2017年6月20日火曜日

続・6月16日のツーリング

呪いの黄色いテルテルボーズ


6月16日。

この日、北海道は最後の曇天を迎えた。




午前8時半。

鳴り響く目覚まし時計。
鷲掴みにし、ストップボタンを押す。


起床成功とはならず、そのまま布団から出られぬこと小一時間。

前日の予報は終日曇天。
後志より南側は雨予報。

予定していたルートはキャンセルされ、気温も上がらずとなれば、気力が沸かず起き上がれるわけもやむなし。

這いずるようにして布団から出て、何とか出発したのは午前10時半。

北方方面ルート開拓が本日の目的(となった)だが、まったく気が乗らなかった。




自分は北方方面のツーリングルートを一つしか持っていない。
r28(道道28号線)で北上し、R451(国道451号線)とのT字路で西か東かを選ぶ。

西はR231
浜益からオロロンラインを南下することになる。

東はR275
気が向けば滝川まで。
向かなければ新十津川から南下することとなる。


どちらも札幌圏のライダーであれば定番中の定番。
後志人にも定番だ。


昔、と言っても10年は経ってないくらいの昔。
自分の限界が今よりもう少し先にあり、今よりもルートを持たなかった頃は、滝川より北上して帰ってくることもあった。

ただ、今も残っているルートがないので、自分には向いていない道が多かったと思われる。
今日はその確認という意味もある。


思い出したこともある。
滝川より西へと進むルート。
赤平、芦別、R452を壮大に南下して、夕張を経由してr36(万字)を走って帰ってくるルートがある。

きっともう無理だ。
何年も前の暑くてめんどうが少なかったころなら走れたけど。
今はもう無理。



今日は道を間違えず、当別のセコマへと無事にたどり着く。

モンエナが好きだ

最近ツーリング先でモンスターエナジーを飲むことが多くなった。
レッドブルは味が苦手で効果がなかったが、モンエナは確かに効果があって身体に悪そうな感じがする。
味はわりと好きな方。
少なくともリポDとかリアルゴールドよりは好きだ。

昼食のセレクトが絶望的とか、味覚が麻痺しているんじゃないかとか、そういったことはいいのだ。
走っている最中胃から戻りそうにならず、腹持ちが良くて眠くならなければそれでいい。

セコマのホットシェフのカレー、それとサンマ蒲焼重はダメ。
こいつらはツーリング中に食べてはいけない物だと学んだ。


おにぎりの具は梅以外ならとりあえずなんでもいい。
キムチ系もちょっと遠慮したい。

バリバリと食べながら新しく買ったグローブをぼんやりと眺める。

JRP WTN

今までよりもちょっとやわらかい。
変な臭いがしない。
小指球の部分のプロテクションの構造がちょっと違うことに気が付いた。

ただ、全体的なものは同じで今までと変わらないという印象。

恥ずかしくなるほどきれいなブラウンで染められていて、自分の服装でグローブだけ浮いている気がしてならない。
服装に気を使うどころか、蛍光グリーンの反射ベストを装着している時点で、もうどうでもいい。



当別は晴れている…と言ってもいいだろう。

当別川 12時48分

しかし雲は多い。
写真は西方向。

東方向には雲が見当たらない。

林道入口

写真の場所は当別ふくろう湖(以下:当別湖)の東岸へと続く林道の入口。
場所はこちら




座標点から右に進行。
この道はゲートはなし。

工事名の棒

r28に何かあったときの連絡用道路的な位置づけで、同じような道はいくつかのダム湖に見受けられます。
存在は知っていたけど未調査だった道。

ダム湖最大の橋、望郷橋から入るダム湖西岸林道は走破済み。

道路自体はr28からでもちょっとだけ見える。
だから存在だけは知ることが出来ていた道。



当別湖 東岸林道より

路面は普通の砂利道程度なので、TWで何の問題もなく走れる程度。
多分CBでも走れるけど、それはできれば遠慮したい。

道は途中から舗装路となる。


今日のツーリングで一番楽しかった部分。
つまりこの先はダメだったということになるが、当別湖周辺で新しい発見があったのは嬉しい。
既存のルートにまた楽しみが増えた。



