2018年7月15日日曜日

TW225の修理計画 その41

TW225が再び入院したのは7月6日。
理由は2つ。
一つはその40で書いていた通りステムベアリング(レースも交換)を交換するため。
もう一つはサイレンサーから白煙が出る症状が改善しなかったため。
立ち寄った書店でモトメンテナンスを見ていたら白煙の原因的な記事があって、ずいぶんとタイムリーだなと思ってしまう。


吐き出される白煙の動画をスマホで撮影。
オイル交換のキロ数やそれに伴う症状などを記載したメモを持ってショップへと赴いた。
何しろ自分もバイク屋に着くと症状が出ないタイプの人間だ。こういう物を用意せざるをえない。
こういう時はスマートフォンは大変に便利だと思う。

事前にある程度の事を話していたので、まずはバルブステムシールの交換。
それから先は開けてみてのお楽しみとなった。
部品の注文も開けてみてのお楽しみ。
何しろステムベアリング一式も注文しなければならないので。



それから数日が経過した7月10日。
ショップから一報があり修理が完了したとのこと。
とりあえず原因は何だったのかというと、ピストンリングを上下逆に付けていたのが原因でしたとのこと。

それはあれだ、プロがやっちゃダメなミスだ。
そう思ったが口に出しはしない。
ミスは誰にでもある。
リアタイヤのカラーを左右逆に付けてアクスルシャフトをひん曲げた経験のある自分には他者のミスを指摘する資格はない。


ほかは取り立てて問題はなく、ステムベアリングは古いのが外されて実物を確認できる状態だったのでじっくりと見せていただいた。
ベアリングは完全に錆びていて茶色に変色。油っ気はまったくない。
乗ってすぐに理解できた。ステムベアリングの重要性を。
フロントの動作のすべてが軽い。
取り回しの段階で理解できるほどダメになっていたのだ。


正しく装着されたピストンリングも違いを感じることができた。
すでにツーリングにも出たのだが、わずかにトルクが増した気がする。
気のせいかもしれない。フロント周りをショップが組んだので抵抗が減ってそう感じているのかもしれない。
ともかくバイクの調子はすごく良くなった。


今年TWは10年目。
エンジンのシール類やガスケットはクランクケース内以外交換され、ピストンも交換した。
タイヤも新品になり、ステムベアリングも交換。
乗り出しが確か40万くらいで、今回の修理代だけで10万近い出費となっている。
TWをアガリバイクとして考えるようになっていなければ、今年でさようならとなっていたかもしれない。
走らせてみると色々と難しいのだけど、このバイクの良さを十分に理解している。
細い道で簡単にUターン出来る気軽さ、先のわからない道に踏み込める気軽さ。
疲れていても走り続けられるのはとても良い部分だと思っている。
まだまだ頑張ってもらいたい。
少なくとも自分の身体より先にダメになってほしくはないと考えている。

今年はあまり乗っていないTW。
この先の7月と8月は存分に走らせたいと思う。

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