰をずらしている。
これだ。
この動作が自分のカウンターアクション。
腰を外側にずらすと、ずらした方とは逆の膝も多分使っているらしい。
部屋の椅子の上で膝にボールを挟んで再現しているので多分合っているだろう。
ちっとも目立たないしそれで大丈夫なのと思われそうだが、効果は疑いようがない。
試しにカウンターアクションをしないで曲がろうとしたら難しくなった。
それにしても何と奥が深く面白いものか…
全てはケツの正しい位置から始まった。
TWが入院してCBとじっくり走ったのがよかったのかもしれない。
今は、どれだけ理解が進むのか楽しみで仕方ない。
スピードは重要じゃない。
旋回するのに必要なものが揃えば、車体は驚くほどスムーズに曲る。
そのことが、とても嬉しい。
赤井川村 冷水峠 18時18分 |
でも今日は寒すぎた。
気温が10度を切っていた。
驚くほど景色が澄んでいる。寒いので虫がいないのはよかったけど。
いつもどおりの道で村に降りて、いつもどおりの道で帰ってくる。
後ろに沈む夕日が、前には登る月が。
みんなが走り終えたあたり、家へ走り出す。
誰もが帰り着いた日曜日の空いている道路へ。
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