2017年4月12日水曜日

4月4日 TW探索ツーリング その7

支笏湖南岸では対向車線で追い越しをかけた車が、こちらに向かってどんどん迫ってくるという事態があり、クラクションを鳴らし続けてこちらが減速して事故を回避するという一幕がありました。
運転していたのは30~40台と思われる女性。
大型トラックの後方から追い越しを開始したのを確認していたのですが、相対速度の認識が甘い、近づく危険(バイク)に対してパニック発症、加速も減速も出来ないまま思考も身体も停止状態で突っ込みますという具合でしょうか。

典型的なパターンと言えるでしょう。
こういう場合こちらがどうすればいいのか、何がベストなのか考えさせられますね。
目の前には突っ込んでくる車、避けようにも隣の車線にも車。
歩道があれば歩道に逃げれますが、縁石の高さがある程度あるならばそれも不可能に近いものがあります。

停止しろという話もありますが、停止しても相手は突っ込んできているのです
急停止してバイクを捨てて路肩か歩道に避難するのが命を最優先にした場合最適な判断かと思いますが、現実的じゃないですね。

今回は自分がクラクションと減速、後続車がいなかった、対向車線のトラックが減速してくれたお陰で衝突は回避できました。
判断ミスをした女性ドライバーには盛大に中指を立てるジェスチャーを行いましたが。
これに懲りて二度と追い越しをしないことを祈りたいです。
的確な状況判断と行動を示したトラックの運転手には感謝を。


春先の北海道ではそれまで走っていなかったバイクという存在に対する反応が遅れがちになります。
車は必ずと言っていいほど(右直状態や合流など)飛び出してきます。
我々ライダーは事前予測と危険予測の感が鈍っています。
そうしたことからこの時期は事故率が非常に高いです。
それを見越して警察も交通安全運動を行っている次第なわけで(入学シーズンも兼ねている)、とにもかくにもいつもより慎重に、冷静に運転しなくてはならないと感じました。
年々ひどい運転や頭のおかしい運転をする輩が増加していると感じるならばなおさらです。
自分の幸運にはまったく自信が持てませんので、予測能力に関しては早急に鍛え直したいと思われます。



さて、嫌な気分を味わいましたが何もかもがそうではないと景色が雄弁に語ってくれました。

支笏湖 15時30分

場所的に車では停車して撮影するには無理がありますが、バイクであれば可能。
この日はスマホの積載にもちょっと工夫を凝らしてみたのですが、あまり納得のいかないものとなりました。
やはり肩に重さのかかるバッグは自分には向いていないという判断をしました。


ポロピナイの売店はまだ冬季休業中ですが、手前の駐車スペースには数台の車があり賑わっていました。
自分も脇の方に停めて景色を眺めます。



支笏湖ポロピナイより

少し時間が遅い…
ここにきて洞爺湖を周遊したツケを支払わなければならないらしい。
泥でも土でも沈まないTWのサイドスタンドを跳ね上げて、走り出す。

いくらも進まないr730とのT字路。
ここは右手側の国道に一時停止の看板がある。


右手に車、減速していない、やばい、ブレーキ……
若い女性の運転手で助手席にも同じ年齢くらいの女性。
一時停止の見逃し、看板も停止線もだ。

さっそくさっきの事態が役に立ったということだ。
道も間違えたらしいその運転手は、自分の目の前で止まったまま、手で先に進めと合図してくる。
3年より前の自分だったら、、、と思い、ともかく事故を回避できて十分。あとは間違った善意からくる行動をしているやっかいな奴等に、ちょっと気分が悪くなるサインを出して心の中で呪ってやればOKだ。


そしてそんなことはすぐに忘れるような事態になる。
路肩の雪が解けて路面がフルウェットで猛烈に滑ったからだ。
タイヤに問題がある。
現在履いているTRAIL WING TW31とTW34の組み合わせはレイン性能が悪い。
ただ直進するのであれば問題はないが、コーナーはグリップが極端に悪くなる。
だから次のタイヤは純正のTRAIL WING203と204の組み合わせに戻そうと思っていた…と後悔してもどうしようもない。

30キロ以上でコーナーを処理しようとすると後輪がスライドしそうになるのが嫌になるほどわかるので、まったく無理せずに曲がりくねった地点を走る。
追走車も前走車もいない、大変幸運なシチュエーションだったが楽しむには程遠い路面でありました。


そして本日最後のポイント、小林峠をパスする新しい道路、トンネル。

盤渓北ノ沢トンネル 16時59分 北ノ沢側

まだグーグルマップにも載っていません。



赤い部分の両端がそれぞれトンネルの入口になります。
トンネルはどんなものかといいますと、一言で表すと臭い
どういう理由かわかりませんが、換気扇が作動していなかったためトンネル内は排気ガス臭くてたまりませんでした。
トンネルの換気については走行する車両そのものが一種の換気装置の役割を果たしていることは承知しているのですが、それでも換気が追いつかないことが見込まれるので換気扇を取り付けたはず。
3基あってどれも作動していなかったので、もしかしたら不具合で動かしていなかったのかもしれませんがね。

詳しくはこちらを御覧下さいという感じなのですが、正直交通量は減りました。
しかしそれはトンネル工事をしていた大型車両が減少したのが一番大きな要因じゃないかと。
ダンプ走りすぎてましたよね、実際。
そしてそれでも決して交通量が少ないとは言い難い状況で、車の流れはスムーズすれすれ、もう少し増えると渋滞になるという感じでした。
盤渓側の写真も取りたかったのですが、上記のように交通量が多く停めるのが難しかったので断念。
時間的にも厳しくなって、小林峠のほうがどうなっているのかを確認することができませんでした。
通行止とかにはなっていないと思うのですが、道道から格下げされて市道扱いになると維持費の都合から今後どうなるか難しい感じがします。
元々の道路が第2次緊急輸送道路の指定らしいので、望みはあるのではないかと。

ただ、自分のツーリングルートとしては使えないという判断になりました。
混みすぎてやってられないという理由からです。
これならr341の滝野方面へと走り抜けて、南ICから高速道路に乗ったほうがマシです。
均一料金区間だけ乗ればよし。出口が混みすぎて無理だったらそのまま最終地点まで走ればよしという結論に達しました。

次回まとめて終了の予定。

0 件のコメント:

コメントを投稿