2018年7月16日月曜日

2018年夏至ツー 7月2日~7月4日 その2

目覚ましに起こされることなく、すんなりとした目覚め。
朝食はホテルで食べる。
いつもは体調次第で食べたり食べなかったりする。
今日は調子が良さそうだ。



今日のルートはともかく東。
函館から東にある恵山を巡る。
R278ではなく山の中を走るr83からr41を選択。
本当は海岸線を走り日浦洞門を見る予定だったのだが、どうも通行止らしく海が好きではないので山を選択した。

朝からオートバイで山の中を走り回る。
これぞ泊ツーの醍醐味といったところ。
次回があるのか怪しいけれど、r970走行は次回への課題としておいた。

r970(未舗装路) 9時26分

もちろんTWだったなら迷わず突入していた。というより走る予定だった。

山から海へ。
r635へ入り海岸線沿いを恵山へと走る。
途中の町でにぎやかな飾り付けがあちこちで散見されると思ったら、神社のお祭だったらしい。
暑くなってきた空気の中、それらをゆっくりと見ながら走り続けた。


恵山は周遊できる道がなく、r635は御崎町で途切れる。

御崎町 r635 10時13分

とりあえず端まで来てみたかった。
ここまできたのなら端まで。
来た道を戻り恵山の火口原駐車場へと向かう道へと入る。

恵山は自分の他は車が一台だけ。
とても静かだ。



恵山火口原駐車場 10時28分

立ち上る噴煙と荒々しい姿をしばらく眺めてみる。
去年の夏至ツーの硫黄山の事を思い出した。
見るものをみて走り出す。結局はこれの繰り返しになる。

少し下の海峡展望。


海峡展望台 10時38分

海岸線をすごい勢いで雲が流れている。
空も急速に曇ってきている。
空を見渡すと晴れているのは北の方。
急いだほうが良さそうだ。
見るべきものは晴れている間に見てしまい、その後の雨はただ走ることに専念する。

と決めてしまえば晴れている方へ走り出す。
r635を戻りR278で北上する。
あとで知ったのだが海岸線からR278へショートカットできる林道の存在を知った。
これも次回があれば走行したい。


R278で恵山の北側に出てそこからr231、再びr635となって水無海浜温泉へと辿り着いた。
じつは名前だけは知っていたが場所は知らなかったのだ。


水無海浜温泉 11時11分

道路を行けるとこまできてみたらありましたという次第。
この時は蒸し暑くて入浴に相当適していたと思う。
しかし自分は入浴セットを持ち合わせてはいないし、この先の天気が知れているので走らなければならない。
半ケツを盛大に披露している中年男性を眺めてあとにした。
ちなみに温泉付近は狭い道路で一方通行になっている。
大型車両で行く場合はちょっと注意したほうが良いだろう。


来た道を戻りR278を北西方向に走る。
この時も海岸線沿いの町でお祭りをやっていた。
空模様を窺いながら淡々と走る。
目指すポイントは黒鷲岬。
そこが東側で訪れる最後のシーニックポイントになっている。

雨が降る前に無事に到着。

黒鷲岬 11時46分

しかし展望台へと続く階段は閉鎖されていた。
回りに誰もいなければ安全上閉鎖されている理由を確認したかったのだが、休憩中の営業バンがいたので少しあたりを歩き回ってみた。

尾札部町(おさつべちょう) 多分尾札部漁港 灯台 11時48分

灯台は西北西を向いている。
西側から雨雲が迫ってきているのがわかる。
もうすぐ降るだろう。むしろ、ここまでの道中降らなかったのが幸運だった。
晴れている間に恵山を見て、青空を見ながら走ることも出来た。
ここから先は雨雲の方へと走ることになる。

バンは動きそうもなかったので走り出した。
尾札部町のセコマで昼休憩をとり、走り出そうとしたらポツポツとやってきた。
雨具を着込んで走り出す。
すごく蒸し暑い。

R278を走り続けて鹿部町から大沼へ。
昨日走っていなかったいくつかの道を走り、さらに西へと足を伸ばす。
目指したのは木地挽山(きじひきやま)。
きじひき高原を目指して。

強烈な雨雲をやりすごして辿り着いたきじひき高原は、予想通り真っ白。





きじひき高原展望台 14時40分

自分の他は誰もいない。
まあそうだろうさ、この雨と雲の中で景色を楽しむような人間はまずいない。
ただ道は面白い。
山の中を走る狭くて曲がっている道は退屈しない。

しばらく休んでいると大型バスがやってきてたくさんの観光客が降りた。
騒がしくなってきたところで退散。
ただ、このさきの道は霧というか雲の中になってしまい視界はまったくのゼロとなる。
センターラインだけを頼りに走ることになりかなりの恐怖を憶えた。
後ろから観光バスが来たらぺしゃんこにされると考えたからだ。


無事に脱出した後はR227を走りきり日本海まで。
そこからr5で半島を横断して戻ってきた。
もう到達すべきシーニックポイントはない。
ただ、オートバイを走らせることだけに集中する。
雨だとスマホのナビが使えず、またスマホそのものの操作も不可能なので(防水仕様ではない)ツーリングマップルが頼りになる。
2013年度版だがまだまだ使える。

木古内町からR228で函館に戻る。
太平洋セメントの桟橋を眺めていると着陸態勢に入っている飛行機も見ることが出来た。
と言っても飛行機の方は雲の中に消えていくのだけど。




太平洋セメント 18時42分

今日の後半はずっと雨。
途中ヘビーレインという状態にもなった。
雨は消化試合。何かないだろうかと思ったらタイヤのことを思いついた。
ダンロップ ロードスマートⅢのフロントタイヤのレイン性能はどうだろうかと。
刻々と変わる路面状況に対してロードスマートは問題なくグリップを発揮した。
絶対的な安心感とまではいかないが、ここは滑りそうという場面でもまったく滑ることなく一日を走り終えることが出来た。
大雨の道道5号線を問題なく走れたとなれば、それは素晴らしい性能だろう。
しかしできればレイン性能のテストはやりたくない。
自分の雨具は高い防水性能を秘めているわけじゃないので、ケツのあたりから浸水してくるためだ。


今日も走りきって無事にホテルに到着。

予報では明日も雨になる。
走り残した道の回収をして、走り回ってちょっと早めに帰宅できる、そんなルートを考えて今日はお終い。


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