2017年6月2日金曜日

5月30日のツーリング その2

小樽市のJR塩谷駅から赤井川へと向かう場合ルートは二つある。
国道5号線で行くか広域農道(通称:フルーツ街道)で行くかだ。

自分は圧倒的に広域農道を走るほうが多い。
去年までは高速道路の工事により、一部の箇所で毎日路面上の土砂を清掃するための水の散布があり、工事車両の大量通行による渋滞、そして重量車の多数走行による路面の悪化など、ともかくひどい有様だったが今は静かになった。

路面の補修は行われていないのでそこだけはひどいままだが。



広域農道は基本的に最初から最後までイエローライン。
見通しも悪く、頑張ればイエローカットが可能な部分が二箇所ほどあるのだが、そこにはシマウマが待ち伏せしていたりするので止めた方がいい。

だからいつもここを走り始める時に祈るのだ。
鈍速車がいませんように、と。

今日は祈りは通じることなく、r753との交差点まで我慢を強いられることとなった。
まあ、確率的には鈍速車がいるほうが多い。



道路脇の果樹園の育成具合を確認しながら速度を上げる。
ゴルフ場前に出れるショートカット道を、今日は使わないと決めた。
そうなれば最後の深い右コーナーで盛大にバンクさせて左コーナーへと切り返す。

だめだこりゃ

車体は倒せるが減速も立ち上がりの加速もよろしくない。
問題点は確認できたが、修正させるのは難しそうだと思ってみる。


何しろ今年は今までで一番走れていない年だ。
何もかもが難しくても仕方がない。

ゆっくりやればいいのかもしれないが、そうしているうちにシーズンは終わってしまうのだ。
まったく困ったことにバイクに乗る時間はいつも足りない。


r753からr36へ。
ゆっくりと走り冷水トンネルへは入らずに峠を走る。
冷水峠は低速コーナー。
CB1100だと減速して3速にシフトダウンしてコーナーを旋回して加速することになる。

だめだこりゃ

TWは軽量車なのでブレーキングに遠慮がいらない。
加えてリアタイヤが冗談みたいに馬鹿でかいバルーンタイヤなので、ロックしてスライドするということがまずない。
イージーな操作でミスをしてもどうにかできてしまう。

どこの誰もが言うのだが、大型バイクは走り出してしまえば楽、というのは大嘘だ。
排気量と重量と馬力が大きくなるほど操作は繊細さを要求し、乗るのが難しくなる。
同じ時間同じ距離を同じ道路を走って疲労度が少ないのはTWの方だ。
大型バイクはただ走らせるだけでも小型のバイクよりも疲れる。

とりあえず減速と加速に問題があるのはわかった。
それは追い追いだ。
ツーリングは始まったばかりで、今日の冷水峠は十分に青かった。

冷水峠 10時2分

日照時間の短さからか、草木の成長が遅い。
いつもの時期ならもうイタドリが邪魔で仕方ないはずだ。

展望所向かえの林道ゲートが開放されていて、手前の(仮)山梨冷水林道入口に切り出された木材が山積みされていた。



展望所向かえの林道は材木伐採用の作業道なのは確認済みなので、多分そこから切り出されたのだろうと思われる。
問題は冷水峠の路面に粘土質の赤土を撒き散らしていることだ。
コーナー部分にも盛大にあるので注意が必要だ。



冷水峠を下り、村内に入る道ではなくトンネル側へ抜ける道を走り、赤井川村を通り抜けるr36をゆっくりと走る。
セコマにも道の駅にも今日は寄らない。

赤井川村は現在大規模な工事を行っている。
北海道新幹線の札幌延伸にともなうトンネル工事…だ。
行き交うダンプ、排出される土砂、それを一時的に置くための土地。
R393メープル街道沿いの森林伐採はこの土砂の置き場なのか? と思ってしまう。
実際はわからない。
わかっているのはダンプの往来でまた道路は荒れていくということだ。


そのR393は、先の冬に路面が相当傷んだのだが補修は結構ずさんで走りづらくなっている。
倶知安方面に向かう方はそうでもないが、余市方面へと向かう場合は注意が必要になる。

平日の混み合わない時間帯。
道路は貸切。
伏撃ポイントにシマウマの影はない。
そこそこの速度で走る。
ツーリング速度。
このくらいでちょうどいいと思う速度で走る。
日差しは強く、暑くも寒くもない。
フルフェイスでよかった。顔はにやけている。



倶知安のセコマまで、このままの速度で走り続けよう。

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