2016年3月5日土曜日

2016年TW225シーズン前総合メンテその2

前回の最後

次回はブレーキキャリパーの清掃、ピストン揉み出し作業の予定です
はい、大嘘書きましたすいません!

次回はばらしたフロントフォークの組み立てが正解ですね。

それでは早速参りましょう。



まずはあると思って無かったオイルフィルターがやはりあった件!

UTCオイルがいっぱい入った箱に入っていた
フロントフォークオイルを探している最中に出てきました。

どうやらいつもと違う場所に入れていたのがダメだったようです。

別にたくさんあっても困ることはありません。

年2回のオイル交換で2回ともフィルターを交換してもよし。

来年の使用に回してもよし。

いや、言い訳です。

やってしまった感はあります…すいません。


さて、一日中ひっくり返して放置したのでフォーク内のオイルは抜けきっておりました。

OHではないので厳密には若干残っていますがそこは気にせず作業します。

手順は
  • スプリング・カラー・ワッシャ洗浄
  • フォークオイル注入
  • エア抜き後、規定の油面レベルに調整
  • 洗浄したスプリング類を入れる
  • トップキャップを締める
以上になります。

洗浄に関しては難しいことはありません。

ストーブを使用しているので火災に気をつけて主にスプリングを洗浄していきます。

これはスプリングに付着しているフォークオイルが原因で油面レベルが変化してしまうのを避けるためです。

洗浄後は放置時間が長いとすぐに錆びるので作業を急ぐ必要があります。


今回投入のフォークオイルはいつもと同じくスズキ純正フォークオイル、粘度は10Gを使用します。

光っている意味はありません
このフォークオイルを使用する理由はただ一つ、安いからです。

ぶっちゃけるとフォークオイルは粘度さえ同じであれば違いがあるとは思えません。

減衰力が発生している以上熱も当然発生するのですが、高いオイルだともしかしたらそのへんで違いが出るかもしれません。

気にせず進めます。

TWのフォークオイルは規定量が238ミリリットルで手持ちのメスシリンダーでは計測不可能となっております。

目盛りが足りないのでどうしようもありません。

ついでに相当頑張らないとメスシリンダー内にオイルが残るので規定量を計って入れるのはまず無理です。

そのためこういう工具を使うことになります。

油面レベルゲージ袋詰
マシな写真がなくてすいません。

買うとそれなりの金額になる工具なのでマックシェイクのフタとストローでよく自作されますが自分は購入に踏み切った派です。


まずはメスシリンダーにオイルを規定量よりやや多めに入れます。

規定量が238ミリなので250くらいは入れます。

入れた後はエア抜き作業がありインナーチューブを上下にシコシコさせてエアを抜きます。

そのあとエアが抜けきるまで少し放置して、そのあいだにスプリングを洗浄。

洗浄が終わったらレベルゲージを差し込んで油面レベルを135ミリに合わせます。

1本はすぐに出来たのですがなぜかレベルゲージが詰まりもう1本の油面調整ができなくなりました。

古いオイルが入ったまま放置したのがダメだったんでしょうか?

ゲージ棒を外してシリンジを勢いよく押すとかなり下品な音と共にオイルが排出されて直りました。

油面を合わせたらインナーチューブを引っ張ってスピリング・ワッシャ・カラーの順に入れてトップキャップを締めれば完成です。

トップキャップにOリングが付いているのですがこれはできれば新品に交換したほうがいいです。

再利用する場合は薄くフォークオイルを塗ってから締めようにしましょう。

完成したフロントフォーク。


余談ですがダンボールでフォークを垂直にさせる方法ですが、ダンボールに☓字に切込みを入れてフォークをそこにぶっ刺せば完成します。

一応自分はレベルゲージに水平器を付けてフォークオイルを抽出してますが、そこまで神経質にならずともよいらしいです。

フォークの上の方は普通に空気が入っていてダンパーオイルも規定量近くが入っていれば構造的に問題がないでしょうからね。

え?左右の重量バランス?

TWは左右のフォークのアウターの作りが違うのでそもそも重量が同じではないですし。

それでもきっちり合わせたいと感じるなら神経質と言ってもよろしいでしょう。

自分は神経質であります!

次回こそキャパー清掃とピストンの揉み出しをしたいと思われます。

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