R451を東進し、R275で北上する。

記憶はなく、記録は雨竜町のセコマで雨雲を振り切った、とある。

少しだけ雨に降られた気がする。
雨雲を振り切るように走った気がする。

今日はシフトチャンジに苦戦して、信号待ちでNが出ない症状が多発していた。

オイルはウルトラG2で相性バッチリ。
G1とかS9とか入れたらこんな感じでNが出ませんみたいな症状。

クラッチレバーの遊びがちょっと大きいかと思って嫌々車載工具を引っ張り出す。

車載工具を出すってことはつまりめんどうに遭遇していることに他ならない。
使わなければ幸せ、それが車載工具。

不具合の原因

指先のクラッチレバーを固定しているボルトなんですが、裏側にナットがあって取れかけていたのが原因でした。
緩んでいたの一言で済ませられますが、春先に整備したのは自分です。

これ、純正部品で純正オプションのハンドガードですが、レバーを握るとボルトが緩む方向に力がかかるような構造で、ちょっと緩むとレバーを握る度に緩んでいってしまうことになります。

ダブルナットにするなりネジロックするなり対策が必要かと思いました。

このあとは症状は改善しましたが、空模様が怪しい。
胆振地方は予報通り雨となり、その雨雲に追われているのが現状。

振り切ったのをかわさないといけない。


北上を続けてR275の終点まで走り、その先の道道を走るというのは時間的にも天候的にも無理そう。

ならばここで雨雲のない方向へシフトしてしまおうと思い、r94へと入る。

R275→r94

記録に残ってなかったが、記憶には残っていた道。
だいぶ前、2回位は走った記憶がある。

海側の出口にセコマがあり、覚えていたからだ。

ましけのセコマ 15時40分

晴れていた。
セコマのブラインドは全て降り、玄関ドアまでもが遮光されるほど晴れていた。

眩しいと言っても過言ではない。



ここからオロロンラインを南下していくわけだが、多分もうこのルートを使うことはないだろうと思った。

トンネルだらけで、しかもそのほとんどが湿潤注意のトンネルだったからだ。
常時路面が濡れているトンネルってどうなんだろうと思った。
滑って危ないから縦溝切ってやるって安直な方法はどうかと思った。
とりあえず浸水をどうにかするっていう考えはないらしい。

浜益まで隧道と覆道が合わせて14ほどあるはずなんだけど、ともかくどこもかしこも湿潤注意だ。

増毛⇔浜益はよろしくないということで。


ここから先も期待に添えない展開ばかり。

前回強風でぶっ倒れていた旧送毛トンネル北側ゲートは復旧しており調査ができずじまい。

復旧されたゲート

ご丁寧に両側南京錠仕様なので簡単にどうにかすることはできません。
両サイドとも車両が通り抜けられるスペースはなし。
軽トラにバイク積んでラダーで下ろせば話は早いですけど、当然今はバイクしかないのでどうにもなりません。
徒歩で調査はもちろん可能ですが、時間的制限があり今日は無理。


結局今日の収穫は、当別湖岸の林道と…

道の駅建設工事 夕日の丘PA向かえ

R337と写真のR231で道の駅の建設工事をやっているのを知ったのが収穫でした。
R337の方は写真はありませんが、当別町の道の駅になり、話自体は2014年頃からあったみたいです。
場所的に大変良いと思われる当別町の道の駅。
比べて厚田の道の駅はちょっと微妙。

作っちゃうとこの夕日の丘PAの立ち位置が微妙になっちゃうから。
売店の人とかどうなっちゃうのか、道の駅に吸収?
キャンプ場もそれなりに近いし、厚田はまたちょっと騒がしくなりそう。



こうして北方方面ルート探索は終了となりました。
自分はやはり滝川から上に行くというのは向いていないというのがわかりました。

6月16日のルート

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