2018年3月24日土曜日

TW225の修理計画 その32

ある意味サービスマニュアルよりも頼りになる。
そんな本がある。
TWの整備には大変頼りになる本。


TWに関する一般的な整備内容が写真付きで載っている本。
よほどつっこんだ整備でもしなければ、日常的にバイクを走らせるならこれ一冊で大丈夫。
そんな本。
車検のないTWでこれだけはやっておけ、そんな内容が網羅されている。

パラパラとページをめくりながら今までやった作業、やっていないけど大丈夫な作業を確認していく。
ブレーキホースの取り回しにちょっと問題があることがわかったけど今はどうしようもない。
アクセルワイヤーとクラッチワイヤーは来年あたり交換かと思いながらページをめくっていく。
そしてピタリと止まる。
忘れていた、その整備を忘れていた。




フォークシールクリップ

画像はすでにクリップを外してウェットな耳垢状態になっていたシリコングリスを綿棒で除去したあとのもの。
フォークブーツをめくりあげてJesus!とか叫んだ後の状態。

シールクリップは鉄製なので錆びる。
錆防止の塗装はされているがこの部分はフォークブーツの空気穴から水が入り抜けなくなるのでどうしても錆びる。
一度サビサビになってMyGod!と叫んでいる箇所。
錆びると錆が広がってフロントフォークのインナーチューブにまで侵食してとても面倒なことになるので、まめに整備するかグリスまみれにするかしかない。
ベアリングのボール部分みたいに、高速回転するわけでもないのにグリスまみれに。
ただし使うのはシリコングリス。
この部分はゴム部品と接触しているのでシリコングリスの使用がベスト。というかそれ以外に使えそうなグリスの持ち合わせがない。

綿棒で清掃してCCIのラバーグリスを少量かけてからグリスまみれになっているクリップをはめる。
はめた後に新しい綿棒にシリコングリスをたっぷり付けてぐりぐり塗りたくる。
錆びるよりはずっとマシだと言い聞かせて。
多分錆が飛び散るよりはずっといい。
すでに一度錆が出てアウターチューブにその残骸が残っているのが写真に写っているくらいなので、グリスまみれで錆びないほうがきっといい。


この作業の後増し締め作業をおこなったら、フロント回りのボルトナットがかなり緩んでいてびっくりした。
無理やり後付しているメーターバイザーは言うに及ばす、ハンドルバークランプ、フォーククランプも緩んでいた。
単気筒のバイクだもの。
確かにそうなんだけど、走行中にポロッといかれると困るどころの話じゃ済まない箇所ばかり。
ステムナットも心配だけどハンドル外すのもフロントを固定する物もないのでここは後回し。

フロントブレーキのキャリパーサポートのボルトを新品に交換してTWのシーズン前のメンテは終了。


あとは走り出して問題がないかどうか…
リムが曲がっていないか、ブレーキが効くか。
走り出した途端に大丈夫じゃないってことにだけはならないように。

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