2016年3月14日月曜日

2016年CB1100シーズン前メンテその1

寒い日が続きましてガレージ作業が出来ない日々でしたがようやく暖かくなりました。
日曜と月曜は連休になっており気温の上がってきた昼過ぎから作業開始となりました。


CB1100のメンテナンスですが基本的にTWとあまり変わりがありません。
一応予定している項目ですが

・フロントフォークオイルの交換
・フロント&リアブレーキのピストン揉み出し
・前後ブレーキフルード交換+クラッチのフルード交換
・オイル+フィルター交換
・増し締め、グリスアップ、灯火類確認

以上のようになっております。

本当に変わりがありませんがかなり面倒が増えていたりします。
特にフロントのブレーキ。
TWは片押し2ポッドですがCBは対向4ポッドでしかもダブルディスクです。
単純に清掃するピストンの数が4倍です。
さらにリアブレーキのキャリパーを清掃するにはタイヤを外さなくてならないので、とても面倒くさかったりします。

で す が や ら な け れ ば な り ま せ ん

まずはトップキャップの位置を記録します。


毎回最初はどうだったかという事になっておりますのでこれで安心です。
続いてフロントフェンダーを外し、ブレーキキャリパーを外してビニール袋で吊るして、アクスルボルトを緩めてシャフトを抜いてタイヤを外します。
この辺はTWと共通作業ですので写真は割愛、と申しますか撮影してませんでした。
フェンダーの裏が猛烈に錆びていましたがいつもの事なので見なかったことにせず、後で輝きデルモンデで磨こうと思いました。

とりあえずこの状態まであっさりと完成。

TWは車体のかなり前の方のエンジン下にジャッキを掛けるのですが、CBは車体中央寄りのフレームにジャッキをかけるのであまり安定しません。
ぐらぐらするのでセンタースタンドではなくリアスタンドを使用したほうがよかったかもしれません。
というのもトップキャップを緩めるのに苦労したからなんです。
タイヤを外す前に緩めておいたほうが無難そうです。(サビマニュではタイヤ外し後に緩めるとある)

フォークのプリロードを記録して
上から3本目の線
フォークを外して三叉のクランプ内を確認して今回も無事に死亡


アンダーブラケット側のクランプはどうしてどいつもこいつも錆びますかね?
CB1100はTWよりも錆び具合がひどくてフォークのインナーチューブにまでサビが移っていました。
オーバーホールする時はインナーチューブも交換しなければダメかな-と思います。
ブラケットのサビはペーパーでも当てようかと思いましたが結局シリコングリスを薄く塗って処理しました。
あまり削りたくなかったとの理由からですが輝きデルモンデで磨けばよかったかと少し後悔しております。


フォークの方はキャップを緩めてオイルをだばーしてみましたが全然汚れておりませんでした


入れた時のままの色で出てきた感じがします。
新車から3年後の初回車検時に交換してから18908キロ、2シーズン走行後の状態がこれになります。
こういう状態なので自分は断言しようと思います。

フォークオイルは新車であれば2万キロで交換、中古は買った時に交換すればその後OHまで交換の必要なし

例外としてスプリングを交換したりフォークをアッセンブリ交換した場合はやはり2万キロ目安で交換したほうがよろしいでしょう。
ちなみに初回交換の時はオイルが真っ黒で腐ったような臭いを放ち大量のスラッヂが混入しているので激しく交換をお勧めします。
TWは結構フォークの動きが変わりましたよ。

この先の作業もTWと変わりがありません。
フォークを逆さまにして放置してオイルを抜いたら普段清掃できない箇所を清掃してオイルを入れます。
CB1100はオイル量:495±2.5cm3となっており、オイルレベルは117ミリとなっております。
フォークオイルは1リットル入りですので結構ぎりぎりの量かと思いますが、実際はかなり余裕があります。
メスシリンダーで500mlを入れましたが結局油面レベルは規定値よりも上でした。
なのでフォークオイルの交換だけであれば1リットルあれば足りるということになります。
OHですとフォーク内のオイルは全て除去されるので少々足りなくなるかもしれないのでご注意を。

途中思い出したことがあります。
それはフォークについているダストカバーです。
内側の画像になります
TWはフォークブーツになっていて空気抜きの穴から水が侵入した挙句抜けないという構造になっており、中のシールクリップが猛烈に錆びて発狂するという構造になってますがCBのカバーは水は侵入しないようになっております。
が、このダストカバーは個体差があるのか紫外線に弱いのかよくひび割れてダメになったという話を聞きます。
自分のは当たりが良かったのかガレージ保管の賜物かわかりかねますが6年経過でも特に目立った外傷はありません。
しかし初めて中を見ると白くなってました。どうしてでしょう…
シリコンスプレーでツヤツヤにしてついでにフォーク側のシールクリップ周辺にもスプレーしておきました。

クリップ周辺はエアダスターで細かいホコリなどを飛ばしたほうが無難そうです。


用意ができたらフォークを車体に取り付けて完成。

芯出し作業がまだなので次回はそこから始める予定です。
それではまた。

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