走れオザキ 18

久しぶりに夏の太陽を見た気がした。
それも午前中だけで、午後には姿を隠してしまう。

息をするのも苦しいほどの暑さと湿気も午前中だけ。
やや涼しいものが混じりだしていたが、今日を逃せばまた数日雨になる。
紆余曲折の果てに戻ってきているTWで走り出す。



仕事終わりに走り出すのはずいぶんと久しぶりな気がした。
振り返ると前回は6月1日となっている。
6月中旬から北海道は雨続き。今年は梅雨だ。


すっかりCB1100に慣れてしまい、TWを走らせるのが少し難しい。
車体をコンパクトに感じ、どこに力が入っていればうまく曲がるのかわからない。
最近CBでもその傾向がある。迷走しているのだ。

乗れていないのであれこれと試しながら走らせる。
良い感触の時は何が良いのかを確認して走らせ続ける。
乗れていなくても楽しめるように。


冷水峠はイタドリが伸びて走りづらい。

赤井川　冷水峠　18時8分

外輪山の向こうにうっすらと羊蹄山が見える。
気温は22度。
メッシュジャケットで走ると少し寒い。
冷水峠を降りてセイコーマートに向かうと盆地の中はちょっと暑い。
畑はすっかり緑色で、記憶の中の景色と一致しないので妙な気分になる。

ゆるい空気が嬉しい。
やはり走らせてよかったと思う。
そして夕日が見れないのが残念だなーと。


今日は帰りも冷水峠を走った。
まだ、良い感触は戻らない。
もう少しかかりそう。
この短い夏が終わる前に、もうちょっとよくなることを願いたい。