2018年4月5日木曜日

CB1100のメンテ クラッチフルード交換

シーズン中にツーリングに行ける機会は42回しか無い。
今日は天気予報が二転三転。
気温が低いのは確定していたが風も強いとなればちょっと無理か。
前日の強風と路面の凍結で走るのを見送ったら外は晴れていた。

走ればよかった。
その気持とやはりやめておいて正解だったという気持ちは半々。
休日をバイクに乗らずやや有意義に過ごせたのが原因。
部屋で腐っていたら後悔していただろう。


CB1100のクラッチフルードはブレーキよりも劣化が早い。
これはスリーブシリンダーがエンジンのすぐ側にあるので熱で劣化が促進されるということから。

クラッチスリーブシリンダー

画像はティシュを紙縒りにしてぶっ刺しているスタイル。
普通ブリーダーバルブは8ミリなのだけどCB1100のクラッチブリーダーバルブは10ミリのボルトが採用されている。
10ミリだとメガネレンチ(ボックスレンチ)が肉厚になりブリーダーに引っ掛けたままにできない。
いや、スパナ(オープンレンチ)を使えばいいじゃないかという意見はもっともなんだけどちょっとした違いが大惨事を招くのでそれはご遠慮したいのだ。
ブレーキフルードの缶のキャップを開けたら必ず閉めるとか。
ちょっと身体があたってひっくり返ったらまさに大惨事。
液体系メンテナンスはちょっとの違いが大惨事になるのでやはりメガネレンチをひっかけるスタイルが望ましい。
この部分、この作業のためだけに薄口の10ミリメガネを探し回ってもそれは問題にはならない。

工具を手に持ったまま作業しないという鉄の掟を遵守し、吸収性に優れたウェスを手放さなければフルードの交換は特に問題がない。
いつもエアが混入しているクラッチのフルードだが、今回は珍しくエアが入っていなかったので様子を見ることにした。
次のシーズン途中のメンテで交換する時まで様子を見ることに。

ついでに、ブレーキのブリーダーバルブは締め付けトルクが5.4N·mだが、クラッチは調べると8N·mだったということ。
8ミリと10ミリのボルトなのできっとトルクも違うんだろうと思っていたらずいぶん違っていた。
じつはリザーバータンクの+ネジも指定トルクが1.5N·mなんだけど、こちらは精度の高いドライバーで回らなくなったところで締めるのをやめておけば問題ない。
どのみちこのクリアランスじゃトルクレンチで締めるのは不可能というものなんだけど…


紙縒りにしたティッシュの上の部分。黒いのがもうエンジンのパーツでクリアランスはソケットひとつ分もなさそう。
トルクレンチの頭の部分は言うまでもなく入らない。
この手の事態は多々あるのでいつもこの工具の世話になる。

トルクアダプターセット
でも取り外しがめんどうな工具なので、そろそろクローフットレンチのセットを購入しようかと思っている。
セール対象になって安くなったら買おうかと。

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