2018年11月8日木曜日

CB1100のリアキャリア取り付け部分の修理

この間交換したウインカーの時にネジ山を舐めさせた部分の修復作業に取り掛かりました。
理由はネジ穴からこんな物騒なものが取り出されてしまったから。

フレーム側の崩壊したネジ山

もう雌ネジはダメ。
完全に死亡しているんじゃなくてゾンビ化して襲いかかってきている状態。
ボルトを突っ込むとボルトのネジ山が破損して一瞬でボルトが使い物にならなくなる。
そんな状態。
もう今シーズンは乗らないので仮固定で凌いでいたけど、ボルトを外して採寸して注文する時に工具と部品を追加発注して直すことにしたのだ。


タップ&ダイスのセット
ボルトとナット


タップとダイスは嫌いな工具。
何しろこいつを使う時はすでによろしくない状態という事だから。
画像は使用中のハンドルとタップだけどセットの物を購入した。
単品で買うと強烈に高い。
今回はゾンビ化しているネジ山を安らかに眠らせるのが目的なのでセットの安物でもかまわない。

特殊サイズと言っていたボルトはそこまで特殊ってものではなかった。
一般には流通している形状だった。
しかしそこらのホムセンで売っている代物でもなかった。

CB1100(10')の純正リアキャリアに付属している取り付けボルトのサイズは内径8ミリ(M8)、ネジピッチ1.25、六角の穴のサイズは6ミリ、長さ75ミリの物
商品名は六角穴付ボルト(ステンレス) 半ねじ
キッチンペーパーの上で錆びまくっているボルトがそれだ。
同じ商品の長さが80ミリの物も注文しておいた。
舐めた部分はボルトが貫通しているけど貫通部分の長さがちょっと微妙だったので少し長いものを用意してみたのだ。


キャリアを外すのにボルトを引き抜くと引き抜いたボルトは殺されていた…
他の無事なボルトは無事に引き抜いてキャリアを外してグラブバーをずらす。
この状態でタップは立てれるようになった。
本当は水平を出すべきなんだけど、今回はもう穴が空いているしネジ山を切るのではなくKillので問題ない。

慎重にタップハンドルを回転させていたわけだが、あと数回ってところでサスペンションが邪魔で回せなくなる。

Son of a bitch!

サスはOHに出す予定だったのでまあいいか…という次第でサスも外して作業を続行。
2回ほどタップをねじ込んでみると緩いながらもボルトは普通に入るようになった。
あとは裏側からナット(13ミリじゃない小型12ミリ)で固定してやればいい。
ちなみにキャリア後ろ側の固定は元々裏側から皿ナットの固定でフレームにネジ山は切ってない。

画像はないけどグラブバーを養生テープで仮固定してキャリアを装着。
全てのネジを新品に交換して、前側取り付け部分は左右ともボルトの長さを延長して裏側をナットの固定にしておいた。
締め付けトルクは緩めで…また舐めるのが怖いので来シーズン走り出して具合を見てみようと思う。
ちなみにこのキャリアはセンタースタンドを掛ける時に思いっきり引っ張る部分でもあるので、できればこのような作業はバイク屋でやってもらうことをお勧めする。

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