2016年3月14日月曜日

2016年CB1100シーズン前メンテその2

次会は芯出し作業とか書いてましたが、キャリパーを付けずに芯出し作業とかヘソで茶が湧くぜという次第でございます。

それでは今回は予定を変更しましてピストンの揉み出し作業とさせていただきます。
その前に…
フェンダーの裏の錆の状況ですが以下のようになっております。

新車でCB1100を購入したなら真っ先にフェンダーを外して防錆処理する事をお勧めします。
実際防錆処理をした方のフェンダーを見たことがあるのですが、まったく錆は発生せずとても綺麗な状態のままでした。
正直な話として裏側をクリア塗装するだけで錆なんか発生しないのでケチらず最初からやってほしいとホンダに願いたいほどです。
余談ですがリアフェンダーも同じように錆びます。

さて、輝きデルモンデで磨こうかと思いパークリをかけて汚れを除去してみましたが落ちません。
ガラスクリーナー、風呂場で水洗い、556からのボンスターなどの案が脳内をよぎりましたが今回は錆取り剤を採用しました。


花咲かGの錆取りです。
普通の錆ならこれでほぼ取れるのですがあまりにも錆びているものには効果が薄いです。
今回のフェンダーも錆取り液に浸すレベルなのであまり期待せずハケで塗って放置しておきます。


放置している間にピストンの揉み出し作業を進めます。
まずは両方のキャリパーを外している状態なので片側だけ付けます。
そうしないとブレーキレバーを握った時に両方のピストンが出てしまい作業にならないからです。

だ か ら ダ ブ ル デ ィ ス ク は め ん ど う な ん だ !

と心のなかで叫びましたがどうしようもありません。
微妙に出ているピストンが手で押し込んでも戻らないので、マイナスドライバーを突っ込んでテコの原理で押し込んで装着。
右側のキャリパーを仮固定して左側から作業開始となりました。
なお、揉み出しの際には必ずリザーバータンクのフタを外してフルード量を確認しましょう。
多いとピストンを戻した時に溢れるという惨事が起こります。

スライドピンを引っこ抜いてスプリングとパッドを外してピストン内部を確認。
錆はないですね。右側のピストンはありそうですが…
外した部品はどれも汚い有様。


画像はすでに磨いた状態なのですがもうちょっとマメにマジックリンをかけて洗ったほうがいいというレベルの汚れ方でした。
パッドの残量はまったく問題ないレベル。
ちなみに使っているパッドはライズコーポレーションのブレーキパッドなんですが、激安だけあって問題があります。
そのへんはまた今度にして、自分はツーリングがメインなので街乗りに比べブレーキの使用が少ないので減りがあまりないようです。
リアブレーキは結構多用するので減ってると思われますが、ディスクの方も厚さは大丈夫でした。

ピストンはレバーをにぎにぎして出てきたのが4個中1個だけという有様。
固着とまではいきませんがかなり渋い状態でした。
揉み出しは例によってブレーキラバーをかけてキャリパーピストンツールでぐりぐり回し、ウェスで汚れを拭き取り手でピストンを押し込んでまたレバーを握って出して…の繰り返しになります。

結構すぐにピストンの状態が良くなったので作業を切り上げました。
洗浄したピンやパッドを組み上げてキャリパーをサスに装着完了。

そして錆取りをして放置していたフェンダーはと申しますと…


まるで駄目ですね!

ウェスで拭きあげたところあまり錆びていない部分は多少よくなりましたが、中心部分の猛烈に錆びている箇所はもうどうにもならなそうです。
最後にシリコンスプレーを吹いて仕上げましたが、こいつも錆びて朽ち果てる前にモトラビさんにブラストしてもらって塗ったほうがよいと思いました。



今日の作業は以上です。
次回は右側のキャリパーピストンの揉み出しになります。

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