2016年3月3日木曜日

2016年TW225シーズン前総合メンテその1

今日はかなりの降雪がありました。

しかし気温はプラスでしたので昼ごろからガレージで作業を開始しました。


例年通りのメンテ以外に今年はフォークオイルの交換があるので少々手間がかかります。

ちなみに乗り出し前のメンテ項目はだいたい…


  • エンジンオイル&フィルター交換
  • プラグ交換
  • ブレーキフルード交換
  • Fディスクブレーキピストン揉み出し
  • リアドラムブレーキ清掃
  • 各部グリスアップ
  • 各種ボルトナット増し締め
  • 灯火類確認


上記のような感じとなっており車検整備とほぼ同じような内容です。

本日の作業はブレーキフルード、Fフォークオイルの交換(途中まで)を行いました。


まず先にフルードの交換を行いました。

ワンウェイバルブ+シリコンチューブ
巷には多数のフルード交換キットやセットが販売されておりますが自分はこれで十分です。

一応ガレージにはコンプレッサーで使える交換キットやシリンジタイプの物もあるのですが、それらを使うと気泡が消えずに作業が終わらない事態となったので一番シンプルで使い慣れたものをしようしております。

このワンウェイバルブなんですが、一度詰まっていたのか錆びていたのかわかりませんがフルードが流れなくて暴発したことがあります。


そのため使用前に必ずシリンジで空気を流し込んで詰まりがないか確認するようになりました。


このチューブを車体側にぶっ刺して以下の図のようにします。

ウインドウォッシャー液のボルトを利用
取っ手が付いているので余っているチューブをまとめるのに便利です。

使用しているコンビレンチはこのためだけに買った12ポイントの8ミリレンチです。

ブレーキフルードはそこまで汚れておらずリザーバータンク内も綺麗でした。

以前は2年に1回の交換でしたが色々問題が出たので年1の交換になりました。

マメに交換するとピストンの固着やサビの発生をかなり抑制できるのでオススメです。


エア噛みはまったくなかったのですぐに交換は終了して次の作業に突入。

フォークオイルの交換になりますが、それには当然フォークを外さなければなりません。

カウルのないTWは外すのはまったくめんどうではないと思っていたのですが…

メーターバイザーを付けているぶん外す物が多くてまりましたω


外すのが初だったので以外に時間もかかりました。

まあ取り付けた時のボルト・ナットの問題が解決できそうだったのでよしとしましたが…


フォークのトップキャップは車体に付いている間しか緩められないので、そこだけ忘れずに緩めてしまえばフォークを外すのは簡単です。

外す前にこいつで芯出しが出来ていたのかを確認します。

モーションプロのアライメントツール
意外にもしっかりと芯出しができていました。

ちなみに前回のフォークオイルの交換の時に芯出しをしなかったのですが組み上げ方がうまくいったのだと予想されます。

フォークに付いているケーブル類、ブレーキキャリパー、タイヤなどを外して三叉のボルトを緩めてフォークを落下させます。

三叉の中は相変わらずサビが…

下側
上側はサビがないのですが下側のサビはちょっと酷いですね。

フォークのインナーチューブにサビが移るのが怖いので今回は対処しようと思います。

いつもシリコンスプレーでごまかしてましたがやはりダメですね。


フォークはオーバーホールではなくオイル交換だけなのでトップキャップを外して中のカラー、ワッシャ、スプリングをぞろぞろと引き抜いてオイルをだばーすれば完了となります。

だばーしたフォークオイル
やや濃い目の紫色なのがおわかりになるかと思います。

これ、あまり汚れておらず臭いもなくて拍子抜けでした。

最初に交換した時はそれはもう絶望的な代物でして…オイルは真っ黒、何か腐ったような臭い、大量のスラッジなどでドン引きしました。

今回もおそらくそうであろうと思っていたのですが、どうやら前回は初期の当たりが出る状態までの汚れがひどかったというだけで、そこからの劣化や汚れはそうでもない…らしいです。

ちなみに最初に交換したのは2013年11月6日、距離は19277キロの時でした。

今回はそこから2年くらい。距離は29656キロなので1万キロの走行で交換となっております。

新車で購入しているので最初に入っていたのはヤマハのフォークオイルでしょう。

自分が入れたのはスズキのフォークオイルです、安かったので…

交換直後の走行で違いに気付けたのですが、今回はそこまで劣化していないので違いはなさそうです。



外したフォークはオイル皿の上に網を置いて1日放置プレイで中のオイルを抜きます。

逆さにして完全に放置
固定しているわけではないので地震が来た場合倒れます。

前回の時も地震よ来るな!と念じました。今回は来ないことを祈ります。


スプリングとカラーは新聞紙の上で放置します。


こちらは後ほどパーツクリーナーで洗浄して組み込むことになります。



この後ピストンの揉みだし作業をする予定でしたがちょっと問題が発生。

フロントフェンダーの取り付けに使っていたボルトのネジ山が全てダメになっていることが判明しました。

原因がちょっと不明なんですね。

取り付けにスプリングワッシャを使っていたのが原因かもしれないと推測できるのですが、それだけで説明ができそうもないという感じでして。

ああ、自分のTWは社外品のフェンダーを使っていてボルトは純正品ですがナットは適当に見繕ったものを使用しました。

これをどうしようか少し悩んで、あると思っていたオイルフィルターがなかったのでモノタロウでまとめて注文することになりました。

さすがにホームセンターではフランジボルトの取り扱いがありませんので。


次回はブレーキキャリパーの清掃、ピストン揉み出し作業の予定です。

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