2017年4月14日金曜日

走れオザキ その1

A勤が定時に終わって急いで帰ってバイクに跨り走り出す。

日が長い時は赤井川のセコマまでが定番。

短い時は蘭島のセコマが多いだろうか。

とても短い晩秋などはナイトラン。
この時は札幌方面へと走る。

4月も中旬となれば日は長い。
まだ自転車は買っていないので、早足で。


今日は暖かいが風が強い。
昨日の吹雪は何だったのか。
目の前に砂を巻き上げたつむじ風。


急ぐんだ、日が沈む前に


帰宅する。
ちくしょう、やっぱり自転車は必要だと思う。

ジャケット、ブーツ、グローブ、メットを被って完成だ。
チョークを引き、セルを回して一発始動。

TWはクラッチが張り付いているので、跨って車体を真っ直ぐにして暖気する。
クラッチレバーを何度か握ってチェンジペダルを踏む。

…よし! 大丈夫。

走り出す。

坂を上り、交差点を曲がってトンネルを抜けて




もう少し、あとすこし
間に合いそうだ。

忍路より 17時59分

国道5号線の架替工事は進んでいるようだ。

この景色はそう遠くないうちに見ることができなくなる。
新しい道路はこの写真の左側、山の中のトンネルか山の上の道路になっているからだ。


しかし、見事な夕焼けだった。

スマートフォンのカメラではとても伝えられない。
燃え尽きて沈む様のなんと素晴らしいことだろうか。


しばらく、蘭島のセコマで沈みゆく様をコーヒーを飲みながらぼんやりと眺めていた。

ひどく贅沢な時間の中にいたのだと気付く。
あたりはもう暗くなってきている。


間に合ったのだ。
そう、間に合った。

今年何回間に合うのか、何に間に合うのか。
セリヌンティウスは待っていない。それだけは確かだ。

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