雪が降ったところもあったらしい。
多くの人が日常へと帰っていく中、走り出した。
春紅葉を楽しみながら赤井川をこえ倶知安へ。
今日はバイクからすごく良い感触を感じる。
ケツとリアタイヤがダイレクトリンクしているかのような感触。
旋回することに不安を覚えない。
車体をコンパクトに感じ、動きがとてもスムーズだ。
所謂乗れている状態。
ニセコパノラマラインを楽しんだ。
ニセコパノラマライン 12時25分 |
スピードは出さない。
この道は最初に走った時からスピードは出さなかった。
ここはゆっくりと味わうように走るのが良いと思っている。
今日は誰も走っていない。
だからいつもよりさらに味わってみた。
タイヤが地面にへばりつく感触を。
止まって写真を撮っていると何の音もしない。
すごい静寂だ。
自分の非日常がここに在る。
オートバイを走らせるのがとても楽しい。
乗れているとならばなおさらだ。
どうして乗れているのかを確認しながら走り続ける。
もう少しだけ暖かく、晴れていればとても良かったのに。
そう思っていたけど…
洞爺湖八景より 2箇所 |
洞爺湖では日が差していてとても良い景色を見ることが出来た。
写真の女性は大陸から観光にきていたと思われる方で、笑顔が素晴らしい。
谢谢你的微笑!
ニセコパノラマラインを走る。
今日の目的はそれだけで、他は何も考えていなかった。
洞爺湖まで来たのも八景を見たのもちょっとした思いつきで意味があったわけじゃない。
バイクから良い感触がある。
そのことがとても嬉しかった。
だから洞爺湖から停まらずに走り続けて帰ってきた。
肩の痛みは首へと移り、やがて背中を覆い頭痛へと変わっていった。
大型バイクを、250キロを超える重たいオートバイを走らせ続けることが困難な事だと感じるようになってきた。
それを乗り越えたかった。
良い感触を得られる原因を追求し、次の走りに繋げたかった。
速く走っても遅く走っても、平地でも下りでも良い感触を得られるその原因は恐らくこれなんじゃないか?(上りはうまくいかなかった)
冬の間に読んだり考えたりした事が形になりそう。
わくわくする。
オートバイがスムーズに走ることに感動している。
居ても立ってもいられない…と書くと恥ずかしいけれど。
疲れて帰ってきたはずなのに、走っている最中の事を思い出すだけでまたオートバイを走らせたくなる。
今日はそんな一日でした。
今日のツーリングルート#此先松倉 pic.twitter.com/CUAc6YVZXp— 此先松倉 (@konosakikurai) 2018年5月9日
味わいながら走る・・・相棒と対話しながら、走ることを心から味わう・・・
返信削除私も同じ感覚になります。
それを味わえる時間は、日常とは離れた自分だけの素の空間のように思えます。
相棒のエンジンを止め、ひとり自然の大きさに包まれる静寂は感じる風と共に、
きっと、そこに走ってきた者でしか味わえないような・・・
そんな静寂の世界は、動の時間があってこその味わえる ひと時かもですね。
走り終えて帰宅して、そしてすぐまた走りたくなる自分が居る・・・私もいつも同じ気持ちです。
バイクで走ること、本当に楽しくてやめられませんね(^^)
とても不思議な乗り物です。
selenさんコメントありがとうございます。
削除頂いたコメントを読んで、渡辺一樹さんというレーシングライダーの言葉が思い出されました。
乗っても乗っても乗り足りない。
乗っても乗っても極まらない。
乗っても乗っても面白い。
いったいなんなんだろうか。
この乗り物は。
重たい鉄の塊が自分の思うように動く。
実際はその事に子供みたいにはしゃいでいただけでなのですが、それだとあまりにも恥ずかしいので読める程度の文章にまとめてみた次第です。
「なにこれ!?すごい楽しい!!」
自分もオートバイの魅力にとりつかれたままのようです。