2020年6月30日火曜日

夕焼けダッシュ 六回目

6月の天気についての罵詈雑言はどこか他の所で書く事にしておく
書き出してしまったので書いておこう。

去年の6月はダメだと重ね重ね書いていたけどそれは間違いで、正確には2019年の間は正しかったけど2020年になってからは間違いだということ。

2018年の6月は日照時間の平均が139時間くらいしかなかった。
去年は、2019年は200時間を超えているけど5月が記録的な数値を叩き出したので霞んでいる。
7月と8月がダメだったのも影響しているけど。

今年の6月は史上最低を記録しそうな始末。

梅雨ないはずなのに… 北海道で記録的日照


その6月最終日は時折晴れ間が覗きながらちょっと雨も降ったりした一日で、日照時間は合計で2.8hほどだった。
これにより2018年よりも日照時間が短いのは確定。

あまり6月の悪口を書くと毎年6月がダメな印象になりかねない。
というよりもすでに刷り込みに近い形でダメになっているので来年の6月には是非とも汚名返上をしてもらいたいと思っている。

きっと自分は6月に予定は立てないだろうけど。




そんな天気がころころと変わる空を眺めて、仕事終わりに晴れていたら走り出そうとぼんやり考えていた。
ばんやりだ。
激しく期待すると雨が降って乗れなくなったら口汚く罵ることになり、あまりにも期待しないと走りたいという願望そのものが消滅してしまう。
本来の6月に相応しい緩い空気みたいな期待で丁度イイのだ。

青い空を見たのも久々だし走り出したのも久々。
オートバイの走らせ方は前回のままで変わっていない。
車体の調子は前回よりちょっとイイ。
オイル交換で調子が良くなったので原因がオイルなのは間違いないだろう。
ただオイルの銘柄を変えてしまいゾイルを入れてしまったので、オイルなのかゾイルなのかわからない。
粘度も激しく変更され、外気温の差も激しいのでさらなる特定は難しい。
ただ、TW225には15W-50みたいな硬いオイルは真夏でもない限り入れないほうが良さそう。
もうちょっと柔らかいオイルのほうが潤滑がうまくいっている。

まあまあな感じで冷水峠を上り定位置で撮影。


羊蹄山よりも外輪山の緑の濃さに見入る。
もう春の香りはなく、山は濃い夏の匂いに変わっていた。

冷水峠を下りて赤井川村へと入っていく。


赤井川のセコマでコーヒーを飲んでふと、目の前の道路を走ってみたくなる。
目の前の道路っていうのは役場とか学校の前を通る道路だ。

自分は赤井川村に数多く訪れているが、村内の西の方に入った事がない。
理由も簡単で西側はどこにも抜ける道が存在しないから。
赤井川村字池田のあたりは一度も入った事のない未走破の道ばかり。
そんな道にこの時間(もう18時を過ぎている)から入るのはどうかと思ったが、回りはまだ十分に明るかった。
西に向かって走るというのもあったし、とりあえず道もわかる(地理院地図で調べた)ので。


中学校を過ぎると辺りは道路と畑だけになった。



ちょうど山の間に太陽が落ちていってるらしい。
2枚目の写真は道を振り返って撮ったものだ。

さらに進むと周囲は外輪山の麓というか、山の中という表現の方が近い道になる。




防災無線のスピーカー電柱に無線のアンテナが付いていて文字通り『無線』なんだなぁ…と思ってしまう。
何を言ってるんだと思うだろうけど、こういう物は有線接続しているという認識があったのだ。

3枚目の白樺の樹はやたら枝が捻れていたので撮ったもの。
道路脇と山の奥の植生が明らかに異なっているし、赤井川村の付近の山は木の切り出しも行われているので自然の植生が残っている部分は実は少ないと思われる。
2枚目の写真は道路の右側は植林で左側は伐採後に白樺が生えたのだろう。

などと考えながら山の中を走るのは楽しい。


風のV7の樹生さんは赤井川村の『西の丘』をよく走り撮られている。
同じ場所に訪れても感じ方や楽しみ方に違いが出るのが面白いし嬉しい。
同じでもいいし、異なってもイイ。
自分はそう思ってる。


貴様はいつも山ばかりだ、そうじゃなきゃ谷だ。

という自分が山谷さんと化しているのを自覚しつつあるので、他者の楽しみ方に興味津々なのだ。

おお。
そう言えば赤井川村で風が強かった印象というのは確かにない。
外輪山を越えて霧というか雲が音もなく流れ込んでくる事はあるけど。



帰りも冷水峠へ。
その途中、桃色に染まる空を見つける。


ぼくは急いだ。

r753の開けた場所からも見える。


ぼくはさらに急いだ。

あたりは桃色劇場とでも表するほどにピンク色に染まっている。
間に合うかもしれないという淡い期待。
焦燥感が身を焦がしていく。
ヤツは、太陽は驚きの速さで沈んでいくからだ。




ギャラリーは対向車線側に出来ていたけど、こちら側は自分一人。
時は2020年6月30日 19時33分。

自分のライディングはグリップに指を回さないという発見をしたのは、帰り道の何処かでだった。
これは左コーナーで上半身の荷重をステップに問題なく掛けれるのに、右はあと一歩うまくいかない原因を追求し続けて出した答え。

左手はクラッチレバーに指をかけてグリップに指を回していない状態だったのに対し
右手はアクセル操作の必要からグリップに指を回し、これが原因で肘の曲げ角度を阻害していて、そのため右コーナーの時に上半身のレイダウンとリーンインがうまくいかなくなっていた。

ちょっと教本を見てみたら写真のライダーも指をレバーにかけたままだった。
グリップを握る位置から不調になり、さらにグリップの握り方の矯正まで至るとは。。。
なんだか荷重の掛け方も変わってきている気がして、自分のフォームがいいのか悪いのかもわからなくなってきた。
良し悪しよりも乗れている感を最優先にしているので、基本から外れていても問題はないけど、結局基本からそう外れたところにはいないはずだと思っている。
外れたところにいるとまず乗れてない感が大きから。



明日から7月。
シーズンの後半戦が始まる。

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