2017年4月12日水曜日

4月4日 TW探索ツーリング その6

町道の終わりを予定していたR276喜茂別方面ではなく、r97真狩方面へと入る。
R230を走るという案は出ない。ルスツのうきうきサイン会を調べるのは今日じゃなくてもいいからだ。


素晴らしい羊蹄山の眺めに別れを告げてr97で南下する。
走りながら変更した予定のことを考えてみる。
時刻と天気と、気温と体力、だいたいの残り距離を適当に混ぜ合わせてこんなもんだろうという程度で当たりをつける。
深く、詳細にである必要はない。


南下するに従って景色からみるみる雪が消えてゆく。
胆振地方は後志よりもずっと春の訪れが早い。
元々が温暖な地域で、降雪量も後志に比べてずっと少ない。
気温も上がる。
寒くてダメだと思っていたが、ここではまったく暖かい。


r97からr285へと入り、レイクヴィラファーム脇の道を走ってR230へと入る。
長い下り坂、大きく緩いカーブ。
洞爺湖へとゆっくり降りていくような感覚を味わえるここ部分は、自分のお気に入りの道の一つだ。

R230 洞爺湖へと

春先は木々の葉が全てなくなっているので、洞爺湖がよく見える。
何度か停まって写真を撮ろうと思うのだが、一瞬の躊躇で適した場所は後方へと去る。
走ることを優先したほうがよさそうだ。
そう思い直しゆっくりと洞爺湖の湖岸まで走らせて、周遊コース、r578のいつもの場所で一枚。

r578 洞爺湖 12:52

ここから時計回りに洞爺湖を周遊する。
北岸のとうや水の駅あたりで道路はr132へと変わり、壮瞥町のr2から出ていくことになる。
有名な洞爺湖温泉街は完全にスルー。観光客としては失格だが自分は探索系ツーリングライダーなので問題はない。
極稀に土産の購入を考えている場合は、わかさいもの本店があるので利用することがある。


洞爺湖は晴れていた。
文句の付けようがないほどに。
4月のツーリングとしては最高だ。

洞爺湖西岸 12:56

春は秋よりも湖がよく見える。
雪と風で木に残っていた葉が全てなくなっているためだ。

少し違和感を覚える。
いつもと何かが違う。
どうも、水位が低いみたいだ。

写真はないがいつもは水の下にある部分が出ているのが確認できた。
砂の部分、岩の部分、補強材なんかが見えている。
流入河川については残念ながら知識の持ち合わせがない。
今季は小雪傾向だったのでその影響か、別の原因かはわからない。
そもそも実際に水位が低下しているのかも自分の間違いである可能性があるので、深く考えるのは止めておいた。

それに、景色は最高で難しい考えるのには向いていない。

浮見堂より

追いつく車もなく、追いかけてくる車もない。
道があり、バイクで走り、自分ひとり。
つまり楽園の中にいるというわけだ。まったく素晴らしい。

北岸のセコマで休憩を取る。

セコマ洞爺店より

この時点でまだ時刻は1時30分。
時間の感覚が自分の考えよりもゆっくり進んでいる。
余裕があるのも急いでいるのも悪くない。要は鈍速車がいなければそれで良いのだ。


自分のペースで走り続ける。
東岸ではキャンプ場(C場)のチェック、いくつかの撮影ポイントの下見など。
去年の台風で傷んだ箇所は結構そのままだ。
さすがに大きなものは撤去されているが、無理矢理倒れた木の残骸などは痛々しい。


洞爺湖を後にして壮瞥のホクレンセルフで給油。
ガソリンのお値段は市街地よりも若干高い。

目の前のr519からr922へ入る。

r922 14時2分

毎年のことなのだが、胆振地方はもう畑が始まっている。それどころか山に雪がない
後志に帰りたくないと思うのだ。
雪のある方向に進みたいと思うと心は重くなる。

r922からは町道を走らず素直に国道に入る。
農道は日当たりが悪い、多分まだ雪が残っているだろう。

久保内名物のレーダーパンダ待機地点で待ち構えているだろう古いクラウンの様子にワクワクしていたのだが…

見事にいない

昼休憩の時間ではないので、今日は別の場所でやっているのだろう。
奥側には見事な雪化粧の山々が見える。見えないほうが幸せだが。


R453を走り続ける。
長流川の水量も少ない。
こちらは勘違いではない。春先は増水していたような気がするが。
洞爺湖の件も間違いではなかったのかと考えるが、目の前に調査ポイントが現れたので考察は中止だ。

R453 旧国道との分岐

すでに新しい国道は長流川西側に敷設されて、東側の国道は封鎖措置がされています。
ただ、旧国道から大滝区昭園町へと続く道路があり、そこまでの区間で舗装工事が去年のシーズン末に行われておりました。
この部分は元々砂利道だったのですが、何かのついでに話が出て舗装されたんじゃないかと思います。
完全に地元のための道路。酪農家のためと言っても過言ではありません。
かなり長い区間国道をパスできる山の中の道路ですが、時期的にまだ走るのは早い。
農道を安心して走れるようになるのは5月くらい。赤井川では6月以降。7月でようやく雪が消えるかなーという始末でしょうか。

何しろ大滝の道の駅でこの有様です。

グーグルマップから消えた道の駅フォーレスト276大滝

14時49分です。路面は凍結していませんがかなり寒い。
ホット飲料があっという間にぬるくなる程度には寒い。
アルミ缶は放熱が半端ないのでホット飲料には適していないとコカ・コーラに文句を言ってやりたいのですが、聞く耳持たないのでやめておきます。

道の駅の方は絶賛閉店中で、きのこ王国はやってます。
こちらに来ているのはむこうが混んでいたからなんですが、ちょうどジュースを買おうとしたらコーラの人が補充作業を開始してしまってそそくさと後にしました。
ここからが寒さ本番なので少しゆっくりしたかったのですがね。


R276(R453との重複区間)の美笛峠の大規模工事は終了しており、交通の流れは上々。
ただし路面は濡れていたり傷んでいるので快適とは言い難いものがありました。

しかし、それでもこの時期だからこそ見える景色というものがあり、いつもそれを忘れていて、走ってからそうだったと思い出せるものがあります。
春先のR453、支笏国道とはその代表格で、夏場は見れない木々の間からの支笏湖が堪能できます。

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